アルフレッサのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/24更新
はじめに
アルフレッサ株式会社は、東京都千代田区に本社を置く商社です。
アルフレッサホールディングス傘下の会社で、医薬品、医療用検査試薬、医療用機器などの卸売を行っています。
この記事では、アルフレッサへの就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にアルフレッサならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、アルフレッサが求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、アルフレッサの内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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アルフレッサの概要
出典元：アルフレッサ
初めに、アルフレッサとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
アルフレッサとは
アルフレッサは、国内外の主要な製薬企業、医療機器メーカーと取り引きを行っています。
35万アイテムを超える医薬品、医療機器、試薬、栄養食品を取り扱う「フルラインの品揃え」や、特定のメーカーに偏らない公正で高度な情報の提供をしている企業です。
デリケートな製品である医薬品の品質を保持し、確実かつタイムリーに提供する独自の物流システムなどを強みに、顧客からの信頼を獲得しています。
主な事業内容は、医療用医薬品、医療機器、医療用検査試薬、介護用品、健康食品、一般用医薬品等の卸売販売などです。
製薬メーカーで製造された医薬品などを、地域の病院やクリニック、調剤薬局に販売する役割を担っているのです。
また、地域医療連携に貢献できる体制も整っています。
設立から60年、アルフレッサグループという安定した経営基盤のもと、医療の充実に貢献し続けていると言えるでしょう。
アルフレッサグループは「人財」こそ、将来にわたる持続的成長の原動力と考えています。
すべての人が活力ある生活を送れるよう、あらゆる医療ニーズに柔軟に対応し、挑戦に対する意欲を持ち、成長し続ける人材の育成に注力しているのです。
アルフレッサの採用難易度
アルフレッサの採用難易度は平均的です。
東京大学や京都大学のような一流大学から多くの応募があるため、ライバルのレベルは高く、採用への難易度は一見高く見えます。
しかし、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるのです。
その他の理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないため
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないため
- 給与や福利厚生が特筆して良いわけではないため
よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、難しすぎることはないでしょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
アルフレッサの採用大学
アルフレッサの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
| ＜大学院＞ 大阪薬科大学、香川大学、北里大学、慶應義塾大学、昭和薬科大学、城西大学、東京大学、東京理科大学、広島大学、明治薬科大学、横浜市立大学、琉球大学 ＜大学＞ 愛知学院大学、愛知淑徳大学、青山学院大学、亜細亜大学、追手門学院大学、大阪大学 |
上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、アルフレッサは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
アルフレッサが求める人材とは？
アルフレッサ株式会社は、求める人材として下記のものを公表しています。
グループ会社の1つであるため、他のグループ会社でも共通になっている可能性が高いです。
- 生命を支える仕事への強い使命感：
生命を支える仕事に携わる一員として、高いレベルで備えていることが求められる価値観です。
医療従事者が本来の医療に専念できるよう、医療愛料SPDのスペシャリストとして尽力していきます。 - 信頼を得るための高い倫理観：
信頼感を築くために欠かせない資質であり、生命に関わる仕事を任せられるために必要不可欠です。
しっかりルールを遵守し、便潜血研検査製品の品質向上に努めます。 - 未知なる領域への挑戦心：
その時々の経営環境下で、新たな価値やビジネスを創出するため、最も大切な要件とされています。
現地の文化への習慣を理解し、ベトナムでの事業展開を主導していきます。 - 環境変化に対する適応力：
新たな事業環境や職場環境に素早く適応し、固有の能力を十分に発揮してチームの成果に貢献できる力です。
顔の見える地域の医療従事者として、一人一人の患者様に寄り添っていきます。 - 持続的成長を叶える高い専門性：
ともに働く皆さんが、グループの持続的成長のために必要な機能において、豊富な知識経験を有し、各自の個性や才能を存分に発揮することを求めています。
アルフレッサホールディングス各社の採用方向性の違いは？
アルフレッサホールディングスとアルフレッサは、新卒採用において同じような「求める人材」を掲げています。
アルフレッサホールディングスでは、以下のような人材を求めています。
- 生命を支える仕事への強い使命感：
生命を支える仕事に携わる一員として、高いレベルで備えていることが求められる価値観です。 - 信頼を得るための高い倫理観：
信頼は、生命に関わる仕事で必要不可欠な資質です。 - 未知なる領域への挑戦心：
その時々の経営環境下で、新たな価値やビジネスを創出するため、最も大切な要件です。 - 環境変化に対する適応力：
新たな事業環境や職場環境に素早く適応し、固有の能力を十分に発揮してチームの成果に貢献できる力です。 - 持続的成長を叶える高い専門性：
ともに働く皆さんが、グループの持続的成長のために必要な機能において豊富な知識経験を有し、各自の個性や才能を存分に発揮することです。
アルフレッサでも、概ね同じビジョンのもと採用活動を行っています。
- 信念を持ち、考えがぶれない。一本筋が通っている
- しなやかで柔軟性があり、臨機応変な対応ができる
- 探究心が強く、本質（隠れたニーズ）を追求する
- 真摯に人に向き合い、まじめ、誠実に対応できる
マーケティングスペシャリスト職（営業職）においては、2023年4月以降に大学、大学院を卒業予定の方が対象です。
フレックスタイム制の勤務ができるでしょう。
薬剤師職においては2023年4月以降に大学、大学院を卒業し、薬剤師免許を取得見込みの方が対象です。
こちらは8/30〜17:00の実働7.5時間です。
また、各種社会保険、ワークライフバランス支援制度などの福利厚生も充実しています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、アルフレッサのマイページで案内されているのでぜひご覧ください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、就活生がどのような人物か、自社でどのように力を発揮できるかを知りたいのです。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、就活生がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントと言えるでしょう。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まるでしょう。
以下の例文を参考にしてください。
結論：私が医療系卸売業を志望する理由は、医療業界への貢献と社会的意義を感じるからです。
具体例：医療系卸売業は、医薬品や医療機器などの供給を通じて、医療現場の支えとなり、患者さんの健康と生命を守る重要な役割を担っています。
この業界で働くことにより、直接的ではないものの、人々の健康に寄与し、社会に貢献できることに大きな魅力を感じます。
結論2：また、医療系卸売業は、医療業界の中でも特に変化が激しく、新しい医薬品や医療技術の情報を常にキャッチアップし続ける必要があります。
具体例2：このような環境は、私が常に学び成長し続けることを可能にし、自身のスキルアップにも繋がると考えています。
結論3：最後に、医療系卸売業は、社会の高齢化が進む中で需要が増加しており、安定したキャリアを築くことが可能です。
具体例3：このような背景からも、医療系卸売業には大きな将来性を感じており、私のキャリアビジョンにも合致しています。
以上の理由から、医療系卸売業を志望しています。
アルフレッサの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばアルフレッサは、「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けします」を実現することを、バリューやビジョンの一部として掲げています。
一人ひとりがこのビジョンに共感し、自ら考え行動することで、より良い未来を築いていくことを目指しているのです。
もちろん、上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
その強みを活かし、自分のやりたいことや将来像にマッチする形で文章を作成してもいいでしょう。
大事なのは、数ある医療系卸売会社や代替可能業界がある中で、なぜ「アルフレッサ」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番注目されるのは、文章の構造や論理展開に問題がないかです。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをしておくといいです。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系（見られている点：熱意、情報収集能力）
(b) 過去の経験系（見られている点：コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質）
(c) 未来目標系（見られている点：大局観、未来志向、社会貢献性）
(d) 価値観系（見られている点：個性的か、適性があるか）
(e) その他（長所・研究内容）
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
アルフレッサの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
医療系卸売業界のエントリーシート
志望動機
・医療系卸売業界の営業を志望する理由をご記入ください。（400文字以下）
【記載例】
私が医療系卸売業界を志望する理由は、医療品の供給に助けられたことがあるからです。
小さい頃、祖母が慢性疾患で苦しんでいたとき、祖母の生活を支えていたのは医療品の確実な供給でした。
その経験から、医薬品がどれほど人々の生活に不可欠であるか、そしてそれを支える医療系卸売業の役割の重要性を深く理解しました。
医療系卸売業に携わることで、私も多くの人々の健康と生活を支える一翼を担いたいと強く感じています。
また、この業界は常に新しい医薬品や技術が登場するため、学び続ける姿勢が求められます。
私はこのような変化に対応し、成長し続ける環境で働きたいと考えています。
祖母との経験を通じて見えた医療系卸売業の価値を追求し、社会に貢献することが私の目標です。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
また、自分の現在軸から未来軸へ論理構造を作ることで、アルフレッサで何をしたいのかが分かりやすいです。
・医療系卸売業界の管理薬剤師を志望する理由をご記入ください。（400文字以下）
【記載例】
医療系卸売業における管理薬剤師を志望する理由は、医療現場への迅速かつ正確な医薬品供給の重要性を深く理解しているからです。
私の経験から、医療品の適切な供給が患者さんの健康と生命を守る基盤であることを学びました。
管理薬剤師として、薬剤の流通管理における品質保証や効率化を推進し、安全な医薬品が適切に患者さんに届けられるようにすることに貢献したいと考えています。
また、医療系卸売業では、最新の医療情報や医薬品に関する知識を常に更新し続ける必要があり、このような環境で働くことで、私自身の専門性をさらに深め、成長していくことができると考えています。
医療系卸売業の管理薬剤師として、医療の現場を支える重要な役割を担い、社会に貢献することが私の目標です。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
自己PR
・自己PR（何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください）（400字）
【記載例】
私の強みは、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる力です。
その強みを発揮した経験として、大学時代に所属していたボランティアサークルでの活動が挙げられます。
サークルでは、地域の子どもたちを対象とした学習支援を行っていました。
ある時、ある子どもが勉強になかなか集中できずに困っていました。
その子どもは、家庭環境が複雑で学校でもいじめを受けていたのです。
私は、その子どもとじっくり話をし、信頼関係を築きました。
その結果、その子どもの表情は明るくなり徐々に勉強に集中できるようになりました。
この経験から、困難な課題に対しても粘り強く取り組み、最後までやり遂げる大切さを学びました。
また、相手の課題や悩みを理解し、その人にとって最適な解決策を導くことができることも学びました。
この強みを活かして、医療に携わる者として課題を解決し、社会に貢献していきたいと考えています。
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点が評価できます。
また、時系列に順序だてて、かつ端的に表現している点は評価ポイントでしょう。
しかし、上記の文章では「ボランティア活動」の成果が必ずしも医療系卸売業に応募する根拠とはなりません。
そのため、エントリーシートが通過したとしても面接時に深堀りされる可能性があることを念頭に置きましょう。
まとめ
この記事では、アルフレッサの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
アルフレッサは、医薬品、医療用検査試薬、医療用機器などの卸売を行っている企業です。
このような背景を持つアルフレッサでは、「すべての人に、いきいきとした生活を創造しお届けする」を存在意義として掲げ、この精神に共感できる人材を求めています。
特に、アルフレッサでは社会的使命感や、他者と協調・連携し目標に向けて努力できる力を重視しています。
また、社会の発展に寄与したいという強い意志を持つ人材も評価されるでしょう。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、アルフレッサの内定に一歩近づくための参考になることを願っています。
