岡谷鋼機株式会社のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/24更新
はじめに
この記事では岡谷鋼機株式会社（以下岡谷鋼機）への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に岡谷鋼機ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、岡谷鋼機が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、岡谷鋼機の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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岡谷鋼機の概要
出典元：岡谷鋼機
初めに岡谷鋼機とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
岡谷鋼機とは
岡谷鋼機は、幅広い分野で事業展開する独立系商社であり、江戸時代から350年以上の歴史を持っています。
鉄鋼事業を基盤としながらも、時代の要求に応えて多角化し、素材から製品までのものづくりに関する商材をサプライチェーン全体で提供しています。
鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業の4つの事業分野で展開し、年間売上は連結で9,000億円以上にも達します。
また、世界23カ国に拠点を持ち、国内外に多数の製造子会社を有しております。岡谷鋼機は、ものづくりの発展に貢献し続けており、名古屋証券取引所プレミア市場に単独上場しています。
岡谷鋼機の採用難易度
岡谷鋼機の採用難易度は高いとされています。
就職偏差値・難易度は57であり、採用倍率は 18.6 倍の人気企業で、難易度を高めております。
この高い難易度は、岡谷鋼機が幅広い事業領域での活動や世界的な展開、そして長い歴史による信頼性など、多くの魅力を持つ企業であることを反映しています。
岡谷鋼機の採用大学
岡谷鋼機の採用大学の実績は以下の通りですが、偏差値が高い大学も採用大学にありますが、岡谷鋼機は多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。
よって、所謂学歴フィルターは存在していないと考えられます。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしておいてください。
| ＜大学＞ 文系 理系 |
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
岡谷鋼機が求める人材とは？
結論から言うと、岡谷鋼機のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
岡谷鋼機では、「情熱」「好奇心」「主体性」「誠実性」を持って挑戦できる人材を求めています。
また、革新の心を持ち、世界市場で新たな商社機能を発揮したり、技術革新にチャレンジしたり、環境分野への取り組みを強化する人材も求めています。
岡谷鋼機各社の採用方向性の違いは？
岡谷鋼機の関連会社は、新卒採用において異なる「求める人材」を掲げています。
関連グループ会社のなかから、3社の求める人材をご紹介します。
株式会社NaITO
株式会社NaITOは、プラスチック部品や電子部品の開発・製造、遊技機の役物や筐体の企画・デザイン、試作、金型設計・製造、そして遊技機の量産など、多岐にわたる事業を展開しています。
人との関わりを大切にし、チャレンジ精神や自己責任を重んじる企業です。
営業職では、人間関係の構築や、他者支援の能力を高く評価し、失敗を恐れずに前進する姿勢を求めております。
岡谷マート株式会社
業界をリードするための、チャレンジ精神に満ちた人物を求めています。
岡谷マート株式会社は、管工機材や鉄鋼材、土木建築資材などの物品販売や受託販売、住宅設備機器やビル付帯設備機器の販売や設備工事の請負を行っており、変革と成長を目指す人材と共に業界を牽引したいと考えています。
岡谷マート株式会社は、日々変化する市場において積極的に変化に対応し、常に成長し続けることを目指しています。自己成長に対する強い意欲を持ち、常に新しい知識やスキルを吸収し、実践する姿勢が重要になります。
岡谷鋼機九州株式会社
情熱と好奇心を持ち、主体性と誠実性を発揮し挑戦する人材を求めています。
当事者意識を持ち、協業を重視し、責任感を持って行動し、最後まで成し遂げる姿勢が必要となります。
常に飾らず、誠意を持ち続けて、好感が持て、高い倫理観を持ち、信頼される人物を求めています。
岡谷鋼機九州は、地域密着型経営と、ものづくりに貢献する最適な調達パートナーとして、2008年に営業を開始した岡谷鋼機のグループ企業です。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が鉄鋼や非鉄金属を志望する理由は２つあります。
理由:1点目は、これらの素材が製造された製品が日常生活で活躍し、その役割を果たしている姿を目にし、その実感を得たいという思いがあります。
具体例:例えば、高速道路の橋や建築物、または日用品としての家電製品など、自ら手がけた素材が生活に密着している光景を見ることが出来ます。
結び:自分の仕事が社会に貢献しているという誇りが感じられます。
理由:2点目は、鉄鋼や非鉄金属の研究開発によって新たな製品が開発され、それが多くの分野において推進力となることに貢献したいという意欲があります。
具体例:これらの素材の特性や性質を活かした新しい製品が生み出されることで、産業界や社会全体に革新をもたらします。
結び:持続可能な未来を築くための一翼を担えることにやりがいを感じます。
以上の理由から、鉄鋼や非鉄金属に関わる仕事に興味を持ち、自らの能力を活かして社会に貢献したいと考えています。
岡谷鋼機の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えば岡谷鋼機であれば「世界市場において、ものつくりに貢献する感性豊かな“グローバル最適調達パートナー”を目指します」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん、上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば岡谷鋼機は、環境分野への取り組み強化も戦略として掲げており、環境配慮型の製品や素材の販売の拡大、省エネ・省資源、軽量化、水資源対策などに関する取り扱いの拡大、未来型都市計画の推進、震災復興支援への協力などを進めています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「岡谷鋼機」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系（見られている点：熱意、情報収集能力）
- 過去の経験系（見られている点：コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質）
- 未来目標系（見られている点：大局観、未来志向、社会貢献性）
- 価値観系（見られている点：個性的か、コンサルタント適性があるか）
- その他（長所・研究内容）
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
岡谷鋼機の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
岡谷鋼機のエントリーシート
志望動機
・岡谷鋼機を志望する理由をご記入ください。（500文字）
【記載例】
私が岡谷鋼機を志望する理由は2つです。
1つ目は、岡谷鋼機が掲げる「世界市場において、ものつくりに貢献する感性豊かな“グローバル最適調達パートナー”」の経営理念に深く共感します。
私は、ものづくりに情熱を持ち、常に新たな価値を創造することに興味を抱いています。岡谷鋼機であれば、お客様の課題に向き合いながら、最適なビジネスモデルやサプライチェーンの構築を通じて、革新的な解決策を提供することができると信じています。
2つ目は、岡谷鋼機が地球環境の保全と経済社会の持続的な発展を念頭に置き、社会に貢献する姿勢を持っていることに、とても魅力を感じます。
私は、企業が利益を追求するだけでなく、地域社会や環境への責任を果たすことが重要だと考えています。
岡谷鋼機であれば、社会的使命を果たしながらも、ビジネスの成長と発展を両立させることができると確信しています。
岡谷鋼機の経営計画に示された「ものつくりへの貢献」「感性」「グローバル」というポイントは、私のキャリア目標と一致しています。
私は常に技術革新に挑戦し、他のものづくり企業との協業を通じて、世界の産業に貢献したいと考えています。
岡谷鋼機であれば、そのような志を実現するための環境や機会が豊富に提供されると期待しています。
ポイント:エントリーシートの書き方ポイントは、以下の通りです。
結論を明確にする
志望理由を冒頭で明示し、岡谷鋼機への熱意や共感を強調する。これにより、読者に明確なメッセージを伝える。
経営理念との関連性を示す
岡谷鋼機の経営理念に共感する理由を具体的に述べ、自身の価値観や志向との関連性を示す。経営理念との一致が自己の志望動機を裏付ける。
社会的貢献への意識をアピールする
岡谷鋼機が社会的使命を果たす姿勢を強調し、自身も社会や環境に貢献することへの意欲を表明する。企業としての社会的責任を理解している姿勢を示す。
キャリア目標との整合性を示す
自身のキャリア目標と岡谷鋼機のビジョンとの整合性を示す。経営計画に示されたポイントと自身の志向や目標が一致していることを強調する。
具体性と説得力を持たせる
抽象的な表現にとどまらず、具体的な経験やスキルを交えて自己PRを行う。読者に自身の価値を的確に伝えることで、説得力を高める。
自己PR
・自己PR（大学時代にチームで力を入れ取り組んだこと）（600字）
【記載例】
私は大学時代、チームで力を合わせて二つの大きなプロジェクトに取り組みました。
1つ目の国際交流イベントでは、留学生と日本の学生が交流できる機会を創出しました。
私たちは異文化間の理解を深めるため、様々な文化を尊重しながら、共通の課題に取り組む場を提供しました。
このプロジェクトでは、岡谷鋼機の経営理念である「ものつくりへの貢献」が具体化されました。
異なるバックグラウンドを持つ人々が協力し、新たな価値を生み出すプロセスに参加することで、ものづくりにおける多様性の重要性を実感しました。
2つ目の、地域の高校生を対象としたキャリア教育プログラムでは、将来の進路選択に役立つ情報を提供しました。
私たちは、産業界の専門家と連携し、実務体験やキャリアアドバイスを行いました。
このプロジェクトでは、「グローバル」の視点が重要でした。
地域社会とのつながりを通じて、地球規模での影響を考えることができ、地域の成長と持続可能な未来に貢献することを目指しました。
以上の経験から、ものづくりに貢献するだけでなく、感性豊かな視点でグローバルな課題に取り組むことが重要だと考えます。
岡谷鋼機が目指す「グローバル最適調達パートナー」としての役割に共感しており、私もその理念に基づいた活動を志望します。
私は、技術革新と国際交流を通じて、ものづくり企業との協業を進め、地球環境の保全と経済社会の持続的な発展に貢献したいと考えています。
ポイント:以下、エントリーシートの書き方について解説します。
結論から始める
エントリーシートは読む時間が限られているため、最初に自己アピールを明確に述べ、興味を引くことが重要です。
読者が最初に目にするのは結論なので、明確かつ魅力的に記述しましょう。
具体的な体験を挙げる
体験やプロジェクトを具体的に挙げることで、自身の実績や経験を読者に伝えます。チームでの取り組みやリーダーシップ経験など、特に関連性の高い事例を選びましょう。
岡谷鋼機の経営理念との関連性を示す
岡谷鋼機の経営理念と自身の経験や行動を結び付けることで、自己の価値観や志向性を明確に示します。
具体的な活動やプロジェクトを通じて、経営理念の実現にどのように貢献したかを具体的に述べましょう。
結び付けと志望動機の表明
自身の経験や価値観を岡谷鋼機のビジョンや理念と結び付け、その企業で働きたい理由を明確に述べます。自身のキャリア目標や将来の展望と企業の方向性を対比し、なぜその企業に貢献したいのかを説得力を持って伝えます。
まとめ
この記事では、岡谷鋼機の会社概要やエントリーシート（エントリーシート）の書き方について解説しました。
岡谷鋼機は、その経営計画の核心に「世界市場においてものづくりに貢献する感性豊かな“グローバル最適調達パートナー”を目指す」という理念を掲げています。
これを実現するため、同社は積極的にビジネスセグメントの強化に取り組んでいます。
鉄鋼、情報・電機、産業資材、生活産業といった4つのセグメントに焦点を当て、各セグメントにおける10の営業本部を通じて、世界の産業リーダーとの連携を密接にし、市場でのリーダーシップを確立しています。
さらに、岡谷鋼機は「Global Innovation Challenge 2025 (GIC 2025)」という5ヶ年中期経営計画を推進しており、これを通じて、新たな価値を提供し、世界の産業と地域の持続的な発展に貢献することを目指しています。
GIC 2025は、革新的なアプローチを通じて世界市場での存在感を高めるための包括的な戦略を採用しています。
環境への取り組みも岡谷鋼機にとって重要な要素です。
同社は環境配慮型の製品や素材の販売を拡大し、省エネ・省資源、軽量化、水資源対策などに積極的に取り組んでいます。
これにより、環境への貢献を強化し、未来の持続可能な社会を築くための一翼を担っています。
また、未来型都市計画や震災復興支援など、社会貢献活動にも積極的に参加しており、企業の社会的責任を果たすことにも注力しています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要になります。
岡谷鋼機の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。
