日本製紙のエントリーシートの対策法を徹底解説

2024/6/25更新

はじめに

日本製紙株式会社は、1949年(昭和24年)に創業された紙事業を中心とした企業で、日本始業グループの中核を担っています。

本拠地は、東京都千代田区に構え、創業事業でもある紙事業に限らず、パッケージ、化成品、新素材の開発など幅広く展開中です。

とくに近年では、紙の原材料となるパルプ・木などへの環境面での配慮に目覚め、主要成分の一つセルロース(食物繊維)に着目しています。

独自製法による微細化で無害な素材に変換し、食品・化粧品といった分野の素材へと生かすことに注力している企業です。

I本記事では、日本製紙への就職内定を目指している就活生のために、エントリーシート作成上のポイントや、選考通過の対策方法を解説します。

日本始業に興味のある就活生は、ぜひ参考にしてみてください。

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日本製紙の概要

日本製紙とは

出典ページ

日本製紙HP

 

まずは、日本製紙株式会社がどのような企業なのかを簡単に紹介します。

日本製紙とは

日本製紙株式会社の創業は、1949年(昭和24年)よりスタートします。

当初は紙事業のみの展開でしたが、徐々に時代の流れとともに他の素材作りにも着手しながら成長を遂げてきました。

紙を製造するにあたって、原材料となる木材・パルプを加工し続けると弊害も考えられます。

企業の発展とともに考えついたのが、環境との調和への取り組みです。

事業も拡大しグループ企業となった現在、サステナビリティ経営の推進というテーマを掲げています。

2021年5月より「2030ビジョン」を公表し、2030年までの10年間に「木とともに未来を拓く総合バイオマス企業」というスローガンのもとで進化をすると公言しました。

この中枢にあるのは「3つの循環」というキーワードです。

各々「持続可能な森林資源の循環」「技術力で多種多様に利用する木質資源の循環」「積極的な製品リサイクル」といった目標を掲げ、自然や環境との共有を図る方針です。

また事業内容は、各種紙製品にとどまらず、キッチン用品、ケミカル製品、アグリ製品、エネルギーなど、幅広い分野にまで至っています。

グループ会社全体の経営理念として、公式ホームページにて掲載されています。

日本製紙グループは世界の人々の豊かな暮らしと文化の発展に貢献します

企業グループ理念

 

今までは森林伐採などでダーティなイメージを抱えてきた紙事業でしたが、地球温暖化や資源枯渇の防止といった社会の課題にも向き合い、問題解決に向かう方針へと変わってきました。

とくに、持続可能な社会の構築に貢献することを主張しています。

 

日本製紙の採用難易度

日本製紙の採用難易度は、一般企業の標準よりやや高めなレベルだと考えられます。

偏差値で例えるとしたら55前後と判断できるでしょう。

決して難関レベルではありませんが、侮ることはできません。

日本製紙は製紙業界でもトップクラス、売上高がとても高い企業です。

国内シェアではNo.1の実績があります。

当然、就活生からの人気は毎年高い企業と言えるでしょう。

学歴フィルター自体は一切存在しません。

しかし採用大学の多くは、全国の有名大学からがほとんどになっています。

内定率は9%と狭い関門ですが、エントリーシートでの通過率は80%近いともされているようです。

しっかりとエントリシート作成対策を練っておく必要があるでしょう。

選考フローは、エントリーシート提出、適性検査、複数回の面接といった一般的なものです。

面接は複数回おこなわれ、すべて個人面談の形式で進行していきます。

例年では、50名程度の採用を予定しているようです。

 

日本製紙の採用大学

日本製紙の採用大学

日本製紙の採用大学に関して、学歴フィルターは一切存在しません。

ほぼ全国の各大学からの幅広い採用をしていますが、ある程度ネームバリューのある大学が目立っている傾向です。

文系・理系の隔たりはありませんが、採用人数などの数的なところでは、理系学部出身者のほうが有利に働きます。

以下が、主な採用大学です。

<採用大学>

愛知大学、青山学院大学、秋田県立大学、宇都宮大学、大阪大学、学習院大学、鹿児島大学、関西大学、慶應義塾大学、東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、同志社大学、東北学院大学、長崎大学、新潟薬科大学、日本大学、一橋大学、法政大学、早稲田大学

 

日本製紙が求める人物像とは?

日本製紙が求める人物像とは?

日本製紙が求める人物像は、公式ホームページ内の採用ページにて公開されています。

以下のようなとてもシンプルな表現です。

求める人材像
  • 未来を拓く人

その上で企業が重視しているのが3つの価値、判断基準とされている「Challenge」「Fairness」「Teamwork」です。

Challenge

紙事業はパルプを原料とすることで、自然破壊や森林伐採などの問題を抱えています。

また近年では、ペーパーレスの時代へと突入し始めました。

将来的な見通しとしても、安定した企業基盤をどう築いていくのかが課題となっています。

これからの人材には、課題にチャレンジする精神が大切だと考え始めました。

自分に備わったポテンシャルを生かしながら、新しい発想でチャレンジできる人を望んでいます。

Fairness

「Fairness」とは、公平性を意味します。

自然環境を保持しながら社会・経済との共存が課題となってきました。

人々の豊かな暮らしに貢献することを企業グループ理念にしていることもあり、

木とともに未来を拓く持続的成長を遂げようと試み始めています。

安心して人々が生活できる公平な世の中の実現こそ大切です。

ものごとに偏見や差別を持たず、公平な立場で取り組める姿勢を持つ人物が最適です。

Teamwork

どのような企業でも必ず重視していることは、協調性がありチームワークを大切にできることです。

日本製紙では紙事業以外のフィールドに拡大していることもあり、キャリアパスが描きやすく、条件次第で昇進する可能性が広がっていきます。

さまざまな所属や役割にて経験を積み重ねながら、成長や挑戦を実現させることになるでしょう。

決して孤立したままにさせないよう、チームワークを大切にしています。

 

採用方向性の違いは?

日本製紙の採用方向性の違い

日本製紙で実施されている新卒採用は、総合職として一括した募集をおこないます。

大別すれば事務系か技術系となりますが、さらに職種が細かく分かれるのが特徴です。

事務林材系、研究・開発系、開発・生産技術系、機械系、電気電子系の各々5種類あることを念頭に入れておきましょう。

事務林材系

事務林材系は、営業をメインに生産計画、原材料調達(資材・古紙・木材調達、海外植林)、経理・財務、総務、人事、情報システム、経営企画など全般にわたって取り仕切る業務です。

学部学科は不問ですが、法学部や経済学部、商学部といった文系学部の就活生が有利になるでしょう。

研究・開発系

研究・開発は、文字通り製品の研究がメインの職種です。

他にも特許・知財戦略、品質管理などにかかわることになるでしょう。

この職種の場合、化学、農学、生物学、薬学などに詳しい理系学部の就活生から採用する方向性が考えられます。

開発・生産技術系

上記の研究・開発と類似していますが、どちらかといえば開発をメインとした生産技術、品質管理が主な仕事となります。

同様に化学、応用化学、化学工学、機械、精密機械に詳しい理系学部の就活生が採用の対象になってくるでしょう。

機械系

機械系の業務では、プラントエンジニアリング、エネルギー管理などがメインとなります。

学生時代に機械工学などに精通した学部生などが就きやすい職種です。

電気電子系

電気・制御設備エンジニアリング、エネルギー管理などの業務をおこないます。

電気や電子などに詳しい工学部系の就活生や、情報工学などを専攻している学部生が対象となるでしょう。

 

ESで企業がチェックしているポイント

ESで企業がチェックしているポイント

日本製紙のエントリーシートでは、主に理系学部生への関心度が高い傾向をみせています。

一般的な志望動機や自分の強み、自己PR、ガクチカなどの質問はもちろんのこと、学生時代に何をしてきたのかを明確に伝えられるようにしておく必要があるでしょう。

とくに専攻してきた学問について、どのような経過をたどり成果を得たのかが問われます。

では、具体的に内容を解説をしていきましょう。

研究室・ゼミ・卒業論文などを質問する

日本製紙が理系学部の人材に興味を持つのは、学生時代の研究課題やテーマについて質問をしているケースが多いことからわかります。

目標達成に向けて何かに取り組むのに、夢中になって向き合える熱意があるかを知りたがっているからです。

そのテーマに向かう理由が明確にあったのか、なぜそれを追求しようと思ったのかを客観的に判断しています。

エントリーシートでの便宜上ではなく、本気で取り組んだものがあったのかが重要です。

文系学部の就活生も同様で、研究テーマがなかったとしても、ゼミやガクチカなどの側面から、当時夢中に取り組んだことを整理しておくようにしましょう。

自分へのキャッチコピーを聞くことがある

日本製紙のエントリーシートの中で興味深い質問としては、自分につけるキャッチコピーは何かを聞く場合があることです。

簡潔に、自分がどのような人間なのかを他人にアピールすることは、意外と社会に出ると起こります。

起業をした場合などは、プロフィール作りが大切な要素になりますが、今の時代は企業人でも、自分らしさを売りにして活動できたほうが有利です。

自己分析をしっかりおこなって、自分を何かに例えられるような表現を考えておきましょう。

 

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

エントリーシートの位置付け、及び対策方法

 

日本製紙は採用人数が50名程度なのでやや多めではありますが、難易度はやや厳しめだと考えておくほうがよいでしょう。

内定獲得のためには、事前に入念な準備をする必要があります。

エントリーシートに関する位置づけとしては、誠実に熱意を持った回答を心がけるようにしたいものです。

日本製紙でのエントリーシートで聞かれる質問として、以下の2つは頻度が高いといえるでしょう。

関心の高い事業領域について

日本製紙に入社したと想定し、どのような分野で活躍したいかを聞くことが多いと考えておきましょう。

2024年現在の時点では紙事業、生活関連、エネルギー、木材・建材などが主な事業セグメントです。

今までの自分の専攻と得意なことを考慮しながら、どのフィールドに進みたいのかを深堀りしておく必要があります。

これは将来の自分のビジョンにも通じる内容です。

準備としては、自己分析をしっかりおこないつつ、企業の事業展開を研究しておきましょう。

研究室・ゼミで執筆する論文の内容について

日本製紙のエントリーシートで最も頻度が高い質問は、研究課題に関することです。

なかでも理系学部生なら、自分が取り組んだ研究テーマの詳細が問われます。

文系学部の就活生でも、卒業論文のテーマや概要について具体的に説明できるようにしておく必要があるでしょう。

企業側は、一つのテーマに対して熱意を持って取り組める姿勢の人材かどうかを判断しています。

また、研究テーマ自体には、さほど関心はないはずです。

この質問を通じて、論理的思考や説得力、発言力の優劣を判定しています。

 

過去のESの質問内容と記載例

日本製紙の過去のESの質問内容と記載例

ここでは、日本製紙の採用選考における、エントリーシートの質問内容と回答事例をいくつか解説します。

先述にあるように、エントリーシートでの質問事項は、毎年ほぼ決まっています。

複雑な質問をすることはなく、ガクチカに近いものが多いと考えてよいでしょう。

質問傾向を押さえながら、基本的なエントリーシート対策をしておくことです。

なお、日本製紙の場合は総合職での募集のみなので、質問事例は職種問わず共通のようです。

技術系総合職

・研究室・ゼミで執筆する論文の内容を教えてください。 まだ内容を決めていない場合や、研究室・ゼミに所属していない場合は、最も力を注いで修得した分野・科目を教えてください。(300文字前後)

回答例

私の論文テーマは「セロトニンの分泌」に関する内容です。とくに人体(脳内)で重要な役割をするセロトニンが分泌されるメカニズムや機能解明の研究をしています。セロトニンはアドレナリンとは違って「幸福」をもたらしてくれる成分とされています。ただし、それを実際に目にしている人は稀だろうといった解釈から、なぜ分泌されるのか、そして分泌される瞬間にどのような状態に入るのかなどを取り上げていくつもりです。機能や存在理由が明らかになっていないだけにやりがいを感じます。

ポイント

日本製紙でのエントリーシートの質問では、かなり頻度が高い内容です。

学部内での研究テーマをどのように論文にしていくのか、過程をわかりやすく説明できることがポイントになるでしょう。

注意点は、テーマそのものにはさほど意味はなく、質問回答を論理的にわかりやすく解説できる能力を評価対象にしていることです。

 

総合職

・職種・事業領域を踏まえ、入社後最初にチャレンジしたい業務や活躍イメージを自由に書いてください。(300文字前後)

回答例

入社後は、営業職として顧客とのコミュニケーションを多く学びながら、業界の動向の把握をしていきます。その上で、社会全体で悩んでいる問題点や課題を拾い上げて、その解決糸口になるヒントを見つけられるようになりたいです。企業は人々の課題解決と満足度をあげることで利潤につながります。企業に貢献するためには、コンサルタント的な視点や論理的思考を身につけていきたいと考えました。

ポイント

回答者は営業職として活躍することを基準にしていることがわかります。

そのうえで、紙事業の延長である化成品の分野で、顧客の問題解決の役に立ちたいというビジョンを持っているようです。

そのための手段として、自分はコンサルタントのような動きをする活躍イメージが浮かんだ内容となっています。

 

事務系総合職

・あなたを表すキャッチコピーを一つ挙げ、その理由について具体的なエピソードを挙げて説明して下さい。(300文字前後)

回答例

「いつものスーパーサブ」です。サッカー部に所属していた学生時代でしたが、なかなかスタメンに抜擢されないジレンマに陥っていました。このまま続けていても控え選手のままで、本気で打ち込めるか悩んでた時があり、ある日コーチが背中を押してくれました。その時に囁いた言葉がこのキャッチコピーだったのです。「お前は、スーパーサブなのでこのチームの秘策なんだ」と言ってくれたことで、迷いが吹っ切れたのです。実際に、大会などでは後半から出場する定位置となり、得点王にもなったことがあります。

ポイント

なかなか、自分のことをキャッチコピーで言い表す機会はありません。

この回答者の場合は、クラブ活動でのエピソードが実際にキャッチコピーになることを発見し、そこにポリシーを見出しているのがわかります。

このような経験がない場合は、一度自分を振り返ってみて、ユニークで説得力のあるキャッチコピーを考えてみることをおすすめします。

まとめ

日本製紙のエントリーシートは、毎年一定の内容が決まって繰り返されている様子です。

ポイントとなるのは、ガクチカをベースにした独創的な表現になるでしょう。

とくに研究分野のことや論文の内容についてが問われるため、自分が時間をかけて取り組んだテーマについては自信を持って回答できる状態に仕上げておく必要があります。

想像できる将来的ビジョンを打ち立て、事前に入念な準備をしておくことです。

日本製紙のビジョン、目指す企業像は、以下のような内容です。

 

以下の要件を満たす、社会から永続的に必要とされる企業グループ

  1. 事業活動を通じて持続可能な社会の構築に寄与する
  2. お客様のニーズに的確に応える
  3. 社員が誇りを持って明るく仕事に取り組む
  4. 安定して利益を生み出し社会に還元する

 

SDGsを意識し始めている企業が目立つ中で、日本製紙もその枠組みの中に入るものと考えられます。

自然や環境を共存共栄するという大きなテーマを捉えながら、人々への貢献をアピールできれば理想的です。

日本製紙への採用内定の獲得に向けて参考にしてみてください。

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