SCREENホールディングスが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/7/7更新
はじめに
本記事では、SCREENホールディングス(以下SCREEN)のインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、SCREENはインターンシップの選考であっても、本選考で内定がでるレベルまで対策を進める必要があります。
もちろん、インターンシップのほうが合格者数の枠も多いですが、非常に人気が高く、エントリーする就活生もレベルが高いです。
確実にインターンに参加したいと考えているのであれば、対策は必須です。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- SCREENのインターンシップについて詳しく知りたい
- SCREENの選考に参加したいけど、何から初めていいか分からない
- SCREENの選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
また、SCREENと同じ機械系企業の業界研究は以下の記事からアクセスできるので、ぜひ併せて読んでみてください。
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株式会社SCREENホールディングスの基本情報
出典元:SCREENホールディングス
社名 | 株式会社SCREENホールディングス |
本社所在地 | 京都市上京区 |
主な事業内容 | 産業用装置メーカー <ホールディングス> ・グループ会社の経営管理業務 ・その他、定款に定めのある業務ならびにそれらに付随する業務 <グループ会社> 半導体製造装置事業 グラフィックアーツ機器事業 ディスプレー製造装置および成膜装置事業 プリント基板関連機器事業 ICTソリューション関連事業 知的財産関連業務 |
SCREENは、写真製版用ガラススクリーンの国産化からスタートした会社です。
そこから半導体製造装置・グラフィックアーツ機器・ディスプレー製造装置・プリント基板関連機器など関連する事業へと発展しました。
その中でもコア技術である「表面処理技術」「直接描画技術」「画像処理技術」を活かし、半導体製造装置・ディスプレー製造装置・産業用印刷機器では、世界シェアNo.1製品を保有しています。
また、本社がある京都以外にも、東京・滋賀・冨山にもグループ各社の拠点があり、20233月末時点の従業員数はグループ会社も含めて約6,000名です。
製造業界に関心を持ち、世界No.1の技術力のあるグローバルな企業に関わりたいと考える就活生にとって、魅力的な企業の一つと言えるでしょう。
SCREENに必要とされる人材像
SCREENの採用情報によると、未来のSCREENに必要な人材像として複数の項目を挙げています。
それらの内容から、「最先端」「やりたい事はぜんぶやればいい」「社会を変える」「変化に挑む」「挑戦・発想」「世界を驚かせる」など、上昇志向の強い人材を求めていることがわかるでしょう。
特に、「主体的な取組み」ができる人材を求めています。
次に、「未来のSCREEN」が求めている人物像を予測してみましょう。
そのためには、IRや企業が掲げている目標などを確認してみることが大切です。SCREENが今後力を入れていく可能性のある分野や、配属比重などから考えると、キーワードとなる言葉は以下のようになります。
- エネルギー
- ライフサイエンス
他にも調べればもっと出てくるので、ぜひ読み込んで自分なりに箇条書きにしてください。
最終面接は、役員や社長が面接官になる場合が多いでしょう。
しかし彼らは一緒に働くわけではなく、未来のために企業の方針を決めていく人たちです。
自己アピールする際は、自分がこの会社に参加することで、将来に変化を起こせることをイメージしてもらうことが重要です。
面接の終盤では、単にこの学生と一緒に働きたいかどうかではなく、この学生が未来の企業にとって不可欠かが判断されることを意識してください。
SCREENのインターンに参加するメリット
本選考に向けた予行演習になる
SCREENの本選考における面接で聞かれる内容は、インターンシップで行う内容と同じ場合が多いです。
インターンシップに参加することで、将来的に経験する可能性のある本選考の課題を、事前に体験できます。
それは本選考の予行演習となり、利点と言えるでしょう。
実際、SCREENの本選考のフローは、会社説明・エントリーシート・適性検査・複数回面接です。
志望動機や自己PRなどは、何度も話すことで自信をもってスムーズに話せるようになります。
本選考に最も良い状態で臨めるように、ぜひインターンシップで経験を積んでおきましょう。
内定に直結しやすくなる
SCREENのインターンシップは、内定に直結すると言われています。
特にインターンシップ参加者の中で特に優秀だと判断された場合、次のステップのインターンへの案内が届いたり、最終面談に呼ばれて内定が出たりすることがあります。
ただし、インターンシップの目的は早期選考を獲得するだけでなく、自社や業務内容をより深く理解することが大事です。
ここで内定がすぐに出なくても、参加自体が採用担当者に対するアピールになるでしょう。
インターンに参加していない学生よりも、業界や企業についての理解を深め、志望動機や自己PRの質を向上させることで、内定率は十分に向上します。
選考就職後の働きを体感できる
SCREENのインターンシップでは、工場見学や研究開発の現場体験を通じて、実際の仕事に触れることができます。
また、働いている社員から直接話を聞く機会もあります。就職後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにも、本選考に進む前にぜひインターンシップに参加することをおすすめします。
SCREENが行っているインターン内容
SCREENで実施されているインターンは以下の6種類です。
1、【理系】仕事シミュレーション体験~装置メーカーの1日を知るワーク~(1day)
2、【理系】半導体製造装置~電気設計技術者仕事体験~(5days)
3、【理系】生産技術職 ものづくり好きのための効率的な生産ライン構築体験~自働化検討~(5days)
4、【理系】AI×画像処理~外観検査装置に適用する画像AIの研究開発体験~(4days)
5、【理系】半導体製造装置~制御・ソフトウェア設計技術者仕事体験~(1day)
6、【文系】価値観発見ワーク&人事とのオンライン座談会(1day)
それぞれの概要を紹介します。
【理系】仕事シミュレーション体験~装置メーカーの1日を知るワーク~(1day)
概要は、以下の通りです。
開催時期 | 6/11(火)、6/17(月)、6/27(木)、 7/6(土)、 7/17(水)、7/24(水)、 8/7(水)、 8/16(金)、9/2(月)、9/19(木)、10/8(火) |
開催時間 | 13:00~17:00(予定) |
場所 | オンライン |
人数 | 各回60名 ※定員を超えた場合は抽選 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
こちらは、SCREENグループの技術系実習生として、半導体製造装置事業の仕様検討・顧客提案業務を疑似体験できるインターンシップです。
「半導体製造装置事業の既存顧客に新規製品を提案せよ!」というミッションについて考えるワークを行います。
ストーリー形式の映像を通して、よりリアルな技術職社員の一日を体験でき、最終的には顧客にどの装置を提案するのか、仕様含め検討するものです。
モノづくりの上で大切にしている「究極の顧客志向」とはどういうことなのかを知ることができるでしょう。
本インターンシップのポイントは以下の通りです。
- 顧客との商談からさまざまな専門分野の技術者が集まるブレストMTGなど、普段聞けない・見られない会議が見られます。
事業所内にカメラが潜入し、実際に働く現場を体験できます。
【理系】半導体製造装置~電気設計技術者仕事体験~(5days)
概要は、以下の通りです。
開催時期 | ①8/26(月)~8/30(金)[7/15(月)17:00まで] ②9/9(月)~9/13(金)[8/4(日)17:00まで] |
開催時間 | 各日9:00~17:30(予定) |
場所 | 彦根事業所又は野洲事業所(滋賀) |
人数 | 各回15名 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | すべて支給 |
SCREENの電気設計技術者は、装置の構想から機能設計まで行う、言わば「オールラウンダー」な職種です。
世界中の半導体製造を支える装置の安全性・制御に関して理解を深められるインターンシップとなるでしょう。
本インターンシップのポイントは以下の通りです。
- ワークの進行は、現場で活躍するエース社員がフォローをしてくれて、具体的なフィードバックももらえる。
- 最先端を求める世界中のデバイスメーカーを支える半導体洗浄装置、その性能と安全を両立するSCREENの技術を実際に体感。
- 装置製造における他専攻分野との関わり、またその中での電気技術者の重要性を理解できる。
【理系】生産技術職ものづくり好きのための効率的な生産ライン構築体験~自働化検討~(5days)
概要は、以下の通りです。
開催時期 | ①【修士生限定】8/5(月)~8/9(金)[7/7(日)17:00まで] ②【学部生&修士生】8/19(月)~8/23(金)[7/7(日)17:00まで] |
開催時間 | 各日9:00~17:30(予定) |
場所 | 彦根事業所(滋賀) |
人数 | 各回15名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | すべて支給 |
SCREENのものづくり全体を支える生産・製造技術部門に入り、生産工程の自働化を検討することがミッションとなるインターンシップです。
実際の課題に取り組むため、最終日には工場長に対するプレゼンテーションの時間も設けられています。
生産工場の見学やVRソフトを使用した装置メンテナンスなど、ものづくりが好きな方にとっては非常に充実したプログラム内容といえるでしょう。
このインターンシップのポイントは以下の通りです。
- 世界シェアNo1を生み出す環境のスマートファクトリー構想、最先端、世界レベルの体験ができる。
- 新工場には従来比150%の生産能力をかなえ生産革命を実現する新発想の生産環境が導入されており、その実行チームと一緒に現在の向上の課題を検討。
- 複数人でチームを組み課題に取り組む。
- 最終プレゼンについてのフィードバックもあり、最終プレゼン内容が実際に工場に導入された事例がある。
- さまざまな体験を通じ、働き方、社風、将来性、社会貢献度などSCREENの「リアル」を実感できる。
【理系】AI×画像処理~外観検査装置に適用する画像AIの研究開発体験~(4days)
概要は、以下の通りです。
開催時期 | ①8/27(火)~8/30(金)[7/7(日)17:00まで] ②9/17(火)~9/20(金)[8/4(日)17:00まで] |
開催時間 | 各日9:00~17:30(予定) |
場所 | 本社事業所(京都) |
人数 | 各回5名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | すべて支給 |
SCREENの外観検査装置で実際に取得した画像を利用し、AIの研究開発を体験できるインターンシップです。
具体的には、画像データの分析による仮説検証、前処理および深層学習モデルの構築に重点的に取り組みます。
最終的には、構築した深層学習モデルの検証を行い、4日間の実施内容の報告を行います。
本インターンシップのポイントは以下の通りです。
- 実際の製品データを使った画像AIの研究開発を体験。
- 4日間、現場社員が隣でサポートを行う。
いつでも質問やフィードバックが受けられる環境を用意。
また、他の参加者とチームを組んで、情報交換や協力を行いながら、テーマに取り組む。
- 研究開発における新しい知識や経験が得られ、AIエンジニア・研究者として成長できる。
- 最終日の報告会では、社員を含む参加者からのフィードバックがある。
- インターンシップを通じ、働き方、社風、将来性、社会貢献といったSCREENにおけるAI開発の「リアル」を実感できる。
【理系】半導体製造装置~制御・ソフトウェア設計技術者仕事体験~(1day)
概要は、以下の通りです。
開催時期 | 未定 |
開催時間 | 未定 |
場所 | 彦根事業所(滋賀)・オンライン |
人数 | 各回24名程度 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | すべて支給 |
SCREENの新規半導体製造装置立ち上げプロジェクトの一員として、さまざまな地域の顧客要望に対して、最適なソフトウェア設計ソリューションをグループで提案するインターンシップです。
さまざまな機能を持つソフトウェアとハードウェアを統合してシステムを設計し、情報系職種のアーキテクトの本質を実務体験を通じて学ぶことができます。
このインターンシップのポイントは以下の通りです。
- B to Bメーカーで情報系職種として働くイメージが湧く。
- 技術社員が複数参加するため、リアルな情報が聞け、ワークを通してフィードバックがもらえる。
- 自身の学んでいる技術がどのように産業で応用できるか知ることができる。
【文系】価値観発見ワーク&人事とのオンライン座談会(1day)
概要は以下の通りです。
開催時期 | ①8/29(木)[8/22(木)17:00まで] ②9/7(土)[8/30(金)17:00まで] ③10/9(水)[10/2(水)17:00まで] 上記日程のうちいずれか1日程を選択 |
開催時間 | 14:00~16:30 |
場所 | オンライン |
人数 | 各回60名 ※定員を超えた場合は抽選 |
報酬 | なし |
交通費・宿泊費 | なし |
SCREENの事業内容や魅力を知るとともに、就職活動における会社を選ぶ軸や、自分の知られざる価値観を発見していくワークです。
本インターンシップのポイントは以下の通りです。
- 企業研究の軸がSCREENとどうマッチしているのか、人事からワーク全体の フィードバックがある。
- 最先端を生み出す「社風」を知ることができる。
- 人事との座談会にNGワードはない。
SCREENのインターン選考対策
概要
SCREENはインターンが内定に直結する可能性があるため、インターンまでにある程度準備を進めておく必要があります。
通常のインターンシップだと興味本位で体験しに来る学生も多いですが、SCREENのインターンでは、早期選考ルートに乗ろうと入念に対策してくる学生が多いです。
業界理解・企業理解を入念に行った上で、当日に早期選考ルートに乗れるようアピールしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めることをおすすめします。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
自身の特徴を理解した上で、SCREENの求める人物像にマッチするようにアピールしましょう。
SCREENでは、特に以下のような方を求めています。
“Innovate”~変革~
向上心と成長意欲を持ち続け、失敗を恐れず変革や創造にチャレンジすることで、現在価値を高め続けられる人材。
“Initiative”~主体的な取り組み~
自らの判断で機敏かつ柔軟に対応するとともに、協力者を自ら獲得することで道を切り拓ける人材。
“Professional”~プロフェッショナル~
組織における役割を自覚し、自らの専門性を高め続けるとともに、その専門性を展開し、新たな付加価値を生み出すことにより会社の価値向上に貢献できる人材。
“Global”~グローバル~
性別や年齢・国籍に関わらず様々な考え方や価値観を受け入れ、人脈を広げ協働できる人材。
業界研究・企業分析
業界研究や企業分析をすることで、金融業界内でのSCREENの立ち位置、競合他社との違いが見えてくるでしょう。
さらに、製造業界以外の気になる業界も分析することで、製造業界を客観視できるため、その他の業界研究もおすすめです。
志望動機や自己PRなど、エントリーシートや面接での回答をさらに向上させることができます。
具体的に、SCREEN内定者の志望動機事例をご紹介いたします。
■SCREENホールディングスを志望する理由を教えてください。
私の就職活動の軸として、情報系のバックグラウンドを活かした就職先を選びたいというものと、選べるならメーカーが良いというものがあります。私は幅広いことに興味を持つタイプなのですが、大学で学んだ専門知識を活かせるような環境で働きたいと考えました。世界No.1のシェアをもつ技術だけでなく、そこから展開していく事業の多様さに面白さを感じました。
エントリーシート作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、過去に出題されたエントリーシートをネットで探して練習してみましょう。
実際に書いたものをOB・OGや身近な社会人に見てもらい、自分では気づきにくいミスや、分かりにくい表現を指摘してもらうといいです。
面接・グループディスカッション対策
エントリーシートを突破したら、面接やグループディスカッションが行なわれるため、その対策も入念に行いましょう。
エントリーシートで記載したことと一貫性を持たせつつ、具体的なエピソードを基に志望動機や自己PRを伝えてください。
グループディスカッションでは、他の参加者と協力しながら、どんな立ち位置で振る舞うべきかを意識して取り組みましょう。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習するといいです。
事前に最新情報をホームページで確認し、業務内容や企業理念などを研究しておきましょう。
知識を身につけておけば堂々と積極的に発言しやすくなります。
「なぜ製造業界を目指すのか?」「なぜSCREENを選んだのか?」「なぜ希望する職種に向いているのか?」など、一般的によく聞かれる質問に対する回答を用意しておくことをおすすめします。
以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。
SCREENのインターン選考の流れ
SCREENのインターン選考の流れは、以下の通りです。
就活生が多い場合は、エントリーシート及び、動画を提出することで参加者が決定されます。
1、エントリー受付
採用ページよりお申し込みをします。
2、エントリーシート&動画提出
エントリーシートと動画の両方を提出したら、エントリー完了です。
エントリーシートでは、過去には以下の内容を求められています。
- 学生生活において最も注力したこと(300字以内)
- SCREENに興味を持った理由を教えてください。(300文字以内)
- 今までの経験のなかで、主体的に行動し周囲を巻き込み成し遂げた一番の経験・エピソードを教えてください。(400文字以内)
3、インターンシップ合否通知
さいごに
近年、早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、最近では多くの企業が、インターンシップを学生の適性評価や優秀な人材の早期獲得の手段として活用しています。
そのため、インターンシップの本来の目的がやや変わりつつあるのです。
今後、企業側が採用選考の重要な手段としてインターンシップを活用する傾向がますます一般的になるでしょう。
ただのインターンと軽視せず、本番同様の準備と意欲を持って取り組むことが極めて重要です。