エントリーシート提出前に絶対にやるべきこととは?最終確認時のポイントについて解説
2024/7/7更新
はじめに
内定を獲得するための第一関門であるエントリーシート。
エントリーシートでは良くも悪くも、文章だけで就活生の実力やポテンシャルを判断します。
エントリーシートが通過しないと、WEBテストや面接対策の努力が水の泡となってしまいますので、少しでもエントリーシートの通過率を高められるように、提出前には必ず内容の確認を行いましょう。
この記事を読めば、以下のポイントについてチェックすることができます。
- エントリーシートで企業がチェックしているポイント
- 選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
- エントリーシート提出前に必ず確認すべきポイント
特に、「エントリーシート提出前に必ず確認すべきポイント」では、「基本編」と「内容編」の2つに分けて徹底解説しています。
この記事を参考に、エントリーシート通過率を高めていきましょう。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートでは、就活生の論理的思考力や志望度の高さをチェックされています。
論理的思考力をアピールするには、客観的にみて「わかりやすい文章」を書くことが非常に重要です。
「わかりやすい文章」とは、文章の構成、構造、意図が論理的に構成されている文章のことを指します。
「わかりやすい文章」を作成し、論理的思考力をアピールしましょう。
ですが、文章の構成は、自分で繰り返し添削しても、気付きにくいポイントがたくさんあります。
自信がない場合は、大学のキャリア支援課や先輩、就活をしている友達などに自分の文章を読んでもらいましょう。
きっと、良いアドバイスをしてくれるはずです。
また、企業は就活生の志望度の高さもチェックしています。
企業ホームページで公開されている情報だけではなく、企業説明会やOB訪問などでたくさん情報を集めましょう。
自分が足を使って得た情報は自分の強みとなるはずです。
しっかりと自分の熱意や想いを論理的に伝えましょう。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力、将来のビジョン)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップ、課題解決能力など)
- 未来目標系(見られている点:未来志向、社会貢献性、将来のビジョン)
- 価値観系(見られている点:個性的か、業務適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策を行いましょう。
また、エントリーシート対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっていますので、そちらもご参照ください。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が就活生の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業説明会や採用ページの「求める人物像」をチェックしたり、企業理念などを確認したりして、どのようなエピソードを記載することが望ましいのかをイメージしておきましょう。
またこのほかにも、以下のポイントをチェックしています。
- 就活生の志望度の高さ
- 文章力や論理的思考はあるか
- 自社のどこに魅力を感じているのか・志望動機は何なのか
- 入社後のビジョンや夢はあるかどうか
以上の点をふまえながら、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
ただし、上記の点を盛り込みすぎると論理的な文章を構成することが難しくなります。
よって、エントリーシートで触れない部分は、面接時に取っておくという考えも大切です。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
ここからは通過しやすいエントリーシートの作成方法について解説します。
エントリーシートを作成中の就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
PREP法を意識する
エントリーシートを作成する際は「PREP法」を意識することが非常に重要です。
- Point :要点(結論・主張)
- Reason:理由(結論にいたった理由・そう主張する理由)
- Example:具体例(理由に説得力を持たせるための事例・データ・状況)
- Point :要点(結論・主張)
PREP法とは頭文字を取ったわかりやすい文章構成法を指します。
つまり、結論から書き始めることが重要です。
エントリーシートを作成する際は、以下の順番を意識してみましょう。
- 結論を述べる
- 結論に至った理由を述べる
- 理由を強調するために具体例を述べる
- 最後に再び結論を主張する
「PREP法」は、エントリーシートだけではなく、社会人になってからの文章作成やプレゼンの基礎にもなりますので、就活をしている間に完璧にマスターしてしまいましょう。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が御社を志望する理由は「当たり前」を支える仕事がしたいという想いがあるからです。
理由:御社は事業を通じて、暮らしの中の「当たり前」を支えておられます。
具体例:私は学生時代に野球部の主務をつとめておりました。主務の仕事は地味で成果が目に見えることは少ないですが、チームのスケジュール調整や経費の管理など、チームの「当たり前」を支えていることにやりがいを感じました。
結び:上記の経験から、自分が就職先を選ぶ際は、人々の「当たり前」を守る仕事に就きたいと考えていました。御社の一員として、地域のみなさまに寄り添い、地域や人々の「当たり前」を守れる存在になりたいです。
文章作成の構成について、最初は慣れないかもしれませんが、慣れてくれば特段意識しなくてもできるようになりますので習慣化してください。
企業の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートでは「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすることが非常に重要です。
コーポレート・スローガンや企業理念など、志望する企業が大切にしている考え方を文章の中で取り入れましょう。
企業が大切にしているマインドと自分のやりたいことや、経験がマッチしているという点を論理的に説明することができれば非常に効果的です。
大事なのは数ある企業や業界の中で、なぜその企業を選ぶのかを論理的に説明することです。
過去のエントリーシートの質問内容をリサーチする
エントリーシートを書く際には、過去の出題内容についてリサーチしましょう。
書き方のヒントやエントリーシートを通過させるポイントが見つかるかもしれません。
以下の記事では、各企業のエントリーシート対策や基本的なエントリーシートの書き方についてたくさん記事が掲載されているので、ぜひ参考にしてみてください。
【基本編】エントリーシート提出前に確認しておくべき7つのポイント
ここからは、エントリーシートを提出する前に必ず押さえてほしいポイントについて「基本編」と「内容編」に分けて紹介します。
提出する前に下記のポイントについて必ず確認してから提出するようにしてください。
①提出期日を把握しておく
当然ですが、提出期限は事前に把握しておくようにしましょう。
求められる期限を守ることは、社会人としての常識です。
提出が早ければ、採用担当者から「志望度が高いのかな」と良い印象を持ってもらえるでしょう。
しかし、早く提出すれば良いというものではありません。
本章で解説している確認事項をしっかりと押さえて提出することが大切です。
自分の文書を見直して、修正することを「推敲(すいこう)する」といいます。
誤字脱字や誤った表現、構成に問題はないかなど、十分に推敲して余裕を持って提出するようにしましょう。
②誤字脱字はないか
エントリーシートを提出する前には必ず作成したエントリーシートを推敲し、誤字脱字がないかチェックしましょう。
誤字脱字があると、「注意散漫」「いい加減」「適当」という印象を採用担当者に与えてしまいます。
人の第一印象は3秒で決まるといわれています。
エントリーシートも同様で、誤字脱字があると、いくらすばらしい内容であっても、良い印象を与えることはできないでしょう。
エントリーシートの推敲は誰でもできる作業ですので、確実に実施するようにしてください。
③言葉づかいが統一されているか
エントリーシート内の文章の末尾が「です」「ます」あるいは、「だ」「である」などに統一されているか確認しましょう。
エントリーシート作成の際に企業から指示がない場合は、「ですます調」で記載するのがおすすめです。
「ですます調」は敬語がベースとなっている表現であるため、読み手に丁寧な印象を与えます。
反対に「だ・である調」は断定することにより、エントリーシートをより説得力のある表現にできます。
しかし、読み手に威圧感を与えてしまったり、冷たい印象を与えたりとデメリットがあるので注意が必要です。
よって、エントリーシート作成時には「ですます調」を採用するのがベターといえます。
また、「ですます調」と「だ・である調」が混在しないように注意してください。
④自分自身の一人称は「私」で統一されているか
エントリーシートを作成する際、自分自身の一人称は「私」で統一するようにしてください。
「僕」や「自分」などは、就活やビジネスの場面には適しません。
「私」という表現は、どのような場面でもしっかりとなじんでくれますので、普段の文章作成や面接の際に意識して使うようにしましょう。
入社後のビジネスシーンでは、必ずといっていいほど「私」を使用します。
就活をしている間に慣れるようにしてください。
⑤記載する枠の8〜9割は埋められているか
エントリーシートを作成する際は、データでの作成、直筆での作成を問わず、文字数や枠の8〜9割は埋めるようにしてください。
極端に文字数が少なかったり、空白が目立っていたりするエントリーシートの第一印象は良くないでしょう。
まずは、採用担当者にしっかりと手にとってもらい、じっくり読んでもらえるよう、体裁を整えるようにしてください。
また、過不足なく記載することが重要ですので、枠や文字数を超過するのもNGです。
熱意は伝わると思いますが、「文章をまとめる力がないのだな」という印象を与えかねません。
上記のことから、8〜9割程度の割合で作成することが良いと思われます。
⑥略語を使用していないか
エントリーシートの内容を見返して、略語を使用していないかチェックしましょう。
例えば、「バイト」や「就活」などは正式表記したほうが良いでしょう。
また、エントリーシートと履歴書がセットになっている場合などは「高等学校」、「株式会社」など正式表記するように注意してください。
ただし、エントリーシートを作成する際、「高校」や「パソコン」など、略語表記のほうが世間に浸透している場合はその限りではありません。
とにかく、誠実で読みやすい文章を意識しましょう。
表記に迷う場合は、正式表記にしておくほうがベターです。
⑦コピーを作成したか
エントリーシートを提出する際は、必ず手元にコピーをとっておきましょう。
なぜなら、エントリーシートの内容は必ずといっていいほど面接時に質問されるからです。
選考が佳境に入ってくると、面接のスケジュールも過密になってくるでしょう。
提出したエントリーシートを読み返し、面接前に頭を整理するようにしてください。
また、データで提出する場合も、企業の募集フォームなどに記入すると手元に残りませんので、スクリーンショットや別ファイルに保存する習慣をつけてください。
下記の記事でも、面接選考前に自分が作成したエントリーシートを見返すことをおすすめしています。ぜひ、ご覧ください。
【内容編】エントリーシート提出前に確認しておくべき5つのポイント
前のセクションでは、エントリーシート提出前に確認しておくべき基本的なポイントについて解説しました。
ここからは、提出するエントリーシートの内容を確認していきます。
①PREP法を用いて回答しているか
前述の「選考を通過しやすいエントリーシート作成の書き方」のセクションで紹介している「PREP法」を実践し、結論ファーストで記載しているか確認してください。
「PREP法」を活用して「論理的思考力・プレゼン能力・自己表現力」をアピールしましょう。
「PREP法」やエントリーシートの書き方について詳しく知りたい方は、以下の記事で解説していますので、本記事とあわせてチェックしてみてください。
②企業理念や求める人材について触れているか
エントリーシートを作成する際は、志望する企業が大切にしている価値観や求める人材像を取り入れると、良い印象を与えられるでしょう。
企業の採用ページでコーポレート・スローガンや企業理念、求める人材像などをチェックしてください。
あわせて、「若手社員のインタビューコーナー」などがあればチェックするようにしましょう。
具体的かつ、わかりやすい表現で記載されていることが多いのでおすすめです。
そして、その価値観やカルチャーについて自分がどのように共感したのかを述べ、志望度の高さをアピールするといいでしょう。
数ある企業の中で、なぜその会社を選ぶのかを論理的に説明することが重要です。
③客観的にみて「伝わる文章」となっているか
エントリーシートでは就活生の論理的思考力が試されています。
文章の内容はもちろん評価対象ですが、一番は文章の構造に問題が見られないかであり、論理展開に問題がないかについて注目しています。
つまり客観的にみて、「伝わる文章」を作成することが重要なのです。
提出前に第三者にエントリーシートを読んでもらい、意見を聞いてみましょう。
自分では気づかない点についてアドバイスをもらえるかもしれません。
就活中の友人や大学のキャリア支援課の方、家族などにアドバイスをもらうのがおすすめです。
④面接を意識した内容となっているか
エントリーシートを作成する際は、面接を意識して内容を考えましょう。
なぜなら、エントリーシートを通過させることが目標ではなく、面接を突破して内定を獲得することが目標だからです。
具体的で内容の濃いエントリーシートを作成することは非常に重要ですが、採用担当者に「このエピソードについてもっと聞いてみたい!」「この就活生と会ってみたい!」と思わせるような内容にすることを意識して、エントリーシートを作成してみましょう。
しかし、面接にネタを取っておくと内容が薄くなってしまうので、内容のバランスには注意が必要です。
このように面接を意識したエントリーシートが作成できるようになれば、面接対策も楽になるでしょう。
⑤内容は具体的になっているか
エントリーシートの中で登場するエピソードについて、内容が具体的であるか確認しましょう。
あなたの紹介する経験はあなただけの経験で、採用担当者はそのエピソードについて詳しく知りません。
誰が読んでもわかるように、具体的かつ論理的に記載することが重要です。
第三者に内容を見てもらい、わかりにくい点はないか質問してみましょう。
あなたのことを知らない人が読んでも、内容が伝わるような文章・構成になっているか確認してください。
さいごに
この記事では、エントリーシートを作成したけどどこを見直していいかわからない。
そんな就活生に向けて、エントリーシート作成のポイントや最終確認を行うべきポイントについて解説しました。
エントリーシートを書く際は、本記事で触れた内容を意識し、内容の濃いものに仕上げてください。
また、最終確認を徹底し、凡ミスを防ぐことでエントリーシートの通過率を高めていきましょう。
この記事が、志望企業の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。