【業界研究】EC業界の特徴や向き不向きは?選考に役立つ情報を徹底解説!

2024/9/27更新

はじめに

【業界研究】EC業界の特徴や向き不向き

「自分はEC業界に向いているのだろうか」

「EC業界の将来が見えなくて不安だ」

上記の悩みを抱えている就活生は多いでしょう。

ECとはElectronic Commerceの略称で日本語では、電子商取引と訳されます。

本記事では、以下の就活生を対象にEC業界について基本概要から業務内容、就活に役立つ情報をご紹介します。

対象の読者
  • EC業界ってどんな仕事をするの?
  • EC業界の就活難易度が知りたい

EC業界に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。

また、EC以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

【業界研究】EC業界の特徴や向き不向きの結論

最初に結論からお伝えします。

EC業界の就職難易度は難しいといえるでしょう。

理由は、以下の3つが挙げられます。

理由
  • 競争率が高い
  • 専門知識が必要になる
  • 求められるスキルが多い

EC業界は成長している産業であり就活生から高い人気を誇っています。

一方で、マーケティングやデータ分析、ITスキルなど専門知識が求められます。

そして部署ごとに求められるスキルが異なるでしょう。

1つの強みを活かすだけでは、ほかの就活生との差別化にはなりません。

また、あらゆる角度から身に付けているスキルや特性、将来性が面接官によってチェックされています。

次章からEC業界について解説していくので参考にしてください。

EC業界とは?

EC業界とは?

EC業界はネットショッピングをはじめとし、インターネット上で取引を行う業界です。

以前であれば、欲しいものはお店に行き、直接購入するのがあたりまえでした。

しかし、インターネットやスマートフォンの普及によりオンライン上の決済で商品やサービスが購入できます。

Amazonや楽天市場を想像していただけると親近感が湧くでしょう。

直接、店舗を構える必要がなくなったことに加え、消費者同士でやり取りができるようになったことでより身近な存在になりました。

EC業界の現状は?

EC業界の現状は?

本章では、EC業界の現状をお伝えします。

EC業界は、インターネットとスマートフォンが普及したことで利用客が一気に増加しました。

それに伴い、さまざまな課題も浮き彫りになりました。

トピック1:海外企業の流入

EC業界は、海外の企業も日本に参入しています。

そのため日本企業は日本市場のシェア獲得に向けて海外企業と戦う必要が生まれました。

EC業界の代表企業を以下にまとめるので参考にしてください。

企業名日本参入年
日本のEC企業楽天市場1997年
ZOZOTOWN2004年
Yahoo!ショッピング1999年
海外のEC企業SHEIN(中国)2020年
eBay(アメリカ)1999年(2002年撤退)
2018年(再参入)
Amazon(アメリカ)2020年

 

日本の有名なEC企業は90年代から運営を開始しています。

一方で海外企業も以前からサービスを開始していますが日本に進出してきたのは2020年頃です。

海外のEC企業は、日本に直接店舗を出店する必要がないため海外であるデメリットはありません。

また、ITインフラが整備されたことで、より日本との距離が関係なくなりました。

そのため、日本企業は海外、主にアメリカと中国を意識した運営が必要になります。

トピック2:D2Cの登場

D2Cとは、Direct-to-Consumerの略称です。

従来はメーカーから仲介業者へ、仲介業者から消費者へと商品は移動していました。

しかし、現在ではSNSでのマーケティングが可能になり、メーカーのECサイトへの集客ができます。

その結果、消費者はメーカーから直接商品が購入できるようになりました。

EC業界の未来は?

EC業界の未来は?

EC業界の現状の次は、将来について予測・解説していきます。

就活は現状だけを考慮して企業選択すると5年、10年後に後悔する可能性があるでしょう。

全く情報がない状態では判断できないため、以下に紹介するトピックを参考にしてください。

トピック①:メタバース

将来を予測する材料の1つ目は、メタバースです。

メタバースは近年注目されている3DCG空間を指します。

従来のECサイトであれば、自分の購入したい服や靴を検索するのが一般的です。

今後はメタバースとECを組み合わせたメタバースECが台頭するでしょう。

消費者は自身のアバターを作成し、3D空間内でショッピングします。

直接商品を手に取ったり、アバターに試着させたりできるため、実際にショッピングしている感覚になるでしょう。

上記から今後の買い物方法が大きく変わることが予想できます。

トピック②:サブスクリプション

将来を予測する材料の2つ目は、サブスクリプションです。

ECサイトと組み合わせることで新たなサービスが生まれています。

例えば、ECサイトから服や鞄のサブスクリプションが可能です。

新しい服を購入するのではなく、レンタルする選択肢が登場しました。

流行や季節に合わせて服を購入するのは金銭的に大変です。

しかし、レンタルにすることで家に着ない服が増えることもありません。

上記から、ECサイトとサブスクリプションが掛け合わさることで、消費者に新しい選択肢を提供できます。

EC業界の職種

EC業界の職種

続いてEC業界の職種を解説します。

本章で実際にどういった仕事が存在しているのか明らかになるでしょう。

職種ごとに向き不向きがあるため、自分が職種を選択する際の参考にしてください。

職種内容①:物流

職種の1つ目は、物流です。

商品管理や梱包、発送など物流に必要な作業全般を担当します。

消費者が購入した商品を安全に配送する重要なポジションです。

ECサイトを支えるバックオフィス業務に分類されます。

お客様と直接顔を合わせて接客することはありませんが、日本の生活を支える貢献度の高い仕事です。

職種内容②:商品企画

職種の2つ目は、商品企画です。

消費者のニーズや流行を分析し、販売する商品を企画します。

ECサイトを利用する消費者のデータを分析する高度な知識が求められるでしょう。

統計学やマーケティングが挙げられます。

データ分析から企画立案、市場へ投入と成果が出るまで長い道のりになるでしょう。

根気強く取り組む必要がある職種です。

職種内容③:ECサイト運営

職種の3つ目は、ECサイト運営です。

消費者が利用するサイトの企画・設計・運営を総合的に担当します。

ほかにもサイトのデザインや使いやすさなど消費者目線での改善が必要です。

ECサイトに集客できなければ売上につながりません。

また、消費者にとって窓口になるため企業の印象形成に大きく影響します。

職種内容④:マーケティング

職種の4つ目は、マーケティングです。

ECサイトに消費者を集客する方法を検討します。

現在であれば広告やSNS運用が一般的です。

商品企画と同様に消費者の行動を分析し、より売上が増える企画の立案が求められます。

職種内容⑤:カスタマーサポート

職種の5つ目は、カスタマーサポートです。

ECサイトは商品を購入して終わりではありません。

アフタフォローも重要な職種です。

カスタマーサポートの対応次第で、消費者の満足度に大きく影響します。

商品の予約、返品、交換と消費者と一番密接に関わるポジションです。

EC業界の市場規模・推移

EC業界の市場規模・推移グラフ

日本のEC市場は、年々拡大しています。

経済産業省が2022年に発表した「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」によると、日本国内のBtoC市場規模は22.7兆円です。

また、同年のBtoB市場規模は420.2兆円でした。

BtoCは、2021年時点で20.7兆円でしたので2兆円の拡大になります。

さらに、2021年のBtoBは372.7兆円だったため47.5兆円増加しました。

以下は、数値をまとめた表になります。

2021年2022年増加額
BtoC22.7兆円20.7兆円2兆円
BtoB420.2兆円372.2兆円47.5兆円
CtoC2兆2,121億円2兆3,630億円1,509億円

 

上記の数値からもわかるようにEC業界は急速に拡大していることがわかるでしょう。

2020年はコロナの影響で市場が落ち込みましたが、2021年には持ち直し拡大を続けています。

 

EC業界の日本企業売上高ランキング

EC業界の日本企業売上高ランキング

EC業界に属する日本企業の2023年の売上高ランキングは上記のグラフ通りです。

セブン&アイ・ホールディングスが約11兆円とダントツで売上を記録しています。

 

EC業界の大手企業紹介

EC業界の大手企業紹介

売上高ランキングに登場した上位5社を詳しく解説していきます。

売上高ランキング上位5社

  1. セブン&アイ・ホールディングス
  2. イオン
  3. KDDI
  4. ファーストリテイリング
  5. 楽天グループ

 

一度は耳にしたことのある企業は、興味関心が湧きやすく業界研究のきっかけになるでしょう。

企業①:セブン&アイ・ホールディングス

セブン&アイ・ホールディングスは、1920年に東京台東区浅草に洋品店を開業したのが最初です。

その後、スーパーやコンビニエンスストア、レストランとさまざまな業種を展開しています。

企業理念には、お客様から地域社会、従業員と関係する全ての人から信頼される企業を掲げており、グループ全体で大切にしている考えです。

企業②:イオン

イオン

出典元

トップページ|イオン株式会社

イオンは、1758年創業の岡田屋を源流の1つに持つ企業です。

小売業を中心に発展し、現在では中国、ベトナム、インドネシアと世界進出を果たしています。

第二次世界大戦を経験した過去があるため、基本理念には「平和」の文字を取り入れ、お客様や社会の生活維持に貢献していく企業です。

企業③:KDDI

KDDI

出典元

ロゴ|株式会社KDDI

KDDIは、1953年国際電信電話株式会社(KDD)設立から始まりました。

現在では携帯メーカーのイメージが強い就活生もいらっしゃるでしょう。

しかしDX、金融、エネルギーとさまざまな分野にも携わっています。

さらに、未来へつなぐ事業としてモビリティ、スポーツエンタメ、Web3メタバース、ヘルスケア、宇宙の5領域に挑戦している企業です。

企業④:ファーストリテイリング

ファーストリテイリング

出典元

トップページ|株式会社ファーストリテーリング

1949年にメンズショップ小郡商事を創業したのが始まりです。

その後、1984年にユニクロ第1号店を広島市に出店します。

現在では日本のアパレル業界を牽引する企業に成長しました。

背景には、創業者である柳井正氏が提言する「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」があります。

企業⑤:楽天グループ

楽天グループ

出典元

プレスキット(報道用素材)|楽天グループ株式会社

楽天グループは、1997年に創業し、従業員6名からスタートしました。

創業と同時に楽天市場を開設し、日本におけるECサイトの先駆け的な存在です。

楽天グループの理念には、イノベーションを通じて人々と社会を元気づける意味があります。

 

EC業界で働くメリット

EC業界で働くメリット

EC業界で働くとどのようなメリットがあるのでしょうか。

ここでは代表的な2つのメリットについて確認してみましょう。

メリット①:成長している業界

メリットの1つ目は、成長している業界であることです。

EC業界の市場規模は、年々拡大しています。

また、AIやSNSの登場により成長が見込まれるでしょう。

そのため、どんどん成長したい就活生の価値観と相性の良い業界です。

メリット②:多様な職種

メリットの2つ目は、多様な職種です。

EC業界は物流、商品企画、マーケティングと多岐にわたります。

そのため自分の興味や成長に合わせて異動が可能です。

さまざまな業種を経験してキャリアアップしていきたい就活生に向いています。

EC業界で働くデメリット

EC業界で働くデメリット

EC業界にもデメリットが存在します。

デメリットを把握しないまま就職すると、早期退職の原因になるでしょう。

就活を進める前に、あらかじめEC業界で働くデメリットを確認してください。

デメリット①:競争が激しい

デメリットの1つ目は、競争が激しいことです。

EC業界では集客と価格の2つの競争が激化しています。

日本企業以外にも海外の企業が日本市場に参入していることで、限られた市場を奪い合う形に変化しました。

さらに、参入企業が増加したことで価格競争にも発展しています。

そのため、体力のある大企業に有利な状況です。

自分が志望する企業の状況は、事前に把握しておきましょう。

デメリット②:常に変化と成長が求められる

デメリットの2つ目は、常に変化と成長が求められることです。

EC業界は、急成長している業界のため最新のサービスや最新技術が次々に導入されています。

そのため、今年通用した手法が来年も利用できるとは限りません。

入社後も日々勉強したり、業界のトレンドを把握したりと求められる要素は多いでしょう。

安定した業界で働きたい就活生には向いていないため注意してください。

EC業界への就活を成功させるためには

EC業界への就活を成功させるためには

就活を成功させるためには、業界関係なく書類・面接対策が重要です。

自己分析や企業分析などやるべきことは多岐にわたります。

作成方法に不安がある就活生は、以下の順で考えていくと情報が整理しやすいでしょう。

なぜEC業界なのか

最初に、なぜEC業界を志望するのか明確にしてください。

就活の一歩目である業界選択がしっかりしているほど、次の企業選択や業種選択で迷うことがなくなります。

近い業界にITや小売がありますが、あえてEC業界を志望する理由が就活では必須です。

エントリーシートや面接で質問されるため、対策として自己分析してください。

なぜその企業なのか

次に、なぜその企業なのかが大切です。

面接官は、志望動機が自社とマッチしているかを重要視しています。

競合他社にも当てはまる内容では、面接官は就活生からの熱意を感じません。

その結果、熱意ある就活生と比較され選考から落ちることになります。

内定を獲得するために志望動機を丁寧に作成しましょう。

なぜその職種なのか

そして職種選びも大切です。

自分の強みや価値観と合う職種は、やりがいのある仕事になるでしょう。

どの企業にも営業職や事務職とさまざまな職種があります。

配属先によって業務内容や求められるスキルは異なるため、自分に適した職種を選択できているか確かめてください。

最後に、業界・企業・職種の3つが自分の将来なりたい姿と一致しているか検討しましょう。

エントリーシート・面接頻出質問をご紹介

本章では、頻出質問の記載例をご紹介します。

実際に作成する際の見本にしてください。

なぜEC業界を志望しているのですか?

【記載例】

EC業界を志望する理由は、人々の生活を豊かにする次世代ツールであり、さらに発展していくと考えたからです。

AIの発達やSNSを利用したマーケティングとEC業界は新しい技術を取り入れ発展しています。

私も現在進行形で成長している業界に飛び込み、自分自身も常に成長できる環境に身を置きたいです。

 

なぜ弊社にご応募いただいたのですか?

【記載例】

インターンシップに参加し、貴社の雰囲気が心地良かったからです。

従業員のみなさんは、仲の良さはありながら切磋琢磨する関係性であることに感動しました。

同じ方向に進みながらもお互いに、良い影響が与えられる関係性で働きたいと考えています。

また、具体的な面接対策を紹介している記事がほかにもありますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

さいごに

【業界研究】EC業界の特徴や向き不向きのまとめ

本記事では、EC業界の現状や未来について解説しました。

EC業界の就職難易度は難しいでしょう。

EC業界は急成長しており、就活生から人気がますます高くなる業界の1つです。

さらに、AIやSNSマーケティングが導入されたことで、今後とも発展していくことが予想できるでしょう。

一方で、市場競争が激しく常に変化と成長が求められる業界でもあります。

新しい環境や仕組みを駆使して活躍したい就活生は、ぜひ挑戦してみてください。

本記事がEC業界を目指すきっかけになれば幸いです。

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