【企業分析】JCOMの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/22更新

はじめに

JCOM株式会社は東京都千代田区丸の内に本社を置く、ケーブル・プラットフォーム事業およびメディア・エンタテインメント事業を提供する企業です。

ケーブル・プラットフォーム事業として、テレビ、ネット、スマホ、固定電話、保険、ホーム IoT、オンライン診療、電気 や ガス などあたらしい技術を誰もが使いやすいサービスとして提供し、地域社会と顧客の暮らしを支援しています。

また、メディア・エンタテインメント事業として、J SORTS等のコンテンツを扱っており、一般消費者になじみのある事業を手掛けています。

今回はそんなJCOMの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。

 

この記事ではJCOMへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。ぜひ最後までご覧ください。

対象
  • JCOMの仕事内容が気になる
  • JCOMの就職難易度を知りたい
  • JCOMの選考対策として何をすれば良いかわからない

また、ケーブル・プラットフォーム事業およびメディア・エンタテインメント事業以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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この記事の結論

先にこの記事の結論からお伝えすると、JCOMの就職難易度は、平均よりもやや高めの難易度と考えています。

採用倍率は約36倍でした。2019年以降、採用人数が減少傾向にあります。女性社員の採用が多いことも特徴の1つです。

また、採用大学も様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分に有り得ます。

また職種としては、セールス・マーケティングコース、エンジニア(サービスインフラ)コース、エンジニア(情報システム)コース、データサイエンスコース、コーポレートコース、コンテンツビジネス・制作コース、オープンコースがあります。

次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後まで読んでください。

JCOMについて

JCOMとは

出典元:企業情報|JCOM

会社概要

JCOMは、ケーブルテレビ事業と番組供給事業を主たる事業とする企業です。

JCOMの歴史を振り返ると、1995年、住友商事と米国のTCI(現Liberty Global, Inc.)との合弁会社である株式会社ジュピターテレコムとして誕生しました。

2007年9月、番組供給事業を行うジュピターTVと合併しました。

次いで、2010年よりKDDIがJCOMの経営に参画し、住友商事とともに筆頭株主となりました。

2014年4月、KDDIの子会社であり、業界第2位のジャパンケーブルネットを吸収合併しました。

これを契機として、JCOMは、「もっと、心に響かせよう。もっと、暮らしを支えよう。明日を、未来を、拓いていこう。」という企業理念を制定しました、加えて、ブランドスローガとして「もっと、あなたに響くこと。」を掲げました。

​2021年7月、会社名を現在のJCOM株式会社に変更しています。ブランドメッセージを「あたらしいを、あたりまえに」に変更しました。ふたつのものを繋ぐ、結び付けるという意味を込めた「J:COM」の「:(コロン)」にならい、J:COMは、「お客さま、地域社会に常に寄り添いながら、あたらしいワクワクやしあわせを、みなさまの日常にしていきたい」と唱えています。

 

各事業別の売上規模

JCOMの各事業別の売上規模

JCOMの2023年3月期の総売上高は3,165億7,200万円で、純利益は438億9,000万円でした(いずれも単体)。

なお、2023年3月期における連結での営業収益は8,288憶円でした。

事業別の売上高・営業収益は非公開でした。

 

【売上高と純利益の推移(いずれも単体ベース)】

2019年3月期2020年3月期2021年3月期2022年3月期2023年3月期
売上高3,255億4,900万円3,211億3,100万円3,226億4,000万円3,249億200万円3,165億7,200万円
純利益429億6,300万円475億9,100万円-52億7,100万円520億7,300万円438億9,000万円

 

各事業セグメントの解説

JCOMの主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
放送・配信事業J:COM TVを通じて豊富なチャンネルとネット動画サービスを融合させた新しい視聴体験を提供する。音声での操作や検索、視聴傾向に合わせたレコメンド、スマホやタブレット視聴に加え、ネット動画がテレビの大画面で楽しむことのできるエンタテインメントの提供を実現する。
通信事業J:COM NETは次世代AI Wi-Fiにより、リモートワークや動画視聴、音楽のダウンロードなどを可能にした。

また、J:COM MOBILEは5G対応に関してデータ繰越を可能とした。J:COM PHONEは迷惑電話ブロックなどの機能を装備した。

生活安心事業保険サービスやオンライン診療などサービスを提供する。
エネルギー事業J:COM 電力は安価な料金による基本メニューと、環境に貢献できるグリーンメニューから選択することを可能にした。
地域活性化と協働事業地域プロデューサーの配置を通じた、行政や教育機関、地域振興機関と連携による地域課題の解決と発展に取り組む。

 

上記のように、JCOMは、多彩なサービスラインナップにより、テレビ、インターネット、スマートフォン、固定電話、保険、ホームIoT、オンライン診療、電気・ガス等を駆使し、新しい技術を誰もが使いやすいサービスとして提供することを通じて、地域とユーザの暮らしをサポートしています。

このため、JOMは、11の運営会社と65の営業・サポートスタッフ拠点(局)、カスタマーセンター、技術センターを中心として、幅広いサービスによりユーザの暮らしを支えるべく、万全の体制を整えています。

 

JCOMで働いている社員は?

平均勤続年数は?

JCOMの平均勤続年数は12.2年です(2021年度)。

日本国内における企業全体の平均勤続年数が約12年であることから見て、JCOMは、平均的な職場といえるでしょう。

平均年収は?

2022年度のJCOMの平均年収は、548万円でした。

全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準となっています。

平均残業時間は?

JCOMの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり22.7時間でした(2021年度)。

厚生労働省が2023年2月に発表した「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によれば、月平均残業時間は13.8時間なので、JCOMの場合、平均よりも残業時間が多い職場といえます。

平均ボーナス額は?

JCOMの従業員の平均ボーナス額は、114万円でした(年2回の合計)。

どんな文化なの?

JCOMは、企業理念として「もっと、心に響かせよう。もっと、暮らしを支えよう。明日を、未来を、拓いていこう。」を掲げています。

このうち、「心に響かせよう」は、良質なエンタテインメントとサービスを更に進化させ、人々の心が震えるような感動、喜び、新たな発見を届けたいという思いが込められています。

また、「「暮らしを支えよう」は、小さな問題解決の手助けから様々な分野での人々の暮らしをサポートする、日常に不可欠な存在を目指す決意を表現。

さらに、「拓く」は、JCOによる小さな改善と独創的・創造的な取組みの継続がより良い未来につなげていくことを約束しています。

ここでは、自分自身が主体的に顧客のために取り組むことを通じ、自らの成長につなげていく環境が整っているので、意慾的・主体的に仕事を進めたい人に向いていると言えます。

 

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

ケーブルテレビ業界の中でのJCOMの立ち位置

競争が激しいケーブルテレビ業界の中でのJCOMの立ち位置をご紹介します。

売上高を参照し他社と比較してみても、JCOMはトップクラスの企業だということがわかります。

理由として以下の要因があると考えています。

  1. 地域密着性:
    JCOMは地域密着を徹底し、地域社会との強い結びつきを意識しています。
    これにより、地域社会のニーズに合ったサービスを提供することはもちろん、地域社会の発展に貢献しています。
  2. ネットワークインフラ:
    JCOMは全国各地に自社インフラを整備しており、ホームパス(ネットワーク敷設済み)世帯数が2,157万世帯にのぼります。JCOMは、広範なネットワークを活用し、高品質なケーブルテレビサービスを提供しています。
  3. トリプルプレイサービス:
    JCOMは、テレビ(地上波、BS、CSの再送信)、インターネット、電話のトリプルプレイサービスを提供しています。
    これにより、JCOMは顧客に対する利便性とコスト効率性を可能にしています。
  4. 商品力と営業力:
    JCOMは、MVMO、電力、ガス、ホームIoTなど、幅広い商品・サービスを提供しています。
    また、強い営業力により業界を牽引しています。

 

以上の要素によりJCOMはケーブルテレビ業界の中でもトップクラスの売上高を生み出していると考えられます。

参考までに競合他社の情報もまとめてみたので、ご紹介します。

会社名売上高(2022年度)平均年収就職偏差値・難易度社風
JCOM3,165億7,200万円548万円55あたらしいを、あたりまえに
イッツコミュニケーションズ304億2,100万円483万円50 「楽しく」、「安心・安全」「快適」
ZTV167億1,281万円526万円52 地域にもっと便利を、もっと快適を
コミュニティネットワークセンター105億2,000円729万円53 地域課題を解決するエキスパート集団

JCONの新卒募集要項について

以下にJCOMの新卒募集要項についてまとめました。

JCOMは、コース別の採用を行っています。
すなわち、セールスマーケティングコース、コンテンツビジネス・制作コース、コーポレートコースです。
もっとも、応募時点でいずれのコースにするか決まっていない就活生は、オープンコースを選択することができ、選考と通じてJCOMがその就活生の適性を判断し、最終的にいずれかのコースに進むという方法が採用されています。

各項目詳細
職種オープンコース:希望の職種が決まっていない方。

セールスマーケティングコース:個人顧客への営業を中心に、法人営業、広告営業等、幅広い営業活動に携わる。

エンジニア(サービスインフラ)コース:インフラ設備の構築、施工管理、テクニカルサポート

エンジニア(情報システム)コース:システムの企画、開発、運用

データサイエンスコース:ビッグデータを取り扱い、データアナリティクス全般に携わり、サービス改善や新規サービスの提案を行う

コンテンツビジネス・制作コース:スポーツ・エンタメ専門チャネルの番組制作・編集・マーケティング

劇場映画、アニメの制作、配給宣伝、国内海外販売等のライツビジネス

動画配信サービスのコンテンツ編成、調達、運

地域メディアの組制作、編成、プロモーション

コーポレートコース:経理、予算管理、決算業務、資金運用・調達等の経営管理

法務、リスクマネジメント等の総務法務

制度企画、採用、人事育成、労務等の人事

給与大学院卒:月給233,400円

大学卒:月給220,000円

高専卒(専攻科)月給220,000円

高専卒(本科):月給199,800円

 備考:試用期間なし、固定残業制度なし

通勤手当(当社規定による)、時間外勤務手当等

賞与年2回(6月、12月)
研修制度JCOMが持続的成長をしていくためには、従業員一人ひとりの能力の向上が不可欠であるとし、2017年より企業内大学「J:COMユニバーシティ」を設立しています。

J:COMユニバーシティは、学ぶことを希望する従業員が主体的に研修に参加し、全国の従業員が成長を実現できる機会となっています。

また、JCOMは、上記の自発参加型研修だけでなく、各階層、キャリアに期待された役割を全うするために保有すべき知識・スキルを習得するための階層別研修や選抜型研修も設定しており、従業員の活躍を支援しています。

福利厚生
  • 各種社会保険、確定拠出年金制度、財形貯蓄制度、慶弔見舞金制度、借り上げ社宅制度などを完備
  • 福利厚生倶楽部(リロクラブ)
    リゾートホテルやフィットネスクラブ他、暮らしに役立つ様々なサービスを利用することができます
  • 社員モニター制度
    JCOMが提供するサービスを特別価格にて利用することができます

求める人材

JCOMが求める人材

JCOMでは求める人財像として下記のものを公表しています。
グループ会社各社においては、広告・ソリューション事業を提供する、株式会社プルークスを除き、新卒社員の独自採用を実施しておらず、JCOMでの一括採用となり、その後、ループ各社に出向するという方法が採られています。

志高く

高い志と倫理観を持って挑戦する。自分の専門性を磨きながら、世の中・社会のためにできることは何かを追求する人

協力する

自分のためだけではなく、人によかれという”利他の心”でまわりの協力を得ながら仕事に取り組む人

挑む

小さなことでも自分が関わったからこその価値を創造する。変化に対応するのではなく、自ら先頭に立って変化を起こす人

超える

既成概念や枠を超えて、あらたな価値を創造する。失敗を恐れず挑戦し、いまの自分を超える。その先の未来・キャリアを拓く人

楽しむ

多様な人たちと大いに語り、自由に発想する。意見の違いや困難も乗り越え、仕事も人生も楽しむ人

 

以上の5つはJCOMの企業理念である「もっと、心に響かせよう。もっと、暮らしを支えよう。明日を、未来を、拓いていこう。」につながっていきます.。

エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨むといいでしょう。

新卒採用のフロー

JCOMの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。

面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、人柄をチェックする質問も多いのが特徴です。

選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかが重視されます。

今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。

①新卒エントリー

JCOM公式サイトの新卒エントリーボタン(マイナビ)より必要事項を入力し登録を行います。

②会社説明会

JCOMのイメージを具体的に理解するための会社説明会です。

マイナビで期間限定の「JCOMオンライン説明会」を実施します(マイナビでエントリーした就活生限定)。

2024年度においては、上記のオンライン説明会を2回用意し、そのうち1回はセールス職限定の職種説明となり、残り1回は全職種を対象とした説明会になります。

説明会はZoom(オンライン)で行われます(実施時間は1時間程度)。
その際の就活生の服装は自由であり、持ち物等は特にありません。

③適性検査

玉手箱(言語・非言語)と性格検査が実施されます。
問題数および制限時間は、基本t来な玉手箱のそれと同等です。
試験対策については、大学受験時の学力があれば、特に必要はないといわれていますが、不安のある人は対策本を何周かしておくとよいでしょう。

 

以下のページもぜひ参考にしてください!

④ES

JCOMのエントリーシートでは、次の内容が問われます。

内容
  • JCOMにエントリーした動機
  • コース選択をした理由
  • 本領域(コース)で活かせそうな経験、スキル、資格等についてのアピール
  • ガクチカ

なお、一部のコースでは、動画選考があります。

また、エントリー時にオープンコースを選択した場合には、この時点でジョブ・マッチング面談が実施され、適性と本人の志向にあわせ、JCOMより該当職種の提案がなされます。

⑤一次面接(WEB)

一次面接においては、提出したエントリーシートに沿った質問がなされます。
加えて、セールスマーケティングコースの場合には、「営業についてどう思うか」「営業に対するストレス耐性はどうか」といった質問もなされます。
逆質問もOKです。
多少の深堀りもありますが、全体的に見て淡々と進むと考えてよいでしょう。

⑥複数回面接(対面)

コースにより面接回数が異なる場合があります。

二次面接では、次のような質問がなされます。
面接官2名と学生1名で行われます。時間は30分程度になります。

内容
  • 志望理由
  • 大学で学んでいること
  • 視野に入れている業界とその理由
  • 他社選考状況
  • 選考中の企業全てに合格した場合、最終的に重視することは何か

最終になるにつれて質問が深堀されたり、実務に適性があるのかを確かめるような質問が多くなされていることが分かります。

最終面接は、面接官2名と学生1名で行われます。時間は40分~1時間程度です。

内容
  • 他社状況
  • 入社後、どのような仕事をしていきたいか
  • アルバイトについて
  • ガクチカ
  • 周囲の人からどのような人と言われているか
  • イベントにまつわるケース問題

 

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

⑦内定

複数回の面接を突破して内定が決まります。

採用大学

JCOMの採用大学の実績を以下に掲載しますが、最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、所謂学歴フィルターはないと考えます。

<大学>

青山学院大学、桜美林大学、大阪大学、大阪市立大学、大妻女子大学、小樽商科大学、神奈川大学、関西大学、関西学院大学、関東学院大学、学習院大学、京都大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、国士舘大学、静岡大学、上智大学、成蹊大学、聖心女子大学、成城大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東海大学、東京大学、東京外国語大学、東京芸術大学、東京工業大学

<短大・高専・専門学校>

香川高等専門学校、北九州工業高等専門学校、熊本高等専門学校、仙台高等専門学校、和歌山工業高等専門学校

 

上記には偏差値が高い大学も採用大学にありますが、JCOMは多様な学生層からの応募者を積極的に採用しています。

よって学歴が原因で不採用になることは考えにくいです。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得できるようにしましょう。

就職偏差値・難易度

それでは、ここまでの内容を踏まえて、JCOMの就職偏差値・難易度を見てみましょう。

結論としては、偏差値・難易度は標準よりやや高めといえるでしょう。その理由として以下の2点が挙げられます。

理由
  • 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりない
  • 給与が全国平均よりも高額である

よって、頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など基本的な事項をしっかりと対策をしていれば、内定を勝ち取ることが困難ということはないでしょう。

しっかりと対策を行い内定を獲得してください!

 

就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。

まとめ

JCOMは、ケーブルテレビ事業と番組供給事業を主たる事業とする企業で、地域密着を徹底し、地域社会との強い結びつきを意識した事業展開を行っています。

地域社会のニーズに合ったサービスを提供していくことを通じ、地域社会の発展に貢献していることが強みです。

JCOMは、ケーブルテレビ業界の中でもレベルが高い企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。

しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあります。対策をしっかり行って選考に望んでください。

ぜひこの記事を参考にして励んでくださいね。

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