【企業分析】ローレルバンクマシンの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024/7/24更新
はじめに
ローレルバンクマシン株式会社は、東京都港区に本社を置く通貨処理機器メーカーです。
主な事業は、各種通貨処理機・システム、金融オンライン端末機の開発・製造・販売・保守にくわえ、キャッシュレス決済事業です。
今回は、ローレルバンクマシンの企業研究をするための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
ローレルバンクマシンへの就職に興味がある、以下のような就活生を対象に企業分析をしているので、ぜひ最後までご覧ください。
- ローレルバンクマシンの仕事内容が気になる
- ローレルバンクマシンの就職難易度が知りたい
- ローレルバンクマシンの選考対策として何をすればいいのかわからない
不動産以外の業界については以下の記事で概観していますので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先に本記事の結論からお伝えすると、ローレルバンクマシンの就職難易度はさほど高くないです。
給与面や求人倍率、福利厚生は業界全体で見ても平均的だからです。
採用大学を見る限りでは、学歴フィルターもありません。
本記事を参考にしっかりと選考対策をすれば、より多くの就活生に内定のチャンスがあるでしょう。
募集している職種は、「データサイエンティスト職」「ビジネスプロデューサー職」「カスタマーエンジニア職」の3つです。
次からは、各事業の詳しい内容や就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ローレルバンクマシン株式会社について
会社概要
ローレルバンクマシン株式会社は、1946年に設立された企業です。
ローレルバンクマシンの事業内容は、通貨処理機やシステム、オンライン金融端末の開発、製造、販売、保守を行うことです。
金融、リテール、交通、アミューズメントなど、さまざまな業界で利用される製品を提供しています。
ローレルバンクマシンは、国内に約90の営業所を展開しており、顧客のニーズに応えるためのメンテナンスサービスネットワークを確立している会社です。
また、日本国内だけでなく、アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアなど、約80カ国においても製品を提供しています。
創業以来、ローレルバンクマシンは「人と機械とICTの新たな融合」をテーマに掲げ、メカトロニクス技術とICTを駆使した製品を開発し続けています。
例えば、紙幣計数機や硬貨計数機、通貨リサイクル機など、数多くの革新的な製品を市場に投入してきました。
ローレルバンクマシンは、「お客様の満足を最優先に考え、社会に貢献する企業」を目指し、社員一人ひとりの自主性、積極的な姿勢、協力を奨励しているのです。
これにより、顧客満足度を高めるとともに、社会全体に貢献することを目指しています。
さらに、ローレルバンクマシンはISO 9001およびISO 14001の認証を取得しており、品質管理および環境管理の両面で高い基準を維持しています。
徹底した管理により、製品の品質と環境への配慮を両立させています。
同社はこれからも、「お客様がよろこんでくれる品質と価格」を追求し続け、通貨処理技術の分野でのリーダーシップを発揮し続けるでしょう。
ローレルバンクマシンで働いている社員は？
平均勤続年数は？
ローレルバンクマシン株式会社の平均勤続年数は、およそ16年です。
製造業界の平均勤続年数が約12年であることを考えると、社員の定着率が非常に高いと言えるでしょう。
平均年収は？
2023年のローレルバンクマシン株式会社の平均年収は、約650万円でした。
製造業界の平均年収が約550万円であることから、業界平均よりも好待遇と言えます。
なお、全国平均年収は461万円です。
平均残業時間は？
ローレルバンクマシン株式会社の平均残業時間は、一ヶ月あたりおよそ20時間です。
日本の企業全体の月平均残業時間が21時間ほどであることから、労働環境は平均的と言えます。
また、製造業界の月平均残業時間が25時間であることを考えると、業界全体から見て労働時間は少ないです。
平均ボーナス額は？
ローレルバンクマシン株式会社の平均ボーナス額について、ある社員の年間賞与（ボーナス）が210万円であることがわかりました。
ただし、これは数人の社員の例であり、会社全体の平均を示すものではありません。
また、別の情報源では、ある社員の年間賞与が70万円という報告もあります。
これらの情報から、ローレルバンクマシン株式会社のボーナス額にはかなりの幅があることが推測できます。
役職や勤続年数、業績などによって個人差が大きいと考えられるでしょう。
どんな社風なの？
ローレルバンクマシン株式会社は、基本理念として「忠恕（まごころとおもいやり）」を掲げています。
「忠恕」は、顧客や社員に対する誠実さと配慮を意味し、企業活動の根幹を成しています。
また、ローレルバンクマシンは「お客様の満足度（CS）を第一に考え、人間性・自主性・積極性・協調性を尊重する」ことを重視している企業です。
社員同士が協力し合い、社会に貢献できる企業活動を目指しています。
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
ローレルバンクマシン株式会社の業界における立ち位置と、競合他社にはない強みを紹介します。
通貨処理機器業界は、金融機関や小売業など幅広い分野で需要があり、競争が激しい業界です。
しかし、ローレルバンクマシンは高度な技術力と顧客志向のサービスによって、業界内で確固たる地位を築いています。
以下の要因が、同社の競合他社にはない強みです。
高度な通貨処理技術
ローレルバンクマシンは1946年の創業以来、通貨処理技術の開発に特化してきました。長年の経験と継続的な研究開発により、高精度で信頼性の高い通貨処理機器を提供しています。この専門性と技術力が、同社の最大の強みと言えるでしょう。
幅広い製品ラインナップ
紙幣計数機や硬貨計数機、通貨リサイクル機など、多様な通貨処理機器を開発・製造しています。金融機関だけでなく、小売業やアミューズメント業界など、さまざまな業種のニーズに対応できる製品群を有しているのが強みです。
グローバルな事業展開
日本国内だけでなく、約80カ国で製品を提供しているグローバル企業です。各国の通貨や規制に対応した製品開発を行っており、国際的な競争力を持っています。
充実したメンテナンスネットワーク
国内に約90の営業所を展開し、顧客のニーズに迅速に対応できるメンテナンスサービスネットワークを確立しています。これにより、製品の安定稼働と長期的な顧客満足度の向上を実現しています。
メカトロニクス技術とICTの融合
「人と機械とICTの新たな融合」をテーマに、最新のメカトロニクス技術とICTを組み合わせた製品開発を行っています。この先進的なアプローチにより、より効率的で安全な通貨処理ソリューションを提供しています。
顧客満足度を重視した企業文化
「お客様の満足度（CS）を第一に考え、人間性・自主性・積極性・協調性を尊重する」という経営理念を掲げています。この顧客志向の企業文化が、製品開発からアフターサービスまで一貫した高品質なサービス提供につながっています。
こうした強みにより、ローレルバンクマシンは通貨処理機器業界において、技術力と顧客サービスの両面で優位性を持つ企業として認識されているのです。
今後も革新的な製品開発と顧客満足度の向上に注力することで、業界内での地位をさらに強化していくことが期待されます。
| 企業名 | 売上高 | 平均年収 | 就職偏差値・難易度 | 社風 |
| ローレルバンクマシン株式会社 | 257億円 | 650万円 | 52 | お客様を第一に考える社風 |
| グローリー株式会社 | 2,259億円 | 682万円 | 55 | 技術革新を重視する社風 |
| 日本金銭機械株式会社 | 267億円 | 543万円 | 50 | グローバル展開を推進する社風 |
ローレルバンクマシンの新卒募集要項について
ローレルバンクマシン株式会社の新卒募集要項について、以下にまとめました。
ローレルバンクマシンは、通貨処理機器のパイオニアとして75年以上の歴史を持つ企業です。
新卒採用では、技術革新と顧客満足度を重視する企業文化を反映した募集を行っています。
特筆すべき点として、フレックスタイム制や在宅勤務制度を導入しており、働き方の自由度が高いことが挙げられます。
ただし、これらの制度の利用しやすさは、上司や部署によって異なるでしょう。
研修制度も充実しており、新入社員研修だけでなく、キャリア支援のためのさまざまな教育と研修の機会を提供しています。
これは、人材育成を重視する同社の方針を反映しているのです。
福利厚生面では、社会保険完備や退職金制度、財形貯蓄などが整備されています。また、グローバルな事業展開を行っている企業であるため、将来的に海外で勤務する機会がある可能性も考えられます。
以下に、ローレルバンクマシン株式会社の新卒募集要項をまとめた表を作成しました。ぜひ参考にしてみてください。
| 職種 | 技術系（設計、研究開発、生産技術など）、営業系 |
| 勤務地 | 本社（東京）、各営業所（全国約90カ所） |
| 初年度月収 | 大学院（修士）／222,990円～ 大学・高専（専攻科）／207,240円～ 高専・専門学校・短期大学／191,190円～ 高校／174,990円～ ※初任給は、居住地によって異なります |
| 賞与 | 年2回（6月、12月） |
| 研修制度 | 新入社員研修、キャリア支援のための各種研修 |
| 福利厚生 | 社会保険完備、退職金制度、財形貯蓄、確定拠出年金 |
| 勤務時間 | フレックスタイム制（コアタイム10:00-15:00） |
| 休日・休暇 | 年間休日121日（2017年度実績） |
| その他 | 在宅勤務制度あり、社員寮・社宅制度あり |
なお、具体的な給与額や詳細な勤務条件については公開情報が限られているため、就職活動の際には説明会や面接で直接確認することをおすすめします。
また、グローバルな事業展開を行っている企業であるため、語学力や海外勤務への意欲も評価される可能性があります。
求める人材
ローレルバンクマシンが求める人材像は以下の通りです。
1.技術革新に対する情熱を持つ人材
ローレルバンクマシンは、「人と機械とICTの新たな融合」をテーマに掲げています。
最新のメカトロニクス技術やICTに興味を持ち、常に新しい技術を学び、製品開発に活かせる人材を求めているのです。
通貨処理技術の分野で革新的なソリューションを生み出すことに、情熱を持つ人が適しています。
2.顧客満足度を重視できる人材
同社の経営理念には、「お客様の満足度（CS）を第一に考える」ことが含まれています。
そのため、顧客のニーズを深く理解し、それに応える製品やサービスを提供することに喜びを感じる人材が求められるでしょう。
金融機関や小売業など、さまざまな業界の顧客と接する機会が多いため、コミュニケーション能力も重要です。
3.グローバルな視野を持つ人材
ローレルバンクマシンは、約80カ国で製品を提供しているグローバル企業です。
そのため、国際的な視野を持ち、異文化理解能力がある人材が適しているでしょう。
将来的に、海外での勤務や国際的なプロジェクトに携わる可能性もあるため、語学力や異文化適応能力も重視されます。
4.自主性と積極性を持つ人材
同社の経営理念には、「人間性・自主性・積極性・協調性を尊重する」ことが含まれています。
これは、従業員一人ひとりが自ら考え、行動することを期待していることを示しています。
課題を自ら見つけ、解決策を提案し、実行に移せる人材が求められるでしょう。
5.チームワークを重視できる人材
ローレルバンクマシンは、協調性を重視しています。
製品開発から販売、メンテナンスまで、さまざまな部門が連携して業務を行う必要があります。
そのため、他者と協力しながら目標達成に向けて努力できる人材が適しているでしょう。
6.高い倫理観を持つ人材
通貨処理機器を扱う企業として、高い倫理観と誠実さが求められます。
法令遵守はもちろん、社会的責任を果たすことに対する強い意識を持つ人材が求められるでしょう。
これらの要素は、ローレルバンクマシンの企業理念や事業内容に基づいています。エントリーシートや面接では、これらの資質や能力をアピールすることが重要です。
また、同社の製品や技術に対する理解と興味を示すことも、選考において有利に働くでしょう。
新卒採用の選考フロー
ローレルバンクマシンの新卒採用の選考フローについて解説します。
①新卒エントリー
ローレルバンクマシンの公式サイトから、新卒エントリーをしましょう。
必要事項を入力し、マイページを作成すれば完了です。
②会社説明会
ローレルバンクマシンでは、会社説明会を開催しています。
ここでは、通貨処理機器業界やローレルバンクマシンの事業内容について詳しく知ることが可能です。
③適性検査
ローレルバンクマシンの社員として、必要な学力や適性があるかを確認するためのテストです。
性格診断などもあるので、取り繕わずにありのまま記入しましょう。
適性検査後は、テストの結果やエントリーシートをもとにした書類選考があります。
以下のページもぜひ参考にしてください。
④エントリーシート
ローレルバンクマシンのエントリーシートの代表的な質問内容は、下記の通りです。
- ガクチカ
- 入社してやりたいこと
- ローレルバンクマシンを選んだ理由
提出したエントリーシートをもとに選考が実施されます。
記載する内容をしっかりと突き詰め、まずは書類選考の通過を目指しましょう。
書類選考の通過率がアップするエントリーシートの書き方については、以下の記事を参考にしてください。
⑤一次面接
ローレルバンクマシンは、適性検査・エントリーシートの合格者を対象に面接を行います。
質問内容は、基本的にエントリーシートに書かれている内容の深掘りです。
「なぜ」「どうして」と深く追及されることを想定しておきましょう。
ローレルバンクマシンは学ぶ意志のある人材を求めているので、就活生の考えの深さや一貫性が見られます。
しっかりと選考対策をして面接に臨んでください。
採用担当者に好印象を与える面接のコツは、以下の記事を参考にしてみましょう。
⑥最終面接
最後は役員との面接です。
一次面接よりも掘り下げた質問がされるでしょう。
これは、ローレルバンクマシンの志望度や勤務意欲を確認するためです。
ローレルバンクマシンへの熱い思いをぶつけてぜひ内定を勝ち取ってください。
⑦内定
最終面接を通過すれば内定が出ます。
採用大学
ローレルバンクマシンの採用大学は以下の通りです。
| 北海道大学、室蘭工業大学、北海学園大学、東北大学、秋田大学、秋田県立大学、東北学院大学、群馬大学、千葉大学、埼玉大学、茨城大学、電気通信大学、東京農工大学、東京海洋大学、慶應義塾大学、日本大学、成蹊大学、早稲田大学、中央大学ほか |
上記のとおり、さまざまなレベルの大学から採用している実績があります。
ローレルバンクマシンの内定を得るためには、エントリーシートをはじめとする選考対策が重要です。
就職偏差値・難易度
ローレルバンクマシンの就職偏差値・難易度はそれほど高くはないでしょう。
その理由は次の3つです。
- 通貨処理機器のパイオニアだが求人倍率は高くないから
- 平均年収が業界全体で見ても標準的だから
- 福利厚生や待遇も業界全体で見ても標準レベルだから
基本的な質問である「ガクチカ」「志望動機」に的確に答えられれば、採用の確率はグッと高まります。
本記事を参考に選考対策をして、ぜひとも内定を勝ち取りましょう。
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
ローレルバンクマシン株式会社は、東京に本社を置く通貨処理機器のパイオニア企業です。
主な事業は、通貨処理機器やシステム、オンライン金融端末の開発、製造、販売、保守です。
金融機関や小売業など、幅広い業界向けに製品を提供しています。
創業から75年以上の歴史を持ち、高度な技術力と顧客志向のサービスで業界内で確固たる地位を築いています。
国内約90の営業所に加え、約80カ国でグローバルに事業を展開しているのです。
ローレルバンクマシンは「忠恕（まごころとおもいやり）」を社是とし、顧客満足度を第一に考える企業文化を持っています。
技術革新への情熱、グローバルな視野、自主性と積極性を持つ人材を求めているのです。
福利厚生も充実しており、社会保険完備、退職金制度、財形貯蓄などが整備されています。
また、フレックスタイム制や在宅勤務制度を導入するなど、働き方の自由度も高いです。
ローレルバンクマシンは通貨処理技術を基盤としながら、時代の変化に応じてソリューションカンパニーへと進化を続けています。
社会インフラの高度化を目指し、新たな価値創造に挑戦する企業といえるでしょう。
本記事を参考に選考対策をして、ぜひローレルバンクマシン株式会社の内定を目指してください。
