【企業分析】第一生命テクノクロスの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/7/23更新

はじめに

第一生命テクノクロス株式会社(以下、第一生命テクノクロス)は、東京都新宿区に本社のある第一生命傘下のITシステム関連事業会社です。

本記事では、以下のような対象者に向けた内容となっています。

対象
  • 第一生命テクノクロスの会社情報や企業の特色を確認したい
  • 第一生命テクノクロスの新卒難易度や新卒採用の流れについて知りたい

ぜひ、最後までご覧ください。

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この記事の結論

この記事の結論から言うと、第一生命テクノクロス(旧社名・第一生命情報テクノロジー)は、第一生命を母体とするメーカー系システムインテグレーターです。

2024年に現在の社名に変更されました。

収入面では同業他社と比較して低く見える場合もありますが、第一生命をバックグラウンドに持つ安定した業務や規模の大きな案件、そして充実した研修や福利厚生が魅力の会社です。

ITシステム会社はBtoBがほとんどで世間からの認知度が低いほうですが、第一生命自体が非常に有名な会社のため、比較的応募者数が多く倍率が高いことで就職難易度は同規模の同業他社の中でも少し高めとなります。

次の章より、具体的な会社沿革や特徴、新卒採用に関する採用の流れなどについて詳しく説明していきます。

第一生命テクノクロスについて

第一生命テクノクロス株式会社とは

出典元:

第一生命テクノクロス株式会社

会社概要

第一生命テクノクロスは、その名前の通り第一生命保険株式会社のシステムソリューションに関与しており、そのノウハウを生かしたシステムインテグレーションサービスも外販している会社です。

現在の社名(通称DLTX)は2024年4月に変更されており、それまでは「第一生命情報システム株式会社」でした。

現在の登記上会社設立年が1988年となっていますが、これは「第一生命情報システム株式会社」の源流となる「第一生命情報サービス株式会社」の設立年です。

かつては東京都府中市(日本製鋼所・跡地)に日本銀行をはじめとする数多くの金融系電算センターがひしめく中に大規模な事業所を構えていましたが、現在は本社所在地の新宿と、豊洲、大井の3拠点に事業所があります。

「テクノクロス」という名称には、第一生命グループのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中核子会社として、テクノロジーとビジネスをクロスさせ、新たな価値を創出するという意味があるとのことです。

ちなみに、同業にNTT系列のNTTテクノクロス株式会社(旧・エヌ・ティ・ティソフトウェア株式会社、現在社名になったのは2017年)がありますが、この2社に関係性は特にありません。

近年まで「テクノクロス」というとNTTテクノクロスのことを指していたため注意しましょう。

ITシステムインテグレーターには、母体や親会社が何処であるかによって以下のような分類に分けられます。

<ITインテグレーター分類>

メーカー系製造業のIT部門が源流日立、富士通、NECなど
ユーザー系金融業や商社などのIT部門が源流NTT、野村総研、伊藤忠など
独立系IT専業で設立大塚商会、TIS、CTCなど

 

第一生命テクノクロスは、その名の通り、第一生命を母体とする「ユーザー系」SIerとなります。

生命保険の取扱いとシステムとは表裏一体の存在であり、ノウハウも豊富で、生保システムをもとにしたワークフローシステムや契約者向けのフロントエンド開発だけではなく、金融関係、システム開発支援やプロジェクト管理支援といった分野にも強みがある会社と言えるでしょう。

 

各事業セグメントの解説

第一生命テクノクロスの主な事業セグメントは以下の通りです。

事業部門活動内容
システムソリューション第一生命の基幹システムノウハウを活かした、保険システム、営業支援システム、会計システムに強みを持つシステムコンサルティング・設計開発。
事務サービス第一生命グループの保険事務の受託、システム開発ノウハウを生かした事務マニュアル・ドキュメント整備、団体保険契約事務代行など。
DX関連人財育成2022年より始まった新事業。組織のデジタル化を推進するためにDX人材(人財)を育成するためのセミナーやワークショップを行う。

 

第一生命テクノクロスで働いている社員は?(2024年現在)

第一生命テクノクロスで働いている社員は?

第一生命テクノクロスの従業員数は1,799名(2023年4月)となり、同業種の中でもシステム事業会社としてはかなり人数が多いほうといえます。

ここから先は、より具体的な数字を、類似するメーカー系SIerと比較しながら見ていきましょう。

平均勤続年数は?

第一生命テクノクロスの平均勤続年数は、16.4年です。

ユーザー系SIerはメーカー系だと他の一般企業の平均勤続年数に近いものの、それ以外のシステムインテグレーターは平均よりも短い勤続年数となるケースが多いです。

上場企業の平均勤続年数は約15年と言われていますので、第一生命テクノクロスは他のシステム系企業よりも平均勤続年数は長めと言えるでしょう。

平均年齢はそれほど他業種と比べて大きく違いはないようです。

第一生命テクノクロス従業員数1,799名、平均勤続年数16.4年、平均年齢40.4歳
電通総研従業員数3,652名、平均勤続年数13.9年、平均年齢40.5歳
日鉄ソリューションズ従業員数2,817名、平均勤続年数13.0年、平均年齢39.8歳
三菱総合研究所(MRI)従業員数1,150名、平均勤続年数13.1年、平均年齢41.7歳

 

平均年収は?

第一生命テクノクロスの平均年収は約530万円といわれています。

SEは知識労働で経験や技術が重要視されるため年収は高くなる傾向にありますが、第一生命テクノクロスは同業企業と比べると年収水準は一見低く見えますが、売上や利益においては同規模業種と遜色ない成果を出しています。

一方で、年収だけでは測れない研修や福利厚生については、中途採用市場の口コミでも非常に高く評価されている傾向があり、ワークライフバランスの充実に向けた様々な施策も重点的に実施されていることが伺えますので、年収だけでは伺えない従業員満足度なども踏まえて評価するべきかもしれません。

第一生命テクノクロス平均年収530万円、年収幅300~800万円
電通総研平均年収1,137万円、年収幅300~1,500万円
日鉄ソリューションズ平均年収679万円、年収幅250~1,200万円
三菱総合研究所(MRI)平均年収850万円、年収幅400~1,600万円

 

平均残業時間は?

残業時間は、所属する部署や業務の繁閑があり一概には言えない部分もありますが、第一生命テクノクロスの場合、職位が上がるとみなし残業となるしくみがあるようで、限られた時間内で成果を出す必要がありそうです。

これは他のITサービス会社でも同じような傾向で、会社によっては公表値を出し「残業が多そうな業種のイメージ」の払しょくをする傾向が出てきています。

一方で、残業ができないということは、仕事量が変わらず、限られた時間で成果を出さなければいけないという点での難しさが出てきているようです。

第一生命テクノクロス月約30時間。職位が上がるとみなし残業となる
電通総研28.9時間/月(会社公表値)
日鉄ソリューションズ部署・業務により大きく異なる、残業が多いという口コミあり。
三菱総合研究所(MRI)40時間程度。部署によってはさらに多い場合も。

 

平均ボーナス額は?

第一生命テクノクロスの賞与は年2回(7月・12月)となっており、年間4カ月分が支給となっています。

年収含めこちらも他の会社に比べると数字は小さいですが、第一生命を母体にする企業である以上、外部要因で極端に経営が不安定になる可能性も低いので、安定して賞与が受け取れると見てよいでしょう。

第一生命テクノクロス年2回支給(7月・12月)。約4カ月分
電通総研年2回支給(6月・12月)。約5~6カ月分。
日鉄ソリューションズ年2回支給(6月・12月)。約6カ月分。
三菱総合研究所(MRI)年2回支給(6月・12月)。約5カ月分。

 

どんな文化なの?

中途採用の口コミでは、研修制度の手厚さや福利厚生の良さに言及されているケースが多いようです。

ここまでで比較した通り、収入面は他のユーザー系SIerと比べると、決して高い水準とは言えませんが、親会社である第一生命側の福利厚生が適用できる面もあり、この点は他のITサービス関連の会社に比べるとかなり優良といえそうです。

研修についても非常に手厚くサポートされており、しっかりと学ぶ意欲のある人であれば、会社はどんどん機会を与えてくれる環境のようです。

また、ワークライフバランスについての取り組みについて積極的に公開されています。

休むべき時にしっかりと休み、しっかりと働くことのメリハリがついていると言えるでしょう。

 

 

ここまでに比較してきたユーザー系SIerで、改めて売上高・平均年収・就職難易度・社風をまとめてみます。

第一生命テクノクロスの業界での立ち位置

会社名売上高
(2023年)
平均年収就職偏差値・難易度社風
第一生命テクノクロス311億円530万円57(Aランク)研修福利厚生充実、安定感
電通総研370億円1,137万円59(Aランク)フラット、陽気、前向き
日鉄ソリューションズ915億円679万円59(Aランク)堅実、穏やか、論理的
三菱総合研究所(MRI)725億円850万円55(Aランク)フットワーク軽く、連帯感

第一生命テクノクロスの新卒募集要項について

第一生命テクノクロスの新卒募集要項について

この章では、第一生命テクノクロスの新卒採用の募集要項と、直近の新卒採用プロセスを踏まえて流れを説明いたします。

この情報は2024年(2025年新卒採用)をベースとしていますが、将来的に募集要項や採用方法等について変更する可能性がありますので、必ず最新の情報を採用ページ上で確認するようにしてください。

各項目詳細
職種総合職:各種システムコンサルテーション、設計、開発、運用
給与◆大学院了
239,500円

◆4年制大学卒
230,500円
賞与年2回(7月・12月)
勤務時間フレックスタイム制(コアタイム10:00~15:00)標準労働時間9:00~17:20
休日・休暇完全週休2日(土日)、祝祭日、年末年始、年次有給休暇14~20日、フリーバケーション(夏季に限定しない連続休暇)、他

 

求める人材

第一生命テクノクロスの理念体系は、第一生命の理念がそのまま継承されています。

採用サイトでは、第一生命グループの理念体系がわかりやすく図示されていますので、併せて確認してみてください。

ITの企業は、最新の技術を駆使し提案できることももちろん大事ですが、技術自体はその時代によってさまざま変化していき、できることも増えていく傾向にあります。

この変化はITサービスだけではなく、保険のビジネスも同様に言えます。

人それぞれの生き方が多様化し、しかも何十年という単位で契約管理をする業務モデルのため、IT技術の向上がそのまま保険ビジネスの向上、あるいは複雑性へと代わっていると言えます。

四半世紀以上にわたりITと保険ビジネスの成長にいた第一生命テクノクロスにとって、求める人材は「人を一番に考え、イノベーションを起こす挑戦を続ける」事だとしています。

課題を抱えている現場やクライアントと向き合い、既存の枠組みや取り組みにとらわれない発想と、その発想を実現するための段取りとやり遂げようとする力、そのために必要な人たちを巻き込める力などがあります。

これらを「一人ひとりの生きる力」とし、それをテクノロジーで支えるのが、第一生命テクノクロスの求める人材と言えそうです。

 

新卒採用のフロー

第一生命テクノクロスの新卒採用フローは以下の通りとなります。

採用の流れについては、2024年以前(第一生命情報テクノロジー時代)を準拠としています。

最新の採用フローについては、新卒採用ページなどで必ず確認するようにしましょう。

①新卒マイページの登録

第一生命テクノクロスの新卒採用サイトから、エントリーを行います。

エントリーでは基本の連絡先、所属大学、簡単なアンケート(会社や採用サイトを知った経緯)、TOEICスコアの記載となります。

登録自体はほとんど時間はかかりませんので、就職希望をする場合は早めに登録を行っておきましょう。

②会社説明会

登録したマイページ上で会社説明会の情報が公開され、会社説明会の参加で次の採用ステップに進むことができます。

また、採用に関する流れについても会社説明会で行われますので、必ず参加し流れを確認するようにしましょう。

会社説明会はwebで開催されます。

なお、会社説明会の開催時期が早い場合は毎年1月頃に実施され、3月になると当年の会社説明会は終了している可能性が高いです。

就職を希望している場合は早い段階で会社説明会に参加しておきましょう。

③Web適性検査

適性検査は性格診断および企業独自の言語・非言語(計算・算術)に関する試験となり、試験時間は1時間程度のようです。

通常Web試験は、SPIが採用されることが多く、SPIであれば対策本などもたくさん出ているため事前の対策がしやすいのですが、第一生命テクノクロスの場合はSPIに類似している物の、SPIとは異なる独自の内容を実施しているようです。

とはいえ、しっかりと次のステップに進みたいのであれば、全くの無策で挑むべきではないので、SPIの対策本で、特に算術関係には解き方にコツがあるので、事前に傾向と解き方に慣れておくとよいでしょう。

なお、過去には一次選考通過後〜二次選考前にさらに別の適性試験(これも企業独自)が実施されたこともあるようで、中学・高校レベルの言語・数学・歴史問題や、時事問題も出るようです。

以下のページもぜひ参考にしてください!

 

④グループディスカッション

現在、第一生命テクノクロスの選考プロセスはすべてオンラインで実施となります。

一次選考はグループディスカッションとなり、1グループ4名ほどで構成されます。

webミーティングシステムを利用し、受験者同士でテーマについて約1時間ほどで話していきます。

なお、明確な制限時間は設けられていないため、30分程度で終わる場合もあれば1時間ほどかかるケースもあるようです。

長い時間議論や発言をすればいいわけでもないので、これらの時間管理や使い方も含めた選考と考えられるでしょう。

内容としてはざっくりとした題目が与えられ、それについてのグループとしての回答をまとめます。

例えば「人生で大切にすべきものの順位を決める」「日本人に必要な力とは」「社会人であることの価値とはなにか」といった内容です。

グループディスカッションでは協調性も見られるため、「自分だけが次の選考に通過してやる!」というよりも、「一緒になったメンバー全員が次の選考に進めるように配慮する」くらいの考え方のほうが、よりよい結果をもたらすのではないでしょうか。

⑤二次面接、最終面接

一次選考を突破すると、二次面接と最終面接は共に個人面接となり、Web上で実施されます。

二次面接では人事担当者、最終面接は役員面接となります。

コンパクトな質問内容ながら、あなた自身がどのような人か、なぜこの業界を選び、第一生命テクノクロスに応募したのか、大学時代にどのような取り組みをしたか、自分の役割が人にどのような影響をもたらしたか、などの一問一答が約1時間にわたり行われます。

面接官は、穏やかで、受験者のアピールには肯定して反応いただけるようで、受験生としても穏やかに話ができる環境を提供してくれているようです。

ここまで来たからには、しっかりとアピールをしきっていきましょう。

以下のページも確認してぜひ内定を勝ち取ってください。

 

⑥内々定

おおよそ1カ月間の採用プロセスを経て、内々定となります。

採用大学

第一生命テクノクロスでは、非常に幅広い採用実績があり学歴フィルターは無いと考えてよいでしょう。

学部や専攻の制限は一切ありません。

毎年50名程度ほどの採用枠がありますが、母体となる第一生命が非常に有名な企業でもあることから、BtoB企業でありながらも比較的倍率は高めといわれています。

<大学(大学院含む)>

青山学院大学、亜細亜大学、岡山大学、神奈川大学、関西大学、学習院大学、九州大学、京都大学、慶応義塾大学、神戸大学、創価大学、中央大学、筑波大学、東京外国語大学、同志社大学、法政大学、明治大学、立命館大学、他

就職偏差値・難易度

第一生命テクノクロスの就活偏差値は、以下のような理由から標準と判断されます。

第一生命テクノクロス 就職偏差値考察
  • 新卒募集人数が多く、学部・専攻の制限がなく、幅広い大学からの採用実績がある
  • 第一生命自体が非常に有名な企業のため、他のITサービス企業よりも志望者は多めで倍率が高い傾向にある

まとめ

第一生命テクノクロスの会社情報や採用プロセスについてご紹介しました。

保険会社の大手である第一生命のDX中核会社として、2024年に社名を変更し、業界としてもさらに注目度を増す会社といえそうです。

研修を通じて社員の成長に非常に力を入れていることも特徴のある会社ですので、社会人になっても自分を高め続けていくことをしっかりサポートしてくれる会社と言えるでしょう。

本記事を通して、より良い就職活動の参考となることを願っています。

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