【人生はプラスとマイナスの法則】この言葉が彼を支えた就職活動
嶋田 稔喜
北海道大学内定:エムトラスト株式会社
日本は裕福な国。それを強烈に感じています。
そう話すのは兵庫県出身で現在北海道大学4年生の
嶋田 稔喜さん。
話し出しはとても穏やかで朗らかな印象を受けたがその話す内容には
彼なりの抱えている思いがひしひしと乗っかっていた。
「この就職活動は自分にとってのただの通過点でしかない。」
そう語る彼の目は何を見てきて、
何をこれから見ようとしているのであろうか。
◇幸せへの感度
就職活動を本格的に始める3月より以前に嶋田さんは
アフリカに2週間渡っていた。
そこで強烈な「幸せの感度」の違いに衝撃を受けたという。
「アフリカでは満足はしていなくても幸せは感じている。しかし日本では満足な環境にあるにも関わらず
みんな不平不満をこぼし、幸せを感じない。
つまり幸せ=満足ではないんですよね。
でも環境を比較すると日本にいて自分は不満なんか言ってられないなって。」
彼はアフリカから帰ってきてこのインタビューを受けるまで
毎日幸せを感じているという。
この「幸せ」への感情をどう仕事選びに活かすのか?という問いが
就活中のモヤモヤとして残り、
帰国後の4月5月くらいまで内定は全く出なかった。
「人生プラスとマイナスの法則だよ」
彼はその時アフリカで聞いたこの言葉を思い出した。
自分の中での優先順位とは何なのか?何を犠牲にするべきなのか?
彼の価値観の中では親、家族が優先順位に上がってきたという。
「大学在学中に自分は病気を発症し、迷惑をかけた。
そして今度は親がガンを抱えている。
更にまだ下に二人兄弟がいる中で、自分が少しでも貢献してあげたい。
教育面での支援を家族に対してしてあげたいんです。」
◇自分にとって必要なもの
そして彼が選んだ業界は不動産業界。
それは給与形態がインセンティブ報酬になっていることも大きかった。
自分の成果次第でお金を生み出すことができる部分は彼にとって非常に重要だった。
そして意思決定した先は不動産取引を行うエムトラスト株式会社。
会社としては4,5年という浅い年数ながら
彼は非常に「ポジティブ」に意思決定したという。
「個人の担う部分が大きい。
そして憧れる社長の影響をもろに受けられる今後5年で自分が参加できることがとても貴重な経験ですし
自分ができるだけ貢献すれば会社が大きくなるかもしれない。そういう部分に惹かれました。」
◇就活はイベントでしかない
就職活動において声高に叫ばれる「自己分析」
しかし彼にとってはそれまでの人生の集大成に過ぎず
ただの「人生発表」でしかなかった。
「これまでの人生、常に自分のことを見つめながら生きてきました。
だから就活だからといって特別なこと(自己分析)をするのではないと思います。
考えてることを伝えればいい。」
確かに。と言わざるを得なかった。
自己分析はあくまでも自分を認識する作業でしかない。
自分の幸せとは何かや自分にとって大切なものとは何かを考え続けている彼には
必要のないもの、何ら意識するものではなかったのだ。
そして「大学生活を就職活動に費やすのはナンセンス」とも話す嶋田さん。
これは就職活動を否定しているのではない。
「就職活動をよくするためにインターンをする、海外にいく、バイトリーダーになる。この入り口のエピソード合戦はナンセンスだと思います。
自分が好きだ、と思ったものに対して真剣になっていれば一つの体験から自然と話せる。
そして会社に媚びるのではなくあくまで対等な姿勢で臨むべきだと思うんですよね。」
おまけ
Q.就活中の何かエピソードください!
– 実は就活に時間を投じていた期間よりもブログ書いていた期間の方が長いんです。笑
知り合いの社長さんにアフリカに行く前に「ブログ書いてみろ!」って突然言われて。
何となくやってみることにしたんですけど、これがまた時間取られるんですよね笑
とりあえずアフリカに行く前、最中、後について2ヶ月くらい書きました。
なので毎日ずーーっとブログ書いてたのでそちらの方が記憶に残ってますね!!
(ブログ読んでみたい!!)
- お名前
- 嶋田 稔喜(しまだ としき)
- 内定
- エムトラスト株式会社
- 大学
- 北海道大学
- 出身
- 兵庫県