外国語学部におすすめの就職先まとめ!就活のポイントや人気の業界・職種も紹介
2024年2月2日更新
はじめに
大学の外国語学部では世界各国で使われる主要な外国語の学習、そして環境や社会、文化なども学べる学部です。
外国語スキルに非常に特化しており、また世界各国の事情を読み解くための読解力やグローバルなコミュニケーションスキルが身につきやすい学部とも言えます。
しかし、「大学の外国語学部で培った知識は、就活でどのように活かせるのか?」と気になる学生もいるはずです。
また、自分がどのような業界や職種を目指すべきか迷っている人も多いでしょう。
そこで本記事では、外国語学部の学生で多い就職先や就活の際に活かせるアピールポイントを紹介します。
外国語学部で身につけられる語学力や、コミュニケーションスキルを活かして就活を行うためのコツも解説します。
外国語学部ならではの強みを就活でアピールしたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
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外国語学部では何を学べる?
国語学部では、言語と文化に関する知識と深い理解が得られます。
カリキュラムの中では各国で用いられる主要な外国語(英語・フランス語・スペイン語など)の学習を通じて、文法・会話・社会・文化も合わせて学べるでしょう。
外国語でのプレゼンテーションやディスカッション、論文の読解を通じて、言語能力や国際社会への理解を深められるカリキュラムが多いです。
さらに国際関係や翻訳・通訳、異文化コミュニケーションといった領域にも取り組むことが可能です。
外国語学部のカリキュラムは日本のみならず、国際的なキャリアを目指すために必要不可欠な基盤を築けるでしょう。
外国語は異なる国・文化との交流を可能にしてくれる非常に重要なツールです。
また、グローバルな規模で多くの人々とコミュニケーションを円滑に行うためのスキルでもあります。
言語学習を通じて、異文化理解や国際関係の知識を深めることもできます。
外国語学部の特徴
外国語学部は、外国語についての理解を深められる講義に加えて将来性を広げられる幅広い教養や専門知識を修得できるのが特徴です。
大学によっても異なりますが、外国語学部では主に以下のような学問が学べます。
言語学
言語の仕組みや変化、言語が習得できる過程などが研究対象です。
また音声学や文法、意味論といった言語のさまざまな側面も学べます。
文化学
外国語と文化の密接な関係性、そして文学や芸術、宗教などを通じて異文化について理解を深められる分野です。
各国の文化の背景をより深く知ることで、言語の使い方やコミュニケーションのニュアンスも理解しやすくなります。
翻訳・通訳
異なる言語の間で正しく情報を伝えるためのスキルが学べます。
正確な翻訳やスムーズな通訳は、グローバルなコミュニケーションにおいて欠かせない重要なスキルです。
正確性だけでなく、その会話におけるニュアンスなどもしっかり汲み取って相手に伝える技術が身につくでしょう。
国際関係
世界各国の政治・経済・文化的な関係について研究します。
国際社会での協力および対立構造を正しく理解して、国際的な課題に対する解決策を見つけられる提案力を鍛えられます。
参照ページ:AOI
外国語学部学生から人気の高いおすすめ就職先業界ランキング
それでは、外国語学部出身者には一体どのような業界が人気があるのでしょうか。
外国語学部で人気の就職先をランキング形式で紹介します。
1位:商社 2位:金融業界 3位:教育業界 4位:メーカー |
1位:商社
外国語学部出身の学生が働く就職先業界ランキング1位は「商社」です。
輸出入貿易や国内での物資販売が主な業務で、幅広い商品・サービスを取り扱う総合商社と特定の分野に特化した専門商社に分けられます。
代表的な企業は以下の通りです。
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商社では、主に海外からの商品を取引します。
また既存の顧客への営業や新規開拓、仕入先の確保、マーケティングなど多岐にわたる業務を担当することが多いです。
外国語学部で養われたさまざまな国の経済や社会を分析するスキルが活かされる業界とも言えます。
海外との物流・貿易に関わるため、一つの考え方に縛られないグローバルな視点が必要です。。
商社は若手から海外出張など国際的な仕事ができる機会もあるので、20代からさまざまな経験を積みたい学生にもおすすめです。
特に住友商事や三井物産などの7大商事は、毎年新卒採用倍率が高い人気企業です。
就職を目指す際は、語学はもちろんのこと主体性・リーダーシップもアピールしましょう。
2位:観光業界
外国語学部出身の学生が働く就職先業界ランキング2位は、「観光業界」です。
観光業界は観光に携わる仕事全般を意味します。
また顧客に対して予算や目的、行き先、日程、滞在期間をヒアリングしてニーズに合った旅行プランを提案するのも仕事の一つです。
代表的な企業は以下の通りです。
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観光業界は、旅行・交通・宿泊・飲食・アミューズメント・土産品など幅広い分野を包含しています。
私たちの経済だけでなく、来日する旅行者たちに与える影響も非常に大きい産業です。
お金やモノだけでなく多くの人々と密接な関わりが持てるので、大きなやりがいも感じられるでしょう。
外国語学部ならではのグローバルな視点が最も活かされる業界と言えるでしょう。
3位:教育業界
外国語学部出身の学生が働く就職先業界ランキング3位は「サービス業界」です。
サービス業界とは、顧客に対して物品やサービスを提供する業種を意味します。
代表的な企業は以下の通りです。
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サービス業と聞くと「接客業」をイメージする人も多いかもしれませんが、他にも旅行・娯楽・ホテル・介護・医療といったサービスもこの業界に区分されます。
「誰かの役に立ちたい」「喜んでもらえることがしたい」と思っている人にも人気の高い業界です。
お金やモノに限らず人と密接に関わりが持てるので、やりがいも得られるでしょう。
外国語学部の学生は3・4年次にコミュニケーション論を学ぶ機会もあります。
講義やゼミで養った語学力、そしてグローバルなコミュニケーションスキルが思う存分発揮される業界です。
4位:メーカー
外国語学部出身の学生が働く就職先業界ランキング4位は、「メーカー」です。
メーカー業界はモノやサービスの生産に携わる業界のため、自分たちの普段の生活にも関わりが深い業界です。
代表的な企業は以下の通りです。
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メーカーは、自社製品をできるだけ多くの顧客に販売して、売上を伸ばすことが主な目的です。
そのためにどうやって顧客にアプローチすれば製品に興味をもってくれるのか、効果的な販売戦略の展開が必要です。
メーカー業界は、外国語学部で学んだ世界各国の経営・経済の知識が十分活かせる場でもあります。
マーケティングや戦略がうまくいけば、自社の製品の知名度を高めて売上向上に貢献できるでしょう。
企業の成果に直結しやすい仕事のため、やりがいを感じられるという理由で目指す学生も多いようです。
特に、商品の販売戦略を考えるマーケティング部署は非常に人気が高いです。
また、会社の売上に直接的に関わる営業職も経営学部出身者に人気があります。
この業界では、マーケティング・営業の職種の倍率が高くなる傾向にあります。
そのため、エントリーの際は希望する職種で自分のスキルがどのように活かせるかアピールしましょう。
5位:航空業界
外国語学部出身の学生が働く就職先業界ランキング5位は、「航空業界」です。
航空業界は航空機を運航し、旅客や貨物を国内外に輸送する事業を主な業としています。
代表的な企業は以下の通りです。
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コロナ渦で一時は航空業界の新卒採用がストップしていましたが、現在はANAやJALといった大手でも採用を再開しています。
2011年以降インバウンド観光客の増加により、業界全体の業績は右肩上がりです。
ここ数年になって訪日外国人数はさらに増加しました。
グローバルな規模で働きたいと考える学生にもおすすめです。
外国語学部の学生は特に、国際的なキャリアを目指したいと考える人が多いです。
航空業界であれば、世界各国を周ってさまざまな地域や文化、人との関わりを通じて他業界では経験できないキャリアを形成できるでしょう。
参照ページ:インターンシップサイト・ホワイトアカデミー
外国語学部学生に目指してほしいおすすめ職種3選
続いて、外国語学部の学生とマッチするおすすめの職種を3選紹介します。
おすすめ職種①CA(キャビンアテンダント)
キャビンアテンダントは、旅客機内で乗客が安全かつ快適にフライトの時間を過ごせるようにおもてなしをする仕事です。
あらゆる年齢層・国籍の乗客を相手に、サービスを提供するため、親しみやすく気配りができ、コミュニケーションスキルが高いことが求められます。
外国語学部で養われたさまざまな国の文化や環境、言語の知識がホスピタリティの一環として活かせる職業と言えるでしょう。
おすすめ職種②ホテルスタッフ
ホテルスタッフの仕事は、フロント・サービス・ハウスキーピングなど、部門が多岐にわたっているのが特徴です。
ホスピタリティと語学力が問われる職業なので、国際的コミュニケーションに必要な外国語能力や、協調性を養える外国語学部にはぴったりの職業といえます。
おすすめ職種③翻訳士
通訳士は、異なる言語を話す人たちの仲介をして相手が話す言語をもう一方の言語に訳して、相手に伝える仕事です。
高い言語力が活かせるため、外国語学部の学生からも非常に人気が高い職種の一つです。
おすすめ職種④旅行代理店スタッフ
旅行代理店スタッフは、ツアーの企画から交通機関・宿泊先の手配、営業、ツアー添乗など幅広い業務を担当します。
外国語学部で養った海外情勢に関する知識が求められることもあるので、外国語学部で養える知識が活かせるでしょう。
参照ページ:indeed
外国語学部学生が就活を有利に進めるためのコツ
外国語学部の学生が就活を有利に進めるための5つのコツについて紹介します。
留学する
留学をして外国語や海外の文化に実際に触れることで、国際的な文化理解などをフィールドワークのように学べます。
留学経験は、就活を進める上でも大きなアピールポイントにもなります。
留学についてエントリーシートや面接で話す際は、何を目的としてどのような行動をし、結果的にどうなったのかを簡潔に話せるようになるとベストです。
国内では身につけられない学びもあるので、時間や費用に余裕がある人はぜひ留学を検討してください。
語学スキルをアピールする
外国語学部出身者の場合、学部で自分が学んだ語学をアピールできる資格を取得しておくのがおすすめです。
英語ならTOEIC900点、中国語ならHSKというように、そのスキルを公的に証明できる資格があれば就活を有利に進められます。
履歴書や経歴書に語学系の資格を記載できれば、大学時代にしっかり勉強したことも評価対象になるでしょう。
語学スキルを証明できる資格がない人は、就活が本格的に始まる前に取得してください。
自己分析や企業研究を入念に行う
就活を有利に進めるためには、自己分析や企業研究を入念に行いましょう。
魅力的な自己PRの作成をするためには、徹底した自己分析と企業への理解が必要不可欠です。
自己分析では、まず「自分がどのようなキャリアを歩みたいのか」「何を成し遂げたいのか」について整理する必要があります。
企業研究では、その企業独自の強みや考え方、そして今後の展望についてコーポレートサイトなどをチェックしてください。
外国語学部は商社や教育業界、航空業界などさまざまな就職先を目指す学生が多いです。
そのため、自己分析で自分の興味や好きなことを明確化した上で就活を進める必要があります。
企業や業界を絞り過ぎない
就活を進める際には、企業や業界は絞りすぎないように注意してください。
なぜなら、エントリー数を絞りすぎると、思うように内定が獲得できず就活に失敗するリスクが高くなるからです。
例えば、大手企業ばかりエントリーしている学生は中小企業やベンチャー企業も視野に入れてみるのがおすすめです。
大企業はネームバリューがあり福利厚生が充実しているなど魅力的な反面、年功序列の風潮が強く、若いうちから昇給しづらいなどのデメリットがあります。
今は中小企業にも有力企業が多く、実力次第では20代のうちから年収1,000万円プレーヤーを目指せる企業も存在します。
自分の軸をしっかり決めた上で、視野が狭くなりすぎないように気をつけて就活を進めましょう。
インターンシップには積極的に参加する
興味関心のある企業のインターンシップには、積極的に参加するのがおすすめです。
インターンシップとは、企業が就職前の学生に業務を体験してもらうための制度です。
インターンシップに参加することで、企業のリアルな雰囲気や実際の業務内容が分かります。
人脈の構築やビジネススキルの習得、さらに内定に直結する選考を優先的に受けられるなどのメリットも多いです。
インターンシップを体験することで企業理解も深められるため、ライバルと差別化した魅力的な志望動機を作りやすくなります。
より深掘りした志望動機を作りたい人や、本当に自分に合った企業を見つけたい人は積極的に参加しましょう。
参照ページ:キャリアチケット
外国語学部出身者が就職先で有利になる資格5選
外国語学部の就活生が就職先で評価される資格があれば、知りたいはずです。
ここでは、外国語学部の就活生が就職先で評価される資格5つを紹介していきます。
資格①教員免許
教員免許の正式名称は、「教育職員免許状」です。
各都道府県の教育委員会が発行している免許です。
国家・地方公務員を目指す学生も多いことから、外国語学部では教員免許の取得に注力している学校も少なくありません。
外国語学部ならではの語学力のスキルを活かせる職業の一つで、学部で養ったコミュニケーションも活かせます。
教員免許を取得すれば、中学・高校の教師だけでなく塾の先生や家庭教師、学習テキストの制作会社など教育関連の一般企業に就く際もアピールしやすいです。
資格②TOEIC
TOEICは、ビジネス英語能力を計測するための試験です。
外国語学部で学んだ「語学」の知識を活かした仕事に就きたい人は、必須の資格です。
観光業界でガイドや通訳といった職業を目指している人は、就活が本格化する前に早めに取得しておくことをおすすめします。
企業によって異なりますが、600点以上のスコアを取れば履歴書でもアピールしやすいでしょう。
外資系企業を目指している学生は、750~900点を取得できると尚良いです。
資格③全国通訳案内士
外国人に付き添い、外国語を用いて旅行関連の案内をするための国家資格です。
通訳案内士に求められるスキルは語学力はもちろん、日本の地理や歴史、産業、文化など幅広いです。
国内で大規模な大会やイベントの開催が増えている中で、受験者も急増中の今注目の資格です。
先ほど紹介したTOEICと合わせて取得すれば、ほかのライバルと圧倒的な差をつけて就活を有利に進められます。
資格④日本語教育能力試験
日本語教育能力試験は「日本語を学びたい外国人に日本語を教える講師」として、仕事をするために必要な資格です。
通訳・翻訳といった仕事も人気が高い中で、日本語を通じて異文化理解や国際関係の知識を深められるでしょう。
場合によっては、本資格の取得を必須としている企業もあるので、早いうちに取得しておくといいです。
資格⑤日商ビジネス英語検定
日商ビジネス英語検定は、日本商工会議所が主催している「ビジネス英語」に特化した資格です。
英語のビジネス文書の作成および海外取引に関する実務など、実際の業務に直結する知識やスキルを測定します。
日商ビジネス英語検定では、国際ビジネスで企業内外の人々と円満な人間関係を構築しつつ、ビジネスの目的達成を果たすために必要な「即時回答力」が重視されています。
国際社会における国と国との相互理解を目標に、世界各地域の言語を学ぶことを目的とした外国語学部生にとっては必須の資格です。
英語のビジネス文書の作成スキルを活かしてよりグローバルに活躍したい人は、取得を目指してみましょう。
参照ページ:indeed
まとめ:外国語学部学生におすすめの就職先
今回は、外国語学部の学生におすすめの就職先について紹介しました。
外国語学部では国際社会における国家間の相互理解を目標として、世界各地域の政治や経済、法律、歴史、言語を学べます。
外国語学部のカリキュラムは、国際的なキャリアを目指すために必要不可欠な基盤を築けるでしょう。
外国語学部生の多くは商社やメーカー、教育、航空業界など学部の特性を活かした業界を目指しています。
外国語学部ならではの強みを活かして上手に就活を進め、第一志望の企業の内定を獲得しましょう。