リクルートが行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024年8月15日更新
はじめに
本記事ではリクルートのインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
リクルートほどの人気企業となると、インターンシップの選考でも難易度が高く、本選考を通過するレベルと同様まで対策を進める必要があります。
インターンシップとはいえ報酬も発生し、キャリア支援もあることから人気が高く、エントリーする就活生のレベルは高いです。
インターンの参加を考えているのであれば、対策をしなければ難しいでしょう。
本記事は、特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- リクルートの選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- リクルートの選考対策を知りたい
上記に当てはまる就活生に向けた解説をしているので、ぜひ最後までご覧ください。
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株式会社リクルートの基本情報
社名 | 株式会社リクルート |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内1-9-2 |
主な事業内容 | プラットフォーム運営、求職活動サービス、求人広告、人材紹介 |
主要取引先 | 広告、金融、住宅、保険、観光、IT、出版など各種大手企業 |
株式会社リクルートは株式会社リクルートホールディングスのグループ会社であり、求人広告や人材派遣、人材紹介など幅広いサービスを手掛けています。
リクルートは大まかに分けると、販促領域と人材領域の二つの事業領域で構成されています。
リクルートの主要事業は、オンライン中心のプラットフォームを通じた販促領域と、個人の求職活動や企業の採用活動を支援するマッチングプラットフォームの運営、人材マッチングサービスの提供など、住宅、美容、旅行、飲食などあらゆる分野にわたる事業です。
従業員数だけで2万人近くおり、グループ全体だと約6万人に上る日本有数の人材企業です。
人材業界を牽引する企業として幅広い分野で活動しているため、新しいアイデアとサービスを提供する能力のある場合や、人材業界で働きたい学生にとって魅力的な企業の一つと言えるでしょう。
リクルートに必要とされる人材像
リクルートの採用情報では、企業が求める人材像および従業員一人一人に期待することを三つ挙げています。
以下にそれぞれ紹介します。
【自律】
「自己を律し、自身の責任で自己選択する」という考えの元、誰かに言われて行動するのではなく、自分がどのようにしたいのか自己選択できる能力を求めています。 自分で考え、自分で機会を作り出せる人材になることを期待しています。 |
【チーム】
個人の「強み」を集結し、個の限界をチームで超えられる考えを大事にしています。 リクルートに集まった様々な個人が力を合わせ、課題を乗り越えて大きな価値を社会に提供し続けることを求めています。 |
【進化】
「非連続な変化に柔軟に対応し、自己変容する」ことを掲げ、環境の変化に直面した時に、その変化に対応し進化できる人材を求めています。 |
上記三点の求める人物像から、自ら考える主体性、チームで協力できる協調性、立ち止まらず変化できる成長力など、周りと協力し、課題を乗り越えられる人材を求めていることが分かります。
その他、リクルートの社員によるインタビューもあります。
【インタビュー内容】
一言で言うと「人はみんな可能性の種を秘めていて、それを開花させたい」という考え方を大事にしています。 今の学生さんは本当に幼い頃から学生生活まで色々な経験をされてきて、現時点でもWill・Canが既に明確な人、または明確だと思っている人も多くいます。 ただ、実は気づけていないWill・Canがまだまだ沢山あり、それをさまざまな機会を通して見つけてほしいと強く思っています。 |
上記は、リクルートの新卒採用部部長のインタビューコメントのほんの一部を抜粋したものです。
学生自身のやりたいこと、できることを「個の尊重」として大事にしていることが分かりますね。
自分の考えたことややりたいことを掲げ、進んでいける人材を重要視しています。
インタビュー記事にはその他にも人材像や考え方についての詳細があるので、一度目を通すことをおすすめします。
そして次に、「未来のリクルート」が求めている人物像を予測しましょう。
これは少し手間ですが、IRや企業が掲げている今後の目標、展望などを確認するのがおすすめです。
リクルートにはビジネス領域に合わせて展開している調査と研究データが公開されており、参考になる可能性が高いです。
リクルートが今後力を入れていく可能性のある分野や配属先の比重から考えると、キーワードになりそうな言葉は以下のようになります。
- テクノロジー
- 社会貢献
- SaaS領域
- Air ビジネスツールズ
- 海外展開
- IT
他にも調べると様々なキーワードが出てきますので、自分なりに調べてみてください。
企業の採用担当者たちに自分をアピールするには、自分が入社することで、会社の未来がどのように変わるかイメージさせることが重要です。
終盤の面接は、企業にとって将来この学生が必要になるのかを見定める場となります。
参照ページ:成長促進・支援制度|新卒採用2025年卒|株式会社リクルート (recruit.co.jp)
「リクルートで出会う機会で、あなたの可能性の種を、育み咲かせていってほしい」経営トップ×新卒採用部トップ対談|SearchRight (recruit.co.jp)
Engineers型インターン参加者に求める人物像
リクルートにはエンジニア専用の「【選考直結型】RECRUIT INTERNSHIP for Engineers 2024」というインターンもあります。
こちらでは前述した人材像の他に、独自で求められる人物像があるためあわせて紹介します。
Engineers型インターンで求める人物像は4つあります。
- テクノロジーを活用し、ビジネスに対して新たな価値を創造したいという志向が強い方
- リクルートのリソース・アセットを使い、社会的インパクトある成果を残したい方
- 知的好奇心・探求心を強く持ち、課題の真因を探求し、解決したいという志向を有する方
- 社員と同じ環境にて実践経験を積むことで、技術力を高めていきたい方
エンジニア用のインターンであることから、テクノロジーに強い関心があり、探求心や自らのスキルを高めていく意思の強い人材が求められています。
これまで自分が開発したものや学んできたことに紐づけて志望動機にできると、企業に響くでしょう。
自分の技術力や学ぶ姿勢などを企業、仕事にどのように活かせるか、リクルート側にイメージさせられるようにアピールしていきましょう。
リクルートのインターンに参加するメリット
選考を受けてまでリクルートのインターンに参加するメリットがあるのか疑問に思う方もいるでしょう。
そこでここでは、インターンに参加するメリットを紹介します。
本選考に向けた予行演習になる
リクルートのインターンの選考は、本選考とほぼ同じ流れで実施されます。
出題内容がまったく同じわけではありませんが、エントリーシートの提出やSPI受検、面接など本選考さながらの選考過程を経てインターンへの参加が決まります。
インターン選考を受けておけば選考過程の流れを把握できますし、SPIの対策にも繋がるでしょう。
内定獲得に有利になる
リクルートのインターンシップでは、参加すると本選考に有利になる場合があります。
実際にリクルートのインターン募集概要にも「インターンシップ参加者の一部の方は採用選考において選考を一部免除」の一文が出ています。
インターンに参加すれば面接だけで本選考が済む可能性もありますし、内定も出やすくなるでしょう。
また、インターン参加者には完全招待制のイベントへの招待や、メンターによるキャリア検討の支援も行っており、就職活動の支援を受けることが可能です。
メンターから企業のことや選考のアドバイス、公式サイトには載っていない内容を聞ける可能性もあるので、インターンに参加するメリットは高いと言えます。
尚、インターンに落ちたからといって、本選考を受けられなかったり、選考で不利になったりもしないので安心してください。
報酬がもらえる
リクルートのインターンに参加することで、参加報酬として6万円が貰えます。
また、最も優れたビジネスアイデアを提案した最優秀チームには賞金として10万円が贈呈されます。
インターンで報酬が出る企業はまだ少ないため、報酬があるのは魅力でしょう。
リクルートが行っているインターン内容
リクルートが実施している2つのインターンについて、概要を紹介します。
RECRUIT BUSINESS PITCH”選考直結”事業立案型インターンシップ
26卒向けに開催されているインターンの「RECRUIT BUSINESS PITCH”選考直結”事業立案型インターンシップ」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 第一日程:7月12日、20日、21日 第二日程:7月26日、8月3日、4日 |
開催時間 | 公表なし |
場所 | 東京 リクルート本社および近隣の会場 |
人数 | 16~30人 |
報酬 | 6~16万円 |
交通費・宿泊費 | 交通費全額支給、宿泊費は一部対象者に支給 |
参加条件 | 2024年4月時点で大学3年生以上、アルバイト以外で就業経験のない方、専攻/専門スキル不問 |
応募締切日は2024年4月3日13:00です。
大学3年生の4月に締め切りがあることを考慮すると、インターン参加に向けた対策は遅くても大学3年生の1月には始めておきたいところです。
【選考直結型】RECRUIT INTERNSHIP for Engineers 2024
26卒向けに開催されているもう一つのインターンである「【選考直結型】RECRUIT INTERNSHIP for Engineers 2024」の概要は、以下の通りです。
開催時期 | 第1ターム:2024年8月26日~2024年9月27日 第2ターム:2024年10月3日~2024年11月1日 第3ターム:2024年11月5日~2024年12月6日 |
開催時間 | 10:00~19:00(休憩時間含む) |
場所 | 東京 リクルート本社、グラントウキョウサウスタワーなど、 リモートワークも選択可能 |
人数 | 公表なし |
報酬 | 時給3,000円 |
交通費・宿泊費 | 交通費全額支給、遠方者のみ宿泊費支給 |
参加条件 | プログラミング経験がある方、コンピュータサイエンスの基本的な知識(データ構造、アルゴリズムなど)がある方、 モバイル開発経験、Webフロントエンド開発、バックエンド開発、クラウドサービスやOSSの利用経験のうちいずれかの経験がある方 |
応募締切日は2024年4月23日13:00です。
事業立案型インターンより20日遅いですが、インターンの選考の難易度を考慮すると、大学3年生の1月には対策を始めておくことをおすすめします。
リクルートのインターン選考対策
リクルートのインターンに合格するための対策を解説していきます。
選考自体が長い他、選考過程も多いため、一つ一つの対策を疎かにしないようにしましょう。
概要
リクルートのインターンは内定に大きく影響する可能性があるため、夏のインターンまでにある程度準備を進めておくといいです。
インターンシップでは社会経験や職業体験のために参加する学生が多いですが、リクルートのインターンでは、内定獲得を有利に進めようと参加してくる学生も多いでしょう。
そういった学生に差をつけられないように、業界や企業への理解を深め、早期選考ルートに乗るためのアピールをしましょう。
リクルートは選考難易度が高いため、就職活動の準備は余裕を見て大学2年生の冬頃には始めておくことをおすすめします。
また、選考過程も本選考と同等のレベルだと考えておきましょう。
SPIも選考に含まれるため、対策は早めに行ったほうがいいです。
選考フローごとの選考対策
エントリーシート
リクルートのインターンには、エントリーシートの選考があります。
事業立案型は、最初の選考過程でエントリーシート選考を受け、Engineers型はWebテストの後に書類選考があります。
エントリーシートを通過しなければその先の選考に進めないため、対策が必要不可欠です。
エントリーシートの対策として、まずは自己分析を徹底して実施してください。
過去には以下のような題目が出題されました。
これまでの人生で成果を出した経験を教えてください。
|
例年、このように学生時代に力を入れたことに似た題目が出題されています。
自己分析では学生時代に頑張ったことや、これまでの人生の中で注力し、成果を出したことを掘り下げましょう。
過去には、希望する職種を通じてどのような経験を積みたいか、また、自身の経験を踏まえて目指すキャリアについての質問も出題されたことがあります。
自分の経験や考えを掘り下げていなければ回答に詰まってしまうため、自己分析でこれまでの経験を思い出してみましょう。
志望動機を聞かれた場合は、なぜリクルートでなければならないのか明確に答えられないと、通過は難しいです。
企業の価値観やインターンの内容などから志望動機を用意しておきましょう。
自分の強みや価値観が、リクルートでなら活かせることを伝えることをおすすめします。
SPI
リクルートのインターンでは、選考にSPI試験があります。
SPIの内容は通常のSPIと変わらず、対策をしていれば高得点が狙えます。
過去の受検者の中には、インターンの合格ラインはそこまで高くないと言っている方もいるため、対策をしていればそこまで懸念することはないでしょう。
とはいえ、リクルートを受検する学生はレベルが高いため、難易度の捉え方は異なります。
SPIに自信のない方は対策を怠ってはいけません。
SPIの対策は参考書を繰り返し解くことです。
出題範囲は言語、非言語、性格検査の3科目のため、それぞれ参考書を使い、問題に慣れておきましょう。
性格検査は、自己分析をしていればスムーズな回答ができるはずです。
engineers型のWebテストでは、コードを書く問題や計算問題が出題されます。
SPIではなくコードを書く対策を中心に行いましょう。
面接
エントリーシートを突破したら面接に進みます。
面接はオンラインも合わせて2〜3回実施されるため、リクルート側も面接に比重を置いていることが分かるでしょう。
過去に行われたリクルートの面接の概要は、以下の通りです。
【一次面接】
面接時間 | 30~60分 |
面接官と就活生の人数 | 1人:1人 |
雰囲気 | 和やか |
【二次面接】
面接時間 | 45分 |
面接官と就活生の人数 | 1人:2人 |
雰囲気 | 和やか |
雰囲気自体は和やかで緊張しづらい環境です。
学生が自然体で話せる場を設けてくれているのでしょう。
下記に面接で聞かれることをいくつか紹介します。
- 自己紹介
- 学生時代に力を入れたこと
- なぜインターンに参加しようと思ったのか
- 長所と短所
- 幼少期から今までの経験
就職活動で聞かれるような質問が多く、自己分析ができていれば回答しやすいです。
エントリーシートに記載されている内容の深掘りが多く、細かい点まで質問される可能性があります。
自己分析を行う際は、細部まで深掘りしていく必要があります。
大学時代だけでなく小さい頃の経験まで遡って聞かれるため、幼少期まで振り返って自己分析をしておきましょう。
リクルートのインターン選考の流れ
リクルートのインターン選考の流れは以下の通りです。
事業立案型とEngineers型で選考の流れが異なるため、自分の受けるインターンの選考を確認しておきましょう。
【事業立案型の選考フロー】
- エントリー
- エントリーシートによる書類選考
- オンライン面接(1~2回)
- SPI
- 対面面接
- インターンシップ合格通知
【Engineers型の選考フロー】
- エントリー
- Webテスト
- 書類選考
- オンライン面接(2~3回)
- インターンシップ合格通知
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
さいごに
この記事では、リクルートのインターンの概要や選考を通過するための対策法を解説しました。
エントリーシートでは幼少期まで遡って自己分析を行い、面接で掘り下げられても回答できるようにしておいてください。
SPIの対策もする必要があるため、対策時期は遅くても大学3年生の1月から始めましょう。
リクルートが求める人物像に当てはめたアピールや志望動機を話し、企業が採用したくなるようにアピールするといいです。
インターンに参加できれば本選考に有利になる可能性が高まるため、対策を徹底してインターン選考の突破を勝ち取ってください。