三菱商事が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024年8月15日更新
はじめに
この記事では三菱商事のインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
三菱商事のインターンシップの選考は本選考並みに難易度が高く、対策なしでは選考を通過することは難しいでしょう。
インターンのため採用枠は多いと考えられていますが、三菱商事自体が日本有数の有名大手企業故に応募者の数も多く、レベルの高い学生も多数います。
そういった学生たちとの競争に勝ち抜きインターン選考を突破しなければなりません。
確実にインターンに参加したいと考えている場合、対策は必須と言えるでしょう。
三菱商事の選考に参加したいが対策の仕方が分からない、三菱商事のインターン情報が知りたい、といった就活生に向けて記事を執筆していますので、ぜひ最後までお読みいただき参考にしてください。
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就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
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三菱商事株式会社の基本情報
引用画像:三菱商事 (mitsubishicorp.com)
社名 | 三菱商事株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区丸の内 |
主な事業内容 | 産業DX、次世代エネルギー、天然ガス、総合素材、化学ソリューション、金属資源、産業インフラ、自動車・モビリティ、食品作業など |
主要取引先 | 銀行、エネルギー、製造、食品、アパレル、電力、石油など各種大手企業 |
連結子会社は1,417社にも及び、関連子会社も398社と大規模企業として事業を展開しています。
従業員数も三菱商事だけで5,448名、連結会社も含めれば79,706名と国内でも有数の規模を誇る企業と言えるでしょう。
国内外90ヵ国に200以上の拠点を持っており、ネットワークも幅広い企業となっています。
三菱商事は電力、石油、天然ガスの資源をはじめ素材、食品、インフラなど多岐に渡って事業を行う総合商社です。
事業だけでも以下のようなものに取り組んでいます。
- 世界各地で発電の供給や水道設備、石油・ガスの開発や輸送を行うインフラ整備
- 商業施設や住宅の開発や物流事業、投資・ファンド運用業務
- 農業機械や建設機械、宇宙事業など機械を通した事業展開
上記はあくまで一例で他にも様々な事業を行っています。
商社と一言でいっても扱っている事業や仕事内容は無数にあるため、自分のやりたい仕事が見つかる可能性は高いでしょう。
三菱商事に必要とされる人物像
三菱商事の採用ページに求める人材についての記載があります。
三菱商事は市場・事業の変化を想定し、多様な人材と組織を牽引し、分野に関係なく事業価値を創り出せる人材の育成を目指しています。
三菱商事は企業の規模が大きいため、所属している社員も様々です。
そのため多種多様な人材を引っ張るリーダーシップを求めていることが分かるのです。
また、三菱商事は大切にしている能力が4つあります。
- 社会課題の解決に向けた「高い志」
- 時代を先取りして新たな価値を導出する「構想力」
- 国や業界を超え関係者を巻き込みスピーディに構想を実現する「実行力」
- 企業理念である「三綱領」の精神に繋がる「高い倫理観」
4つの能力を見ると目標を高く持つ、アイデアを出せる、立ち止まらず行動する、企業理念に共感するような人材が好まれる傾向にあるようです。
ちなみに三綱領とは、三菱商事の行動指針として制定されたものになります。
- 所期奉公という事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力する精神
- 処事光明という公明正大で品格のある行動を行う精神
- 立業貿易という全世界および宇宙をも視野に入れた事業展開を図る考え
上記の三点を三綱領としており、この企業理念に共感できる人物が好まれるようです。
三綱領については公式サイトに詳細が掲載されているので、選考を受ける場合は確認しておきましょう。
自分の経験したエピソードに4つの能力が発揮された場面がないか確認してみてください。
発揮された内容を紐づけて選考に臨めば、企業側も自分たちの求める人物像とマッチするため、選考を突破できる可能性が上がります。
また、商社ということもあり海外との交渉ややり取りも少なくありません。
人物像とは違いますが、英語力がある程度なければ業務を行うのは難しいでしょう。
実際に新卒ページにはTOEICの点数は直接の合否の判断材料になることはないものの、選考の参考にしている旨が記載されています。
入社後は業務を遂行するために一定の英語力が求められると書かれており、入社後の研修中にTOEIC730点以上を目指すように指示されているのも特徴です。
英語力の高い方は選考でアピールしていくと良いでしょう。
そして次に、三菱商事のこれからを担う人物像について予測してください。
未来の三菱商事に必要な人材だと思わせることで、企業側に採用したいと感じさせます。
予測する際は企業が掲げている目標やIR情報などを確認してみましょう。
三菱商事が掲載している中期経営戦略も参考になるでしょう。
三菱商事が今後、力を入れていくと考えられるキーワードをいくつか紹介します。
- MC Shared Value(共創価値)
- EX戦略
- DX戦略
- 未来創造
- データ活用
他にも調べれば出てくると思いますので、自分なりに調査して書き出してみてください。
自分がこの企業に入社することで企業の未来に変化を与えるイメージをさせることが重要です。
企業の将来の目標も盛り込んで選考に臨んでいきましょう。
三菱商事のインターンに参加するメリット
三菱商事のインターンは参加難易度が高いですが、参加するだけのメリットもいくつかあります。
ここではインターンに参加するメリットを紹介します。
本選考の予行演習ができる
三菱商事のインターン選考はエントリーシート、Webテスト、グループディスカッションなど多数あり、本選考さながらの選考を受けることになります。
面接は実施されないケースもありますが、エントリーシートによる書類選考はあるため、自己PRや学生時代に力を入れたことなどは適切に書く必要があるでしょう。
ここでエントリーシートやWebテスト、グループディスカッションに慣れておけば本選考の対策にも繋がります。
本選考前に選考の経験ができる機会は少ないため、有効活用していきましょう。
周りと繋がりを持てる
三菱商事のインターンには本選考による優遇や早期選考などは特にないと言われています。
そのため本選考の優遇を狙って受けるのはあまりおすすめしません。
その代わり、インターンに参加する学生は優秀な学生ばかりであり、一緒にインターンをするだけで大きな成長が可能です。
周囲の就活生と交流をして就職活動の情報を共有したり、モチベーションを高め合ったりできるため、活動期間中の大きな励みになります。
また、三菱商事ではOB訪問が重要と言われており、OB訪問を頻繁に実施している他、評価されれば選考が通りやすくなるとも言われているのもポイントです。
インターンでOB社員との繋がりを作れれば、結果として選考が有利になるケースもあるでしょう。
接点作りという目的でインターンを利用してみるのも考えましょう。
三菱商事が行っているインターン内容
三菱商事が行っているインターンについて、概要を紹介します。
- 新規事業立案型ワーク
新規事業立案型ワーク
過去に実施されていたインターンで夏と冬に開催していました。
三菱商事の中期経営計画も考慮して、新規事業の立案をチームで議論するワークショップです。
中期経営計画をインプットした上で議論を進めていくため、内容の読み込みが重要となります。
インターン期間中は社員の方に専門性のある話や商社のことなど幅広い話を聞けるのも魅力です。
開催時期 | 8月~9月 |
開催時間 | 不明、2日~5日(開催時期により異なる) |
場所 | オンライン、会場 |
人数 | 約40人(32人の時もあり) |
報酬 | 支給なし |
交通費・宿泊費 | オンラインの場合は支給なし |
22年卒までは冬も開催されていたようですが、現在では夏のみになっています。
本選考の開催時期が3月と6月に実施されるようになったことが原因かもしれません。
いずれにしても夏のインターンを逃さないようにしてください。
8月に開催されることを考えると、遅くとも選考対策は3月には始めることをおすすめします。
倍率も高く、選考難易度も難しいため余裕を持って対策に臨んだ方が良いでしょう。
交通費ですが、オンラインではなく会場だった場合は全額支給されます。
オンラインが主流ですが、会場で実施する場合でも安心して参加しましょう。
三菱商事のインターン選考対策
三菱商事のインターン内容を確認したところで、インターンの選考対策を見ていきましょう。
概要
三菱商事はインターンが内定に直結することはほとんどありませんが、大手人気企業ということもあり応募数が多く、熾烈な選考倍率を突破する必要があります。
そのため選考を突破するには事前の準備対策が欠かせないでしょう。
業界理解・企業理解を徹底した上で、インターン選考を突破できるようにアピールをしましょう。
インターン選考の準備にかける時間は学生によって変動しますが、三菱商事の選考を考えると大学2年の冬には対策を始めるのがおすすめです。
また、三菱商事のWebテストはGABで出題される可能性があります。
少なくとも本選考では毎年実施されているようです。
SPIといった通常のWebテストとは異なるテスト形式のため、余裕を持って対策をしていかなければ足切りに遭う可能性も高いでしょう。
選考フローごとの選考対策
続いて選考フローごとにどのように対策していけば良いのか見ていきましょう。
一つ一つが難易度の高い選考のため、どの選考フローも徹底した対策が必須です。
エントリーシート
インターンの選考はエントリーシートから始まります。
エントリーシートでは過去に以下のような設問がされているので参考にしてください。
- 大事にしている価値観を30字以内で教えてください
- 価値観について過去の経験を踏まえて教えてください
- これまでの経験で最も「こだわり」を持って取り組んだことは何ですか?
- 現時点で想定している、あなた自身の5年後の姿を記載してください
- 私にとって働くとは〇〇です、の〇〇の部分を30字以内で記載してください
- キャリアを歩むうえで大切にしたいこと30字以内で記載してください
- 大切にしたいことを考えた理由を教えてください
- 今回のインターンを通じて他の参加者や当社の社員とともに学びたいことや感じることがあれば教えてください
他社のエントリーシートと違い、自己PRや志望動機といったありふれたものではなく、込み入った質問もされることが多いです。
特に価値観に対しての問いかけはあまり見かける質問ではないため、準備をしていないと回答に詰まる可能性が高いでしょう。
対策としては自分の中に軸を見つけましょう。
軸を設定することで考え方に従って物事を決めることが可能です。
価値観についても自分の考え方や方向性がまとまっていれば書きやすくなります。
価値観について過去の経験から深掘りする質問もあるため、ガクチカと同じように自分の体験エピソードを振り返ることも重要です。
ガクチカ対策で経験してきたことを振り返った際に、自分の中で価値観が決まった瞬間を探してみてください。
感じた内容をそのまま文章に起こして伝えてみましょう。
ガクチカに近い質問としてこだわりを持って取り組んだことを聞いてくる質問もあります。
ただ単に学生時代に力を入れたものを書くのではなく、自分の中でこだわりを持って書かなければなりません。
ガクチカの内容に加えて、こだわりを見つけてください。
これも自分の中の軸に近い感じで、自分の中で決めている内容があればこだわりとして伝えていきましょう。
想定している5年後の姿は自分がどのようになっているのかを明確に伝える必要があります。
5年後の自分という質問は、企業にとって自社で働く場合の5年後の姿はどのようなものかを問いかけるものです。
志望度が高い学生であれば、5年後の自分について明確なビジョンがあると考えるため、この質問に答えられなければ志望度が低いと思われてしまいます。
回答としては、5年後に自分がどのような業務をしているのか、どんな事業を担当しているのか、どのような人材に育っているのかを伝えましょう。
そのためにも企業の仕事内容や事業展開は知っておかなければいけませんので、企業研究を徹底してください。
働くとは、に関する質問ですが、働く目的は人それぞれです。
働く目的としては収入を得るためという意見が多いですが、エントリーシートでお金のためと書いても企業側に良い印象は与えられないので避けましょう。
自分が過去に経験したことから働く目的を探してみてください。
例えば、過去に大きく成長する経験をした方であれば自分自身が成長するために働く、というように経験談から働く基準を見つけることが可能です。
漠然と回答するのではなく、自分の性格や経験してきたことと密接に繋がるように回答を心掛けましょう。
キャリアを歩むうえで大切にしたいことは、言い換えれば仕事をするうえで大切にしたいことです。
こちらも働くとは、の質問と若干似ており、仕事に対する学生の姿勢や価値観を見ています。
企業側としては学生の仕事に対する姿勢を見て熱意を図っている他、自社の社風と合っているかの確認も兼ねているのです。
自分が企業でどのように働いているのかをイメージして、その中で大切にしている部分を探してみてください。
インターンを通じて学びたいことや考えたいと感じることについては、まずはインターンで学びたいことを冒頭で説明しましょう。
自分のやりたいことをはっきり伝えて業界や企業への熱意を表してください。
やりたいことを伝えるには企業研究は必要不可欠です。
公式サイトやインターネットの情報を元にインターンでやりたいことを探しましょう。
ある意味、インターンの志望動機にも近いため、志望度を伝えるチャンスです。
自分が何をしたいのかを明確にしておきましょう。
また、自分一人ではなく他のメンバーとも協力する旨を記載するのがおすすめです。
質問にも他の参加者や当社の社員とともに、という一文があるためチームワークを意識した回答を心掛けてみましょう。
各質問内容ごとに回答方法を解説しましたが、企業の求める人物像を盛り込んでエントリーシートを作成するのも有効です。
求める人物像にマッチした人材であることを伝えられれば、企業側も学生をインターンに呼びたくなります。
前述した求める人物像に当てはまるエピソードがあれば、エントリーシートに加えて執筆していきましょう。
ここで挙げた設問以外では、ガクチカや自己PR、志望動機も出る可能性があるため対策をしておくと良いでしょう。
Webテスト
三菱商事のインターンのWebテストでは主にSPIが出題。
テストセンター形式の受検であり、指定の会場で試験を受けます。
言語、非言語、性格検査に加えて英語の試験も出題されるため、対策時間は長めに取るのがおすすめです。
SPIに関しては問題集や過去問を解いて対策をしましょう。
SPIの対策にある程度目処が立ったらGABの対策も進めていきましょう。
GABは総合商社で出題されやすいテスト形式であるため、三菱商事以外の総合商社の選考を受ける方は避けて通れない選考と考えてください。
GABは言語だと長文読解、非言語だと計数理解といった感じでSPIよりも難易度が上がります。
SPIの対策だけではGABで高得点を取ることは難しいため、GAB専用の参考書などを用いて対策をしていきましょう。
グループディスカッション
グループディスカッションの制限時間は約30分です。
過去に様々なテーマが出題されているため、いくつか紹介します。
- 社会問題に題するお題が3つ与えられ、グループ内で選択して議論
- 経営人材に必要な素養と身に付けるためにするべきこと
- 2030年の大学1年生100人に「将来のキャリア」を考えてもらい、どのようなことを骨子としてアドバイスするか
お題を選択するものに関しては、三菱商事がまだ取り組んでいないものが多く、正解はないため自分の意見を主張することが大事です。
意見を言うのも重要ですが、相手の話を聞いたり、まとめたりする能力も試されます。
自分だけが話してばかりではなく、ちゃんと議論になるように話し合いを意識してください。
制限時間が30分ほどと短めに設定されているため、時間配分が重要になります。
タイムスケジュールを管理してチームに共有できると評価に繋がる可能性があるでしょう。
可能であれば、グループディスカッションの練習を周囲の知人や就活センターと行い、本番までに慣れておくのがおすすめです。
三菱商事のインターン選考の流れ
三菱商事のインターン選考の流れは以下の通りです。
開催年によって変動する場合もあるため、自分が受ける際は前もって選考フローを確認しておきましょう。
- エントリー(ホームページ)
- エントリーシート提出
- 書類選考
- 筆記試験、Webテスト
- グループディスカッション
- インターンシップ合格通知
【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!
「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか?
就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。
今回は、選考を通過したエントリーシートを20社分用意しました。
各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。
さいごに
三菱商事のインターンシップは内定には直結せず、早期選考などもないですが、企業レベルの高さや企業を知るために多くの学生が応募します。
インターンといえども、本選考並みに熱意を持って臨んでくる応募者が増えており、中途半端な対策では選考を突破するのは難しいです。
ここで挙げた選考対策や求める人物像を活用し、インターン選考突破に役立ててください。
インターン選考の対策が本選考の対策にもなりますので、早めに準備をして企業からの内定獲得に繋げましょう。