プログラミングが学べるインターンシップとは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/4/21更新
はじめに
本記事では、IT業界の企業をはじめとし、プログラミングが学べるインターンシップの内容や選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
結論から言うと、プログラミングのインターンシップへ参加することは、IT業界の内定や就職に直結しやすくなると考えられます。
近年、IT人材の不足による需要の高さや将来性、給与の高さなどから、IT業界に興味を持っている学生や未経験からチャレンジする文系学生も少なくありません。
しかし、他の職種に比べると特異性が強く、入社後のミスマッチも起こりやすいことが特徴的です。
そのため、インターンシップへの参加は、業界や職場の雰囲気、実際の作業を体感できるためミスマッチを回避しやすく、実績作りをすることもできることから、IT業界への就職を目指す就活生にとっては、有効な手段の1つとなります。
プログラミングのインターンシップは比較的期間が長く設定されるため、計画的に準備を進めておく必要があります。
早期からの参加を検討してみてください。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆していますので、ぜひ最後までご覧ください。
- プログラミングが学べるインターンシップに参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- インターンシップの選考対策を知りたい
また、IT業界の業界研究は以下の記事から飛べるので、ぜひ併せて読んでみてください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
IT業界の基本情報
業界名 | IT業界 |
主な企業 | 富士通、NEC、NTTグループ、日立製作所、アマゾンジャパン合同会社、グーグル、サイバーエージェントなど |
主な事業内容 | ソフトウェア・WEBやスマートフォンアプリ・ゲームソフトの開発など |
主要取引先 | 商社、メーカー、金融、官公庁、学校など |
プログラミングを活かす職業や業界として代表的なのは、IT業界となります。
プログラマーやシステムエンジニア、WEBエンジニアなど、職種は幅広く業務内容も多岐に渡ります。
近年では、IT企業のみならず、一般企業や官公庁、学校でもデジタル人材は求められており、需要に対して供給が追いついていない現状があります。
小学生の授業でプログラミングが必修化されたり、企業でも未経験者の受け入れや既存社員への研修による新規人材育成などに乗り出したりしていますが、依然IT人材の不足は社会的問題となっています。
現在では、幅広い層にプログラミングが認識されるようになってきたものの、実際に知識や技術を持つ人は少ないだけに、少しでも興味のある人はインターンシップなどを通じて触れてみてください。
就職先も多様化したため、「ITスキル×自身の強み」を活かして将来的にビジネスを行うことも可能となります。
企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)化が進んでいるため、少しでも興味がある方は、IT業界に限らず幅広く就職先やインターンシップ先を検討してみてください。
プログラミングに向いている人材像
プログラミングは、向き不向きもありますが、ITやデジタル技術に興味関心があることが大前提となってきます。
小学校でも必修化されるなど、学ぶ機会が得られるようになってきたため、今後、早い時期から興味関心や向き不向きを見極められる学生が増えてくると考えられます。
しかし、実際に職業とするのであれば、興味関心に加えて、システムの不具合や企業の課題解決を行うための「課題解決力」、コツコツ解決に向けて向き合い続けられる「持続性」や「集中力」が求められます。
システムを構築するためには、「論理的思考」も必要となるでしょう。
向いている人材や求められる人材像として、キーワードとなりそうな言葉は以下のようになります。
- ITテクノロジー
- DX(デジタル・トランスフォーメーション)
- AI
- ゲーム
- アプリ
- ソフトウェア
- インフラ
- 論理的思考
- 課題解決力
- 集中力
- 持続性
- 探究心
- コツコツ物事に取り組める
- コミュニケーション能力
企業や作業の内容によっても求められることは異なってきますので、サイトや社員インタビューなどをぜひ読み込んで自分なりに箇条書きにしてみてください。
IT業界は、未来的で華やかな印象がありますが、実際の作業は地道なものが多く、どれだけ根気よくコツコツと向き合えるかというところが重要になってきます。
また、ユーザーへ安定したコンテンツを提供すべく日々のメンテナンスやアップデートなども必要になります。
そういった経験を重ねることで、フリーランスで働くなどの選択肢を増やすこともできますので、まずは地道に経験と実績を積む覚悟をして臨んでください。
プログラミングが学べるインターンシップに参加するメリット
業界・職種やプログラミングへの理解を深めることができる
どの企業のインターンシップにも共通して言えることですが、企業説明会や面接よりもインターンシップでは、より企業のリアルに触れることができるため、企業理解を深めやすいというのもメリットです。
加えて、プログラミングを学ぶインターンシップに参加する場合は、企業理解以上に業界や職種理解を深められるというのが大きなメリットになります。
IT業界やプログラミングと一括りにされますが、その内容は幅広く、その全体像を理解するだけでも未経験者には難しい部分があるのでしょう。
参加することで、まずは職種の理解を深め、自身が目指す方向性が定まると、企業を絞りやすく、志望理由も明確になります。
職場の雰囲気を体感できる
プログラミングのインターンシップは、他の業界や企業と比べて、比較的長期間であり、実務に近い形での内容も多いことから、職場環境を確認することができるのです。
職場の雰囲気は、人それぞれ感じ方が異なりますので、選考前や入社前に自分自身で体感できることは、自身が働くイメージをより具体的にすることができますので、企業の志望動機にも繋がりやすくなります。
実績を作ることができる
プログラミングのインターンシップでは、学んだことを元に成果物として、実際にアプリやシステムのプログラムを組む場合もあります。
プログラミングを学び、どのように活かしていきたいのか。
学ぶ前よりも後の方が、選択肢が広がり、具体的にイメージできるようにもなります。
インターンシップを乗り切るだけでも容易なことではないので、ある程度の志望度は持って臨むことがおすすめです。
給与がもらえる
企業や内容によって異なりますが、夏休み期間などの長期期間を利用して、本格的な業務をスタッフとしてこなし、給与が発生する場合があります。
給与が発生するレベルとなると、選考のハードルや学生のレベルが上がってきますので、未経験の方はかなりの努力と忍耐力が求められるといえるでしょう。
未経験からでも応募可能な募集もありますので、アルバイト求人のサイトなども確認してみてください。
内定に直結しやすくなる
インターンシップへの参加は、早期選考の案内や本選考で有利になるなど、内定に直結しやすいとも言われています。
本選考とは全く別で設定している企業もありますが、プログラミングを学ぶことは、他の学生と実績の差別化を図ることもでき、有利に働くため内定に直結しやすくなるのです。
他業界のインターンシップへの参加の際も、早くから意欲的に就職活動を始め、選考も通過した人材として評価されますが、プログラミングは比較的長期間であることから、さらに計画的かつ主体的に取り組んでいることが印象付けられます。
内定への直結の有無に関わらず、インターンシップへ参加する際には、双方が時間を割いて、より良い就職やマッチした人材を採用するために実施していますので、本選考同様にきちんと準備をして臨む姿勢を忘れないようにしましょう。
プログラミングが学べるインターンシップ内容
プログラミングが学べる企業のインターンについて、いくつか概要を紹介します。
求人サイトに掲載されていることも多いので、気になる方はいくつかのサイトに登録してみましょう。
求人サイトの掲載情報は随時更新される他、定員になり次第、募集締め切りとなりますので、下記参考までにご覧ください。
募集要項や詳細はサイトにて確認を行うようにしてください。
- ソーシャルデータバンク株式会社
- 株式会社テクノミライ
- 株式会社LITALICO
一つずつ、詳しく見ていきましょう。
ソーシャルデータバンク株式会社
ソーシャルデータバンク株式会社は、LINE公式アカウントの運用をサポートするマーケティングツールの開発・運営を行っている企業です。
インターンシップ概要は、以下の通りです。
就業日数 | 月〜金のうち週3日以上 |
就業時間 | 9:00〜20:00のうち1日3時間以上 |
場所 | 事業所(神奈川県横浜市) |
人数 | 未定 |
報酬 | 時給1,200円〜 |
交通費・宿泊費 | 交通費支給あり |
プログラミング未経験の方も応募可能であり、学習プラットフォームで知識の習得を行えます。
ただし、こちらはインターンシップ選考前に受講するものであり、こちらの受講完了を持って、インターンシップの入社試験を受けることができるようです。
インターンシップにて実務を行う上で、最低限の知識は求められます。
LINEという非常に身近なツールに携わることができますので、実際の作業がどのように私たちの生活やサービスに繋がっているのか、イメージがしやすい企業の一つかもしれません。
引用ページ
【経験不問】LINEを軸に国を支えるエンジニアインターン!|ソーシャルデータバンク株式会社のエンジニア/プログラミングインターン・インターンシップ募集情報 | ゼロワンインターン
株式会社テクノミライ
株式会社テクノミライは、省エネシステムやセキュリティシステムなどで数多くの特許を持つIT企業となります。
インターンシップ概要は、以下の通りです。
就業日数 | 月〜金のうち週3日以上 |
就業時間 | 10:00〜18:00のうち1日5時間以上 |
場所 | 本社(東京都新宿区) |
人数 | 未定 |
報酬 | 時給1,200円 |
交通費・宿泊費 | 交通費支給あり |
未経験からでもエンジニアとして活躍できるよう育成するためのノウハウを持つ企業です。
実際に未経験からでも就業されている実績があるので、企業の受け入れ体制もあります。
応募条件は、エンジニアの仕事に興味がある方となっていますので、意欲と熱意のある方におすすめです。
社会課題の解決にも貢献するシステムを開発しており、特許も数多く持つ企業なので、社会に貢献したいという思いがある方は、一度覗いてみても良いかもしれません。
引用ページ
未経験からエンジニアに!基礎からプログラミングを学べるインターン | ゼロワンインターン
株式会社LITALICO
株式会社LITALICOは、発達障害を持つ子供の学習支援や障害を持つ方のキャリア支援などを主な事業として行っており、プログラミングなどを活用した「IT×ものづくり教室」も運営しています。
インターンシップ概要は、以下の通りです。
就業日数 | 週2日〜 |
就業時間 | 9:00〜20:00のうち1日5時間〜 |
場所 | 東京本社(東京都目黒区) |
人数 | 未定 |
報酬 | 時給1,200円 |
交通費・宿泊費 | 交通費支給あり(上限:50,000円/月) |
プログラミングというと、IT業界への就職イメージが強いですが、近年では企業でもDX推進部が設置されるなどIT化が進んでいる他、小学生のプログラミング授業の必修化により、プログラミングスクールなども増えてきました。
プログラミングを活かす仕事の一つとなってきています。
また、未経験から入りやすいことが特徴的ですので、子供と接することや教えることが好きな方は、入り口として検討してみても良いかもしれません。
引用ページ
インターンシップ選考対策
プログラミングを学べるインターンシップを導入している企業は、主にIT業界が中心となりますが、近年ではプログラミングスクールや企業のデジタル人材候補として他の業界でも開催されていることがあります。
インターンシップを通じて学ぶことができるため、未経験でも可能な募集が多いですが、授業や独学でも良いので、プログラミングの基礎知識があれば、興味関心の度合いや主体性があることが伝わるので、選考に有利と言えるでしょう。
インターンシップは長期間を想定されていることが多いため、スタート時期によっては大学3〜4年生は募集対象外とされることもよく見受けられます。
なるべく大学2年生までに情報を収集し、開始するようにしてください。
また、求人として掲載されることが多いため、検討している間に募集が終了することもありますので、タイミングを逃さないよう、日頃からチェックしておくことがポイントの一つです。
選考フローごとの選考対策
自己分析
自己分析をすることで、自身の強みや弱み、価値観などを客観的に把握できるはずです。
自身の特徴を理解した上で、企業の求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
自分自身の強みや変化を知るとても良い機会ですので、まずは自己分析をじっくりと行ってみてください。
業界研究・企業分析
自己分析の後は、業界研究や企業分析を行っていきましょう。
まずは業界の全体像を掴むことも重要になります。
志望業界のいくつかの企業を分析することで、同じ業界内でもそれぞれ企業の特色を比較することができるはずです。
特にIT業界は、一括りにされていますが、それぞれの職種や職務内容を理解するのは未経験の方にはとてもハードルが高いので、できる限り調べて学ぶ努力を行った上で、選考に臨むようにしましょう。
プログラミングが学べるからという理由だけでなく、その中でも「なぜこの会社なのか」といった質問の回答も企業がとても気に掛けている部分になります。
エントリーシート作成
エントリーシートの作成にあたっては、志望理由とプログラミングやエンジニアへの興味関心を明確に示すよう心がけてください。
経験者であれば、具体的に学んできた言語や内容、成果物や今後携わってみたいものなどを述べることができますが、未経験者にとっては難しい部分が多くあります。
事前に職種やプログラミングについては、しっかりと調べ、どこまで理解ができており、どのようなものだと認識しているのかが企業に伝わるようにしましょう。
未経験だから何もわかりませんという回答にならないよう、準備は入念に行ってください。
言語やシステムなど理解ができない場合は、無理に単語を用いるなどして記述せず、正直に伝えるようにしてみてください。
分からないから学びたいというのも一つの動機となります。
プログラミング課題提出・テスト
これからプログラミングを学ぶ場合には、課題提出による選考は発生しないこともありますが、プログラミングの事前学習を行った上で、選考に臨むパターンもあります。
プログラミングに限らず、適性検査などで思考を判断されることもあります。
事前にできる準備はなるべく進めておきましょう。
就活生の口コミサイトなどで、どのようなテスト内容か確認できることもありますので、特に直前はその内容に特化して演習してください。
面接
ほとんどのインターンシップで面接が行なわれるため対策も入念に行いましょう。
ここではエントリーシートで記載したことを基に、さらに深堀して質問されることが多いため、エントリーシートとの一貫性をもたせ、相違のないようにしておいてください。
ある程度の質問内容は想定できますが、予想しない質問を問われることもありますので、焦らず落ち着いて対応ができるよう心掛けましょう。
一人で対策を行うことが難しいので、学校の就職対策や友人、インターンシップ参加などを通じて、経験を積むこともポイントです。
インターンシップ選考の流れ
プログラミングが学べるインターンシップ選考の流れの一つとして下記のようなものがありますので、参考にしてみてください。
企業によって異なるため、志望する企業の選考フローは事前に確認しておきましょう。
プログラミングを学ぶインターンシップであれば、事前にプログラミング課題が出されることは少ないですが、事前学習教材を元にテストを行い、選考とする場合はありますので想定はしておくこともおすすめです。
- プレエントリー
- エントリーシート提出
- プログラミング課題提出またはテスト
- 面接
- インターンシップ合否通知
さいごに
いかがでしたでしょうか。
近年、IT人材の需要は高まってきており、文系出身者やプログラミング未経験者からでもエンジニア就職が可能となってきました。
これまでであれば、学校や独学で学び、一定の知識や技術がある人材が求められてきましたが、企業もIT人材の育成を積極的に行うようになってきたため、プログラミングを未経験からでも学べるインターンシップも見られるようになってきました。
大学進学時には検討していなかったという人にも転換の機会がありますので、少しでも興味がある学生は、インターンシップへの参加を前向きに検討してみてください。
根気のいるインターンシップになりますので、インターンシップを通じて何を成し遂げたいか、得たいかといった目標を設定しておくと良いでしょう。