原子力研究開発機構が行っているインターン内容とは?参加メリットや26卒向け選考対策も紹介
2024/5/24更新
はじめに
原子力研究開発機構のインターンシップに参加する前に、先輩たちが実際に体験したインターンシップの内容や選考対策などを知っておけば本選考も有利に進められる可能性が高いです。
原子力研究開発機構のインターンシップの詳細な内容や参加する上での注意点、アドバイスをチェックしておけば、より充実したインターンシップ体験ができるでしょう。
本記事では原子力研究開発機構のインターンシップや、選考対策のポイントなどを詳細に解説しています。
インターンの選考内容は、就活に向けた準備にも役立てることができます。
本記事の内容を確認し、ぜひ原子力研究開発機構のインターンの対策に役立ててください。
結論から言うと、原子力研究開発機構はインターンシップ選考において特別な選考などはないようですが、本選考を有利に進めるためにもインターンの時間を有意義なものにする必要があります。
特に以下のような就活生に向けて記事を執筆しています。
- 原子力研究開発機構の選考に参加したいけど、なにから初めていいか分からない
- 原子力研究開発機構の選考対策を知りたい
そんな就活生に向けて執筆しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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日本原子力研究開発機構の基本情報
出典元 原子力研究開発機構
社名 | 国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 |
本社所在地 | 〒319-1184 茨城県那珂郡東海村大字舟石川765番地1 |
主な事業内容 | (1)原子力の基礎基盤研究と人材育成 (2)高速炉の研究開発 (3)核燃料サイクルに係る再処理、燃料製造及び放射性廃棄物の処理処分に関する研究開発等 (4)東京電力福島第一原子力発電所事故の対処に関する研究開発等 (5)計画に基づく原子力施設の廃止措置及びそれに関する研究開発等 (6)産学官との連携強化と社会からの信頼の確保のための活動 (7)安全規制行政等への技術的支援及びそのための安全研究 (8)安全性向上のための研究開発等及び核不拡散・核セキュリティに資する活動 |
茨城県の本部の他にも日本各国に研究科開発拠点があり、アメリカ・フランス・オーストリアには海外駐在員事務所もあります。
同機構は原子力に関する基礎的研究から応用研究はもちろん、核燃料サイクルに関する研究開発、安全規制行政への技術支援、東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に関する研究開発といった幅広い分野での研究開発をしているのが大きな強みです。
「原子力」はしばしばその是非を議論されますが、JAEAでは「原子力」を1つの科学技術と捉え、その科学技術を通じて人類社会の福祉と繁栄に貢献することを目指しています。
そしてその中でも最も特筆すべきなのが、より豊かな未来を目指した上昇志向の強さやチャレンジ精神と言えるでしょう。
原子力研究開発機構では以下のような経営理念を掲げています。
ミッション ~機構の目的~…原子力科学技術を通じて、人類社会の福祉と繁栄に貢献する ビジョン ~目指す将来像~…「ニュークリア×リニューアブル」で拓く新しい未来 行動基準…目標達成志向で行動する |
同機構では原子力科学技術を通じて人類社会の福祉と繁栄に貢献することを目指しています。
また国立研究開発法人のため原子力の基礎的な研究はもちろん、国と協働で大規模なプロジェクトに取り組む機会も多くあるのも魅力のひとつ。
このような視点からさまざまな事業展開を手がけているため、人々のよりよい生活に貢献したいと考える就活生にとっても魅力的な企業でしょう。
原子力研究開発機構に必要とされる人材像
続いて、原子力研究開発機構が掲げる「求める人物像」について解説します。
新卒採用ページに掲載されている原子力研究開発機構の未来は以下のように記載されています。
- 原子力機構の経営理念を理解し、自発的かつ確実に体現できる人材
- 専門分野において独創性・革新性を発揮しグローバルに活躍する人材
- 組織内での自己の役割を理解し、他者と協働しながら高い専門性を発揮する人材
また、同ページにある解説文についても見ていきましょう。
- 機構の経営理念(ミッション、スローガン、基本方針、行動基準等)、MVS(ミッション・ビジョン・ストラテジー)等を深く理解し、将来像を描きながら、それを実現するために実行すべき事項を十分認識しながら、責任感を持って自発的に行動し、実行すべき事項を確実に遂行できる人材
- 基礎研究、応用研究又は技術開発に従事し、様々な研究機関と連携しながら、自らの専門分野において世界に誇る研究成果を創出し、深い専門知識とともに幅広い視野と国際感覚を持ちつつ、グローバルに活躍できる人材
- ルールや統制を重んじつつ、自分に課せられた任務・役割を果たすため、常に自らを研鑽し高度な専門性を発揮するとともに、コミュニケーションを執りつつ周囲をリード・フォローしながらチームワークを保ち、所属組織の目的・目標を確実に達成できる人材
これらの内容を見ると、上記を達成するために「成長」「変化」「チャレンジ」「主体性」など、上昇志向の強い人材を求めていることがわかります。
さらに企業理解を深めるために、未来の原子力研究開発機構が求めている人物像を予測してみるのもひとつの手段です。
原子力研究開発機構の事業の方向性を掴むためには、IRや企業が掲げている目標などを確認するのが手っ取り早いでしょう。
原子力研究開発機構が今後力を入れていくであろう分野や、配属比重などから考えるとキーワードとなりそうな言葉は以下のようになります。
- 廃止措置・放射性廃棄物の処理処分に係る技術開発と成果の実装
- 放射性廃棄物の処理処分
- 原子力施設の廃止措置
原子力研究開発機構のインターンでもし「今後の事業計画」に関して問われるようなことがあれば、上記のキーワードをもとにアイデアを出してみるのもおすすめです。
最終面接では役員や社長が面接官になる場合が増えますが、彼らは一緒に働くわけではありません。
社長や役員はあくまで原子力研究開発機構の未来のために企業の方針を決めていく人たちです。
そのため、そういった上層部に自身をアピールする際には「自分が入社すればどのように変化を与えられるか」をイメージさせることが大事です。
最終面接では「この学生と一緒に働きたいか」ではなく「この学生は未来の企業にとって必要か」で判断されることを意識して対策をしましょう。
原子力研究開発機構のインターンに参加するメリット
それでは、続いて原子力研究開発機構のインターンに参加するメリットについて紹介します。
企業理解が深まる
インターンシップに参加することで、ネットでは分からないリアルな社風や具体的な事業内容や仕事内容、全体の雰囲気を体感できます。
企業理解が深まれば、その分ほかの学生よりも深堀りした内容のESが作成できるようになるでしょう。
また企業と自分がマッチしているのかチェックできるため、入社後のミスマッチを防ぐことができます。
ビジネススキルが身につく
インターンでは挨拶や名刺の渡し方などの基本的なビジネスマナー、PCスキルといったビジネスに必要なスキルが身につきます。
社員から直接教育を受けられるため、社会に出て通用するビジネススキルを学習しやすい環境があります。
さらにビジネススキルは、書類選考や面接でも役に立つ場面が多いです。
たとえば書類選考ではビジネスマナーに則った書き方、面接ではTPOにふさわしい身だしなみの整え方、話し方が必要です。
面接直前にこれらのスキルをすべて完璧に習得するのは大変ですが、あらかじめインターンでマナーやスキルを身につけておけば安心でしょう。
人脈が広がる
インターンでは、社員とコミュニケーションをとる機会が多いです。
そのため社員と人脈を築くことができ、再度OBOG訪問をさせてもらえたり、そこから知り合いの社会人を紹介してもらうこともできます。
またインターンでは学生同士でグループワークやグループディスカッションをするため、交流が活発になりやすいです。
選考の場で親交を深めておけば、就活に関する情報交換ができるでしょう。
本選考の予行演習になる
原子力研究開発機構のインターンシップはエントリーシートやWebテスト、面接などの選考を経て参加できるようになっています。
この過程は就活の本選考に向けた予行演習にもなるので、緊張せずに自分をアピールしやすくなるでしょう。
就活本番になってから準備を始めると、自己分析やES・面接対策が不十分になってしまう可能性もあります。
インターンに参加することでライバルより早く準備できるので、よりESや面接の回答内容をより深掘りできるかもしれません。
エントリーシートや面接のアピール材料になる
原子力研究開発機構での経験を、エントリーシートや面接のアピール材料として盛り込むことも可能です。
ほかの学生と比較して同機構の特徴や魅力についても理解が深まっているため、本選考でも有利になる可能性が高いです。
目的意識を持って参加することで、インターンがより有意義な時間となるでしょう。
原子力研究開発機構が行っているインターン内容
原子力研究開発機構で過去に実施されていたインターンの流れや概要について紹介します。
実施日程 | 令和5年7月24日(月)から令和5年9月29日(金)まで ※受入拠点やテーマにより異なる |
実施場所 | 福島廃炉安全工学研究所 |
目的および概要 | 大学及び高等専門学校の夏期休暇期間中に、学生に原子力について広く学ぶ機会を提供し、原子力分野の人材育成に資するため。 |
応募方法 | Web申込み及び必要なデータを提出することで応募完了 |
初日は取り組むテーマに関する講義や、施設見学などを行うようです。
2日目からは任されたテーマについて貸与されたパソコンで取り組むという流れです。
すぐ隣にはインターンシップ担当の方がいたため、気軽に質問ができるという環境で円滑に進めることができたと感じる学生もいました。
週の後半も前半と同様に与えられた課題を進めながらも、最終日に行われるプレゼン資料と報告書の作成を行います。
研究機関のため、報告書もどのような条件で評価を行ったのか、どういった考察が考えられるのか等を詳しく書く必要があります。
最終日には研究員の方の前で、20分程度で成果を発表するそうです。
「研究機関ではどんな風に仕事を進めていくのか」「研究職と技術職の違いは何なのか」などを実際に体験して知ることができるインターンとなっています。
また、入社後に入る寮にも実際に泊まらせてもらえるため、入社後の自分の生活スタイルも想像しやすいでしょう。
原子力研究開発機構のインターン選考対策
同機構のインターンシップは本選考にかかわるものではありませんが、一般的にはインターンに参加するために対策を練ってくる学生も多いです。
ライバルに勝つためには業界・企業理解を入念に行い自分をアピールできるようにしましょう。
就活の準備にかかる時間は人それぞれですが、余裕をみて大学2年の冬には就活対策を始めるのがおすすめです。
同機構では「世界一を目指す」そして「人類社会の福祉に貢献する」という大きな夢を実現すべく、高い志と強い意志のある人材を求めています。
そのため目標に向かって何かを頑張った経験をアピールし、選考全体を通してもその点を意識しましょう。
選考フローごとの対策
選考フローごとの対策を知っておくことで、限られた時間を有効に使ってインターンシップ選考対策ができるようになります。
ここからは自己分析、業界・企業分析、ES作成、面接の4つの項目に分けてそれぞれの対策を紹介します。
自己分析
自己分析をすることで、自身の長所・短所、得意・不得意を客観的に把握できます。
それらの自身の特徴を理解した上で、原子力研究開発機構の求める人物像にマッチするようにアピールすることを意識しましょう。
原子力研究開発機構の場合、高い志と強い意志のある人材であることをアピールできる材料があるか確認しながら自己分析をするのがおすすめです。
定番の志望動機やガクチカだけでなく「他の企業ではなくて、なぜ原子力研究開発機構に入社したいのか」を深掘りしてみてください。
業界研究・企業分析
業界研究とは業界全体の景気動向や成長性・将来性を分析することです。
それに対して企業研究は、企業がどのような業種や職種があってどんな事業をメインとして行っているのかについて調査します。
業界・企業分析をすることで、業界内での原子力研究開発機構の立ち位置、競合他社との違いが見えてきます。
同業他社と比べるときには、原子力研究開発機構の特徴や魅力を理解することが大切です。
競合との違いや原子力研究開発機構ならではの魅力、今後の事業計画などを把握することで、企業への理解がより深められるでしょう。
ES作成
自己分析や企業分析をある程度進めたら、次はワンキャリアやユニスタイルなどを活用して過去に出題されたESをチェックしてみましょう。
「どのような書き方をすればESが通過しやすいのか」という点に注意しながら、採用担当者の目に留まりやすいESを作成していきます。
また、実際に書いたESをOB・OGや身近な社会人に見てもらうのもひとつの手段です。
第三者に見てもらうことで、自分だけでは気づきにくいミスや分かりにくい表現を指摘してもらえるでしょう。
面接対策
ESを突破したら、次は役員による面接が行なわれます。
ここではESで記載したことと一貫性をもたせつつ、具体的なエピソードを交えて志望動機や自己PRを伝えるのがおすすめです。
原子力研究開発機構で実際に問われた質問を見てみましょう。
- 志望動機
- 短所
- 転勤しても大丈夫かどうか
- 事務職の中でも何の仕事がしたいか
- やりたい仕事ではなくても良いか
- 興味がある事業内容は何か
- 公務員試験を受けているかどうか
- ストレスへの対処法
- 人が立てた計画に従うことはあるかどうか
- 長所を使って自己アピール
- 機構HPを見て興味を持ったこと
内定者によると「機構HPを見て興味を持ったこと」に関しては知らないと回答できない問題なので、しっかりと企業研究をしておくことが大切だそうです。
厳しい雰囲気で内容を深堀りされるため、ストレス耐性も必要だと感じた学生もいました。
1次面接のほうが時間が長く深掘りが厳しいことから、ここが鬼門と考えられます。
特にガクチカに関しては何を聞かれても答えられるように徹底的に準備したほうが良いです。
いずれも1人で対策するのではなく、友達同士や面接イベントなどで集団で練習しましょう。
原子力研究開発機構のインターン選考の流れ
原子力研究開発機構のインターン選考の流れは以下の通りです。
- Webでの申し込み(令和5年6月21日)
- 受入通知書の発送
Web申込みの完了及び必要書類のデータ送付をもって、インターン受入契約条項に同意したものとみなし、受入通知書を発送した日から契約が発効します。
Web申込みが完了したら、申込者に送付されるメールに返信する形で以下のデータを送信するのを忘れないようにしましょう。
- 顔写真データ
- 学業成績証明書の写し
- 宿舎貸与申請書(宿舎を利用したい場合)
また、実習の開始2週間前までに保険加入証明書を提出してください。
応募資格は以下の通りです。
学校教育法に基づき設置されている大学や高等専門学校に在学している学生のうち、次の要件のいずれかを満たしていれば応募することができます。
- 国内の大学に在学する方
- 国内の高等専門学校の本科、準学士課程の4・5年生及び専攻科又は学士課程に在学する
- 方
- 国内の大学院(博士前期課程、博士後期課程、一貫性博士課程、修士課程又は専門職課
- 程)に在学する方
- 国内の大学院博士後期課程修了又は修了に必要な単位を取得して退学し、継続して大学
- 院の研究生として在学する方
さいごに
今回は原子力研究開発機構のインターンの基本情報やインターンの選考対策、選考フローごとの対策について紹介しました。
近年は早期から就活情報を取りに行く学生が増えており、その中でインターンの重要性は高まってきています。
また、インターンを学生の適性把握や優秀層の早期取り込みの手段として活用する会社が増えており、本来のインターンの目的とは少し趣が変わってきています。
今後は従来にも増して、企業側は採用選考のためのツールとして利用することが当たり前の世界になってくるでしょう。
「所詮は、インターンだ」という軽い気持ちで臨むのではなく、本番さながらの臨戦態勢でしっかりと準備して参加することが重要です。
今回ご紹介した内容を参考にして、インターンでの成果を内定に直結できるように対策しておきましょう。