エントリーシートのコピペバレるとどうなるのか?ES作成時の注意点を解説
2024年5月17日更新
はじめに
エントリーシートの作成は、就活に欠かせない作業となりました。
就活のスタート時にはどの企業でも、エントリーシートの作成と提出を求めてきます。
そこで、応募企業へ好印象を与えたい本音から、典型例などを真似て作るのはいいのですが、そのまま内容をコピペするという人もいると聞きます。
また、複数の企業へのエントリーを考えると、1つのエントリーシートを使いまわしてしまいそうになるでしょう。
以上のような複写やコピペはどこまで通じるのでしょうか。
本記事では、エントリーシートのコピペバレると何が起こるのかを中心に、コピペした場合のリスクやメリット、適切なエントリシート作成に向けた注意点を紹介します。
これからエントリーシート作成を考えている就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の結論
エントリーシートをコピペするとバレるのでNGと考えておきましょう。
なぜなら、他人の作った文面を転用するのは、盗用に近い行動になってしまうからです。
ES対策として採用担当者は、常にチェックしているものと考えておきましょう。
多くの場合、コピペチェッカーや就活情報サイト・就活本などを研究しています。
ありきたりで表面的なエントリーシートを提出してしまうと、不採用の原因になりかねません。
書類通過のためには、エントリーシート作成時のマナーを心得ておくことです。
就活の時間を効率的に考えるのであれば、コピペできる範囲とできない範囲を調べながら活用する程度にとどめておくのが理想的でしょう。
オリジナリティを演出するテクニックを身につけて作成に臨むことが重要です。
エントリーシートのコピペは可能なのか
当初から結論を述べれば、エントリーシートのコピペはNGです。
ネット上や就活本など、さまざまなところでエントリーシートの書式例が紹介されています。
それらの内容を、そのまま無断使用することになってしまうからです。
エントリーシートの提出期限があってそれまでに間に合わない場合や、自分で考えてエントリーシートを作成しても全然通過しないといった焦りから、他の就活生などのエントリーシートをコピペしてしまう気持ちはわからなくはありません。
だからといって、他人が作成したエントリーシートの文面を一字一句使用してしまうことは、常識的にも良い印象ではないからです。
コピペはバレると思っておくこと
とくにネット上に掲載された志望動機や自己PR文などは、なおさらコピペがバレる確率が高いと認識しておくことです。
ひときわ目立った好印象な事例であればあるほど、つい流用したくなってしまう気持ちはわかります。
しかし、企業の面接官の多くは、違和感を覚えたエントリーシートを調査しているのです。
ネット検索すれば、概ねのものはすでに公開されているため、コピペだと見抜かれてしまうでしょう。
バレなくても後で困ることがある
コピペした志望動機や自己PRがバレてしまうと、面接官からの信頼感が低くなるでしょう。
当然、その後の選考の突破は難しくなると考えられます。
仮に、バレることなく一次通過した場合でも、その後の影響は続きます。
面接の現場に入ると、話の内容や雰囲気で面接官が見抜いてしまうことがあるからです。
また、場合によっては内定後・入社後でも、思わぬトラブルに見舞われる可能性があります。
後から面倒で困ることになってしまうくらいなら、最初から楽をしようと考えないことです。
エントリーシートのコピペがバレる確率
エントリーシートのコピペをして提出したら、高い確率でバレるものと判断しておくことです。
就活サイトのJOBRASS新卒が以前調査した結果によれば、企業の採用担当者の多くが、エントリーシートなどのコピペを見破る確率は70%以上だったことが明らかになっています。
理由は、大量のエントリーシートを毎日見ていることで、表現の言い回しや単語の整合性がないものを見つけられるからです。
採用担当者は採用のプロフェッショナルなので、普段からそのための高い意識が働いています。
就活本なども読んで研究している人がいるほどです。
怪しいコピペが発覚した時点で、書類審査は通過しません。
採用試験の書類通過のための最低限のマナーは、自分の頭で考えて言葉にして書くことです。
コピペバレる理由はなぜ
なぜ、採用担当者は、自分で作成したエントリーシートかどうかを判断する基準を分かっているのでしょうか。
ここでは、エントリーシートのコピペバレる理由について、いくつかあげていきましょう。
ネット上のコピーチェッカーを利用する
多くの場合、応募者の作成した文章をコピペチェッカーを利用して調べています。
ネット上にはいくつかコピーチェックできるサイトが点在していて、そのサイトを通じて調べれば、文章中のコピペされた部分、類似箇所や酷似している部分を見分けられるからです。
しかも、コピペされた部分がどのサイトに書かれているのかも確認できます。
たとえ複数サイトからコピペして繋いだ文章であってもです。
書類通過の基準に関しては各企業の判断次第ですが、コピペチェッカーの結果で何パーセントまでは黙認し、何パーセント以上はNGという一定水準を設けている可能性があります。
逆に、自分が提出するエントリーシートは、必ず事前にコピーチェッカーを通してチェックしておきたいものです。
就活サイトや就活本を常に見ている
採用担当者のほとんどは、就活サイトや就活本を一通りチェックしているからです。
多くの就活生もそれらの内容を活用していることは言うまでもありません。
そのままコピペなどすれば、どこかで見かけた文面であると一目瞭然です。
中でも志望動機、自己PRの例文などは、どのサイトや書籍でも当たり障りのない程度の内容を掲載しています。
コピペすることによって個性が出せないままなので、評価は低く通過しません。
採用担当者のほうでも情報収集をしながら、就活生の行動パターンを把握しようとしているわけです。
面接時で詳しく聴けばわかる
仮にコピペをしたエントリーシートが書類通過しても、実際の面接の場でバレてしまうことが多々あります。
面接では、間違いなくESの記入内容を深掘りするために、さらに質問事項が細かくなっていくことでしょう。
自分の考えや声で最初から志望動機などを書いていれば、過去の経験や具体例などは、詳しく聞かれても回答できるはずです。
ところが、借り物のエントリーシートの内容では、スムーズに返答することができません。
表面的でありきたりな回答のままでは、面接官が疑念を抱いても仕方ないでしょう。
エントリーシートのコピペがバレる時のリスク
エントリーシートのコピペがバレるとしたら、どのようなリスクをあらかじめ考えておく必要があるのでしょうか。
ここでは、エントリーシートのコピペバレる際に考えられるデメリットを紹介します。
熱意がない表面的な内容になってしまう
コピペだけで提出されたエントリーシートでは、応募者本人の本当の気持ちが伝わりにくくなるでしょう。
他人が作成した文章なので、他人の言葉がそのまま使われているだけです。
他人の文章に依存しただけでは、採用担当者の評価は低くなり、人柄や熱意、やる気といった採用の重要なポイントを判断してくれなくなるでしょう。
最初から楽をしたがり、考える力がない人物であると評価されてしまいます。
オリジナリティに欠けてしまう
エントリーシートをコピペしてバレるリスクとして、オリジナリティのない状態で採用試験に臨むことがあげられるでしょう。
志望動機や自己PRには、自分の過去にあった経験をエピソードにし、特徴や強みをわかりやすく書くことが基本となります。
ところが、見ず知らずの他人の経験談をコピペしても真実と異なるため、自分らしさを際立たせてアピールすることは不可能に近いでしょう。
採用試験は、本来の自分の魅力を伝えて、その企業に必要な人材であることをアピールする目的があります。
それなのに、オリジナリティが欠けている文章を提出するため、その後の動向に悪い影響を与えかねません。
バレることを恐れながら毎日を過ごすリスクが待っているからです。
必ず、自分ごととして落とし込んだエントリーシートを作る必要があります。
書類選考で不合格になる
エントリーシートをコピペしたまま使用すると、盗作だと捉えられてしまうでしょう。
それだけでリスクとなり、当然採用試験を通過することはできません。
採用担当者側の立場を考慮して、これから新入社員として迎え入れたい人物が、最初から他人のパクリをするような性格だとしたらどう感じるでしょうか。
応募者との信頼関係を築くことは難しくなります。
コピペがバレる場合は、間違いなく不採用になるものと自覚しておきましょう。
エントリーシートのコピペで得られるメリット
ここまで通して、エントリーシートのコピペによるパクリはデメリットだらけになることが理解できたと思われます。
ただし、内容によっては、エントリーシートでのコピペをしてメリットを得られる場合もあるのです。
では、エントリーシートのコピペによる利点とは何かを解説していきましょう。
計画的に作成して活用できる
エントリーシートのコピペやパクるメリットには、ゆとりが生まれる点があげられるでしょう。
これから応募する採用試験に向けた計画を立てやすくなります。
一般的にエントリーシートの提出には期限があり、決められた日にちまでに提出しなければなりません。
余計なプレッシャーを受けることなく、簡潔に仕上げられるからです。
完全な盗作はNGとなりますが、ある程度までのコピペやパクりをベースにして作成しておけば、効率のよい就活ができます。
業界や企業研究などの時間ができる
エントリーシートをコピペすれば、企業研究などをおこなう時間が取れるのもメリットです。
ゼロベースからオリジナルで考えてばかりいては、肝心な面接対策や企業研究に充てる時間をおろそかにしかねません。
エントリーシートの場合、一般的に内容が重複するケースがほとんどです。
最初に一定のフォーマット化をしておくことで、企業研究・業界研究などに多くの時間を費やせ、内定獲得のための重要な活動ができるでしょう。
100%のコピペはバレるリスクがありますが、要領よく対処することは問題ありません。
複数の企業向けに応用が利く
エントリーシートをコピペしておけば、多くの企業の応募に応用できるのもメリットです。
普通は採用試験を複数受ける就活生が多いはずです。
そのたびにエントリーシートの執筆に時間を費やしすぎていては、ますます貴重な時間が減ってしまいます。
書類作成の他にも、就活のためにしなくてはならない課題はたくさんあるはずです。
時間効率を考える意味で、コピペを良い方向に活用しましょう。
部分的にコピペをしておき、企業の特徴や経営理念などと照合し、改編しながらオリジナルなものを作るようにしたいものです。
そのためのベースとなるエントリーシートのパクリの文面は、あらかじめ用意しておくことが望ましいでしょう。
エントリーシート通過のための注意点
これからエントリーシートを作成する予定がある就活生なら、どのようなコツやポイントを押さえておくとよいのか知りたいはずです。
しかも、効率よく時間をかけずにコピペも応用しながら作成ができないものでしょうか。
実は、やり方を正しく判断しエントリーシートを量産させておくことは良い方法なのです。
応募先の各企業が求める人材として振る舞う
どの企業でも、エントリーシートを参考にして、応募者が自社にマッチした人材なのかを判断材料にしています。
第一段階での書類選考で落とされる原因は、記載内容があまりにもかけ離れている場合がほとんどです。
自分が受ける企業側の求める人材を理解してから、自己PRなどの文章を練り上げるようにしましょう。
コピペできる部分はしておきながらも、必ず自分だけにしか書けない内容に改編する作業を忘れてはなりません。
しかも複数の企業の採用試験に臨むのであれば、その数だけ企業分析を丁寧におこなった上で、求める人材と自分自身がかけ離れないようにしっかり作成しましょう。
使い回しは絶対にしない
エントリーシートを書く際に、手間を省きたくて使い回しをする就活生もいます。
それは絶対にしてはなりません。
先述してあるように、エントリーシートの文面を採用担当者はチェックし転用を見抜いてしまうでしょう。
その企業への熱意を正しく伝えるためにも、企業ホームページなどを閲覧し経営理念などを踏まえた上で、オリジナルな表現で記載することが基本です。
もちろん、エントリーシートの内容は重複する箇所も目立ちますから、すべてを書き換えることはかえって難しいでしょう。
変えられる箇所がどの部分なのかなどの細かい判断は、実際に自分で苦労しながら作成してみなければわかりません。
面倒に感じるかもしれませんが、自分の熱意を記載していく努力だけは怠らないことです。
なるべく具体的な内容を簡潔に書く
エントリーシートは、自分がどんな人物で、どのような貢献を企業にできるのかをアピールするためにあります。
読み手がしっかりと把握できるように工夫した文面にしましょう。
具体的に書くことを第一優先にしておくことがポイントです。
経験したエピソードをできるだけ具体的な内容で記載します。
例えば、所持している資格、今までの研究成果、クラブ活動での実績などを、数字などを用いながら解説していく方法です。
「〇〇大会で1位」「〇〇コンテストで優勝」「英検◯級」といった実績を、より数字からアピールします。
面接官がその文章を読み感銘してくれるかを想像しながら作成するのが大切です。
そのため、想いが溢れすぎてしまい長文で書いてしまう事例もあります。
もし文節が長過ぎたら、余分な表現が多いと判断し、削る作業をしておきましょう。
面接官はいつも何百人もの就活生のエントリーシートをチェックしています。
読みにくい文章は、もうその瞬間にダメ出しとなり不採用になりかねません。
できる限り短文で、明快な文章作りを心がけてください。
誤字脱字がないように見直ししておく
エントリーシートに限ったことではありませんが、提出する書類に誤字脱字があってはNGです。
それだけでマイナスな印象を持たれる可能性があります。
しかし、誤字脱字は気がつきにくいため、見直しをする時間を設けてください。
目標とする文量の途中で一度、さらには書き終えた段階でもう一度見直すのが理想的です。
また、可能なら自分独りで確認するのではなく、第三者にも確認してもらえればなおさらよいでしょう。
誤字脱字だけではなく、自分が気がついていない箇所を指摘してもらえて、より精査されたエントリーシートにアップデートできます。
完成したら必ずコピペチェックをしておく
オリジナルなエントリーシートが完成したら、最後に必ずコピペチェックを忘れずにおこないましょう。
ネット上に点在しているコピペチェッカーのサイトを利用して、自分でもコピペやパクリと誤解されないかをチェックします。
コピペ率がある程度の水準で低い数値であれば問題はありません。
もし、数値が高いようであれば、どこかがかなり類似性が高い表現になっています。
その箇所を訂正し、自分なりの語彙力で改編していく作業をしましょう。
もし語彙力に自信がないようなら、類語辞典などを使って調べるのも方法の一つです。
とにかく、オリジナルな表現を完成させるために努めることに徹してください。
まとめ
エントリーシートを書く時は、自分の言葉を使ってありのままの思いを伝えることが基本です。
全文をコピペして流用するのは簡単です。
ただし、その行いがバレると、せっかく応募した企業との信頼関係が崩れてしまいます。
コピペしたままの書面では、応募した当事者の人柄や熱意はまったく伝わらず、違和感だけを与えてしまう結果になるでしょう。
たとえ、その企業が求める人材像にぴったりマッチした能力を備えていても、コピペがバレる時点で問答無用で不採用です。
良い意味で効率的な作成をするために、自分の言葉と引用した文面とをミックスしながら独自表現を活かしたエントリーシートを作成しましょう。
個性的で採用担当者への記憶に残りやすくなります。
第一印象でインパクトを与える工夫をするのがポイントです。