就職活動の面接でするべきメイクの徹底解説
2024年5月17日更新
はじめに
就職活動では企業の説明会に参加したり、面接を受けたりするため必ずと言っていいほど企業の社員と対面で話す機会があります。
そこで学生の多くが気になっているのがメイクについてです。
学生の中には「メイクをした方が良いのか?」、「メイクをして自分の印象を良くしたい」といった声も少なからず存在します。
特に面接では自分の第一印象を向上させ、面接官に好印象を与えたいと考える学生が多いでしょう。
ここでは面接でした方がいいメイクのやり方や、メイクをすることによるメリットを紹介します。
女性版と男性版それぞれ紹介しますので、少しでも面接を有利に突破したいと考える就活生の方はぜひ参考にしてください。
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メイクは一種のマナー
そもそも就職活動の面接においてメイクをしていいのか疑問に思う学生もいます。
メイクをすることは自分の素顔を隠すような気がするのと、選考の場でメイクをするのはマナーに反すると考えるのも無理はないでしょう。
ですが、メイクをすることは就職活動でもむしろ推奨されており、面接に臨む際にもメイクをした方が良いと言われています。
その理由は、社会人になるとメイクをするのがマナーに該当するためです。
社会人になると人と接する機会も多くなり、一定の身だしなみが求められます。
身だしなみには服装や髪型などが挙げられますが、メイクも身だしなみの一つに入ります。
例えば、目元に隈ができていたり、肌荒れが酷かったりしていると見た目の印象が悪くなりがちです。
清潔感がないと思われることもあり、自分のイメージが下がってしまいます。
そうならないためにもメイクは必要であり、推奨されているのです。
就職活動でも考えは共通しており、見た目が良く清潔感のある学生は印象が良くなります。
メイクも清潔感を上げる手段の一つであり、メイクができる学生は社会に出ても印象良く仕事ができると思ってもらえるでしょう。
このようにメイクは社会人にとってマナーの一つに該当するため、就職活動でも推奨されています。
メイクをしようか悩んでいる方は、ぜひメイクに挑戦してみてください。
就職活動でメイクをするメリット
就職活動でメイクをするメリットはいくつか存在します。
メイクをすることで得られるメリットについて理解し、メイクの重要性を把握していきましょう。
第一印象を良くする
就職活動におけるメイクのメリットとして、第一に挙げられるのが第一印象を良くすることです。
人の第一印象は3秒で決まると言われており、メラビアンの法則では第一印象を決める要素のうち視覚情報が55%と半分以上を占めています。
このことを鑑みても、見た目の印象はその人の印象を決定づけると考えた方が良いでしょう。
見た目の印象が悪ければ、面接でもマイナスの状態からスタートしてしまい、中身のある話や回答をしても選考を突破するのが難しくなります。
反対に見た目の印象を良くした状態で面接ができれば、面接官からの評価が高い状態で面接に臨めるので選考突破の確率も上昇するでしょう。
また、メイクをすることで血色が良いように見えて、健康であるように見せることが可能です。
血色が悪いと表情も暗いように見え、健康状態が悪いように感じられたり、覇気がないように捉えられたりします。
メイクには表情を明るくする効果があり、笑顔などもはっきり出るようになります。
感情豊かな学生であることを面接官に伝えることが可能ですので、第一印象の底上げに繋がるでしょう。
就職活動や面接でも明るく清潔感のある学生が好まれることから、メイクをして第一印象を上げることは重要であり、メイクをする一番の目的と言えるでしょう。
業界・企業によってはメイクが評価に繋がる
第一印象の他にも、メイクができること自体が評価に繋がるケースもあります。
業界や企業によっては見た目を重視するところもあり、一定のメイク技術が求められる場合があります。
代表として挙げられるのが化粧品業界です。
メイクに使用される化粧品を扱う業界のため、メイクに精通している人材が求められることが多いです。
メイクにおすすめの化粧品を紹介することもあるため、メイクができないと思うように紹介ができず、業務に影響を与える可能性もあります。
その他には受付・フロントの仕事もメイクが重要視されます。
受付はオフィスの顔と言われるように第一印象が大事であり、お客様を出迎えるためにメイクは欠かせないでしょう。
接客業た営業も一定のメイクが求められます。
お客様と関わる機会が多いため、見た目が重視されます。
初対面でお客様と接することが大半ですので、第一印象が特に重要視されるでしょう。
お客様も清潔感のないスタッフより清潔感があり、第一印象が良いスタッフに案内されたいと考えます。
社員以外の人と関わる仕事では、メイクできることが評価に繋がるケースがありますので、ここで挙げた業界や職種を希望している方は特にメイクに気を遣った方が良いでしょう。
自分を実力以上に見せることが可能
メイクをすることによって自分の見た目を向上させ、第一印象を普段より良い姿で見せることが可能です。
肌が荒れていたり、ニキビが目立ったりして悩んでいる人でもメイクをすることで隠すことができ、悪い印象になりかねない部分を解消します。
自分の顔でコンプレックスになる箇所もメイクで修正できる可能性があり、自信を持って面接に臨めることもあります。
社会人になってもメイクに困らない
就職活動でメイクをすることに慣れておけば、社会人になってからもメイクに手間取ることなく仕事ができるでしょう。
前述したように社会人では一定のメイクが必要とされがちです。
学生時代に一切メイクをしてこなかった場合、急にメイクをするように言われてもメイクのやり方が分からず苦労するケースが多発します。
就職活動をしていく中でメイクに触れ、ある程度メイクができるようになれば社会に出ても困ることはないでしょう。
社会人として必要なことの予行演習という面も兼ねて、就職活動中からメイクをしておくことも検討しましょう。
メイクのデメリット
メイクにはメリットも多いですが、デメリットも存在します。
デメリットを予め把握し、対策することでメイクを効率良く活用していきましょう。
一定の時間がかかる
メイクをする関係上、一定の時間はかかります。
一部の箇所だけなら数分で済む場合もありますが、顔全体の隅々までメイクするとなると数十分かかるケースもあります。
就職活動中は忙しくなることもあり、ゆっくりメイクする時間がない場合もあるでしょう。
時間にゆとりを持ってメイクができるよう計画性を持った行動をする必要があります。
慣れていけばスピードは上がるため、普段から練習しておくのがおすすめです。
メイクが崩れたらメイク直しが必要
メイクをしている状態でしばらくすると、メイクが崩れてくることがあります。
メイクが崩れると却って不自然になってしまい、印象を下げてしまう可能性も生じます。
メイクが崩れたらメイク直しをしなければいけないため、少々面倒な部分があるのがデメリットです。
面接前にメイクが崩れていないか確認し、おかしな箇所があったらメイク直しをしましょう。
面接前に自宅でメイクをするのがベストですが、他に予定がある場合はタイムスケジュールを管理して、面接前にメイクを確認する時間を設けましょう。
メイクによっては逆効果になる
メイクをすること自体は就職活動でも有利になりますが、自分に合わないメイクをすると見映えが悪くなり、素の状態以上に第一印象を下げてしまうことがあります。
人それぞれに合ったメイクがあるため、自分に合ったメイクをする意識を持ちましょう。
無理して背伸びする必要はなく、自分の魅力を引き出すことを考えてメイクに取り組めば自然と印象は良くなるでしょう。
面接用のメイクのやり方【女性編】
実際に面接で役立つメイクの方法を紹介します。
どのようにメイクをすれば良いか分からない方は、ここで紹介するメイクを参考に徐々にメイク技術を上げていってください。
メイクする箇所は主に5箇所に分類して解説します。
どの箇所にも該当するポイントは綺麗に見せることではなく、清潔感があるように見せることです。
ベースメイク
ベースメイクはメイクをする上で下地となる重要なポイントとなります。
とはいえ何重にも重ねてメイクする必要はなく、清潔感のある仕上がりを意識して作り上げます。
化粧下地は無色透明かベージュ色のものがおすすめです。
素の肌色を崩さないよう自然体に溶け込ませるのがポイントです。
化粧下地は顔全体に馴染ませるように塗っていきます。
特に頬の部分は悩みの多い部分であったり、顔全体でも目につきやすい箇所であったりするためよく馴染ませてください。
その他の箇所は薄めに馴染ませる程度で大丈夫です。
化粧下地が終わったら、リキッドファンデーションを塗ります。
右頬、左頬から外側に向かって伸ばすように塗っていきます。
スポンジを使うことで塗りやすくなるでしょう。
フェイスパウダーはメイクパフに艶消しタイプのフェイスパウダーを馴染ませ、顔全体につけていきます。
均等に馴染ませることを意識すると良いでしょう。
眉毛と目のメイク
眉毛のメイクは眉毛を整えるスクリューブラシで気流れを整え、アイブロウペンシルで曲線を描くような眉にします。
全体のラインを確認し、自然に描けているよう調整しましょう。
目のメイクははっきりとした目に仕上げるのがポイントです。
上まつげのきわに黒の細いラインを引き、下まつげはブラウンの細いラインを引くと良いでしょう。
ただし、アイラインは引き過ぎないように気を付けてください。
アイシャドウはベージュやブラウンの色を使ってブラシで塗ります。
目頭には白色のアイシャドウを塗り、目を大きく見せるようにします。
マスカラはまつげが落ちづらいカールキープタイプがおすすめです。
下まつげから塗って、次に上まつげを塗り、毛先に向かって抜くようにブラシを動かすと自然体に仕上がります。
また、一本一本が際立つように塗ると仕上がりも美しくなります。
チークのメイク
チークは頬の少し上部分に馴染ませていきます。
馴染ませ方は楕円形を描くようにブラシでチークを入れるのがおすすめです。
チークカラーはピンクが女性の肌に合いやすく、色合いも出るので推奨されます。
また、自分の肌に合った色を選んでも良いでしょう。
血色が良い人の場合、チークを塗り過ぎると明るすぎて不自然となるため、血色が良い場合は塗らなくても問題ありません。
リップのメイク
リップのメイクは肌がはっきり見えるピンク色のものを使うと良いでしょう。
真っ赤なタイプは強調し過ぎて不自然になるため控えた方が懸命です。
塗る際は緩やかな曲線を描くようにリップラインを形成していきましょう。
また、唇が乾燥しやすい場合はリップクリームを先に塗ってください。
ただし、艶が出過ぎると見映えが悪くなりますので、塗り過ぎは避けた方が無難です。
髪型について
メイクとは少し違いますが、髪型も合わせてセットしないとメイクと掛け合わせた際に全体が不自然になり、メイクが無駄になる可能性が生じます。
髪型がボサボサしていると清潔感を与えらないため、髪型もメイクに合ったものにセットしましょう。
おすすめは斜め掛けです。
誰でも作りやすく、まとめることで清潔感も出しやすくなります。
ブラシや櫛で斜めにとかした後、スプレーで固めるだけで済みます。
スプレーをし過ぎると粉がついたり、変に固まってしまい形がおかしくなったりするので適度に抑えましょう。
面接用メイクのやり方【男性版】
メイクは女性だけがするものと思われがちですが、男性にもメイクは有効です。
女性ほど徹底したメイクをする必要はなく、ポイントを押さえたメイクだけで印象を上げることができるので第一印象を改善したい方は参考にしてみてください。
女性と同様、清潔感のあるメイクがポイントになります。
肌のメイク
男性の場合、ニキビやシミなど肌が荒れやすいことが多く、肌のメイクをするだけで見映えが良くなる傾向があります。
ニキビなどを隠すには、ニキビを隠す効果のあるクリームを塗ることで見た目が清潔に見えます。
荒れた箇所を隠すだけでなく、肌の色も明るくなるので肌用クリームの使用を検討してください。
クリームを塗るのは両頬、額、顎、鼻あたりが良いでしょう。
塗り過ぎると肌色のバランスがおかしくなる他、肌を痛める可能性があるので適量を意識しましょう。
眉毛のメイク
男性も眉毛を整えることで目元に力強さを出すことが可能です。
眉を描くにはペンシル型のアイブロウがおすすめで、眉毛をブラシで整えた後に眉をなぞっていきましょう。
眉の太さを変えることもできるため、自分の顔に合わせて調整していきましょう。
リップのメイク
男性のリップメイクはリップクリームを使います。
リップクリームを唇に塗り、艶を出すとともに血色の良さを出していきます。
乾燥しやすい冬場は特に意識して塗ると良いでしょう。
女性版と同様に塗り過ぎには注意してください。
髪型のセット
男性でも髪型がボサボサだと不潔だと思われ、面接官からの心象を下げてしまいます。
清潔感のある髪型は額、耳を出すことです。
目元や耳が隠れていると表情が暗く見えてしまい、清潔感も出せません。
襟足も長すぎるとスーツにかかり、見た目がよくないためスーツにかからない程度にカットすると良いでしょう。
髪が長すぎる場合は、額や耳が出せるようにカットすることも考えましょう。
髪型は斜め掛けや刈り上げ過ぎないツーブロックなどがおすすめです。
ワックスやスプレーは使っても良いですが、奇抜な髪型やパーマは避けましょう。
また、短い髪が良いと言っても、坊主など短過ぎる髪型は威圧感を与えかねません。
短過ぎず長過ぎない髪型を意識してください。
髪の色は社会人として働くことを想定し、原則黒色で臨みましょう。
髭は基本剃る
就職活動や面接に臨む際は髭を必ず剃りましょう。
髭が生えていると清潔感がないものと思われ、印象が悪くなります。
企業によっては髭を生やすのを禁止しているところもあり、髭は特に厳しく見られる箇所です。
髭は毎日剃るように習慣化し、剃り残しがないように注意してください。
ただし、一回の髭剃りで何度も剃ろうとすると肌を痛める可能性があります。
パッと見で目立たない程度で問題ないため、肌のケアをしながら剃りましょう。
メイクの練習をしておく
面接をすることが決まってからメイクの練習をしていると、肝心の面接の練習に充てる時間が取れなくなります。
急にメイクができるようになるわけでもないため、メイクは普段から練習しておくのがおすすめです。
就職活動を始めたタイミングから徐々に練習していくと良いでしょう。
企業説明会でもメイクをして清潔感を出すと企業の人に覚えられることもあるため、面接の時だけメイクをするより、普段からメイクに慣れておく方がメリットがあります。
派手なメイクは逆効果になる
メイクをすることは大事ですが、派手なメイクをするのは却って逆効果となります。
前述した通り、面接で好まれるメイクは清潔感を出すメイクです。
自分を必要以上に綺麗に見せたり、厚化粧をしてインパクトを出すのとは異なるため、捉え方を間違えないようにしましょう。
メイクのやりすぎで自分の本当の顔が分からなくなり、証明写真と違うと面接官も困惑してしまいます。
あくまで自然体のまま清潔感の出るメイクを心掛けてください。
自分に合ったメイク方法を探していく
メイクの方法を紹介しましたが、人それぞれの顔の形や色合い、特徴によって適切なメイク方法があります。
自分にとって清潔感の出る自然なメイクを探してみましょう。
最初は推奨されているメイクを試し、メイクに慣れてきたら自分に合ったメイクや髪型を試してみるのがおすすめです。
メイクに正解はないため、自分の魅力を一番引き出せるメイクを見つけ、面接に臨んでいきましょう。
まとめ
就職活動や面接では初対面で自分をアピールする機会が多く、第一印象が非常に重要視されます。
第一印象で面接官に好感を持たせることができれば、面接の試験も好感度の高い状態で聞いてもらえるため、選考を突破する確率も上がるでしょう。
見た目だけの印象で内定は取れませんが、能力が同じ学生のうちどちらか一人を取らなければならなくなった場合、清潔感のある学生と不潔な学生のどちらを取るかと聞かれたら答えは明白です。
少しでも面接突破の確率を上げ、内定を得るためにメイクをして第一印象を上げましょう。
メイクのやり方が分からない場合、ここで解説した方法を元に少しずつ練習してみてください。
最初は時間がかかると思いますが、メイクをしていくうちに慣れてきて勝手が分かるようになっていくでしょう。
自分だけのメイクを見つけ、清潔感を出して面接を突破していきましょう。