DeNAのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/27更新
はじめに
株式会社ディー・エヌ・エー(以下DeNA)への就職を目指している方の中には、「自己PRや志望動機の書き方がわからない」「具体性と説得力をどう持たせればいいのか」など、エントリーシートの記述に関して疑問や不安を感じている人も多いでしょう。
この記事では、そうした不安を抱える就活生に向けて、エントリーシートの書き方のポイントを徹底解説します。
説得力のあるアピール方法や実際のエントリーシートの記載例、DeNAが求める人材の特徴や選考情報の重要なポイントについても詳しく紹介しますので、DeNAの内定を目指す就活生はぜひ参考にしてください。
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株式会社DeNAの概要
出典元:株式会社DeNA
初めに、株式会社DeNAとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
DeNAとは
株式会社DeNAは、モバイル関連のインターネットサービス企業であり、主力のゲーム事業の他にもスポーツやヘルスケア、自動車関連など多角的に事業展開しています。
主力のモバイルゲームの分野では有名タイトルも多数あり、「逆転オセロニア」や「戦国コレクション」など、モバイルゲーム市場で数多くのヒット作を生み出しているのです。
また、任天堂と協力して開発した「マリオカートツアー」や「ドラガリアロスト」など、著名なIP(知的財産)を活用したゲームも成功を収めていることにも注目です。
同社はDeNAはヘルスケアとAI(人工知能)分野にも進出しており、データ解析や機械学習技術を活用し、新たなビジネスモデルの創出や既存事業の効率化を図っています。
スポーツ事業においては、ご存知のようにプロ野球チーム「横浜DeNAベイスターズ」の親会社であり、チーム運営や球場の管理、ファンエンゲージメント活動を通じて、スポーツの振興と地域活性化に貢献しています。
スポーツとエンターテインメントを融合させた新しい取り組みも行い、観客に新たな体験を提供できることは同社ならではの強みです。
このように、常に新たな挑戦を続け、ユーザーに価値あるサービスを提供し続けることを目指す同社は、その革新性と多岐にわたる事業展開によって、今後も成長が期待できるでしょう。
DeNAの採用難易度
DeNAの採用難易度は高いです。
東洋経済ONLINE「入社が難しい有名企業ランキング」トップ200社にランクインしており、公式YouTubeで公開されている「サマーインターンシップ」の倍率は「200倍弱」であることから、新卒採用も非常に高い倍率であることが予想できます。
ただし、有名・難関大学から中堅大学まで幅広いレベルの大学からの採用実績があることから、学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
新卒採用人数は50名~100名程度ですが、雇用条件は良好で知名度や人気があり、ライバルとなる他の就活生のレベルも決して低くはありません。
こうした背景から、同社に合わせた選考対策やライバルとの差別化など、十分な対策を講じて内定獲得の可能性を高めていく必要があります。
DeNAの採用大学
DeNAの採用大学の実績は以下の通りです。
有名・難関大学だけではなく、中堅大学や地方大学からの採用実績があることからも、学歴フィルターは存在しないでしょう。
<大学> 青山学院大学、関西大学、関西学院大学、慶應義塾大学、國學院大學、国際基督教大学、駒澤大学、信州大学、杉野服飾大学、成蹊大学、専修大学、東京富士大学、日本大学、法政大学、横浜市立大学、立教大学、早稲田大学、明治学院大学など |
難関大学から中堅大学まで、幅広いレベルの採用実績があります。
公式サイトに掲載されている採用情報を確認しても、人柄を重視していることが読み取れるため、学歴が原因で不採用となることはないでしょう。
学歴フィルターについて興味がある人は、以下の記事に内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
DeNAが求める人材とは?
DeNAでは、公式サイトの採用情報において下記のような人材を求めていることを発信しています。
「永久ベンチャー」を掲げ、高い意識を互いに強く求めるDeNAですが、合わない人にとっては非常に辛い職場になるでしょう。
DeNAは万人にとって理想的な会社ではないことを、まずお伝えしておきます。
DeNAは、「思考の独立性」や「逃げずにやり抜く力」が非常に強い人にとっては最高の環境であり、最高のチームです。
しかし、そうでない人にとっては、良い環境とは言えない可能性があるのです。
面接の場では「思考の独立性」や「逃げずにやり抜く力」といった要素に加え、会社選びの重要な情報収集の場として、自分の言葉で話せることが求められるでしょう。
しかし、どうすれば受けが良くなるかだけを気にして振る舞う人が増えていることも、指摘されています。
続いて、このようなメッセージがあります。
「私たちは、人材の多様性がチームの強さにつながると信じており、異なる個性を探しています。
しかし、上記の2点については特に抜きん出て強い人材を求めています。
これに合わない人にとっては居心地が悪い会社になるかもしれませんが、この点に関しては妥協しないことがDeNAの最も大事にしている『素』と言えるでしょう。」
DeNAは選考において、皆さんのありのままの姿を知りたいと考えているのです。
その上で、お互いに意気投合できれば、これほど幸せなことはありません。
しかし、もし現時点で「自分の素は違う方向を向いている」と感じる方は、別の道を探すことをおすすめします。
新卒のエントリー数が毎年数万人に達するDeNAでは、表面的な回答ではすぐに振り落とされてしまうでしょう。
これらの「求められる要素」をしっかりと理解し、他の就活生と差別化するためのアピール方法を考えてください。
同社が開催するインターンシップや会社説明会に参加し、企業の雰囲気や考え方を深く理解するのはもちろん、過去のエントリーシートを参考にするなどの対策も重要です。
これらの取り組みを通じて、内定獲得の成功率を高めましょう。
DeNAとグループ会社の採用方向性の違いは?
DeNAには、ライフサイエンスやオークションサイト、ヘルスケアやスポーツクラブ、スタジアムやスポーツチームの運営などを行う数多くのグループ会社があります。
その中で、スマートフォン向けゲーム運営を行っている株式会社DeNA Games Tokyoの採用情報を確認すると、「プレイヤーに面白さを届けたい」「おもしろいゲームを作りたい」という想いを共有し、一緒に「おもしろさ」を生み出し、プレイヤーに届けることができる人材が求められていることがわかります。
分野や職種によって求められる要素は異なりますが、新たな価値を創造できる人材を求めるという点では共通しているのです。
そのため、DeNAとそのグループ会社の採用の方向性に大きな違いはないと言えるでしょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
企業はエントリーシートから、就活生が自社の求める人材であるかどうかをチェックしているのです。
志望動機や自己PRでは、就活生のDeNAへの熱意や理解度、強みやスキルによってどのように貢献できるのかをポイントにしています。
DeNAのようにインターネット事業やゲーム事業を行っている企業は多数存在しますが、その中で「なぜDeNAに入社したいのか」という理由を明確かつ納得できる形で説明する必要があります。
そのためには、企業のビジョンや価値観と一致しているか理解していることも重要です。
また、エントリーシートからは就活生の人柄や性格も読み取れます。
例えば、学生時代の活動において具体的にどのような役割を果たし、どのような成果を上げたかを詳しく説明する必要があります。
課題に対する取り組み方や問題解決能力がチェックされるのはもちろん、チームワークが重視される職場では協調性やコミュニケーション能力の有無も評価の対象です。
また、記載内容の論理性や表現力といった基本的な文章力も重要視されます。
これらの要素をバランスよくアピールすることが、エントリーシートで良い評価を得るポイントです。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは、結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- 結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が貴社の仕事を志望する理由は2点あります。
理由:1点目は、貴社の技術力とイノベーションへの強い関心があるからです。
具体例:貴社が手がけるゲームやエンターテインメント、さらにはヘルスケアなど多岐に渡って魅力的なサービスを展開しており、いずれも先進的なアプローチを行っていると感じています。
特に、人工知能やデータ解析を活用した新規事業の開発に興味があり、DeNAの多様な事業領域で自己の成長と共に貢献できることを強く望んでいます。
結び:私もその一員として新しいサービスや技術を開発し、世の中に貢献したいです。
理由:2点目は、社会課題の解決に向けた取り組みに感銘を受けたからです。
具体例:私の家族が慢性的な健康問題を抱えており、医療とテクノロジーの融合によってどのように生活の質を向上させることができるかを考えるきっかけとなりました。
貴社が提供する「MYCODE」などの遺伝子検査サービスや、オンライン診療などのヘルスケアソリューションは、まさに社会課題をテクノロジーで解決する取り組みであり、私もその一端を担いたいと感じています。
結び:貴社に入社し、自らも成長し続け、社会に対して大きな貢献をしていきたいです。
DeNAの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
DeNAのように、インターネット事業やゲーム事業を主体とした競合他社は多数存在します。
そのため、数多く存在する競合他社の中から「なぜDeNAを選んだのか」を説明しなければなりません。
競合他社のどこの企業でも通用するような汎用的な理由では、「うちの会社じゃなくてもいいのでは?」と受け取られ、それだけで評価を下げてしまう恐れがあるのです。
このような事態に陥らないためには、同社の価値観やカルチャーを文章に取り入れると良いでしょう。
記述する際には、エンターテインメントの追求や社会課題の解決に全力で取り組むDeNAの企業カルチャーや価値観を理解し、それを実際の経験に結びつけることが重要です。
DeNAは創業以来「永久ベンチャー」の精神を持ち続け、Eコマース、コミュニティ、ゲーム、スポーツ、スマートシティ、ヘルスケアなど、インターネットサービスから社会や公共に強く関わる事業まで幅広く事業を展開しています。
原動力は「挑戦」であり、急速に変化する時代に対応できる「変化を楽しめる人材」が求められています。
単にアルバイトやサークル活動のエピソードを記述するのではなく、どのように挑戦し、新しい価値を生み出したのかを具体的にアピールすることが評価を高めるポイントです。
ただし、企業の価値観やカルチャーを強調しすぎて文章のバランスが崩れないように注意が必要です。
企業の価値観やカルチャーについては、企業のホームページだけでなく、インターンシップや会社説明会に参加することで理解を深められるでしょう。
ぜひ積極的に取り組んでください。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートは、企業が就活生の適性や志向性を判断するための材料であり、就活生にとっては自身を売り込むためのプレゼン資料です。
具体的には、就活生がなぜDeNAを志望するのか、その理由や熱意、そして過去の経験やスキルが求める人物像に合致しているかどうかがチェックされます。
そのため、エントリーシートで良い評価を得るためには、自己分析と企業研究を徹底的に行うことが不可欠です。
まず、自分の強みや弱み、これまでの経験を整理しましょう。
次に、どのようなスキルや知識がDeNAのカルチャーや価値観にマッチし、業務に貢献できるかを具体的にアピールすることが重要です。
DeNAでは、エントリー数が数万人に達するため、エントリーシートを確認する担当者の目も非常に厳しく、小手先のテクニックで取り繕うことはできません。
エントリーシートでは自己分析と企業研究をしっかり行い、自分の経験やスキルをDeNAの求める人物像にどう結びつけるかを明確に伝えることが求められます。
これにより、担当者に納得してもらえる強力なアピールが可能です。
就活生の素を見せて欲しいというメッセージもあるため、それを理解したうえで、効果的なアプローチをする必要があるでしょう。
また、エントリーシートは自身を売り込むためのプレゼン資料であり、ビジネス書類と同様の扱いを受けます。
誤字脱字がないことは当然ながら、全体を通して論理的な構成を意識し、わかりやすい文章を心がけてください。
就活生の論理的思考力やコミュニケーション能力が評価されます。
完成したエントリーシートは信頼できる第三者にチェックしてもらうと良いです。
客観的な視点からのアドバイスを受けることで、より質の高いものに仕上げることが可能だからです。
これらの対策に必要な情報が以下の記事にまとめられていますので、ぜひご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
DeNAの選考において、過去にエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
自己PR
・アピールしたいことがある方は自由にご記入ください。
【記載例】
私は自分の分析的思考力に自信があります。
web制作のアルバイトではgoogle analyticsを用いたweb分析を行っており、日々webページへの動員増加や広告の効果向上について考えております。
1つ目の項目で書かせていただいた経験も、日頃の分析への関心が功を奏したと考えております。
しかし、私は一度分析について挫折した経験があります。
私はweb分析を始めたばかりの頃、無闇に高度な分析手法を学んでいました。
ある時、社員の前で自分の行った分析結果を報告した際、一人の社員の方から、「お前の分析は何が言いたいのか全然わからない。高度な分析をしたつもりになって満足しているだけではないのか。」と言われました。
その後、先輩や社員の方からご指導いただき、一つの学びを得たのです。
それは、分析は志を達成するための一つの手段にすぎないということです。
当然のことではあるのですが、私は今でもこの気づきを常に意識しています。
大切なのは、分析をして得られた事実を相手に伝え、心を動かすこと、分析行為自体が目的となってはいけないことです。
この経験を通して、私は成長できたと感じており、御社でもこの考え方は生かすことができると考えています。
ポイント:
結論ファーストで、自身の強みと失敗からの反省・改善が見られることが評価できます。
また、人からのアドバイスを素直に受け入れられることも社会人として必要な要素であるため、自らの人柄も問題ないことが重要です。
エントリーシートに書いた内容は面接で深堀されることが多いため、分析を行う上でどのような改善を行ったのか、具体的な話ができるよう準備しておきましょう。
自己PR
・DeNAが展開する以下の事業領域から一つを選び、現状の課題を打ち手の方向性を簡潔に教えてください(150〜400)
【記載例】
現状の課題として、DeNAが自動車領域において存在感を出せていない、つまり提供するサービスが消費者にあまり浸透していないことが挙げられます。
その理由として大きいのは、アプリやWebサービスの存在自体がそもそも車のユーザーに認知されていないことだと考えています。
その解決のため、他領域で車のユーザーに対するサービスを行っている企業と、双方に利益をもたらせるよう提携するべきです。
例えば、損害保険会社と提携し、DeNAの車関連サービスに登録することで、保険料を下げられるようにするのです。
一方で、DeNAが提供するサービスにおいても、その保険会社との契約を誘導する仕組みを作ります。
例えば、auショッピングモールで使えるポイントを、保険契約したユーザーに対し提供するのです。
これにより、今よりスムーズに自社提供サービスの利用者数を増やすことができます。
より自動車業界全体にインパクトを与える打ち手へと移行できるでしょう。
ポイント:
企業研究がしっかりとできていることが伝わってきます。
一つの事業領域だけではなく、別の領域からのアプローチを解決策に含めているのも、DeNAがグループ会社を多数抱えているからだと言えるでしょう。
例えば、保険会社との提携を挙げていますが、より具体的な話ができるように、自動車保険の仕組みについても理解しておくと、面接時に質問されても戸惑うことなく自分の意見を伝えられます。
まとめ
この記事では、DeNAの会社概要、求められる人物像やエントリーシートの書き方について解説しました。
株式会社DeNAは、モバイル関連のインターネットサービス企業であり、主力のゲーム事業の他にもスポーツやヘルスケア、自動車関連など多角的に事業展開しています。
特にモバイルゲームの分野においては有名タイトルを多数リリースしており、革新的な技術とイノベーションに注目を集めているのです。
採用実績においては、有名大学から中堅大学まで幅広いレベルからの採用実績があり、学歴フィルターはないといえるでしょう。
直近の採用人数は50~100名程度と多いですが、エントリー数は数万人で採用倍率は非常に高いことから、就職難易度は高いと考えられます。
エントリーシートではDeNAの方針や理念に共感することはもちろん、志望動機や自己PRに求められる人物像の要素を盛り込み、それを実行できることをアピールするのも重要なポイントです。
ただし、自身が求められている人材であることをアピールすることは重要ですが、採用担当者に適性や企業への適合性を明確に伝え、「会って話を聞きたい」「うちの会社にマッチしている」という印象を与えることが、書類選考通過の鍵です。
エントリーシートを書く際には、読み手の感じる印象を意識し、書き終えたら客観的に見直しましょう。
これらのポイントを押さえることで、誰にでも内定獲得のチャンスがあります。
DeNAへの採用選考応募を検討している方は、内定獲得のために是非本記事を参考にしてください。