【25卒】優良ベンチャー企業を紹介!求める人材なども徹底解説
2022年10月17日更新
はじめに
最近は一般の企業に就職を希望する就活生だけでなく、ベンチャー企業への就職を希望する就活生も増えてきましたね。
「就活でベンチャー企業を受けたいけど数が多すぎてどこが良いかわからない」
「ベンチャー企業はどういう人が向いているの?」
「ベンチャー企業が求める人材はどんな人?」
ベンチャー企業も視野に入れて就活をしていると、このような疑問も出てくると思います。
今回は、そんな就活生に向けて、ベンチャー企業のランキングやベンチャー企業就職に向いている人の特徴、ベンチャー企業が求める人材などについて紹介していきます。
1.そもそもベンチャー企業とは?
最近は「ベンチャー企業」という言葉を耳にする機会が増えたと思いますが、「ベンチャー企業」とは一体どのような企業のことなのでしょうか。
一般的には、これまでにない革新的なアイデアや最先端の技術をもとに、新しいサービスやビジネスを提供する会社という意味です。ただし、明確な定義は現時点ではありません。
特徴としては、下記3つが挙げられます。
- 成長途中の企業である
- 投資家から資金援助を受けている
- 既存の製品やサービスにはない新たな分野を開拓している
また、ベンチャー企業と言っても、一桁の人数のような小さな規模から1,000人を超える大規模な企業まで幅広く存在します。
2.優良ベンチャー企業ランキング(売上/年収/時価総額別)
就活をしていくと「ベンチャー企業」は数えきれないほどたくさん存在します。
今回は、売上別の優良ベンチャー企業ランキングを紹介します。
(参照:https://www.recme.jp/careerhigh/entry/venture-ranking)
優良ベンチャー企業ランキング(売上別)
1.リクルートホールディングス(2兆8,717億円、2022年3月)
リクルートを聞いたことがない就活生はいないのではないでしょうか。
主なサービスは、人材系やその他情報提供メディアの運営です。
就活生は特に「リクナビ」「リクルートエージェント」などの就活・転職サイトをよく使うのではないでしょうか。
また、その他にも「ホットペッパー」や「SUUMO」など多くの方が利用したことがあるメディアの運営をしています。
2.楽天(1兆6,817億円、2021年12月)
楽天も名前を聞いたことがない人はいないでしょう。
「楽天市場」などのネットショッピングや「楽天証券」「楽天銀行」などの金融系、「楽天モバイル」などの通信系まで幅広く事業展開をしています。
楽天経済圏という言葉が浸透するほど、人々の生活に楽天サービスが活用されています。
3.サイバーエージェント(6,664億円、2021年9月)
サイバーエージェントはインターネット広告が主なサービスです。
他にもスマホゲームや「ABEMA」など若者から大きな支持を得ています。
優良ベンチャー企業ランキング(年収別)
次は、優良ベンチャー企業ランキングを年収別で見ていきます。年収は有価証券報告書をもとに調査しています。
1.リクルートホールディングス(965万円、2020年)
ダントツで高いのが、リクルートホールディングスです。
売り上げでもランキング1位となっており、優良のメガベンチャー企業となります。
2.メルカリ(920万円、2021年)
リクルートに続き、年収が高いベンチャー企業はメルカリです。
メルカリも知らない人はいないのではないでしょうか。
皆さんの中にも、フリマアプリ「メルカリ」で何か取引をしたことがある!という人も多いでしょう。
生活に浸透しているアプリを運営している会社だからこそ見どころも多いと言えます。
3.エムスリー(870万円、2021年3月)
エムスリーは医療関係の情報提供をしている企業になります。
医療従事者であれば、誰もが知っているほど有名ですが、一般の方はあまり聞き慣れないかもしれません。
優良ベンチャー企業ランキング(時価総額別)
時価総額とは、会社全体の価値が高い評価額という意味です。
今回は成長産業支援事業を推進しているフォースタートアップス株式会社が2022年3月時点で調査した国内スタートアップ評価額ランキングをもとにランキングを作成しました。
1.Preferred Networks(3,549億円)
機械学習や深層学習など日本のIOT分野での活用を中心に最先端技術の実用化を行っています。
トヨタ自動車、ファナック、国立がん研究センターなどの組織と協業して研究開発をしているそうです。
2.GVE(2,245億円)
もしかしたら名前を知っている就活生は少ないかもしれません。
GVEはデジタルトランスフォーメーション・プラットフォームの開発や運営を行っている企業です。
3.スマートニュース(1,981億円)
ニュースメディアと連携し、インターネットで話題となったニュースをアプリ上で配信するサービスを展開しています。
最近ではテレビCMでも目にするようになり、人気が出てきています。
3.ベンチャー企業が求める人材
ベンチャー企業が求める人材には特徴がたくさんあるため、求める人材要件をしっかりと確認しておきましょう。
チャレンジ精神がある
前例にとらわれず、色々なことに挑戦しようとするチャレンジ精神がある方をベンチャー企業は求めています。
ベンチャー企業では、年齢や経験年数、役職に関わらず、成果を出さなければ給料が上がりません。
成果を出すためには、物怖じせず何でも自分の力でやってみることが必要になります。
逆に、チャレンジ精神がない就活生は、そもそもベンチャー企業への就職は適していないかもしれません。
ポジティブ思考である
成果主義であるベンチャー企業で働くにはポジティブ思考でなければなりません。
挑戦して失敗したときに、ネガティブに捉えてしまう人、やる気がなくなってしまう人では、様々なプロジェクトで前に進めないでしょう。
ベンチャー企業では、失敗から学ぶ姿勢や諦めず成果が出るまでやり続ける姿勢で仕事をしていかなければなりません。
日ごろからポジティブ思考で物事を解決している人がベンチャー企業には多いです。
主体性がある
ベンチャー企業で働くためには、主体性も必要不可欠です。
ベンチャー企業では、入社後、しっかりと教育があり、先輩社員が一つ一つ丁寧に教えてくれることはあまりないと思います。
気になること、興味があること、分からないことは積極的に自ら他の社員に聞くなど、主体性を発揮しなければなりません。
ベンチャー企業では特に、仕事は待っていても一向に来ません。自ら動き、仕事を取りに行く姿勢が求められます。
安定よりも変化を好む
一般的に安定していると言われている公務員や大手企業で安定した仕事を長くしていきたいという人もいます。
しかし、ベンチャー企業に就職するのであれば、安定はなかなか難しいと考えた方が良いです。
しろ、安定よりも「変化」を好み、楽しめる人をベンチャー企業は求めています。
「変化」があるたびに、混乱してしまったり、難しく考えてしまい楽しめない人は、ベンチャー企業で働くのは厳しいかもしれません。
豊富な経験やスキルがある
新卒ではなかなか難しいかもしれませんが、豊富な経験やスキルがあるとより良いです。
一般的な企業は、入社後に色々と専門教育を行うため経験やスキル不問というところが多いです。
しかし、ベンチャー企業では入社後も教育がほとんどないと思うため、学生時代に人とは違った経験をしていたり、何か特別なスキルを持っているとかなり強みになります。
誰でも勉強すれば取得できる資格などではなく、何か専門的な資格や、なかなか経験できない特別な出来事がもしあれば、面接で積極的にアピールしましょう。
また、具体的なスキルがなかったとしても、自分で何か解決策を考えたり、仮説を立てて動ける力などが重宝されます。
体力と根性がある
どの企業にも必要なことかもしれませんが、ベンチャー企業でも体力と根性がある人を求めています。
ベンチャー企業では、色々な知識や経験を活かして自分一人で対応していかなければならない仕事や、ハイレベルの仕事を求められたりと、かなりハードルの高い仕事が多いでしょう。
それらの仕事を楽しんでやれる体力と根性、タフさが必要となります。
体力や根性がなく、プロジェクトの途中で体調不良になってしまう、根性がなく、プロジェクトを途中で投げ出してしまうなどあれば、仕事になりません。
設立して間もない企業ほど、福利厚生制度も充実していないことがあります。
結果にこだわる
ベンチャー企業は成果主義なので、成果が出ないと評価されません。
つまり、結果にこだわることができなければ、仕事を完了させることができず、成果は出ず、評価されません。
自分の仕事に対し、結果にこだわり、ゴールに向かってポジティブに頑張れる人を求めています。
結果に行きつくまでの過程も大切ですが、過程で止まってしまうのではなく、スピード感をもって結果まで結びつけることが肝心です。
将来的に起業を考えている
将来的に起業を考えている人もベンチャー企業は求めています。
起業をしようと考えているマインド面もベンチャー気質ですし、ベンチャー企業就職はやりたいことを思いっきりやる最後の段階となることが多いため、色んな自分の力を試すことができます。
最新技術やトレンドに敏感
ベンチャー企業では、これまで世の中になかった技術や製品を開発する企業も多いです。
まだ世に出ていない技術や製品を開発するためにはいち早く最新技術やトレンドなどを意識することが求められます。
常に新しい発見がないか意識をすることが重要となるため、新しい情報などは、しっかりとアンテナを張って見ていくようにしましょう。
4.ベンチャー企業で働くメリット
次に、ベンチャー企業で働くメリットとデメリットを見ていきます。メリットデメリットをよく考えて、企業選びをしましょう。
まずはメリットです。
一人一人の裁量が大きい(裁量権をもって仕事ができる)
ベンチャー企業は、比較的少ない人数で運営していることが多いため、自分の力量次第で幅広く、奥深く色々な業務をこなすことができます。
誰かの指示に従って行う仕事ではなく、自分で考えてどんどん進めていくスタイルなので、自分で仕事を計画通りに進めたい方には向いています。
逆に、裁量が大きいため、自分一人で仕事を抱えたくない人や、みんなで意見を出しながら一緒に仕事をしていきたい人にはベンチャー企業は向いていません。
成長を感じやすい
ベンチャー企業では、入社した若いうちから大きな仕事を任せられることが多いです。
初めは大変と思うかもしれませんが、若いころから多くの様々な経験ができます。成長スピードは一般の企業と比べるとかなり速いと思います。
また、自分の仕事が会社の技術やサービスに直結することが多いため、自分の成果と会社の成長が一致しやすいので、やりがいを感じやすいです。
未知の分野に挑戦できる
ベンチャー企業は、誰も知らないような新しい世界を発見することが大切です。
よって、未知の分野に挑戦することができるワクワクがあります。
既存の商品や技術、サービスに偏ることなく、どんどん未知の新しい分野に足を踏み入れていきましょう。
経営者の近くで働ける
ベンチャー企業は、規模が小さい企業がほとんどなので、経営者の近くで働くことができるというメリットがあります。
経営者の近くで働くことで、直接経営者の考え方を学ぶことができ、色々な視点で物事を考えられるようになります。
5.ベンチャー企業で働くデメリット
福利厚生が整っていない場合がある
ベンチャー企業の一部は福利厚生が整っていないことが多いです。
これは一番のデメリットと言えるかもしれません。
住宅手当、有給休暇取得などの福利厚生がないことが多いため、働く環境に不満を抱く人も多いでしょう。
残業時間が多い
ベンチャー企業は人数が少ないため、1人1人の仕事量がかなり多いです。
仕事量が多いため、定時で帰れることは少ないでしょう。
働き方改革で長時間労働を是正していく方針の企業もあるかもしれませんが、ベンチャー企業はなかなか厳しいです。
成果を出さないと給料が上がらない
ベンチャー企業は成果主義であるため、成果が出なければ、給料は上がりません。
よって、年功序列の企業のように、年齢や経験を重ねれば自動的に給料が上がる仕組みはないです。
年齢とともに安定した給料をもらいたい人にとっては、ベンチャー企業就職はあまり適さないかもしれません。
成果が出ていないと転職しにくい
ベンチャー企業は規模が小さいだけに、ベンチャー企業で成果が出ていないと転職はなかなかしにくいでしょう。
小さなベンチャーでどんなスキルや経験を培ってきたかを転職先の企業から問われます。
その際に、しっかりと成果を答えることができれば問題ありませんが、成果が出ていない人はより上の会社への転職は厳しいかもしれません。