【就活生必見】インターンと留学、ガクチカで有利なのはどっち?
2024/9/24更新
はじめに
就職活動において、インターンシップと留学は学生の強力な武器となります。
しかし、「どちらの経験が就活に有利なのか」「ガクチカとしてどう活用すべきか」という疑問を抱える学生も多いでしょう。
実際のところ、両者にはそれぞれの特徴や利点があり、効果的な活用法も異なります。
そこで本記事では、インターンシップと留学の就活における価値や、エントリーシートでの効果的な書き方について詳しく解説していきます。
以下のような悩みを抱える就活生の方は、ぜひ最後までお読みください。
- インターンと留学、どちらの経験が就活で評価されるの?
- ガクチカとしてインターンや留学の経験をどう書けばいいの?
- グローバル企業を目指す場合、どのような経験が有利なの?
エントリーシートで自分の経験を効果的にアピールするコツは?
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インターンと留学、どっちのガクチカが有利?
結論からいうと、インターンと留学のどちらが有利ということはありません。
どちらも貴重な経験だからこそ、有利・不利で考えるのではなく、それぞれの経験から何を得たのか、どのように成長したのかという視点で考えることが大事です。
ガクチカに対して、なんとなく思い込みがある人は少なくありません。
分かりやすい例として、「サークルの副部長の経験よりも、部長経験の方が有利なのでは?」と思っている人は少なくありません。
しかし、それは全くの思い込みです。
ガクチカは肩書が良いほど内容も良いということではなく、あくまでもその経験を通して何を得たのかということが重要視されます。
そのため、インターンと留学いずれの経験も、自分にとってどのような収穫があったのかを明確にしておくことが大切なのです。
そもそもガクチカとは
さて、そもそも皆さんは「ガクチカ」をご存じでしょうか?
ガクチカとは、「学生時代1番力を入れたこと」の略です。
就活においては、面接やエントリーシートでよく聞かれる内容です。
ガクチカにおいて何より大切なのは、自分の言葉で経験を語れることといえます。
エントリーシート用にガクチカを仕上げてしまうと、なんとなく「見栄えが良いこと」に気を取られてしまいます。
結果として、中身がスカスカなガクチカになってしまうことは少なくありません。
面接の場で面接官に質問されると、全く答えられないという人がたくさんいます。
ガクチカのエピソードを選ぶ際には、見栄えではなく「自分が深く話せること」「たくさん質問されても答えられること」にしておくことが大切です。
インターン経験がガクチカで有利になる場合
ただし、エピソード内容によっては志望企業に応じて向き・不向きがある場合があります。
そこで今回は、ガクチカにおいてインターンが有利になる場合について考えてみましょう。
自己PRや強み・志望動機により有利かどうかは変わりますので、あくまで参考程度にお読みください。
ビジネス系の職種を志望している
インターンの経験を武器とするには、ビジネス系の職種を志望する際に適しています。
ビジネス系の職種、いわゆる営業や企画職などはビジネスの経験が強みになります。
ビジネスの経験はさまざまですが、物事を論理的に組み立てる力や、チームで課題解決を行おうとする力、目標達成までの道のりを描く力などに言い換えられます。
インターンの成果をエピソードに組み込む場合、上記のような社会人になっても有効な能力を効果的にアピールすることが可能です。
また、自分たちで考え、行動を重ねていった経験だからこそ、自分の言葉で丁寧に伝えることができるでしょう。
そのため、焦ることなく落ち着いて受け答えできるはずです。
IT系や製造業を志望している
IT業界や製造業では、インターンシップでの実務経験が重視される傾向があります。
技術力や専門知識の習得が評価されるためです。
一方、商社や金融業界では、グローバルな視点が求められることから、留学経験が有利に働くことがあります。
ただし、これはあくまで一般的な傾向であり、企業によって評価基準は異なります。
結果を明確に示す必要がある場合に向いている
インターン期間中は、目標に対して結果を出すために努力を重ねるというケースがほとんどかと思います。
短期・長期に関わらずさまざまな工夫を凝らしながら、個人・チームの両面から目標達成に向かって努力を重ねているはずです。
そのため、企業としても目標達成度合いを強く評価する企業や、スピード感を持って成長してほしいと考えている企業に適したエピソードだと言えます。
大手企業だけではなく、ベンチャー企業などにも刺さりやすいエピソードだと言えるでしょう。
留学がガクチカで有利になる場合
一般的にインターン経験が評価されますが、留学経験がより有利になるケースもあります。
ここでは、留学経験がインターン経験よりも優位性を持つ場合について詳しく解説します。
留学ならではの特徴や、企業が求める人材像との関連性を踏まえながら、効果的なアピール方法を探っていきましょう。
グローバルな視野を示せる
留学経験は、グローバルな視野を身につけたことを直接的に示すことができます。
異文化に触れ、多様な価値観を受け入れる柔軟性を養った点は、インターン経験では得難いものです。
特に、海外展開を進める企業や外資系企業にとって、この経験は非常に魅力的に映るでしょう。
面接では、留学先での具体的なエピソードを交えながら、文化の違いをどのように乗り越えたかを語ることで、自身の適応力や問題解決能力をアピールできます。
語学力の向上を証明できる
留学経験は、語学力向上の最も直接的な証明となります。
英語圏への留学であれば、TOEIC や TOEFL などのスコアと合わせて、実践的な英語力をアピールできるでしょう。
インターン経験では得られない、ネイティブスピーカーとの日常的なコミュニケーション経験は、企業にとって大きな魅力となります。
特に、海外クライアントとの折衝や、英語を使用する機会の多い職種を希望する場合、留学経験は大きなアドバンテージとなるはずです。
自立心と積極性を示せる
留学は、慣れない環境で一人で生活するという点で、大きな挑戦です。
この経験は、自立心や積極性、チャレンジ精神の高さを示す絶好の材料となります。
インターン経験と比べ、より長期間にわたって自己管理能力を発揮した点をアピールできるでしょう。
困難に直面した際の対処法や、新しい環境に溶け込むために取った行動などを具体的に説明することで、自身の成長を効果的に伝えられます。
専門知識の深化を伝えられる
留学先で専門的な学びを深めた場合、その経験は非常に価値があります。
海外の最先端の研究に触れたり、日本では学べない独自のカリキュラムを受講したりした経験は、インターン以上に専門性をアピールできるポイントとなります。
特に、研究職や専門性の高い職種を希望する場合、留学での学術的な経験は大きな強みとなるでしょう。
具体的な研究テーマや、取り組んだプロジェクトについて詳しく説明することで、自身の専門性と熱意を効果的に伝えられます。
長期的な目標設定能力を示せる
留学は、計画から実行まで長期間にわたるプロジェクトです。
この経験は、長期的な目標設定能力と、それを実現するための行動力を示す良い例となります。
インターンと比べ、より大きなスケールで自身のキャリアを考え、行動に移した点をアピールできるでしょう。
留学の動機から、準備期間中の取り組み、そして留学中の成果まで、一連のストーリーを語ることで、計画性と実行力を効果的に伝えられます。
英語を日常的に使用する企業
英語を頻繁に使用する企業を志望しているのであれば、留学経験はとても有利でしょう。
「英語を使用する」と一言に言っても、幾つかのパターンがあります。
英語を使用する企業
- 社内公用語が英語である
- 海外の取引企業との関わりで英語を利用する
- 海外に駐在する可能性がある
1の場合、日頃から積極的に英語を利用することが求められます。
社内公用語を英語にしている企業は年々増えており、今後もそのニーズは高まっていくことが予想されるでしょう。
また、グローバル化に対応するという側面や、優秀な人材を日本以外からも確保するという観点から、社内に外国人従業員が多い企業も少なくありません。
近年注目を集めている多様性の観点からも、今後も外国人従業員は増えていくことが予想されます。
2の場合、社内で英語を使うシーンは少なくても、メールやweb会議などを通じて英語を利用する場合があります。
いわゆるビジネス英語が中心となるため、学生時代の知識からアップデートする必要性があるかもしれないものの、英語が話せるという点は大きな武器になるでしょう。
3の場合、海外展開をしている企業や商社に多く見られるパターンです。
現地に滞在して仕事をする必要がある場合には、英語は必須と言えるでしょう。
また、この場合はすでに英語が話せる人が派遣される場合が多く、留学経験が即戦力になります。
このように、さまざまなパターンで英語を活用する可能性がある場合、留学経験は大きな武器になるのです。
インターン・留学のガクチカを書くときの注意点
インターンシップや留学の経験は、就職活動において強力なアピールポイントです。
しかし、これらの経験をエントリーシートのガクチカ欄に記載する際には、いくつかの注意点があります。
ここでは、インターンシップと留学のガクチカをエントリーシートに効果的に書くためのポイントを解説します。
経験を単に羅列するのではなく、自身の成長や学びを明確に伝えるコツをお伝えしましょう。
具体的なエピソードを示す
インターンシップや留学の経験を記載する際は、具体的なエピソードを交えることが重要です。
単に「インターンに参加しました」や「留学しました」では、面接官に印象を与えることはできません。
どのような課題に直面し、それをどのように乗り越えたのかを具体的に述べましょう。
例えば、インターンシップでのプロジェクト遂行時の困難や、留学先での文化の違いによる戸惑いなどが挙げられます。
これらの経験を通じて得た学びや成長を明確に示すことで、自身の強みをアピールできるでしょう。
成長のプロセスを説明する
ガクチカでは、単に結果を述べるだけでなく、成長のプロセスを説明することが大切です。
インターンシップや留学を通じて、どのように考え方や行動が変化したのかを述べましょう。
例えば、異文化環境での適応力が身についた点や、ビジネススキルが向上した点などが挙げられます。
このプロセスを説明することで、自己分析力や内省力の高さをアピールできます。
また、PDCAサイクルを意識して行動した点を強調すると、より説得力が増すでしょう。
企業の求める人材像と結びつける
インターンシップや留学の経験を、志望企業の求める人材像と結びつけて説明することが重要です。
企業研究を十分に行い、自身の経験がどのように企業の価値観や目指す方向性と合致するかを考えましょう。
例えば、グローバル展開を進める企業であれば、留学経験を通じて培った異文化理解力や語学力をアピールできます。
インターンシップの場合、業界や職種に関する理解が深まった点を強調するのも効果的でしょう。
自身の経験と企業のニーズを結びつけることで、より説得力のあるガクチカになります。
学んだスキルを具体的に示す
インターンシップや留学を通じて習得したスキルを、具体的に示すことが大切です。
「コミュニケーション能力が向上した」といった抽象的な表現ではなく、具体的なスキルを挙げましょう。
例えば、「多国籍チームでのプロジェクト管理能力」や「異文化環境での交渉スキル」などが挙げられます。
これらのスキルが、どのように企業で活かせるかまで言及できれば、より説得力が増すでしょう。
数値化できるスキルがあれば、それも積極的に記載するとよいでしょう。
今後のキャリアプランと結びつける
インターンシップや留学の経験を、今後のキャリアプランと結びつけて説明することも効果的です。
これらの経験が、どのように自身の将来のビジョンや目標と関連しているかを述べましょう。
例えば、インターンシップを通じて特定の業界への興味が深まった点や、留学経験がグローバルなキャリアを目指すきっかけとなった点などが挙げられます。
自身のキャリアプランを明確に示すことで、志望動機の説得力も増すでしょう。
長期的な視点を持って行動している姿勢をアピールできれば、より高い評価につながります。
インターン・留学のガクチカに関するよくある質問
では、最後によくある質問をご紹介します。
Q:インターン・留学期間は短いけどガクチカにできる?
A:インターンの場合は1dayや3days、留学の場合は1ヵ月など、短期間での経験について書いても良いのかという疑問を抱いた人は多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、自分の中で学びがあったのであれば、期間は関係ありません。
ただし、何を得たのか、自分がどのように変化したのかなど、詳しく話す必要があります。
そう考えると、期間が短いと結果も小さく、エピソードとしては不十分な場合もあるでしょう。
ただし、エントリーシートや面接はひとつの質問で完結しません。
他にもさまざまな質問をされることを想定し、他の質問と回答を連動させることで、今後の成長につながるきっかけとして話をするなどは良い戦略です。
得たものがあれば時期は関係ありませんが、他に相応しいエピソードがないかを考えてみてください。
Q:就活用のインターンは意味ない?
A:インターンと一言に言っても、大きく2つに分けることができます。
ひとつは「企業に所属して長期で行うインターン」、もうひとつは「サマーやウィンターなど、本選考につなげるために企業が実施するインターン」です。
インターンの経験をガクチカにする際に、「企業に所属して長期で行うインターン」でなければ無意味なのでは?と思う人がたくさんいます。
しかしこちらも、結論からお伝えするとどちらでもかまいません。
長期インターンの場合には、目標設定の上で業務を行うことが多いため、エピソードとしても比較的話しやすく、成長ポイントも明確です。
しかし本選考のインターンの場合、成長ポイントを可視化するのが難しいと感じるかもしれません。
しかし期間は短くても、初めて同世代と議論を交わした場になったという学生はたくさんいます。
結果として、インターンの選考をきっかけに、自分に不足している点を感じ取り、積極的に勉強を進めた人は少なくありません。
そのようなエピソードは、十分にガクチカに値するでしょう。
Q:留学したけど言語力は向上していない…。ガクチカにできる?
A:留学経験者からよく聞かれるのが、「留学には行っていたけど、言語力はそこまで向上していない」という声です。
もちろん期間や言語難易度にもよりますが、留学によって必ずしも他国の言語がペラペラになるとは限りません。
そもそも、「語学を勉強しに行った」のか「語学を用いて専門分野を勉強しに行った」かどうかで目的が異なってきます。
大切なのは「なぜ留学をしに行って」「どのような結果を得られたか」です。
もちろん留学期間が長くなるほどに一定の言語力があることが望ましいものの、語学力が及ばなくても悲観する必要はありません。
ただし、どのように語学を学ぼうとしていたのか、きちんと説明できる必要があります。
また、想定していた言語力に及んでいない場合には、何をすれば良かったのか、質問されることもあるでしょう。
「言語力が及ばなかったから残念」で思考を止めるのではなく、次にどのようなアクションをするのかを考え、伝えることが望ましいでしょう。
Q:インターンも留学もしていたけど、語れるエピソードがない…
A:「色んなことを経験したけれど、語れるエピソードがない」と思っている人は少なくありません。
しかし、本当に何も語れることがないのでしょうか?
インターンや留学に限らず、これまでの経験において「語れることがない」と言う人は、「自分がしてきた経験は当たり前のこと、一般的なこと」と思っている可能性が高いです。
もちろん、インターンや留学は多くの人が経験しているでしょう。
しかし、その経験から得た感覚や感情は、他の人と重複することはありません。
自分の経験を悲観的に見るのではなく、「すごいことをしたのかもしれない」という目線で見てみると、経験の捉え方も変わってくるはずです。
特筆すべきエピソードや、見栄えが良いエピソードでなくてもガクチカは問題ありません。
自分にとって影響が大きかった、刺激になったというエピソードを探し出し、伝えられるように準備しておきましょう。
さいごに
今回は「インターンと留学はどっちがガクチカで有利か?について解説しました。ガクチカを書く際には、つい一見華やかそうな経験に目が行きがちです。
しかし、ガクチカは経験の「すごさ」を競うものではないことをきちんと認識しておく必要があります。
あくまでも大切なのは、インターンであっても留学であっても、経験から何を得て、自分がどう成長したのかをきちんと理解できていることです。
その点を理解できていなければ、どちらのエピソードであってもガクチカとしては不十分でしょう。
どのように自分が成長したのかを改めて考えてみることで、ぜひ自信を持ってこれまでの経験を伝えてみてください。