【企業研究】HSBCの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

はじめに

金融業界、特に銀行業界と聞くとどのようなイメージを抱きますか。

経済社会では多くのお金が巡っており、銀行は個人レベルから企業、自治体、そして国レベルと大規模にてお金を循環させる重要な役割を担っています。

現代では、銀行は世界中になくてはならない存在へとなっています。

同業界は、ICT・デジタルとの融合が進み、フィンテックというテクノロジー技術も発展しています。

これからは、仮想通貨やキャッシュレスなども世に普及されると言われており、これからも金融・銀行業界は注目されていく業界になる可能性があるでしょう。

今回は、銀行業界について今一度大枠を確認したのちに、同業界に属しているHSBCの概要、選考フロー、社風、就職難易度、採用されている大学、求めている人材、ホットニュースといういくつかの観点について解説していきます。

順を追って説明するため、1つずつ確認しながら一緒に本記事を見ていきましょう。

～目次～

銀行業界

事業内容

-バンキング

-マーケッツ

-アセットマネジメント

新卒選考フロー

社風

求められる人材

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

採用大学

ホットニュース

まとめ

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銀行業界

銀行業界とは、お金を預けておく機関と解釈している方がいらっしゃると思いますが、それは業務内容の一部にすぎません。

利用者から預かったお金を運用して、利益を生み出すことが銀行の主な業務になります。

業務をジャンル分けすると、「預金」「為替」「融資」「融資商品の販売関連業務」の4つです。

職種も「営業」「事務職」「資産運用アドバイザー」に分けられます。

また、銀行は、「都市銀行」「都市銀行」「信託銀行」の3つに分類されます。

このように、単に銀行と言っても幅が広いことをあらかじめ理解しておきましょう。

HSBCはどのようなことを行っているのか気になりますね。

銀行業界以外に関心を抱いている方がいらっしゃいましたら、他業界についても詳しい解説をしているため、以下の記事を概観することができます。

就職活動は情報戦になることもあります。

有益な情報を早めに収集するためにも、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

【業界研究ガイド】業界一覧

事業内容

前章にて、銀行業界が取り扱っている事業がいかに重要かについて理解することができたでしょう。

では、HSBCはどのような業務を担っているのか詳しく見ていきましょう。

HSBCは、国内外にていくつかの事業を展開しています。

主要な3つの業務について解説します。

バンキング

銀行業では、国内外にかけて多岐にわたるビジネスを行っています。

主に、①融資およびアドバイザリーサービス、②グローバル貿易債権ファイナンス、③グローバル決済ソリューション、④証券サービス、⑤M&A、⑥負債資本市場といった6つの業務を担っています。

それぞれについて確認していきます。

融資およびアドバイザリーサービスは、グローバル・バンキング部門であり、負債や株式による資本調達、アドバイザリー、企業融資、レバレッジド・ファイナンス、資産およびストラクチャード・ファイナンス、不動産、インフラなどのプロジェクト・ファイナンス、輸出信用といった幅の広い金融商品・ソリューションを提供しています。

グローバル貿易債権ファイナンスは、持続可能な成長には、世界の貿易とサプライチェーンを効果的に管理することが必要不可欠と考え、世界中のサプライヤーネットワークの強化から、複数の国や地域にわたる信用できる販売チェーンの確立するまで、あらゆることをサポートします。

また、貿易やサプライチェーン金融に対する総合的なアプローチを提供しています。

グローバル決済ソリューションは、HSBCのグローバルな売掛金、買掛金、決算サービスなどの一連の流動性や投資ソリューションを提供しています。

これにより、キャッシュフローの制御を最大限までに高めることができるでしょう。

証券サービスは、HSBCのオーダーメイドのサービスであり、市場での地位を確保できるように設計されています。

経済権力の変化や規制体制の強化と細分化、取引相手のリスク増加、透明性への要求の高まりによって競争力を維持することは困難になっていますが、証券サービスを活用することで、世界のファンド市場でも地位を確保できるでしょう。

M&Aでは、合併、買収、処分または市場への拡大、株式や株主への還元のための資本の実現などを行い、負債資本市場では、国内外の債券発行の世界有数のブックランナーから世界で最も革新的な資本市場の多くにアクセスしつつ、詳細で実現的な情報を提供しています。

銀行業だけでも多くの事業を担っており、上記6つの業務の中でも更に細分化されたことを行っています。

マーケッツ

HSBCのグローバルマーケットビジネスは、当該種のビジネスとしては最大規模の1つであり、世界中の60以上の国と地域で活動しています。

現地市場に関する同社の知識と世界的な展開を組み合わせることによって、主要な資産クラスにわたる包括的かつオーダーメイドのサービスを提供しています。

こちらの事業も海外為替、グローバルリサーチ、持続可能な資金調達など細分化された幅の広いサービスを提供しています。

アセットマネジメント

資産管理では、HSBCグループの中核となるグローバル投資ソリューションのプロバイダーです。

多様な顧客ベースにオーダーメイドの投資ソリューションを提供し、革新的な製品とソリューション、そして一貫した投資パフォーマンス、世界クラスの顧客サービスを投資家に提供しています。

個人投資家と機関投資家のそれぞれに、充実した情報とサービスを提供しています。

このように、HSBCは国内外のそれぞれで多岐にわたる重要な業務を担っています。

新卒選考フロー

新卒の選考フローはどのようになっているのでしょうか。

そちらに関しても、しっかりと確認をしておきましょう。

webセミナーに参加したのちに、エントリーシートの提出、webテスト、グループディスカッション、英語テスト、複数回の個人面接を通過できて内々定となります。

webテストの内容は、言語、非言語、性格診断です。

書籍ないしweb上にてSPIなどといったもので学習をして、対策をしっかりとしておきましょう。

グループディスカッションでは、6人1チームになり、「とある会社の人事戦略を考えよ」というテーマを議論したという意見がありました。

英語テストは、HSBC独自の問題です。

テスト受験後ダイレクトで結果が表示されます。

気になる問題レベルはTOEICほどです。

webテストのみならず、TOIECのような英語対策もしっかりとしておきましょう。

5回行われる個人面接に関しては、全て1時間程度です。

面接官は、マネージャークラスの方から始まり、部長クラスの方、人事部長、社長と面接官が変わります。

面接内容は、「なぜHSBCなのか」「なぜ外資金融なのか」「どのような仕事がしたのか」といったことが問われ、志望動機と人間性をかなり見られます。

途中で、英語の面接も行われるようです。

試験対策の英語力だけでなく、日常的な英語スキルやビジネス英語スキルも磨くことが必要と言えるでしょう。

エントリーシートについては、以下の質問が挙げられます。

・webセミナーをご覧になって興味を持った内容や、人、気になったメッセージなど理由を添えておきください。

・HSBCは、『常に高い目標に向かって強く粘り強く取り組める人』を求めています、これらをあなた自身の過去の経験から、エピソードを踏まえて、アピールしてください。

・金融業界であなたが実現したいことは何ですか。またどのようにそれを実現しようと思っていますか。

・HSBCの選考を受けるにあたって、自己PRを英語でお書きください。

webテストは他の企業と代わりはありませんが、その他の選考に当たっては対策が必要です。

社風

HSBCは、スキルアップにシステムが導入されていて、希望すると勉強するサポートを受けられます。

仕事とプライベートのオンオフもつけやすく、残業が少ない環境になっています。

また、女性にも責任ある仕事を担当させてくれるほか、産休や育児休暇も取りやすく福利厚生がしっかりしています。

ダイバーシティの尊重を謳っている企業なだけありますね。

責任ある仕事を務めたい方、スキルアップを考えている方におすすめできる企業でしょう。

求められる人材

どのような人材が求められているのでしょうか。

HSBCの公式サイトでは、以下のことが述べられています。

HSBCは、常にさまざまな人や文化をつないできました。ダイバーシティ＆インクルージョン（多様性と受容性）は、HSBCらしさの重要な部分です。

私たちは、お客様のニーズを満たし、私たちが所属するコミュニティを深く思い、つながりを構築できる人材を求めています。さまざまなアイデアや視点が、機会の創出、イノベーション、リスク管理、持続可能な成長を可能にし、お客様、ビジネス、従業員に恩恵をもたらします。

私たちは、HSBCが、従業員がその価値を認められ、その能力を発揮できるようにサポートを受けられる場所でありたいと考えています。HSBCでは、互いに尊厳と敬意をもって接し、均等な機会をサポートするためのインクルーシブ（受容的）な企業文化を作り出すことが、従業員全員に求められています。いかなる理由においても、差別、いじめ、ハラスメント、虐待を許容しません。

私たちは障壁を取り除き、幅広いバックグラウンドを持つ人々がHSBCの仕事に応募し、HSBCで働き、HSBCで成長することを促すために、積極的な取り組みを行っています。多様かつ受容的な文化を確立するために次のような取り組みを行っています。

専門会社を含む採用支援パートナーと協力して、従業員全体に占める割合が少ないグループからの候補者を増やす

多様な人材から有力な候補者を集めて採用し、先入観を排除するため、すべての採用担当マネージャーに必須トレーニングを実施する

学習、スキルアップ、能力開発に投資して、多様な人材を育てるためのFuture Skills (将来的なスキル) カリキュラムやリーダーシップ育成プログラムなどの機会を従業員全員が享受できるようにする

グループの執行委員会の全メンバー、および経営陣の多くが、従業員全体に占める割合が少ない従業員グループを積極的に支援し、人材パイプラインの多様化を促す

従来とは異なるフレキシブルな働き方をしたいと考えている従業員を可能な限りサポートする

HSBCには8つのグローバルな従業員ネットワークがあり、共通の特性と目標を持つ世界中の何万人もの従業員や支援者を結びつけています。HSBCコミュニティは、年齢、障がいとメンタルヘルス、民族、宗教、性別、LGBT+、そして働く親と介護従事者たちに目を向け、フレキシブルな働き方やマインドフルネスなど、さまざまなテーマに基づいて結成されたグループにより構成されています。このようなネットワークから得られた見識や経験は、私たちが行うべき取り組みや取るべき行動に生かされています。

私たちはHSBC内外の人々に対し、成長を促し、機会を創出しています。私たちは慈善事業およびボランティア活動を通じて、人々が自分のスキルを共有し、社会にプラスの影響を与えられるよう働きかけています。また、Gender Lens Finance (ジェンダー・レンズ・ファイナンス) などの取り組みを通じて、商業活動に包括的なアプローチを採用しています。

引用：HSBC Japan

今日多くの企業で謳われているダイバーシティやインクルージョンを大事にしつつ、グループの長期的・持続的成長に貢献できる人材を求めていることが分かります。

グループの長期的かつ持続的な成長するには、どのようなことが必要なのかを企業研究を通じて、ご自身で考えることで、HSBCが求めている人材に近づけるのではないでしょうか。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

HSBCは、銀行業界にてどのあたりの立ち位置になっているのでしょうか。

他社と比較しているため、以下の表を参考にしてみてはいかがでしょうか。

表からHSBCの規模の大きさが分かります。

見出しから飛べるサイトには就職偏差値のデータが記載されていませんでしたが、HSBCの就職難易度は高いです。

世界的に有名な金融グループであり、求められる能力も高いです。

採用大学

HSBCに採用されている大学院・大学では、慶応義塾大学、京都大学、早稲田大学、お茶の水女子大学、横浜国立大学などのトップクラスが挙げられます。

HSBCは採用大学例や選考フローからも分かるように、日本語における教養以外にも英語力も求められます。

採用されている人数は例年、10名に達するかどうかです。

人数的にもテスト内容からも入社できるのは狭き門でしょう。

よって、学歴フィルターがあると言えます。

ホットニュース

HSBCは、長期的なビジネスを継続し、ベトナム市場にこだわり、今後も積極的に活動していくことし、良好かつ効果的な友好、協力、協力の促進に貢献することを公表しました。

ベトナムのグリーン成長と持続可能な成長への取り組みを実現するために、これまで実際的な行動を採り、ベトナム公平なエネルギー移行パートナーシップへの資金調達を支援する作業部会で重要な役割を果たしてきました。

ベトナム政府じゃ、HSBCがエネルギー転換と低炭素経済発展のための国際信用源の手配と接続を積極的に支援し続けることを期待していると同時に、銀行部門におけるデジタル変革においてベトナムを支援します。

これからも、ベトナムとの関係性、そしてHSBCの動向は気になるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

これまで、銀行業界に属しているHSBCの概要、選考フローや求められる人材、就職偏差値・採用大学、それからホットニュースについて見てきました。

HSBCは、国内外にて幅広く深い業務を担っていました。

そもそも銀行業界の規模が大きい中、HSBCの規模が大きいことも知れたでしょう。

そのようなHSBCですが、就職できるレベルは高いです。

一般教養の加えて、英語のスキルも求められます。

スキルアップしたい方や、責任感ある仕事を担いたい方がいらっしゃいましたら、トライしてみてはいかがでしょうか。

本記事を参考にしていただけたら幸いです。

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