【就活に有効】ENTP型（討論者）とは？特徴・適職を解説

はじめに

性格診断テストであるMBTIでENTP型であると診断結果が出た人は、どのような職業に就くのがよいのでしょう。

自分の性格タイプを知ることは、就活での職種、企業選びに役に立ちます。

つまり、ミスマッチを防ぐことができるということ。

また、エントリーシートや面接でも、自分を的確に認識しておくことは大切です。

自分の強みや弱みを率直に話し、強みが企業にどのようなメリットがあるのか採用担当者にアピールすることもできるでしょう。

そこでこの記事では、ENTP型の仕事をテーマに下記内容を解説します。

就活を始める前に、自分がどの職業に向いているのかチェックしてみましょう。

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ENTP型の基本的な性格とは

ENTP型は「討論者型」と呼ばれています。

またENTPの語源は、人間の性格を表す英語の頭文字を並べた言葉で、該当する英単語と性格タイプは下記の通りです。

それぞれのタイプをまとめると、ENTP型は次のような性格であることがわかります。

ENTP型の人は日本人で5.18％を占めており、MBTIの16のパーソナリティでは10番目の多さです。

比較的珍しいタイプといってもよいでしょう。

日本での著名人では「タモリ」「フワちゃん」「カズレーダー」「石橋貴明」などがENTP型です。

何となくイメージできるのではないでしょうか。

ENTP型の特徴を理解し、適した職業選びに役立てましょう。

MBTI性格診断については、以下の記事を参考にしてください！

【自己分析】MBTIを就活で活用する3つのステップ！

ENTP型の強みとは

性格診断テストMBTIの結果がENTP型だった場合、どのような強みがあるのでしょう。

この強みは、就活で自分をアピールするときや職業選びにも非常に役に立ちます。

具体的には4つの弱みが考えられるため、1つずつ紹介します。

カリスマ性

ENTP型の強みは、他者をまとめ上げるカリスマ性です。

そしてENTP型が成功するためには、そのカリスマ性を活かしてチームプロジェクトのリーダーとして活躍することが最適な選択肢の1つでしょう。

またプロジェクトメンバーの特性を見抜き、それぞれ適材適所で働き方を提案できる力も秘めます。

メンバーからも慕われるリーダーになる素質を持っているので、プロジェクトで活躍できる職業を選ぶとよいでしょう。

クリエイティブ

ENTP型の強みは、新しいアイディアや解決策を考えるクリエイティブなところです。

そのためENTP型が成功するためには、今までなかった、あるいは考えもしなかったアイデアで会社に貢献することが重要。

またクリエイティブな思考に加え、アイデアを形にするために積極的に行動を起こし、発信する情熱を持ち合わせています。

新規事業の立ち上げやアートに関する職業を選ぶとよいでしょう。

一貫性

ENTP型の強みは、自分の考えや信念を持ち、他人の意見に流されにくいところです。

そしてENTP型が成功するためには、さまざまな問題が起こっても最後までやり遂げる長期プロジェクトに関わること。

困難なことにも最善を尽くすため、顧客に信頼される素質を持っています。

公共事業や建設業界など、長期プロジェクトにかかわる職業を選ぶとよいでしょう。

コミュニケーション能力

ENTP型は、話すことが得意で討論を楽しむことができます。

そのため持ち前の「プレゼン能力」を発揮できる仕事で成功を収められるはず。

頭の回転が速く、ユーモアと社交性を兼ね備えているので、相手に好印象を持たれることでしょう。

相手との関係を大切にする営業などの職業を選ぶことをおすすめします。

ENTP型の弱みとは

ENTP型の強みと同時に弱みも理解しておくと職業選びのミスマッチを回避することができるでしょう。

また、自分の弱点を知っていると無用なトラブルを避けることも可能です。

具体的には5つの弱みが考えられるため、1つずつ紹介します。

ルーチンワークが苦手

斬新さや変化を楽しむENTP型は、決められたルーチンワークではストレスが溜まりやすくなります。

また、モチベーションも下がって仕事にやりがいを感じなくなる可能性も。

そのため、ENTP型の人は事務などの職業は避けた方がよいでしょう。 

自信過剰

ENTP型の弱みは、カリスマ性がある反面、自信過剰になりやすいことです。

行動力があるため成功体験が多いのですが、その分相手に対しても高いスペックを求めてしまいます。

そのため、周りとの和や調和を重んじる公務員などの職業はおすすめできません。

計画性の欠如

ENTP型の弱みは、未来の計画や目標設定が苦手で、瞬時の判断に頼ることが多いことです。

頭の回転が速いため、その場で判断を下すことが多くなります。

そのため、締め切り厳守の仕事が多い職業は避けたほうがよいでしょう。

空気を読まない

自身の考えにのめり込んでしまうがゆえに、他人のアイディアや意見に対して批判的であることが多く、無理やり論破しようとするため「空気が読めない人」「自己中心的な人」と周囲に思われてしまうことも。

そのため、例えばトップダウンの社風で上下関係が厳しい職業は、ENTP型の悪い点がより目立ってしまうでしょう。

ルールに従うのが苦手

独創性が強みのENTP型は、ルールに縛られてしまうと思うように動くことができなくなってしまいます。

ルールは会社やチームの人たちが気持ちよく働くためにあるため、自分がルールを守らないことで、他の人の仕事がやりにくくなってしまうことがあるかもしれません。

そのためENTP型は、細かなルールが決められている職業には適していないでしょう。

ENTP型の強みを活かせるおすすめの職業

ENTP型の強みを自分に当てはめて職業選びをすると、ミスマッチが少なくなります。

また、性格診断結果から、今までそれほど興味のなかった職業にも関心が高まるかもしれません。

そのためここでは、ENTP型の強みごとでおすすめの職業を紹介します。

アイデアを活かせる職業

ENTP型は、アイデアマンであることが特徴です。

そのため新しいビジネスを生み出したり、新商品を開発したり、クリエイティブ能力を発揮できる職業がおすすめ。

またENTP型は、好奇心が旺盛であらゆるところにアンテナを張り巡らせ、かつ面白いと思えば、徹底的に突き詰める一面も。

経験や知識によって、周りが思いつかなかったようなアイデアを生み出せる才能があります。

起業家

ENTP型の人が持つ「独立心」「挑戦心」や「革新的な思考」は、新しいビジネスのアイディアを生み出し、それを実現する起業家に向いている性格です。

その他にも、新規事業の企画やリーダー的なポジションでうまく活躍できるでしう。

リスクを取る勇気や、未知の領域に挑戦する意欲も、起業家を目指すのに欠かせない要素です。

ITエンジニア

ITエンジニアとは、情報技術者のことで、コンピュータのシステム設計・構築を行い、トライアンドエラーを繰り返し、正確で丁寧な仕事が必要とされます。

そのため忍耐力や論理的思考を強みとするENTP型の人にふさわしい職業といえるでしょう。

問題解決能力を活かせる職業

ENTP型の特徴として、頭の回転が早く、論理的に問題を解決する力を持っています。

さまざまな分野で専門知識を駆使して問題解決に導き、人や組織をサポートする職業がおすすめです。

弁護士

弁護士は、ありとあらゆる法律に関する知識の中から、事件に関係のある法律の中から答えを導き出し、依頼者が有利になるように主張内容を検討します。

したがって、ENTP型の特徴でもある「意見を主張すること」や「徹底的に議論をすること」が活きるため、弁護士という仕事は、ENTP型の人におすすめの職業といえるでしょう。

コンサルタント

コンサルタントは、お客様の悩みごとに対して、専門的な知識を使い戦略を提案する仕事です。

そのためただ解決策を提案するだけでなく、そもそもの課題を発見するところから始め、企業の今後も見通しながら施策を考えていくため、幅広い視野が必要に。

その点ENTP型は難しい問題に取り組むことを得意とし、カリスマ性があるため、適職の1つといえるでしょう。 

コミュニケーション能力が活かせる職業

ENTP型の人はコミュニケーションの取り方が上手で、社交的な性格です。

相手の気持ちを正確に察知するので、他者から好感を持たれやすいといえます。 

営業職

営業の仕事は、お客様の要望に答えられるよう商品やサービスを提案する仕事です。

お客様は自分の悩みや願望を全て認識できているとは限りませんが、丁寧なヒアリングや会話を通じて、自社商品のメリットやサービスの魅力をアピールする力が求められます。

ENTP型の人は機転を利かせる力があり、お客様と上手なコミュニケーションをとることもできるため、営業は「天職」といっても過言ではありません。

カスタマーサービス 

カスタマーサービスはお客様と直接接するため、仕事ぶりが企業イメージや業績に影響を及ぼす重要なポジションです。

ENTP型の人は、積極的に人とかかわることが好きなので、顧客の声を親身になって聞き取って、顧客の立場に立って適切なサポートを行うことができるでしょう。 

ENTP型の弱みから避けたほうがよい職業

自分の性格に合っていない、あるいは苦手とする分野の職業は、たとえ入社できたとしても、ストレスがたまる一方となるでしょう。

そのためここでは、ENTP型が避けたほうがよい職業について解説します。

手先の器用さが必要な職業

ENTP型の人は、機転が効くアイデアマンではあるものの、実用的な技術性への興味は乏しい傾向に。

そのため手先の技術を必要とする職の場合は、技術向上のためのモチベーションがなく、仕事自体にやりがいを感じられない可能性があります。

決められた業務を繰り返し行う職業

自らのカリスマ性を活かして働きたいと考えるENTP型の人にとって、決められたルーチンワークをこなすのは、苦痛かもしれません。

理由は、革新的なアイデアを提案することよりも、ミスが生じないようルールに従い、細かくチェックすることが求められるためです。

ENTP型の人は、判断力を強みとし、問題解決に至る過程を楽しみたいタイプですし、大きなプロジェクトを達成して喜びを感じたいという思いがあるため、ENTP型の人には向かない職業といえるでしょう。

スケジュール通りに行う職業

ENTP型の人は、行動力は高いものの、タスクをスケジュール通りに進めることが苦手なため、計画通りに進めなけばならない職業は不向きといえるでしょう。

業界別ENTP型の人に向いている職業とは

就活では、企業を選択するときに業界からアプローチするのがイメージしやすいといえます。

ENTP型におすすめの業界と職業をご紹介します。

ビジネス＆IT業界

ENTP型は、自分のアイデアとそれを検証・実行することに純粋な喜びを感じる性格を持っています。

そのためビジネスやIT、法律関係の職業に適しているといってよいでしょう。

アート＆デザイン業界

ENTP型は、革新的で独特な表現力を持っています。

また強い意志と自信をもっているため、周りの評価を気にすることなく突き進みます。

アート＆デザインといった芸術分野の職業に適しているといってよいでしょう。

科学＆技術業界

ENTP型は、知的好奇心が旺盛です。

科学＆技術の業界のなかで、定型業務に追われず、比較的自由に研究ができる職場であれば、最大限の能力を発揮できるかもしれません。

また、ENTP型は、実践的な創造力を求められる職業に魅力を感じる傾向もあります。

性格診断で適切な職業を見つける時の注意点

MBTIは、さまざまな性格診断と比較したうえで精度が高いといわれ、多くの企業で採用されています。

理由は、単に質問に答えるだけでなく「診断プロセス」に重点を置き、心理学に基づいてタイプを抽出しているためです。

一方で、診断結果やタイプに振り回されすぎないように注意しましょう。

診断結果は、あくまでも参考として活用することが大切です。

人の価値観は、基本的な性格だけでなく環境や年齢によっても変化するもの。

たとえ今、ENTP型と診断されても1年後には変化するかもしれません。

診断結果は、あくまでも就活で職業選びに悩んだ時の指針として活用しましょう。

【選考通過したエントリーシートを大公開】先輩就活生のエントリーシートを見れば選考通過のヒントが得られるかも?!

「エントリーシートに正解はあるのか」「書き方が良く分からない…」こんなことを考えたことはありませんか？

就活生にとって、エントリーシートは第一関門ともいえるものです。

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各エントリーシートにはポイント付きで解説しています。

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さいごに

今回は「ENTP型（討論者）」について解説してきましたが、いかがだったでしょうか？

記事の内容を簡単にまとめます。

ENTP型は、自由な発想力と好奇心、そして頭の回転の速さが特徴です。

リーダーとしての素質も持ち合わせており、常に人の輪の中心にいる人といってよいでしょう。

その反面、縛られることを好まず、計画性に乏しい一面もあります。

ENTP型の人は、自分のアイデアを具現化でき、実力主義の自由な職業がおすすめです。

MBTI診断は、信頼度が高い性格診断テストです。

今後のキャリア形成や成長のためのひとつの指針として活用しましょう。

MBTIの就活での活用方法について以下に添付した記事もぜひご覧ください。

また、弱点とされるような性格の項目も、言い方次第では強みとして伝えることも可能です。

併せてお読みください。

【自己分析】MBTIを就活で活用する3つのステップ！

自覚している性格の書き方とは？短く書くコツも徹底解説！

自分の強みの伝え方は？回答方法や言い換えも紹介！

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