クレジットカード会社のエントリーシート対策法を徹底解説!
2024年1月21日更新
はじめに
この記事では、クレジットカード会社を志望している方へ向けて、クレジットカード会社に特化したエントリーシートの書き方を解説します。
- クレジットカード会社への就職を考えている
- クレジットカード会社へ就職したいが、エントリーシートの書き方に悩んでいる
- クレジットカード会社の概要や採用方向性についてザックリ知りたい
- クレジットカード会社に特化したエントリーシートの書き方を知りたい
このような方は、ぜひ最後までお読みください。
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クレジットカード会社の概要
まず、クレジットカード会社の概要について解説します。
クレジットカード会社とは?
クレジットカード会社とは、クレジットカードを発行している会社のことです。主なクレジットカード会社には次のようなものがあります。
- 株式会社JCB
- 三井住友カード株式会社
- 三菱UFJニコス株式会社
- ユーシーカード株式会社
- Paypayカード株式会社
- イオンフィナンシャルサービス株式会社
- 楽天カード株式会社
- 株式会社クレディセゾン
主な業務内容としては、申込者に対する入会審査や入会手続き、顧客情報の管理、紛失や盗難への対応、明細発行やポイント付与など各種サービスの提供などです。
キャッシュレス化が進む現在、クレジットカード会社の需要は高まり続けており、今後も成長していく業界だと考えられます。
クレジットカード会社の採用難易度
クレジットカード会社の採用難易度は、難関程度だと考えられます。
理由の1つ目は、後述のとおり、難関大学からの採用が多いからです。
いわゆる学歴フィルターのようなものがあまりないと言えるクレジットカード会社もありますが、難関国公立や難関私立からの採用が多いクレジットカード会社も少なくありません。
そのため、採用難易度は高めだと言えるでしょう。
理由の2つ目は、就活生から非常に人気の業界だからです。
クレジットカード会社は金融業界に属するため、非常に安定しています。
また、キャッシュレス化が急速に進んでおり、クレジットカードの需要は今後ますます高まっていくでしょう。
そのため、安定した成長が予測でき、就活生から非常に人気が高いです。
以上2点の理由から、クレジットカード会社は全般的に就職難易度が高いと言えそうです。
しかし、学歴フィルターがあまりない会社もあるため、諦めずに頑張ることが大切です。
クレジットカード会社の採用大学
クレジットカード会社の採用大学は、国公立大学や難関私立大学も多いですが、それ以外の大学からの採用も少なくありません。
また、大学院や短大、専門学校からの採用がある会社もあります。
ここでは、数あるクレジットカード会社の中から、具体例として「株式会社JCB」と「イオンフィナンシャルサービス株式会社」の採用大学をご紹介します。ぜひ参考にしてください。
【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法
株式会社JCBの採用大学
株式会社JCBの採用大学の採用大学は、以下のとおりです。
岡山大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、上智大学、東京大学、同志社大学、東北大学、広島大学、明治大学、早稲田大学など |
参照ページマイナビ公式サイト
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
イオンフィナンシャルサービス株式会社の採用大学
イオンフィナンシャルサービス株式会社の採用大学は以下のとおりです。
青山学院大学、大阪大学、関西大学、学習院大学、國學院大學、駒澤大学、名古屋大学、日本大学、法政大学、明治大学、立命館大学など |
参照ページマイナビ公式サイト
クレジットカード会社が求める人材とは?
クレジットカード会社が求める人材は、企業によってさまざまです。また、求める人材を公表していない企業も多いです。
しかし、主要企業の採用サイトや過去に出された質問例を概観すると、クレジットカード会社に特有の「求める人材像」が浮かび上がってきます。
- 自ら考え行動できる主体性:クレジットカード業界は、日々めまぐるしく変化する業界です。そのため、急速な変化にもしっかり対応できるよう、常に自ら考え行動する主体性が求められます。
- 正確な計画力と慎重な実行力:クレジットカード業界は、人々の大切なお金を取り扱う業界です。人々の生活を支える仕事であると同時に、大量の個人情報や複雑な数字の処理も必要です。そのため、的確な計画を立てる計画力と、ミスをしない実行力が求められます。
- トレンドをキャッチする敏感さ:クレジットカード業界は日進月歩のため、トレンドには常にアンテナを張っておく必要があります。業界や自社のことだけでなく、社会の変化や流れに敏感でなければいけません。
- 周囲と協力し合えるコミュニケーション能力:クレジットカード会社では、多数の「人」を相手に仕事をします。また、チームで行動することも多い業界です。そのため、相手に合わせて柔軟に行動を変えられたり、論理的な話し合いをできたりする高いコミュニケーション能力が必要です。
- 新たな価値を生み出せる創造力や、それを求める意欲:クレジットカード業界では、企業同士が切磋琢磨し合っています。まだまだ大きく成長中の業界のため、新たなサービス提供や価値創造の余地があるのです。そのため、創造力やそれを求める意欲が重要です。
ここまで、クレジットカード業界全体に共通する「求める人材像」を解説しました。
ここからは、具体例として、「株式会社JCB」と「イオンフィナンシャルサービス株式会社」の求める人材像をご紹介します。
株式会社JCBの求める人材
JCBが求める人材は、「たとえ直ぐに成果に繋がらなくても現状に甘んじることなく、自分で考え抜き、自ら一歩でも二歩でも踏み出すことができる人」です。
この記載からは、株式会社JCBが、常に向上心とチャレンジ精神をもち、自ら行動できる人材を求めていることがわかります。
そのため、ES(エントリーシート)では、向上心やチャレンジ精神をもって行動できたエピソードを盛り込むとよいでしょう。
引用ページ
イオンフィナンシャルサービス株式会社の求める人材
可能性を生み出せる人材
コミュニケーション能力
- さまざまな人と協働・連携しながら物事を進めることができる人
- 自ら相手や周囲に働きかけることができる人
責任感
- 任されたことは、最後までやり抜くことができる人
自立性
- 自ら考え、行動することができる人
引用ページ
クレジットカード会社の採用方向性の違い
クレジットカード会社の多くは、一般的な選考フローで採用活動を行っています。
また、応募者1人1人としっかり向き合い、その人の人柄や熱意を知りたいと考えている企業が多いと考えられます。
なぜなら、クレジットカード会社では顧客とのコミュニケーションがもっとも重要なため、人と接する際の態度やコミュニケーション能力、信頼を得られる人柄などが重視されるからです。
ここでは、クレジットカード会社の一般的な選考フローをお伝えします。
選考フロー例
- エントリー
- 説明会
- 面接(複数回)・適性検査等
- 内定
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
企業の採用担当者は、エントリーシートで次のようなポイントをチェックしています。
- 自社にマッチした人材か
- 業界や自社のことをよく理解しているか
- モチベーションや熱意があるか
ポイントの概要
4つのポイントについて、1つずつ解説します。
1.自社にマッチした人材か
企業がもっとも重視しているのは、自社にマッチした人材かということです。
なぜなら、自社にマッチした人材のほうが、より高いパフォーマンスを期待できるからです。
そして、自社とのマッチ度を測るために、エントリーシートから応募者の人柄や個性を読み取ろうとします。
そのため、エントリーシートでは自分の人柄や魅力をしっかりアピールすることが大切です。
2.業界や自社のことをよく理解しているか
次に、業界や自社のことをどの程度理解しているかもチェックしています。
なぜなら、業界ならびに自社のことをよく理解している人のほうが、入社後に活躍する姿を想像しやすいからです。
また、業界・企業への理解度から、応募者の入社熱意を測ることもできます。
そのため、エントリーシートを書く前に業界や志望企業のことをよく調べ、研究しましょう。クレジットカード会社についてどのように研究すればよいのかわからない場合は、次のような観点から調べてみるのがオススメです。
- クレジットカード会社は、金融業界の中でどのような立ち位置か
- どのような系統・種類の会社があるか/それぞれの特色はなにか
- クレジットカード会社には具体的にどのような企業があるか
- クレジットカード会社の現状と将来性
- クレジットカード会社に関する最新ニュース/最近の動向
- 数あるクレジットカード会社の中で、志望企業がほかと違う点はなにか
- 志望企業の事業内容、規模、沿革、社風など基本情報
- 志望企業の強み・弱みはなにか
3.モチベーションや熱意があるか
そして、モチベーションや熱意の高さも採用担当者は見ています。なぜなら、モチベーションや熱意がある人のほうが、入社後の活躍を期待できるからです。多少の能力不足や経験不足も、モチベーションが高ければすぐに埋められるでしょう。
そのため、エントリーシートではモチベーションや入社熱意が伝わるように心がけてください。具体的には、次のようなポイントを押さえるとよいでしょう。
- 誤字脱字がないか
- 正しい日本語を使えているか
- 字数制限または解答枠いっぱいに解答を書けているか
- エントリーシートの文章全体に内容が詰まっているか
- あからさまに他社のエントリーシートから使い回していないか
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
選考を通過しやすいエントリーシートのポイントは、「PREP法で書くこと」です。
「PREP法」とは、以下の順番で文章を書く方法のことです。
- 結論(Point):初めに結論を明示する
- 理由(Reason):結論に至った理由を伝える
- 具体例(Example):理由を補強する具体例を書く
- 結論(Point):最後にもう一度結論を述べる
PREP法を使うと、論理的でわかりやすい文章を書くことができます。
具体的には、以下の例文を参考にしてみてください。
結論:私の強みは、周囲と協働できる協調性だと考えます。 理由:なぜなら、学生時代、周囲と協力し合うことによって大きな目標を達成した経験があるからです。 具体例:私は、大学でダンスサークルに所属していました。常に30~50名のメンバーがいる大学最大規模のサークルだったため、メンバーが1つになることがなかなか難しく、サークル内で衝突が起きることも多々ありました。 しかし、ダンスは集団芸術なので、団結力が必要不可欠です。2年生のとき、私はこのままではよくないと考え、周囲に働きかけることにしました。 まず、同級生と話し合い、現状の問題点を洗い出しました。すると、入ったばかりの1年生と引退間近の3年生とのモチベーションの差が大きな問題だと気づきました。 そこで、2年生同士でこまめにコミュニケーションをとりつつ、1年生と3年生の両方へ声をかけました。1年生に対しては、積極的に食事へ誘ったり雑談を振ったりして、サークルへの愛着をもってもらい、モチベーションアップへつなげていきました。3年生に対しては、自分たち2年生や入ったばかりの1年生の思いを伝え、状況的にサークルへ全力を注げる人ばかりではないことを理解してもらいました。 その結果、サークル内の雰囲気が徐々によくなっていき、私が2年生のときの秋に、サークルの悲願だった地区大会での優勝を勝ち取ることができました。 結論:この経験から、私は、周囲と協働できる協調性が、自分の一番の強みだと考えています。 |
クレジットカード会社の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートを書くときには、クレジットカード会社の価値観やカルチャーを文章に取り入れるのがポイントです。
そうすることで、「自社のことをよく理解してくれている志望者だ」というイメージを採用担当者に与えられるからです。
また、自己PRや志望動機に企業の価値観・カルチャーを上手く盛り込むことで、「自社にマッチした人材だ」と思ってもらえるため、選考を通過しやすくなります。
クレジットカード会社は、企業ごとにさまざまな社風を育んでいます。
入念に企業研究を行い、企業の価値観およびカルチャーを的確に把握することで、選考通過率をアップさせましょう。
エントリーシートの位置づけと対策方法
エントリーシートは、応募者の論理的思考力や表現力を測るものだと位置づけるとよいでしょう。
もちろん、エントリーシートに書かれている内容も重要です。
しかし、それと同じくらい、論理的思考ができるかという点もチェックされています。
また、自分の考えを他者へわかりやすく伝えられるかという点も見られています。
なぜなら、論理的思考力や表現力は、企業で働くうえで非常に重要な要素だからです。
論理的思考力をアピールするためには、論理的でわかりやすい文章を書くことが必要不可欠です。
PREP法を取り入れたり、正しい日本語の使い方に気をつけたりして、論理的な文章を作成しましょう。
また、自分で何度か読み返したり、ほかの人に読んでもらったりするのも有効です。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
クレジットカード会社で過去に出題された質問内容をご紹介します。
また、それぞれの記載例とポイントも解説するため、ぜひ参考にしてください。
三菱UFJニコス
当社で挑戦したいこと、あるいは社会で実現したいこととその理由を教えてください。(300文字以内)
【記載例】
私は、人々の生活を支える重要な生活インフラの提供を通じて、多くの人の笑顔をつくることに挑戦したいと考えています。私は学生時代、不登校支援のボランティア活動をとおして、生活基盤を整えることで人が笑顔になれることを知り、そんな仕事に関われる喜びを教えてもらいました。その経験から、人の生活を根底から支えることで人を笑顔にしたいと考えるようになりました。貴社は、1人1人が幸せを感じられる社会の実現を企業ミッションとしており、私の思いと重なる部分が多いと感じています。多くの子どもたちをサポートしてきた経験を活かし、よりいっそう多くの人を笑顔にしたいです。 |
ポイント:志望企業の理念に沿ったかたちで、自身の考えやこれまでの経験を伝えましょう。最後は、自身の強みや経験が企業へどのように活かせるのかについても触れられるとよいでしょう。
楽天カード
数あるクレジットカード会社の中であなたが思う楽天カードの強みを教えてください。(500字以内)
【記載例】
私が思う楽天カードの強みは、3つあります。 1つ目は、自社で大規模な経済圏を築いている点です。楽天市場や楽天銀行、楽天モバイルなど非常に広い範囲でサービスを展開しており、それぞれの相互作用によって顧客満足度を向上させている点が、貴社の大きな強みだと考えます。 2つ目は、顧客満足度が非常に高い点です。現在、日本のキャッシュレス化は急速に進んでおり、クレジットカードも多数の企業が発行しています。そんな中、日本版顧客満足度指数調査で、14年連続クレジットカード部門1位をとっているのは驚異的です。この顧客満足度の高さも貴社の非常に大きな強みだと考えています。 3つ目は、福利厚生など社員をサポートする制度が充実しており、社員の生活やモチベーションを大切にしている点です。大規模経済圏の保持や高い顧客満足度は、すべて社員の方々の努力の結果です。大きな成果をあげられるのは、貴社が社員の方々1人1人を大切に思っているからだと考えます。そのため、手厚いサポート制度を貴社の3つ目の強みとして挙げたいと考えています。 これらはすべて、貴社のたゆまぬ企業努力の結晶です。そんな貴社で、日本のクレジットカード業界をリードし続けるべく尽力したいです。 |
ポイント:企業研究をしっかりできているかどうかを問う質問です。企業のホームページなどを熟読し、企業の強みを正確に把握しましょう。
株式会社クレディセゾン
経営理念と事業領域について印象に残った点と、その理由を教えてください。(300字以内)
【記載例】
経営理念として挙げられている3つの軸のうち、特に「創造的革新の社風創り」という理念が印象に残りました。なぜなら、安定した経営状況にも関わらず現状に満足せず、さらなる価値創造や革新を追求する姿に共感できたからです。この理念は、常に向上心をもち成長を目指す私の強みと重なる部分が多いと感じました。 また、リアルとデジタルを融合させることによる新たなサービスの提供や、自社による経済圏の確立など、他社にない価値創造を目指す事業領域により、理念を具体的に実現していっている点も印象的でした。変化の多い時代ですが、変化を恐れず、むしろ自ら変革を起こしていく姿勢をもつことで、貴社の理念実現に貢献したいと考えています。 |
ポイント:企業研究と自己分析の深みの両方が問われている質問です。解答作成のコツは、企業理念の中から、自分の個性や強みと親和性が高いものを選んで取り上げることです。また、事業領域についても、取り上げた理念と関連のあるものを選ぶと解答に統一感が出ます。
まとめ
この記事では、クレジットカード会社のエントリーシートの書き方について解説してきました。
クレジットカード会社は、就活生から非常に人気が高く、採用難易度も全体的に高めです。
しかし、業界研究と企業研究、自己分析をしっかりと行い、軸をぶらさずに取り組めば、きっと選考を通過できるはずです。
この記事が、内定獲得のための第一歩となることを願っています。