AIRDOのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月24日更新
はじめに
本記事では、AIRDOへの就職を目指している学生、かつエントリーシートのライティングに不安を感じている方を中心に、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説します。
具体的には、AIRDOが過去にエントリーシートで出題した内容に基づいた回答例を紹介し、また企業の特徴や選考の中での重要ポイントについても詳しく紹介しています。
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AIRDOの概要
出典
壁紙のダウンロード | ダウンロード | 北海道発着の飛行機予約・空席照会|AIRDO(エア・ドゥ)
はじめに、AIRDOがどのような企業なのかを紹介していきます。
AIRDOとは
AIRDOは、1996年に北海道札幌市で創業した航空会社です。
現在はJAL・ANAに次ぐ格安航空(LCC)大手5社の一角として、北海道を中心にシェアが高い企業です。
エアラインがなすべき本来の役割を果たしつつ、北海道の「地域活性化」にも力を入れ、独自のサービスを展開しています。
AIRDOの採用難易度
AIRDOの採用難易度は「標準的」といえます。
これは後ほど紹介する採用大学や就活の選考フローなどが根拠になっています。
また採用人数は新卒就活採用「リクナビ」では「51~100名」と記載があり、リクナビの経由でAIRDOにプレエントリーしている学生は「2,500名」を超えています。
プレエントリーした学生全員が本エントリーするわけではありませんが、倍率は10倍~20倍程度の数値になってくると予想できます。
航空業界内における売上高トップ5社で採用倍率を比較すると、1位のANAと2位のJALは圧倒的人気を誇り採用倍率が毎年とても高いです。
そしてトップ2社に追随する、AIRDO・ソラシドエア・スカイマークは倍率が同様になる可能性が高いです。
またAIRDOは採用予定人数は「51~100名」と記載しましたが、ソラシドエアとスカイマークは採用予定人数は「30名程度」のためAIRDOは新卒の採用人数が多い企業といえます。
参照ページ:
AIRDOの採用大学
AIRDOの採用大学の実績は以下に記載した通りですが、その内容を踏まえるとAIRDOは学歴フィルターが「ない」企業と言えます。
<大学> 青山学院大学、小樽商科大学、神奈川大学、関西学院大学、近畿大学、慶應義塾大学、埼玉大学、札幌大学、専修大学、中央大学、筑波大学、東海大学、東京工業大学、獨協大学、藤女子大学、北星学園大学、北海学園大学、北海道大学、北海道教育大学、室蘭工業大学、明治大学、桃山学院大学、安田女子大学、立教大学 など |
早稲田大学・慶應義塾大学などの難関大学から、各地の標準~比較的容易といわれる大学まで幅広く採用を行っているため、エントリーシートや面接を通して自身の実力と入社への熱意をアピールすることができた学生に内定のチャンスがめぐってくると考えられます。
また北海道の地域貢献をテーマに独自のサービスを展開しているという特徴もあることから、採用大学は「小樽商科大学」「札幌大学」など、北海道にある大学の学生が多く採用されている傾向があります。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
【徹底解説】学歴フィルターはどこから?実態(エピソード)と突破方法
参照・引用ページ:
AIRDOが求める人材とは?
株式会社AIRDOは、求める人物像についてはホームページに記載していませんでしたが、新卒就活サイト「リクナビ」に記載があったため、下記で紹介します。
- 「AIRDO FRONTIER SPIRIT」
私たちAIRDOは、北海道の経済・産業の活性化のために、
既存の考えや枠組みを超えて、新たな価値を実現できる方を求めます。
航空会社としての従来の業務に加え、「北海道への貢献」という点もテーマにサービスを展開していて、このビジネスモデルには独自性があります。
そのように航空業界の中で、新たな価値の創造のために「挑戦」してきた社風を持つため、エントリーシートにも「人生最大の挑戦」を質問する内容があるなど、より良くしていくために自発的に行動できる人材を求めていると考えられます。
参照・引用ページ:
AIRDOの採用方向性の違いは?
AIRDOが新卒採用で学生に課す選考フローを踏まえると、航空業界の大手5社と比較すると「最もオーソドックス」な選考フローを設けていて、最も学生のポテンシャルを重視する採用を行う企業といえます。
例えばJAL・ANAをはじめ、競合他社でビジネスモデルが似通っている「ソラシドエア」では選考の中に「英語面接」が設けられ、航空業界で働く上で必要になる実務的なスキルを面接実施時点でどれだけ持っているか、という点を確認していきます。
一方AIRDOが新卒採用で学生に課す選考フローは、英語面接のような実務スキルを確認するフローを設けず、学生のポテンシャルや入社への熱意を確認する内容になっています。
そのためAIRDOの新卒採用はオーソドックスで、採用の方向性は「学生のポテンシャル」を第一の評価基準としているという結論に至っています。
参照・引用ページ:
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
エントリーシートでは、第一に学生の「人物像」や「強み」などの特徴を把握し、自社でどのように力を伸ばし、発揮していってくれそうかを把握する意図があります。
一方学生の資質やポテンシャルの高さを十分アピールできたとしても、「企業への志望度の高さ」も明確にアピールできていないと高い評価を得られないケースがあります。
会社への想いがある社員のほうが、想いが足りない社員に比べて高いモチベーションで働き、よりよいパフォーマンスを通して自社に貢献してくれる姿を、採用する側はイメージしやすいためです。
そして、「なぜ競合他社ではなく自社を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは「結論ファースト」で文章を構成すると説得力が増し、特に結論から書き始めることが重要になります。
以下の順番を意識することを心がけていきましょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論: 私が貴社を志望する理由は、貴社の「日本一の企業」の達成に貢献したいからです。 理由に至った経緯: 今まで「日本一」を目指し、今後社会人として働く上でも「日本一」を目指すことをモットーとする私の就活軸と、貴社は合致している部分があると考えます。 具体的エピソード: 私は、10年間続けているサッカーを通して、常に日本一になることを目標に努力を重ねてきました。しかし日本一の達成は実現できず、大きな悔しさを感じています。 そのため、社会人として働く際にも日本一を目指すことを決めています。 そんな中、新卒採用の合同説明会で貴社の~様にお会いし、「挑戦者」として日本一の企業を目指し、誇りを持って働いている姿に感銘を受けました。 結び: そのため、日本一を目指す貴社に入社して全力を尽くしたいと考えています。 |
AIRDOの価値観やカルチャーをエントリーシートに取り入れる
上記に挙げた例は「日本一を目指す」という企業のカルチャーに共感しているという点をエントリーシートでアピールする場合の例を記載しました。
航空業界の場合は「やりたい業務内容がある」や「この職種は自身にマッチしている」という内容で志望理由を展開していくことに加え、CA・パイロットや航空業界そのものへの「憧れや尊敬」の念を志望理由していくのも1つの手段です。
新卒採用ならではの志望理由になりますが、企業側は「学生らしさ」を感じることに繋がります。
また「なぜこの企業を選んだのか」という点をより明確に記載していくことで、エントリーシートの通過率があがっていくと考えられます。
AIRDOの場合は、「統合レポート2023」にて会社としてのビジョンや使命について下記の記載があるため、その内容を織り交ぜながらエントリーシートを作成していくことが1つの手段になるといえます。
- ブランドビジョン
『もっと身近に、もっと上質に、空の旅を通じて人々の心を豊かに』
- ブランドコンセプト
- Frontier Spirit
私たちは、北海道で生まれた航空会社です。
創業から脈々と受け継がれてきた精神、それは「Frontier Spirit」です。
この精神を胸に、自由な発想で、不断の挑戦を続けていきます。
- New Value
私たちは、手の届きやすい価格と上質なサービスの両立を叶えます。
「すべてが、あなたにとってちょうどいい」世の中に新しい価値を提供する「New Value Carrier」です。
- Our Hospitality
私たちは、さり気ないけどあたたかい「おもてなし」を大切にしています。
ここにしかない上質な空間を、そして安心を、もっと身近に。
- タグライン『北海道の翼』
喜多海道で「生まれ育った」翼として、北海道の魅力を日本中、世界中に伝えていくことはAIRDOの使命です。
私たちはAIRDOブランドを形にしお届けすることで、その使命を果たしていきます。
どんな時であっても大空を飛び続け、「道内では、地域の誇りや愛着を呼び起こし」
「道外では、存在そのものが北海道を表わす」航空会社になる。その覚悟を示した言葉です。
参照・引用ページ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、文章の内容で「学生の人物像や熱意を把握する」という点がありますが、加えて
- 就活生の論理的思考力を試しているセクション
と捉えるようにしましょう。
企業の人事担当者は数千~数万の学生が作成したエントリーシートを確認し、面接に呼ぶかどうかを判断していきます。
例えばとても熱意が伝わる内容が記載してあっても、結論が分かりにくかったり時系列順に記載ができていないなど、「文章の構造」や「論理展開」における問題点があった場合は、内容に目を通す前にはじかれてしまう可能性があります。
そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
論理展開や文章構造を見直す対策としては、以下の方法が考えられるためぜひ参考にしてみてください。
- エントリーシート提出前に、大学の先輩や友人に目を通してもらう
- OB・OG訪問時に作成したエントリーシートを持参(または訪問数日前にあらかじめOB・OGにエントリーシートをメールで送付)し、添削をしてもらう
- 就活エージェント・大学のキャリアセンターの担当者にエントリーシートを添削してもらう
過去のエントリーシートの質問内容
AIRDOは新卒採用で
- 総合職
- 客室乗務員職
- グランドスタッフ
の3職種で採用を募集していますが、インターネットで調べる限りだと職種によってエントリーシートの題目が変わるわけではなく、どの職種でも同様の質問を課しているようです。
そのため下記では、エントリーシートで問われたことがある質問内容と記載例を紹介します。
質問内容
- 趣味・特技を入力してください(50文字以内)
- あなたが航空業界を目指す理由は何ですか。また、その中でも、AIRDOを志望する理由は何ですか(500文字以内)
- あなたが活躍できる部署・業務内容を2つ、理由も併せて明記してください(500文字以内)
- これまでの人生で、最大の挑戦は何ですか(500文字以内)
- 航空業界・AIRDO・あなたのこれからを自由に表現してください(記述・イラスト・写真利用可)
参照・引用ページ:
過去のエントリーシートの記載例
上記に記載したエントリーシートの質問内容は「2024卒」の学生に向けた質問ですが、年度によって細かい質問内容は変わっていくことも予想できます。
一方、毎年質問される可能性が最も高いのは「志望動機」と「ガクチカ」に関する質問になるため、下記で各々の質問の回答例を紹介します。
- あなたが航空業界を目指す理由は何ですか。また、その中でも、AIRDOを志望する理由は何ですか(500文字以内)
私が航空業界を志望している理由は二つあります。 一つ目は純粋に幼い頃から航空機が好きだからです。 私は幼い頃、伊丹空港の近くに住んでいた時期があり、航空機が家の真上を優雅に飛んでいく姿に感動したことがきっかけで、好きになりました。 二つ目はお客様に安全で快適な空の旅を提供するという目標に対して、航空整備士やグランドスタッフなどの様々な職種の方がマラソンのタスキのように社員一丸となって取り組んでいる姿に感銘を受けたからです。 その中でも、北海道の翼として地域に寄り添いながら大手の寡占状態に新しい風を吹かせて、地域貢献に挑戦している貴社の姿勢に共感し、志望致しました。 特に、経営破綻を経験しながらも航空運賃の高止まりを打破するべく、安価で北海道らしいサービスを通して、地域の活性化に貢献するという経営理念に大きな感銘を受けました。 私は北海道出身でも地方出身でもありませんが、だからこそ北海道の新しい魅力の発信に貢献できるのではないかと考えています。 航空業界に新風を吹かせ、北海道の魅力の国内外への発信を通して、地域と共に成長するという壮大な目標に安全運航の面から私も挑戦したいと思い、貴社を志望します。 引用ページ: |
ポイント:
エントリーシートの質問の順序通りに、
- 先に「航空業界を志望する理由を説明」
↓
- その中でも「AIRDOを志望する理由」
で文章を展開できているため、非常にまとまった文章になっています。
また結論ファーストでどの項目も文章を作成できているため、面接官も読み進めやすい文章になっているといえます。
- これまでの人生で、最大の挑戦は何ですか(500文字以内)
個別塾の講師として、不登校だった生徒を復帰させたことです。 生徒は、入塾前から学校の勉強についていけないことが原因で不登校になっていた。そして親御さんが学力を心配して入塾を決めました。 私は、不登校である現状を打破するために生徒の先生であり「パートナー」になろうと考えました。 そのため、私は以下の3点を行いました。 1.自身をさらけ出すことで、本音で話せる関係性を築きました。 2.勉強に対する自信を持ってもらうために、成功体験ができるような課題を与えた。どんなに小さな成功でも「褒める」ことを徹底し ました。 3.親御さんとは定期的に面談を行い、最近の様子と授業の振り返り・今後の授業計画を共有しました。 その結果、徐々に勉強に対して自信が芽生え、塾に足を運ぶようになった。そして不登校になった半年後に学校に復帰しました。 上記の経験から、人に影響を与えるためには、相手目線で考えながら寄り添っていくことが大事であると学びました。 そのため、貴社で働く時にも上記で培った経験をもとに「顧客目線で考える」ことを徹底し、ブランドコンセプトの1つ「Our Hospitality」を実践していきます。 |
ポイント:
グランドスタッフやCAはお客様と直接かかわる「サービス業」に該当するため、サービス業のアルバイト経験を記載し、具体的な内容は時系列(当時の状況→課題→改善策の提示→結果)に沿って記載したため、読み手が内容を把握しやすくなります。
そして結びに塾講師のアルバイト経験での学びが、企業で生かせるという内容を記載した点もポイントの1つになります。
まとめ
本記事では、「AIRDOのエントリーシートの対策法を徹底解説」というテーマで、就活生に役立つ情報をまとめました。
国内の航空会社の中で売上高4位の実力を持つAIRDOは、特に北海道の方々からの信頼が厚く、独自の高品質なサービスを提供し続けています。
企業風土としては「挑戦」「お客様第一のおもてなし」「北海道への貢献」などがキーワードになるため、それらの内容を踏まえつつ、かつ上記で紹介した文章構造を踏まえながら自身でエントリーシートを作成してみてください!
この記事を参考にしてくれた学生の方々が、志望する企業から内定をもらえることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。