相模鉄道のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024年1月25日更新
はじめに
この記事では相模鉄道株式会社(以下相模鉄道)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特に相模鉄道ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、相模鉄道が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、相模鉄道の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
相模鉄道の概要
出典元
初めに相模鉄道とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
相模鉄道(さがみてつどう)株式会社は、1917年に創立された神奈川県横浜市に本社を置く鉄道業界に属する私鉄の大手企業です。
相模鉄道が属する相鉄グループは、相鉄ホールディングス株式会社を持株会社とする35社で構成されています。鉄道・バス業務の運輸業を基幹事業として、流通業、不動産業、ホテル業、その他の分野で、生活に密着したサービスを提供し、地域社会の発展に貢献をする企業グループです。
また、相模鉄道では、安全・安心かつ快適な輸送サービスを提供し、地域の皆様の生活を支えるインフラサービスを担うことに重点を置き、2019年にJR線と、2023年に東急線と相互直通運転を開始を契機に、様々な取り組みを進め「選ばれる沿線」になることを目指しています。
相鉄グループには以下の基本理念と行動規範があります。
1.基本理念
快適な暮らしをサポートする事業を通じてお客様の喜びを実現し、
地域社会の豊かな発展に貢献します。
2.行動規範
「その行動は、お客様の喜びにつながっていますか?」
「お客様の喜び」という言葉が2度出てきています。地域社会への貢献を通じてお客様に喜んでいただくことを重視している企業ということがわかります。
引用ページ
相模鉄道の採用難易度
相模鉄道の採用難易度はやや高いとされています。
就活HANDBOOKによる、就活偏差値・難易度ランキングによると、私鉄下位として
難易度「57」となっています。相模鉄道が、難易度が高い理由は以下の3点が主な理由です。
・人気の鉄道業界の大手企業
・都心への直通運転により今後の沿線開発から利用率向上が期待される
・採用人数が少ない
このため、相模鉄道を志望し、内定を取るためには、企業研究や自己分析を徹底し対策をする必要があると考えられます。
参照ページ
相模鉄道の採用大学
相模鉄道の採用大学の実績校は、マイナビによると以下になります。
難関大学院から比較的容易な大学まで幅広い採用実績となっており、学歴フィルターはあまり存在しないと考えられ、誰にでも内定の可能性はあるといえます。
青山学院大学、亜細亜大学、大阪工業大学、大阪電気通信大学、大妻女子大学、学習院大学、神奈川大学、神奈川工科大学、関東学院大学、慶應義塾大学、工学院大学、國學院大學、国士舘大学、駒澤大学、埼玉大学、埼玉県立大学、相模女子大学、芝浦工業大学、上智大学、湘南工科大学、成城大学、専修大学、大東文化大学、拓殖大学、多摩大学他 その他、大学院、大学、短期大学、専門学校 多数採用実績あり |
参照ページ
相模鉄道(株)の新卒採用・会社概要 | マイナビ2024 (mynavi.jp)
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
相模鉄道が求める人材とは?
相模鉄道が公表している、求める人物像「そうてつ人」をご紹介いたします。
お客様の笑顔のために、向上心をもって自分なりの目標に向かってコツコツ挑戦し達成する意欲と、仲間と協力し成長するチームワークを重視する人物が求められているということがわかります。
3つの「思い」
・より良い未来を創りたい
・お客様の笑顔が見たい
・この仲間とともに成長したい
5つの「行動」
・成長する
向上心を持って成長する。
周囲への働きかけを通じて組織全体のレベルアップを図る。
・工夫する
現状に満足せずに創意工夫を重ねる。
広い視野を持ち、環境の変化に対応し、改善・改良を追求する。
・ひたむきに取り組む
よく準備して、まじめにコツコツと仕事に励む。
大切なことを怠らず、正しいことをする。
・やり遂げる
どんな仕事にも自分なりの目標をもって積極的に取り組む。
困難があってもあきらめずに粘り強く立ち向かい、達成する。
・力を合わせる
コミュニケーションを円滑にし、協力して仕事を進める。
組織の力を活用して仕事を行う。
引用ページ
求める人物像・募集要項|相模鉄道 (sotetsu.co.jp)
企業理念
求める人物像や社長インタビューにおいて、企業理念に共感できる方とお会いしたい記載があります。相模鉄道では、企業理念を重要視しているためといえるでしょう。自分のキャリアプランと一致するか、今一度確認してみましょう。
都市と自然を結び、新しい豊かさを乗せて走る。
相模鉄道は、この企業理念を達成するために様々な事業に取り組んでいます。エントリーシートや面接中にこういった企業の方針を尊重していく意識を持っている人材かどうかを見られるので、意識して選考に臨むといいでしょう。
引用ページ
相模鉄道グループ各社の採用方向性の違いは?
相鉄グループの新卒採用選考は、各企業でしているため、事業の内容により採用方向性は異なります。今回は、各業種の主な企業の採用方向性の違いをご紹介します。現在、以下に挙げた企業の中では、相鉄バス、相鉄ホテルマネジメントは、若干名の新卒の募集をしています。
・運輸業:相鉄バス株式会社
募集職種:バス運転士 募集人数:1-5名
異なる点:入社までに普通免許取得後3年経過している必要あり・運転適性検査あり
・流通業:相鉄ローゼン株式会社
新卒正社員採用なし(アルバイトのみ)
・不動産業:相鉄不動産株式会社
新卒採用なし・中途採用のみ(売買仲介営業)
・ホテル業:株式会社相鉄ホテルマネジメント
募集職種:総合職(フロント業務全般・マネジメント業務) 募集人数:若干名
異なる点:インターンあり・総合職のみの採用
・その他:相鉄ビジネスサービス株式会社
新卒採用なし・中途採用のみ(社内SE)
参照ページ
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
相模鉄道では、以下の3つの点を重視しています。
1.志望動機
・相模鉄道に興味を持った理由/想い
・自分のスキルと経験と相模鉄道の事業と関連付けを明確に述べる
2.自己PR
・自分の強みを相模鉄道でどのように貢献できるか、具体的に述べる
3.企業研究からの創造
・相模鉄道が発展のために必要な取り組みはなにか
・入社後なぜ現場での経験が必要か
この3点のポイントの対策として、自己分析を深め、明確になった強みや独自性を具体的に伝えることが重要です。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
最初の難関、選考を通過しやすいエントリーシートとはどのような内容でしょうか。
記載の順番は、以下を意識すると良いでしょう。
- 結論
- 結論に至った理由
- 具体例
- 再び結論を強調
結論から書き始めると説得力が増します。また、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:私が相模鉄道を志望する理由は2点あります。 理由:1点目は、仲間と共により良い未来のために問題解決できる私の強みは相模鉄道で最大限に発揮されると考えるからです。 具体例:私はバイトリーダーとして塾の運営を行っています。運営においては、問題に対してより良い未来のために、生徒との個人面談を担当し、運営との間に立つことで諸問題を解決してきました。 結び:仲間と共に問題解決できる強みを発揮できると考え、相模鉄道を志望します。 理由:2点目は、幅広い業界のお客様に深く携わることにより様々なスキルを吸収し、成長したいと考えるからです。 具体例:現代ではコロナウイルスやIT、グローバル化により日々社会が激しく変化し、その変化に適応し活躍していくためには自身の能力を高めていくことが不可欠です。 相模鉄道では沿線の幅広い業界の企業また地域住民をお客様とし、課題解決のための様々な戦略提案や、ニーズを満たすため日々インプット、さらに実行できる環境にあるため志望理由にマッチしていると考えられます。 結び:そのため、自身の成長できる環境があるという点から、相模鉄道を志望します。 |
相模鉄道の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。相模鉄道であれば「都市と自然を結び、新しい豊かさを載せて走る。」という企業理念であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば相模鉄道は、横浜と神奈川中央部を結ぶ唯一の鉄道として安全かつ安心に沿線の皆様を毎日支えていくことで社会貢献をしている企業です。
その強みを活かした、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある鉄道業界の企業がある中で、なぜ「相模鉄道」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照ページ
相模鉄道の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。相模鉄道であれば「都市と自然を結び、新しい豊かさを載せて走る。」という企業理念であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えば相模鉄道は、横浜と神奈川中央部を結ぶ唯一の鉄道として安全かつ安心に沿線の皆様を毎日支えていくことで社会貢献をしている企業です。その強みを活かした、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数ある鉄道業界の企業がある中で、なぜ「相模鉄道」を選ぶのかを論理的に説明することです。
参照ページ
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
企業はなぜ、エントリーシートを新卒就活生に課するのでしょうか。
エントリーシートは、主に就活生の論理的思考力と文章力を試している、と考えて良いでしょう。
文章の内容はもちろん、文章構造に問題がないか、論理展開に問題がないか、に注目しています。企業に提出する前に必ず自分で読んで確認し、文章構造と論理展開の見直しをしましょう。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
(a) 志望動機系
(見られている点:熱意、情報収集能力)
(b) 過去の経験系
(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
(c) 未来目標系
(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
(d) 価値観系
(見られている点:個性的か、適性があるか)
(e) その他
(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
相模鉄道のエントリーシートでは、志望動機と企業研究が十分になされているかを問う質問が多いです。相模鉄道の現状と課題から、今後の相模鉄道のあるべき姿・入社後に実現したいことを自身の経験と絡めてまとめておくとよいでしょう。
また、見直しをするときは、企業の担当者の立場になって読み返しましょう。
担当者は、あなた以外の多くの就活生からきた同じような文章を読んでいるはずでしょう。そのなかで他者と差別化できる、「あなたに会いたい」と選ばれる内容を心がけましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
相模鉄道の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
総合職のエントリーシート
思考力・文章力
・相模鉄道の総合職は、入社後に現業(現場)の経験を必須としています。その経験がなぜ必要だと思いますか。400字~500字以内であなたの考えを述べなさい。
【記載例】
第一にお客様と鉄道についての知識を得るため、第二に会社の中での一体感あるチーム作りを促進するために必要です。 第一の点については、最も大切なお客様目線を育む絶好の機会だと捉えています。一般のお客様を直接相手にする鉄道ビジネスでは、常にお客様の立場に立つことが求められます。貴社の現場勤務においては、どんな表情の方々がどんな風に鉄道を利用しているかといった、データでは分からない肌感覚を養うことができます。その肌感覚こそが真のお客様理解になり、利用する方々に喜んでいただける鉄道をつくる力になると考えます。また、貴社の安全かつ正確な輸送を確保する仕組みを、自分の目で見て手で触れて理解できる貴重な期間でもあります。 第二の点については、社内での役割が違う現業職を知り、共に会社をつくっている実感を養う機会だと考えます。総合職は将来的に会社全体のマネジメントを担う役割であるからこそ、現場の最前線で活躍する現業職の仕事や立場を理解し、尊重する精神を持つ必要があります。その責任感や広い視野こそが、職種にかかわらず、強い絆で結ばれたチームをつくり、より良い鉄道をつくっていく精神的土台になると考えます。 |
ポイント:最初にパラグラフを述べて結論ファーストで展開している点は評価できます。
ただ、指示語が多く全体的にふわっとした内容で、1度読んだだけでは理解がしづらい文章です。文字数が少ないので、わかりづらい表現を削り、結論の強調を含め、接続詞などで文章のメリハリをつけるとよいでしょう。
企業研究・入社意思・文章力
・これからも相模鉄道が発展していくために今取り組むべきこと、今後取り組んでいかなければならないことは何ですか。また、それを踏まえてあなたは入社後どのように行動していきますか。(400字以上500字以内)
【記載例】
現在の都心で働く方々が定年を迎える前に、貴社の都心に直結する沿線各地への移住を狙った改革を進め、少子高齢化による利用率低下に対策が必要です。 そのために相鉄グループ全体でターミナル駅である横浜は勿論、JRや東急との直通で開発が進むと考えられる西谷や二俣川、そして多くの鉄道と連結している海老名や大和といったポテンシャルの高い駅周辺のベッドタウン化に尽力する必要があります。 また、多くの高校・大学が沿線上に存在するため、学生からの信頼度が高い貴社では、少子化の影響を受けてはいるが一定の利用者を確保することが出来ています。 学生、労働者の両者にとってメリットの高い沿線になれば、若い家族世代の移住も将来的に考えられますので、最終的には地域の活性化に繋がり世代を問わず沿線の利用者は増加していくでしょう。 そして上記を実現するために私は、まずは駅員として利用者を観察することで、潜在的ニーズに触れていきたいです。 そして実際に貴社の沿線各地を歩き、労働者や高齢者にとって魅力的なモノがないかを調査し、また、持ち前のコミュニケーション能力を活かした沿線利用者や居住者の方々との関わりを通じたリアルなニーズの創出にも着手していきたいです。 実家が自営業を営んでおり地域のコミュニティの大切さに触れてきたことや高校時代から接客業のアルバイトをしてきた経験から、人々と密接に関わりながら地域に貢献できるインフラ関係の会社を志望するに至りました。 その中でも貴社は私が最も深く関わってきた鉄道会社であり、貴社沿線の魅力に触れてきた経験がありますので、地域活性化は勿論、貴社の管理職としてキャリアを積み、利用者の増加に貢献できると考えています。 まずは、JRや東急との直通により開発が進行すると考えられる西谷や二俣川といったエリアでの仕事に尽力し、貴社の歴史に残る業務の一翼を担っていきたいです。 |
ポイント: 500文字でまとめるのが難しそうな質問で、この文章も700文字を超えています。
具体的な例が多く記載されていて、相模鉄道に対する想いがつまっている点は評価できます。
ただ、①500文字にまとめること ②今と今後、取り組みたいこと、それぞれの質問の回答がどれかが分かりづらく、質問文をよく読み企業の質問意図を考えて回答しましょう。
参照ページ
まとめ
この記事では、相模鉄道の会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
相模鉄道は、1917年に創立された神奈川県横浜市に本社を置く鉄道業界に属する私鉄の大手企業です。
相模鉄道では、安全・安心かつ快適な輸送サービスを提供し、地域の皆様の生活を支えるインフラサービスを担うことに重点を置き、2019年にJR線と、2023年に東急線と相互直通運転を開始を契機に、様々な取り組みを進め「選ばれる沿線」になることを目指しています。
このような背景を持つ相模鉄道の企業理念は、「都市と自然を結び、新しい豊かさを乗せて走る。」を掲げ、「その行動は、お客様の喜びにつながっていますか?」という行動規範及び企業理念に共感できる人材を求めています。
また、お客様の喜びのために、より良い未来を創造し、仲間と共に成長したいという強い意志を持つ人材が評価されます。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、相模鉄道の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。