就活浪人する基準とは?判断項目を解説します

2024/9/24更新

はじめに

「第一志望の企業から内定がもらえず、他の企業の内定ではどうしても自分の就職活動に満足できない」と考えている就活生の中には、就活浪人の選択肢を選ぶ人も少なくありません。

新卒採用の採用枠は、他の企業に一度でも入社してしまうと利用できなくなってしまいます。

第一志望の企業に入社する枠が大きく減ってしまうことは、大手企業になればなるほど多くなっていくでしょう。

ただ、就活浪人は人生における大きな決断であるため、「なかなか自分の気持ちだけで決めることが難しい」と考えている就活生も多いです。

そこで、本記事では以下の就活生を対象に、就活浪人の判断基準に関する情報を解説していきます。

対象の読者
  • 第一志望の企業にどうしても入りたい就活生
  • 就活浪人をするかどうか悩んでいる就活生
  • 就活する前に「就活浪人」について知っておきたい就活生

就活浪人の概要から、就活浪人をするにあたっての大事な心構えもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

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就活浪人とは?

就活浪人とは?

「就活浪人」とは、大学を卒業した後に正社員として就職が決まらず、次年度以降も就職活動を続ける人を指します。

就活浪人をする主な理由としては、就活がうまくいかなかった、希望する企業から内定が得られなかった、自分の理想に合う仕事が見つからなかったなどが挙げられるでしょう。

一般的に就活浪人することで、1年間の猶予を持つことができ、アルバイトや派遣社員などで生活費を稼ぎながら再度就職活動に挑戦します。

就活浪人の期間にスキルアップや資格取得を目指す人も多いですが、浪人期間が長くなると企業側からの印象が悪くなる可能性もあります。

そのため、精神的・経済的な負担がかかることも少なくありません。

就活浪人のメリット

就活浪人のメリットは以下の通りです。

就職浪人のメリット
  • 納得のいく就職先を見つけられる
  • スキルアップの機会を獲得できる
  • 自己理解の深化
  • 失敗からの学び
  • 社会的プレッシャーからの解放

就活浪人を判断する上で、就活浪人をすることで得られるメリットが、自分の第一志望の企業の内定を獲得するために有効であるか、考えることが重要です。

ここでは、上記のメリットを項目ごとに解説していますので、就活浪人を考えている就活生は参考にしてみてください。

納得のいく就職先を見つけられる

就活浪人の最大のメリットは、時間に余裕を持って就職活動に再挑戦できる点です。

新卒時の就職活動は、大学卒業前後の限られた期間に集中するため、どうしても焦って妥協してしまうことが多くなります。

就活浪人の期間中は、理想の企業や職種にじっくり時間をかけて取り組めるため、最終的に自分が納得できる職場に就職できる可能性が高まります。

スキルアップの機会を獲得できる

就活浪人期間中は、時間を有効に活用して個人のスキルアップを図ることができます。

資格取得や専門的なスキルを習得し、語学やIT技術、ビジネス関連の資格など、就職市場で評価されやすいスキルを身につければ、就活を優位に進められるでしょう。

また、インターンシップや派遣社員として働くことで、実際の職場経験を積み、実務能力や社会人としてのマナーを身に着けることもできます。

このような職場経験は、企業に対して「即戦力」としてアピールすることも可能です。

希望する業界や職種に関連したアルバイトを通じて、実務経験を積むことで、特定の業界の就職活動において、企業からの評価も期待できるでしょう。

自己理解の深化

就活浪人期間は、自分自身を見つめ直す良い機会となります。

新卒時は自分の適性や希望が明確でないまま就職活動を進めてしまうことが多いですが、浪人期間を通じて、より自己理解を深めることも可能です。

例えば就活を通じて、自分の強みや弱みを再確認することで、自分がどのようなスキルや性格を持っているか、どのような仕事や環境が自分に向いているかを改めて考えることができます。

また、キャリアビジョンを明確化することで、短期的な目標ではなく長期的なキャリアプランを描くことができ、自分に合った会社や職種を選びやすくなります。

失敗からの学び

就活浪人をすることで、過去の失敗や反省点から学び有効な改善策を考えられることもメリットとして挙げられます。

新卒時の就活でうまくいかなかった場合、その原因を分析し、改善点を明確にすることで、次の就職活動に活かすことが可能でしょう。

例えば、過去の面接での失敗やフィードバックをもとに、自分の話し方や自己PRの仕方を改善し、企業に対するアピール力を高めることで面接力の向上を図れます。

また、書類選考で落ちた場合、内容を見直し、より魅力的で分かりやすい自己紹介文や志望動機を作成することは、エントリーシートや履歴書の改善につながるでしょう。

社会的プレッシャーからの解放

新卒時は、周囲のプレッシャーや「同期と一緒に就職しなければならない」という固定観念に縛られることがあります。

しかし、就活浪人を選ぶことで、自分のペースで就職活動に取り組めるようになり、周囲の影響を受けにくくなります。

社会的プレッシャーからの解放により、より冷静に就職活動に向き合い、感情的な焦りや不安を軽減できるという心理的メリットを得ることも可能です。

就活浪人のデメリット

就活浪人のデメリットは以下の通りです。

就職浪人のデメリット
  • 経済的負担がかかる
  • 精神的プレッシャーと孤立感
  • 企業からの評価が低下する可能性がある
  • 就職市場の変化
  • キャリアのスタートが遅れる
  • 将来的な不安

就活浪人はメリットだけでなく、デメリットも多くあります。

就活浪人を判断する際には、以下の項目のデメリットを把握して、自分にとってメリットの方が大きいかどうか、判断してみることをおすすめします。

経済的負担がかかる

就活浪人中は、正社員としての安定した収入を得られないため、経済的な負担が大きくなります。

就活に必要な交通費やスーツ代など、就職活動そのものにかかる費用も発生するため、準備するために何かしらの行動を起こす必要があります。

アルバイトや派遣社員として働きながら生活費を稼ぐケースが多いですが、それでも正社員としての安定した収入には及ばないことがほとんどです。

さらに、家族の援助に頼る場合は、精神的な負担も増加してしまうでしょう。

精神的プレッシャーと孤立感

就活浪人は、精神的な負担が非常に大きいです。

同期が次々に就職し、社会で働き始める中で、自分だけが取り残されたと感じることも少なくありません。

社会的なプレッシャーや「周囲に遅れを取っている」という焦りから、自己肯定感が下がることも考えられるでしょう。

また、家族や友人からの無意識の期待やプレッシャーも、浪人期間中の精神的ストレスを増幅させる要因となります。

企業からの評価が低下する可能性がある

就活浪人は、企業側から見て「なぜすぐに就職しなかったのか」という疑問を持たれやすいです。

特に、浪人期間が長引くと「モチベーションが低い」「何か問題があるのではないか」とネガティブに捉えられるリスクがあります。

浪人期間をどのように過ごしたかをしっかり説明できなければ、採用担当者に不利な印象を与える可能性が高いです。

就職市場の変化

就活浪人中に就職市場が大きく変わるリスクもあります。

景気や業界の動向によって、翌年の採用枠や求められるスキルが変化することがあります。

例えば、経済状況が悪化すると新卒採用が縮小されることがあり、再チャレンジのタイミングで以前より厳しい就活市場に直面する可能性があります。

キャリアのスタートが遅れる

浪人期間が長引くほど、正社員としてのキャリアスタートが遅れます。

社会に出るタイミングが遅れることで、キャリア形成が同期よりも遅れがちになり、収入や昇進などの面での不利を招くことも考えられるでしょう。

また、年齢が上がると新卒枠での採用ではなく、中途採用や第二新卒として扱われることもあり、選べる企業や職種が限られる場合があります。

将来的な不安

就活浪人期間中に確固たるスキルアップや経験を積めなかった場合、その後の就職活動においても苦労する可能性があります。

具体的な成果や学びがなければ、就職活動において「浪人期間中に何をしていたのか」という質問に対して、説得力のある回答ができないことがあり、不利に働くこともあるでしょう。

また、長引く浪人生活による不安感や焦燥感は将来的なメンタルヘルスにも影響を与える可能性があります。

就活浪人する判断基準とは?

就活浪人する判断基準とは?

就活浪人する判断基準は以下の通りです。

就職浪人する判断基準
  • キャリアの目標と希望職種の明確さ
  • 経済的な余裕
  • 精神的な強さとサポート環境
  • 就職市場の状況
  • 浪人期間中に成長できるか
  • 年齢と将来のキャリアプラン
  •  リスクに対する覚悟

就活浪人は今後の人生を左右する選択であるため、慎重な検討が必要になります。

以下の項目ごとの解説にきちんと目を通してみて、自分の性格やキャリアプランに適しているかどうか、判断するようにしましょう。

キャリアの目標と希望職種の明確さ

就活浪人する際には、希望する業界・職種が明確かどうか確認する必要があります。

明確な目標がある場合、その目標に向けて再挑戦する価値がありますが、目標や希望が曖昧なまま浪人を続けると、同じ失敗を繰り返す可能性が高まります。

また、自分の理想を100%かなえる就職先を追い続けることが適切かどうかも考えるべきです。

ある程度の妥協が許される場合は、今すぐに就職する選択肢も検討すべきでしょう。

経済的な余裕

就職活動には交通費や面接用の服装などの費用がかかるため、経済的なサポートがあるかどうかは大切な判断材料になります。

家族からの支援が期待できる場合でも、依存し過ぎることはリスクがあることに注意しましょう。

精神的な強さとサポート環境

就活浪人は、友人が次々に社会人としてキャリアをスタートさせる中で孤立感を感じやすいです。

そのため、周囲のプレッシャーに対して強い精神力が求められます。

また、就活浪人を選ぶ際、周囲からの理解と支援が重要です。

特に、家族が浪人期間を前向きにサポートしてくれるかどうかによって、精神的な負担は大きく変わってきます。

就職市場の状況

就職市場の状況が改善する可能性があるかどうかも大きなポイントです。

業界の景気が良くなる見込みがある場合、再挑戦するメリットが高まりますが、逆に採用枠が縮小する見通しならばリスクが高まります。

また、自分が目指す業界や企業が翌年も積極的に採用を続けるかどうかを確認することが大切です。

浪人期間中に成長できるか

浪人期間中に資格を取る、インターンに参加する、語学を学ぶなど、成長につながる活動ができるかどうかを必ず考えましょう。

浪人期間を無駄に過ごすと、次の就職活動でも不利になる可能性が高いです。

年齢と将来のキャリアプラン

年齢が上がると、新卒としての就職が難しくなり、中途採用の枠での就職活動となることがあります。

年齢が進むほど選択肢が限られる可能性を考慮し、浪人するかどうかを判断するようにしましょう。

また、浪人期間中に長期的なキャリアプランを描き、それに向けて準備を進められるかも重要です。

短期的な利益だけでなく、なるべく長期的なキャリア形成を見据えた選択をするように心がけましょう。

リスクに対する覚悟

就活浪人をしても、必ずしも理想の結果が得られるわけではありません。

その可能性に対して現実的な見方ができているか、失敗した場合の対応策を考えているかどうかも判断しましょう。

加えて、就活浪人が長引くと、精神的・経済的な負担が大きくなります。

どのくらいの期間までなら浪人を続けられるのか、事前に自分の限界を理解しておくことが重要です。

「不思議の負け」の理由を探そう。

「不思議の負け」の理由を探そう。

判断するのは本人なので、基本的に「そんなことはやめろ」とも「そのほうがいいかもね」とも言いません。

就活浪人の判断要因としては、個人の要望の他に家庭環境やお金のこともあるし、社会状況の変化もあります。

加えて、メンタル的な状態が大きく関係するため、本人の志望業界や志望企業への想いの強さによって、どのタイミングでどんな判断を下すかは、人それぞれであると言えるでしょう。

ただ、ひとつだけいつも伝えているのは、「うまくいかなかった理由は、なんだろね」ということです。

私の感覚では、就職浪人を意識しはじめた人は、「今年はダメだったけれど、もう一回やったら、もうちょっとできる気がする……!」と思っているような傾向があります。

ただ私としては、「今のままだと、あんまり(結果は)変わらないかもよ?」と感じちゃうケースのほうが多いです。

なぜなら就活の失敗にはいつも、「理由や原因」があると感じているからです。

就職活動中の数ヶ月、それなりに多くの会社を見て、面接もけっこう受けてきて、うまくいったりそうじゃなかったりしたことがあったと思います。

それらの経験や情報を踏まえて、どうしたらうまくいく可能性が高いのか、どういう話題でどんなトーンで、どう話したら反応が良かったり悪かったりしたのか、そこに対して何を変えてみたらいいのかを検証することが重要です。

検証を元に「何をどう変えたらうまくいく可能性が高まりそうで、失敗する可能性を減らせそうなのか、ということについて、ある程度の「失敗する方法」が見えてきた。」という状態にあるなら、次の挑戦はうまくいく可能性は高まると思います。

ただ、「失敗する方法」が見えてこないとたぶん同じことを繰り返すだけになってしまう可能性が高いです。

就活って宝くじではないので、ただ受ければ受けるほど受かる可能性が高まる、というものではありません。

企業の人たちも、各社の基準をもちながら採用活動をしています。

そして、企業の人たちが求めているのって、そうやって経験や情報を踏まえて、対策や改善策を考えて、それを行動につなげられる人だと言えるでしょう。

「やめる」と決めたら、できることが増えるかも?

「失敗する方法」を見つける考え方や行動や整理ができてるとしてもそうじゃないとしても(さらには就職浪人をするかどうかの判断も別として)、「就活そのものは続けてみてもいいかもね」とは思います。(もちろんお金やメンタルの関係はあります)

それこそ「内定をとることを前提とした就活」じゃなくて、「いろいろ試してみる就活」に軸を変えるのも一つの手段です。

たとえば私は、社会人から転職相談を受けることもあります。

そこで彼らが会社や上司への不満や「本当はこうしたいのに」といって辞めようとしている場合、「とりあえず、全部やってみたらどう?」と言ったりします。

これまでは、評価を得るために、リスクを冒さないように、自分を抑えて、それがストレスや不満になったり、本当にやりたいことができなかったりしていた人でも「辞めると決めた」ならば、今まではできなかったことを試してみてからでもいいんじゃないかなと考えています。

もう辞めるのを決めたなら、評価やリスクや他者の目を気にせずに。自分の思う通りにやってみたらいいと思います。

自分が本当にやりたいように動いてみたら、失敗のサンプルは増えるし、もしかしたら成功にもつながるかもしれません。

「ホントの自分」を出してみよう。

「ホントの自分」を出してみよう。

「やめると決めたら、できることが増えるかも?」という転職の話は、就活にも通じます。

今までは「こんなことしていいのかな……」、「こんなこと聞いたら変だと思われるかも」と思ってしまってたことでも「もう、別に内定とか気にせんわ~!」と思えたら、言えることやできることって増えてくるでしょう。

もちろん、企業の人たちも時間や労力を割いているし、新入社員への期待があるので、この意見が一概に良いとは言えません。

ただ、学生のみなさんが、変に臆病になったり、素の状態を見せられていない状態は、どちらにとってもベストではないと言えるでしょう。

「就職浪人」という言葉が頭をかすめ始めたら、「失敗をちゃんと整理して、次につなげる」ことと、ある意味で企業の評価を気にせず「自分の思ったとおりに振る舞ってみる」ことを検討してみることをおすすめします。

さいごに

本記事では、就活浪人の判断基準に関する情報を解説しました。

就活浪人の判断は、今後の人生に大きくかかわってくるので、慎重に判断する必要があります。

客観的な見方はもちろん、自分が就活浪人をすることによって得られるものは何か、また就活浪人をするにあたっての心構えを最後まで貫けるかが、重要なポイントです。

この記事をきっかけに、就活浪人について今一度考え直してみてはいかがでしょうか。

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ジョーカツスペシャルアドバイザー光城 悠人

光城 悠人

立命館大学卒業後、エン・ジャパン株式会社に新卒入社。企業の採用・教育・評価分野において、営業・ライター・クリエイティブディレクターとして7年間従事する中で、株式上場、新卒向けナビサイト[en]学生のための就職情報の立ち上げなどを経験。同社退職後、学生が新しい価値観に出合えるコミュニティの実現を目指し、2008年に京都で猿基地を開業。年間を通して学生とかかわる中で、新しい就活手法としての「就活ゲーム」を構築し、書籍やブログ、講演等でその普及に努めている。

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