【企業研究】農中情報システムの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024年2月20日更新

はじめに

農中情報システム(のうちゅうじょうほうしすてむ)株式会社(以下農中情報システム)は、1981年に創立されたIT企業です。

東京都に本社を置く、システムの企画・開発・運営を担っています。

農林中央金庫の子会社として、農林中央金庫および、JAバンク、農林中央金庫グループから業務を全面委託され、各社の情報システム開発、運営などIT戦略を担当しています。

農林中央金庫は、国内でも最大規模の金額を運用するヘッジファンドとして知られています。

事業内容は、「食農ビジネス」「リテールビジネス」「投資ビジネス」の3事業です。

JAバンクやJFマリンバンクに対してサービスを提供することで、日本の農林水産業を支えています。

メガバンクとは性質は異なりますが、業務の規模としては80兆円規模で非常に大きいです。

JAバンクは国内で民間最大級の店舗網を誇っており、地域の皆さんのための身近で便利、安心な金融機関として多くの国民の生活を支えています。

今回は、そんな農中情報システムの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などを紹介していきます。

本記事では、農中情報システムやIT関連業界への就職を考えている以下のような就活生を対象に企業分析を行っています。

ぜひ最後までご覧ください。

  • 農中情報システムの業務内容が知りたい。
  • 中情報システムの就職難易度が知りたい。
  • 農中情報システムの選考対策について何をしたらいいかわからない。

IT企業以外の業界については、以下の記事でまとめているので、ぜひご覧ください。

【業界研究ガイド】業界一覧

 

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この記事の結論

結論からお伝えすると、農中情報システムの就職難易度は高難易度です。

以下の記事で詳細を解説していますが、新卒採用については理系の学生を中心に30名程度と少ない傾向にあります。

人気企業の農林中央金庫の関連企業として、多くの就活生がエントリーしているため、非常に高倍率となる傾向にあるでしょう。

ただし、採用大学については、幅広く採用されています。

選考対策や農中情報システムに入社したいという強い気持ちと明確な志望動機があれば、学歴、文系、理系問わず、内定を獲得できるチャンスはあるでしょう。

選考対策として、エントリーシートの提出、適正試験、グループディスカッション、面接と選考方法は多岐にわたるので、事前に対策をしておくことをおすすめします。

面接ではあまり掘り下げた内容は聞かれません。

とはいえ、志望動機や数あるIT企業の中で、「なぜ農中情報システムに入社したいのか」ということについて明確にしておくといいです。

農林中央システムでどんなキャリアを歩んでいきたいのか、どのように貢献していくのかを一貫して伝えてください。

インターンシップや企業説明会に参加し、面接対策を行いましょう。

次の章からは各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。

農中情報システム株式会社について

出典元:ITで創る、変わらない風景

会社概要

農中情報システム株式会社は日本を拠点とするIT企業で、農林中央金庫によって設立されたシステムエンジニアリング企業です。

システムインテグレーターとして、農林中央金庫やJAバンクを中心とした企業の情報システムの企画・立案・開発・構築そして運用まで管理しています。

農林中央システムは日本の農林水産の担い手である農業協同組合(JA)、漁業協同組合(JF)、全国森林組合(JForest)という協働組織と協力しながら、農林水産業の発展にシステム面から貢献しています。

農中情報システムの手がける事業のうち、メインとなるのが金融システムの構築です。

農林中央金庫とJAバンクが目指している「農林水産と食と地域のくらしを支えるリーディングバンク」を実現すべく、食、リテール、投資機能という3つの事業をITで支えています。

農中情報システムは、IT業界の中でも金融関係のシステム構築・運営を強みとしており、競合他社としてメガバンクを親会社に持つ、「三菱UFJトラストシステム株式会社」、「MS&ADシステムズ株式会社」や大手保険会社を親会社とする「東京海上日動システムズ株式会社」、「ニッセイ情報テクノロジー株式会社」が挙げられます。

農中情報システムの選考を受ける際は、競合他社の企業分析をしておくことをオススメします。

【参照ページ】

nic 農中情報システム株式会社 RECRUITING SITE 2024

全農HP

各事業別の売上規模

農中情報システムの売上規模は24,153百万円です(2023年3月期)。

システム受託開発の国内市場規模は6兆734億円と言われており、現代においてシステム開発の重要性は非常に高まっています。

農中情報システムは、「システム受託開発」を事業の柱としており、その他の事業はありません。

システム受託開発の業務の中で事業領域が分別されているので、この点については後ほどご説明いたします。

システム受託開発とは、クライアントから仕事を請け負って、そのニーズに沿ったソフトウェアやシステム開発を行う事業を指します。

農中情報システムのクライアントは農林中央金庫とJAバンクを指します。(その他関連企業を含む)

また、システム受託開発と似た業務形態としてSES(System Engineering Service)が挙げられます。

SESは、エンジニアが不足している会社に人材を派遣して収益を得ています。

就職活動の際に、システムエンジニアを志望する場合は、自分がどのような仕事がしたいのかを明確にし、「システム受託開発」と「SES」の違いについて理解しておきましょう。

【参照ページ】

システム受注・ソフト開発(一般)業界 市場規模・動向や企業情報 | NIKKEI COMPASS

各事業セグメントの解説

農中情報システムには大きな事業の柱があります。

それが「金融情報システムの開発・運営」です。

その中に事業領域は大きく2つありますので説明していきます。

1つは、「農林中央金庫」の金融システム開発・運営です。

「農林中央金庫」とは、農林水産業者の協同組織であるJA(農業協同組合)・JF(漁業協同組合)・JForest(森林組合)を基盤とする民間金融機関です。

「農林中央金庫」の役割として、農協、漁協などの共同組織から預かった資金を運用し、利益を還元していくことが役割です。

国内外、幅広く投資、融資活動を行う「農林中央金庫」をシステム面から支えることが主な業務です。

2つ目は、「JAバンク」の金融システムの開発・運営です。

「JAバンク」とは、(農業協同組合)・信農連(信用農業協同組合連合会)・農林中央金庫で構成された金融グループです。

「JAバンク」の役割として、貯金や貸出などの金融サービスを提供する「信用事業」、農業経営や生活向上を図る「指導事業」、農産物の集荷・販売や生活資材の供給を行う「経済事業」、生命共済・自動車共済などを扱う「共済事業」などがあります。

農中システムは、「信用事業」の根幹となる4,500万の預貯金口座、32,000台のATMをシステムで管理しています。

どちらの事業領域も、経済活動や国民生活を維持していくうえで必要不可欠です。

農中情報システムの選考を受ける際は、農林中央金庫とJAバンクについても企業研究を行うことをおすすめします。

【参照ページ】

NICは、「農林中央金庫のシステム」と「JAバンクのシステム(JASTEMシステム)」という

農中情報システムで働いている社員は?

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平均勤続年数は?

農中情報システムには現在720名の従業員がおり、平均勤続年数は11年です。

システムエンジニア職の平均勤続年数が12年であることから、業界平均よりも社員の出入りが多い傾向にあります。

平均年収は?

農中情報システムの平均年収は約700万円です。

全国平均の年収が458万円であることからも、非常に高い水準にあります。

同じ「システムエンジニア職」の平均年収は660万円なので、農中情報システムの年収は同業の中でも高水準にあるでしょう。

平均残業時間は?

農中情報システムの平均残業時間は、求人情報によると毎月平均20.7時間とされています。

システムエンジニア職の平均残業時間が23時間であることから、平均よりも短いことが読み取れます。

有休消化率は74%と全国平均の消化率51%を大きく上回っており、非常にワークライフバランスが充実した企業と言えます。

ただし、配属部署、担当プロジェクトにより異なる可能性があるので注意が必要です。

平均ボーナス額は?

中情報システムでは年2回、ボーナスが支給されます。

支給金額は業績や個人の成績などに応じて変化しますが、基本給の2.5ヶ月分〜3.0ヶ月分が支給されることが多い傾向です。

どんな文化なの?

農中情報システムは、年齢や性別を問わず働きやすい職場です。

教育制度やワークライフバランスの充実には非常に力を入れており、社員一人ひとりが能力を発揮できる環境作りを行っています。

人材育成については、階層別の教育プログラムが充実しています。

そのため、性別や文系・理系問わず、不安なく業務に取り組みやすいでしょう。

研修制度として、「トレーニー研修」という制度が導入されています。

トレーニー研修とは、メインクライアントである農林中央金庫に出向し、クライアントのもとで実務研修をするという制度です。

クライアントの求めていることを肌で感じることができ、システム開発などに活かされています。

キャリアパスとして、約5年間で担当のシステムや業務内容でジョブローテーションをします。

様々な業務を経験した上で、能力や適正に応じて、主担当(4〜6年目)、プロジェクトリーダー(7〜10年目)とステップアップしていきます。

上記のことから、社員を非常に大切にしている企業と言えるでしょう。

【参照ページ】

農中情報システム(株)のインターンシップ・会社概要 | マイナビ2025

農中情報システム株式会社:データで見るNIC

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

競争が激しいIT業界内での農中情報サービスの立ち位置を紹介いたします。

売上高や就職偏差値などを参照し、競合他社と比較してみます。

まずは、以下の表をご覧ください。

会社名売上高(2022年)平均年収就職偏差値社風
農中情報データ202億円700万円62一人ひとりが能力を発揮しやすい環境がある社風
NTTデータ2兆5,519億円828万円68挑戦したい人を支えてくれる社風
東京海上日動システムズ219億円604万円61人間関係が良く、明るい社風
ニッセイ情報テクノロジー790億円780万円59多様な働き方が尊重される社風
MS&ADシステムズ171億円533万円56切磋琢磨し技術力の向上を目指す社風

上記の表をみてわかるように、IT業界トップのNTTデータは群を抜いています。

しかし、農中情報システムは中堅どころに位置付けていることがわかります。

IT業界はその他の業界と比べて、就職偏差値が比較的高い傾向にあります。

選考は高倍率になるので、業界研究をしっかりと行い、なぜシステムエンジニアになりたいのかを明確にしておきましょう。

【参照ページ】

【24卒・25卒最新版】文系・理系・公務員別就職偏差値・難易度ランキング

農中情報システムの新卒募集要項について

以下に農中情報システムの新卒募集要項についてまとめました。

2024年度の募集要項では、学部卒の初任給が230,000円、修士卒が247,000円となっており、大卒の平均初任給228,000円よりも高い水準にあります。

住宅手当、昼食手当、各種資格支援、各種休暇取得制度と福利厚生は非常に充実しており、社員を大切にしている会社と言えます。

転勤は農林中央金庫へ出向した場合のみで、基本的には東京都内での勤務です。

勤務時間や休日についても明記されていますが、配属先によって多少の違いはある可能性があります。

気になる方は、企業説明会などで質問することをおすすめします。

各項目詳細
応募資格2024年3月卒業(修了)見込みの方、卒業(修了)後3年以内の方

全学部・全学科応募可能

職種システムエンジニア
基本給(1) 学部卒 月給 230,000円

(2) 修士了 月給 247,000円

(別途、諸手当の支給があります)

昇給年1回(4月)
賞与年2回
福利厚生退職金制度、提携住宅ローン、確定拠出年金制度、

各種団体保険、福利厚生サービス、永年勤続表彰、各種クラブ活動 ほか

勤務時間8:50〜17:10
勤務地東京都江東区、東京都昭島市、農林中央金庫本支店等
募集人数30名程度

【参照ページ】農中情報システム株式会社:募集要項

求める人材

農中情報システムでは、求める人材像として下記を公表しています。

農中情報システムが求めている人物像は、「成長力のある人」です。

常に学び、成長を続けていく意欲のある学生を求めています。

近頃の金融業界の変化は目まぐるしく、「ITを駆使する知識と技術」、資金運用の環境は厳しさを増しています。

そんな変化の激しい状況を支えていくために、入社後は、

  • ITを駆使する知識と技術
  • 金融知識と業界理解
  • ヒューマンスキル

が必要になるでしょう。

農中情報システムに入社し、活躍していくためには、どれか1つを伸ばしていくのではなく、一つひとつをバランスよく伸ばしていく必要があります。

農中情報システムの新卒採用のフロー

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農中情報システムの選考は、下記の通りの流れです。

※採用年度によって変更がある可能性があるので注意が必要です。

①エントリーシートの提出

IT業界(システムエンジニア職)の有名企業は、応募者が膨大になる傾向にあります。

高倍率の選考になるので、エントリーシートを通過させるためにもなぜ「農中情報システム」なのかを明確にしておきましょう。

②適正テスト

農中情報システムの適正テストはSPI試験が実施されます。

充分に対策しておきましょう。

③グループディスカッション

グループディスカッションは、チームや議論に貢献できるかが試される試験です。

それぞれの役割を意識し、個人ではなくチーム全員で試験を突破するぞ!という気持ちを持って試験に臨みましょう。

④個人面接

農中情報システムの面接は、学生1人に対し、管理職の2名が面接を行うケースが多いです。

なぜシステムエンジニアなのか、特になぜ農中情報システムなのかを論理的に答えられるように準備してください。

メインクライアントの農林中央金庫やJAバンクについても質問される可能性があるので、あわせて企業研究を行いましょう。

採用大学

農中情報システムの過去の採用実績を見ると、国公立大学や有名私立大学だけでなく、中堅大学を含め幅広く採用しています。

システムエンジニア職の採用では文系・理系問わず採用実績があるので、充分に対策を講じれば内定を勝ち取るチャンスがあるでしょう。

【採用実績大学】

<大学>

青山学院大学、亜細亜大学、大阪市立大学、大阪大学、大阪府立大学、金沢工業大学、関西大学、関西学院大学、京都大学、近畿大学、岐阜大学、慶應義塾大学、東京大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、同志社女子大学、同志社大学、名古屋大学、日本大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、横浜国立大学、、早稲田大学他

 

就職偏差値・難易度

ここまでの内容を踏まえて、農中情報システムの就職偏差値・難易度を見ていきましょう。

結論として、農中情報システムの就職偏差値・難易度は高いと言えます。

その理由としては以下の5点が挙げられます。

  • 募集人数が約30人と非常に狭き門だから。
  • システムエンジニアが人気の職種だから。
  • 福利厚生が充実しており、働きやすい環境、風土だから。
  • 平均年収およびボーナスが高水準だから。
  • メインクライアントが大手有名企業で安定性が高いから。

学歴や文系、理系を問わず、様々な学生を採用している実績があるため、応募人数が非常に多くなる傾向にあります。

数多くの学生と差別化を図るためにも企業分析を充実させ、面接などの準備を整えましょう。

まとめ

企業研究として、農中情報システムの就職難易度・採用大学・選考対策などについてご説明しました。

農中情報サービスはIT業界に属する企業で、農林中央金庫およびJAバンクの金融システムの開発・運用・管理を行っている企業です。

農中情報システムはIT業界の中でもレベルが高く、選考は高倍率になる企業なので、企業研究を行っているか否かで就活での結果は変わってきます。

しかし学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。

対策をしっかり行って選考に望んでください。

ぜひこの記事を参考にして内定を獲得できるように頑張ってください。

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