2024.02.26

JAVAのスキルは就活にどう活かせる？JAVAの概要と取得によるメリットを解説

2024年2月26日更新

はじめに

プログラミング言語は多くの種類があり、それぞれに特徴と長所があります。
自身が目指す業界や職種に合わせて、適切な言語を選択することは、まさしく欠かせないことだと言えるでしょう。

この記事ではJavaの特徴とともに、Javaのスキルを就活に活かすにあたって欠かせない知識をご紹介します。

Javaのスキルを就活に活かすには「Java」がどのような分野なのかということに加えて、「Java」はどのような分野で使われているのか、また「Java」を習得することでどのようなメリットを得られるのかを理解することが欠かせません。

この記事では以下のようなお悩みをお持ちの就活生にとって、有益な知識を紹介しています。

就活に向けて、Javaのスキルを獲得するかどうか迷っている
Javaのスキルを、どのように就活に活かせばいいかわからない

ぜひこの記事を通じて得た知識を活かして、IT分野への就活をより有利なものにしてくださいね。
また当サイトでは、IT分野に限らず、就職活動を行う就活生にとって役に立つ記事を多数公開しています。

参照ページ

【25卒】就活って何から始めればいいの？超初心者用やることリスト | 就活ハンドブック

【25卒向け】就活はいつから？やばいって本当？早めの動き出しが鍵 | 就活ハンドブック

はじめに
この記事の結論
Javaとは
Java を利用してできることの一覧
Javaと他のプログラミング言語の違い
Javaのスキルを習得するメリット
まとめ

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この記事の結論

まず結論からお伝えすると、Javaのスキルを獲得することは、就活においてきわめて有効な方法だと言えるでしょう。
特にIT関連の企業で従事したい、エンジニアとして活躍したいと考えている方においては、Javaの習得はきわめて有益です。

JAVAのスキルを習得することで、就職が現実的になる職種は、以下のようになります。

家電製品の内部システムの研究
Webエンジニア
アプリのプログラマー
システムエンジニア

それらの職種への就職を実現させるには、この記事に書かれている知識をはじめとした、就職に関する全般的な知識を体得するとともに、活用することが欠かせません。

またJavaは幅広い分野および業界で使われており、現在IT関連の企業 / エンジニアを志望していない方であっても、Javaのスキルを習得、あるいはすでに持っているJavaのスキルを就職活動に活かすことで、就活が有利に働くということがあるかもしれません。

ですので、IT関連の企業およびエンジニアを志望している方はもちろん、そうではない方も、ぜひ、この記事を最後までご覧いただき、Javaのスキルを就活で活かすための知識を、習得していただければと思います。

Javaとは

パソコンを見て談笑する女性二人

JavaはC言語をベースに開発されたプログラミング言語です。
1995年にサン・マイクロシステムズが開発しました。
現在では、IT市場を牽引する企業であるGoogleが開発に用いる三大言語（Java、C++、Python）のひとつとしても知られています。

プログラミング言語の検索数比較グラフ

上のグラフはGoogleやYahooをはじめとした検索エンジンで、各プログラミング言語がどれほど検索されているか、その観測によってそれぞれのプログラミング言語の人気の調査を行っているオランダのソフトウェア品質ベンダー「TIOBE」の調査結果を元に、2024年2月時点の、各プログラミング言語の人気ランキングをグラフ化したものです。
このグラフの中でJavaは4位に位置していることがわかります。
これは全体で見てもかなり高く、Javaが業界の中でもメジャーなプログラミング言語であることが伺えます。

高い処理速度を誇り、プログラム実行時に占有していたメモリ領域を自動で解放し、空き領域を再利用する「ガベージコレクション」という機能があらかじめ備わっているため、限りある領域を、効率的に利用することが可能になるという点から、Javaは多くのエンジニアに親しまれています。

オブジェクト指向の高いプログラミング言語のため、読みやすいコード、効率的な開発、低コストなメンテナンスなどといったことを実現できることもまた、Javaのひとつの特徴です。

特に、誰にとっても比較的読みやすいプログラムを書きたい方や、大人数での作業をより効率的に進めたい方、プログラムのメンテナンスにかかるコストを削減したい方にとって、Javaはこの上なく最適なプログラミング言語だと言えるでしょう。

Java を利用してできることの一覧

ではJavaは実際にどのような分野で活用されているのでしょうか。
また、Javaを利用することで、どのような処理が可能になるのでしょうか。

以下は、Java Solutionフォーラムが、2002年に実施した読者アンケート結果から「どのような目的で、Javaを活用しているか」を、グラフ化したものになります。

Javaの使用目的比較グラフ

以上のグラフは、データがおよそ20年前のものであることから、現代の就活において活かすことは難しいと考える人がいるかもしれません。

しかしながら、このグラフからは、2002年の時点で、Javaがどのような業務に活用されていたのか、また、Javaはどのような目的で利用することができたのかということを読み取ることができます。

2002年時点でできていたことが、現代においてできないはずがないのですから、このグラフに記載されている内容は、現在においても、実行することができるということになります。

中でも、ユーザーからのリクエストを受け取る役割を担う「Servlet」や、HTMLとJavaコードを混合してのWebページ作成を可能にする「JSP」は、Webエンジニアを志望する方にとって、当時はもちろん、現在においても、欠かせない技術だと言えるでしょう。

しかし、Javaにおいてできることはそれだけではありません。

Javaはオープンコードということもあり、日夜、急速な発展を遂げています。

現在において、Javaはどのように利用されているのか、またJavaを用いることで、どのようなことが可能になるのか、具体例とともに見ていきましょう。

参照ページ

Java Solution：第5回読者調査結果

アプリケーションの開発

Javaはデスクトップアプリ、webアプリ、スマホアプリの制作において利用されることの多い言語です。

具体的には、Open Officeのような有名なアプリケーションの一部は、Javaで開発されています。

これらの他にも現在、数多くの企業において利用されている会計システム、運送会社の配送状況を確認するwebアプリ、X(旧 : Twitter)のようなSNSサービスは、はじめ、Javaを用いて開発されていました。

このことから、Javaは私たちの生活の身近なところにおいても活躍しているプログラミング言語だということがお分かりいただけるかと思います。

クレジットカードの制御

JavaはクレジットカードのICチップにおいても搭載されています。
ICチップにJavaを搭載しているカードを「Javaカード」と呼びます。

具体的には、接触することで認証が行えるタイプのICカードなどがそれに当てはまります。

Javaカードは偽造が難しいことから、厳重なセキュリティが求められる場所においての社員証や入館証などにおいても利用されています。
アメリカ国防総省において、Javaカードが身分証カードとして採用された事例もあることから、その厳重さと、信頼性の高さが伺えるのでは無いでしょうか。

現在世界中で利用されているJavaカードの枚数は50億枚を超えており、ありとあらゆるひとが、Javaによる恩恵を受けていると言えるでしょう。

3DCGの制作

またJavaには、3D描画ライブラリがあり、これを利用することで、3D CGのソフトウェアを開発することができます。
例えばディズニー・ピクサーの長編アニメ作品である「ファインディングニモ」や「トイストーリー」の制作において、Javaが担った役割は、極めて重要なものだと言えるでしょう。

さらにゲームエンジンを利用することで、オリジナルの3Dゲームを開発することも可能になります。

例えば、人気ゲーム「Minecraft」などにおいては、その一部がJavaによって作られています。

Java黎明期にリリースされて以来、高い人気を保ち続けている「Robocode」は、Javaの特徴と長所を、最大限まで活かし、その普及に貢献したゲームだと言えるでしょう。

以上のことから、JavaはITやシステム分野だけではなく、私たちの生活のさまざまなところで活用されている、とても身近なプログラミング言語だということがおわかりいただけたかと思います。

Javaと他のプログラミング言語の違い

Javaと他のプログラミング言語の違いは、なんといってもその「凡庸性の高さ」にあります。
先ほどご紹介した通り、Javaでできることは大変多く、JavaやJavaによって開発されたソフトウェアは現在、日常生活のさまざまな場面においても活用されています。
このような広範性は、他のプログラミング言語では実現できなかったでしょう。

またクレジットカードなどにも利用されていることからも分かる通り、Javaはセキュリティ性が高いプログラミング言語です。

このことから、金融機関のような厳しいセキュリティが求められる業務システムでも、Javaは利用されています。

またこれは言い換えると、Javaはそれほどまでに、高い信頼を獲得しているということでもあります。

以上のことから、Javaの需要が、他のプログラミング言語よりはるかに高い理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。

つまり、Javaのスキルを習得することで、就活を有利に進めることができるでしょう。

Javaのスキルを習得するメリット

以上の項目からJavaがどのようなプログラミング言語なのか、またJavaを利用することで、どのようなものを開発することができるのかということがお分かりいただけたかと思います。

しかし仮にJavaのスキルを習得したとしても、それによるメリットを適切にアピールできなければ、就活においては意味がありません。

この項目では、Javaを習得するメリットをご紹介します。

業界における人気No.1

「データとテクノロジーで、働き方を変革する」をミッションに掲げ、セールスチームの武器となるデータベース「SalesNow」を展開する株式会社SalesNowは、国内530万社の企業情報を完全網羅した日本最大級のデータベース「SalesNow DB」を元に、IT業界における、各プログラミング言語の人気を調査し、2023年12月26日、その結果を発表しました。

それによると、Javaに関連した求人は2062件と、他のプログラム言語より遥かに多いことがわかりました。

つまりJavaはプログラミング業界において、最も人気の高い言語であり、このような言語を自在に扱えるということは、IT業界を対象とした就職活動において、メリットしかないと言えます。

またJavaを利用するユーザーは、Oracleより提供されている「Developer community」を中心にコミュニティを形成し、交流を行っています。

これらのコミュニティに参加し、ユーザー同士での交流に加わることで、知識を成熟させられるほか、これまでには想像もし得なかったスキルを獲得できたり、あるいは新規の取引先を開拓できたりということがあるかもしれません。

これは、業界において人気の高いJavaでなければ実現し得ないことです。

OSに依存せず汎用性がある

Javaは「Write once, run anywhere(一度〔プログラムを〕書けば、どこでも実行できる)」というスローガンのもと、開発されたプログラミング言語です。
そのためOSに依存することがなく、たとえ実行先のPCがLinuxであっても、Windowsであっても動作が可能なのです。

またバージョンアップなどによる互換性も優れているため、長期間利用するシステムの開発および運用に適しており、このことが、Javaの人気に貢献しています。

これらの特徴は言い換えるとつまり、Javaはきわめて汎用性の高い言語であるということになります。

あなたがより幅広い分野で活躍したい、経験を積みたいと考えている場合、Javaのスキルを獲得しない手はないでしょう。

またOSに依存せず、プログラムの書き換えおよび実行が可能なので、制作したものをより広範に分布したい方や、SSE企業に所属するエンジニアのように、開発環境が頻繁に変わる可能性のある方にとってもお勧めです。

参照ページ

SalesNow DB

まとめ

今回の記事では、就職に向けて、Javaのスキルを獲得するべきかどうか悩んでいる / Javaのスキルを就活にどう活かせばいいのかわからないという就活生を対象に、「Java」がどのようなプログラミング言語なのか、「Java」はどのような分野で使われているのか、また、「Java」にはどのようなメリットを持っているのかというJavaのスキルを用いて就職活動に有利に進めるにあたって、欠かせない知識をご紹介しました。

これらの知識をもとに戦略を練ることで、きっと内定を獲得できるはずです。

以下の記事では戦略を考えるにあたって、参考となる情報をいくつかご紹介しています。

この記事と併せて、参考にしていただけたら幸いです。

参照ページ

【例文5選】エントリーシート(ES)の自由記入欄の書き方! 書くべき内容とポイントを紹介 | 就活ハンドブック

【25年卒向け】就活を始める前にスケジュールを把握するべし！ | 就活ハンドブック

Javaとは、JavaはC言語をベースに開発されたプログラミング言語であり、1995年にサン・マイクロシステムズが開発した。
現在では、IT市場を牽引するGoogleが開発に用いる三大言語（Java、C++、Python）のひとつとしても知られている。

Javaのスキルを習得することで、IT業界はもちろんそうではない業界においても、就活を有利に進められる。
これはJavaが幅広い分野、および業界で活用されているためである。
Javaを利用することで「アプリケーションの開発」や「クレジットカード(に搭載されているICカード)の制御」「3DCGの制作」などが可能になる。
つまりJavaは私たちの生活の身近なところにおいても利用されている、プログラム言語だと言える。