就活ができない!限界がくる前にしておきたい5つの対処法
2024/8/21更新
はじめに
現代の日本では大学生の多くが、在学中に「就職活動(就活)」を行います。
この就活は、その人の人生を左右する重要なものです。
就活にあたり「新卒」という、ある意味こちらに有利なカードが切れるのは人生で1回きりです。
「就活ができない」と感じてしまう理由は人それぞれですが、そのまま投げやりになってすべて放置してしまえば元も子もなく、何の解決にもなりません。
今までやってきたことも、すべて無駄になってしまいます。
まずはしっかり体と心を休め、そのうえで、現在の自分・自分の状況を客観的に見ることで、新たな方向性が切り開けてくるかもしれません。
後戻りできないところまでいかないうちに、原因および対処法を頭に入れておきましょう。
この記事は、以下のような点を知りたい就活生を対象にしています。
- 就活ができないんだけど、どうすれば良い?
- 体調不良で就活ができない場合はどうなる?
- 就活以外の方法はあるか
就活ができないと悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
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就活ができない7つの要因
まずは、就活ができないと思う要因になる7つの要因を見ていきましょう。
選考を受けるのが怖い
選考を受けることが怖いという悩みは非常に多く、「面接のプレッシャーと空気感に耐えられない」といったことが要因のようです。
選考は就職活動の中で避けられないものであり、面接やグループワークなどさまざまな形で学生を試してきます。
もちろん「面接や人前で、先陣切って話すのがとても好きだ!」という人は少なからずいるでしょうが、大多数はそこまで得意ではありません。
ましてや「自分の人生がかかってる」と意識しすぎてしまうことで、面接が怖いと感じてしまうのは、無理もないことでしょう。
「準備は足りているだろうか?」「自分はどういうふうに評価されているのだろうか?」という不安の蓄積で、すっかり気持ちが滅入ってしまうこともあります。
度重なる不採用通知で心が折れてしまう
就活ができない要因の2つ目として考えられるのは、度重なる不採用通知で心が折れてしまうことです。
就活は、なかなか思いどおりには進みません。
何度も不採用を言い渡されると、精神的ダメージも大きくなってきます。
また、面接時に自分が課題に感じたことが多ければ多いほど、「不採用」という事実を突きつけられ、自分の無力さを嘲笑うかのように感じられてしまいます。
こうして、自己嫌悪のスパイラルに陥ってしまうのです。
考えれば考えるほど不安が増長していき、次の面接のパフォーマンスが落ちてしまうという悪循環に陥ります。
病気
3つ目の就活ができない要因として挙げられるのは、病気です。
これは一時的な不安や恐怖だけではなく、慢性的な症状があるようなものを指します。
就職活動の中で、内定がないことや周りとの差に対しての焦りと不安が蓄積し、精神的ストレス、あるいは身体的ストレスや疲労を感じて精神系の病にかかってしまうことも珍しくありません。
この状態で、就職活動を無理に継続させるのは非常に危険であり、症状を悪化させることになります。
もともと精神的に繊細な方や、気にしすぎる性格の方は、知らず知らずのうちにストレスを溜めている可能性が高いので要注意です。
「就活うつ」というものがあります。
就活うつについて詳しく書いてある記事もあるので、あわせてご覧ください。
大学の履修絡みで就活に時間が割けない
精神的な理由以外では、「大学の単位が足りなくなってしまい、就活に十分な時間が取れなくなった」「実習に思ったよりも時間を取られている」など、物理的な理由です。
就活が本格化する4年次に備え、3年までに単位はほぼ取り終えておこうと、4年次はできるだけ大学へ行かなくて済むよう、このように考える学生は多いはず。
ただし、なかには学科の都合で、4年生のときにしか取れない履修が多くある場合も。
例えば、英語基礎・ライティング基礎などは、1・2年次で取れますが、英文法応用やゼミなどは、4年次になっても取らなければならない、といった具合です。
4年次で履修必須の科目が少なければ良いのですが、科目が異様に多かったり、例えば教育実習と被っていたりすると思うように就活に時間が取れません。
結果、睡眠時間を削って時間を確保することになってしまい日中は眠すぎてパフォーマンスが落ち、なかなか結果が出ない、という事態に陥ります。
就活の方法が分からない
就活の方法が分からないというのも、就活ができない原因です。
就活を行うにはまずどうしたら良いのか、大学で就活についてのセミナーを行うところもあるでしょうが、そのときに休んでしまってやり方がわからないという人もいるでしょう。
就活の方法が分かるようになるには、次のような方法があります。
- 大学の先生や友人に教えてもらう
- ハローワークに行って聞く
- 書店で就活関係の本を買う(就活の進め方など)
ぜひ試してみてください。
下記では、就活の基礎の基礎をアドバイスしています。ぜひ、ご覧ください。
金銭的な事情で就活ができない
実際、就活にはお金がかかります。
そのため金銭的な事情で就活ができないという人もいるでしょう。
その場合は、並行して簡単なアルバイトをする、親にお金を借りて働いてから返す、安全なローンを利用するなどの方法があります。
就活をするには、平均10万円の費用が必要です。
アルバイトをすると、就活が遅れてしまう場合がありますが、1カ月ほど働くと捻出が可能な場合がありますので、検討してみましょう。
そのほか、就活のお金に関する悩みはこちらの記事を読んでみてください。
働くのが怖くて就活ができない
そもそも働くのが怖くて就活ができないという人もいます。
今はテレビでパワハラとか、労働問題などいろいろと騒がれている時代です。
そういうのを見てしまうと、怖いと思う人もいるのではないでしょうか。
そういう場合は、慎重に就活をしてみましょう。
ネットでの口コミを見たり、職場訪問で実際に働いている人と話してどんな人柄の人がいるか、労働環境などに問題がないかなど聞いてみると良いでしょう。
また、暗い顔をして働いていないかなど、職場をよく調査してみると問題ない場合があります。
就活が怖い人に向けて、下記の記事で詳しく解説しています。
就活が長期化して就活うつの傾向がある
就職が長期化すると思い詰めてしまい就活うつになる場合があります。
頑張っても結果が出ない、ほかの人はすでに内定をもらっている、となると焦る人もいるでしょう。
少しづつ、趣味など息抜きをしながら、就活を行うと良いでしょう。
丸1日休みをとり美味しいものを食べるなどして、リフレッシュするのは効果的です。
就活うつについては、下記で詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
「就活ができない」と感じたときの5つの対処法
就活ができないときの対処法を紹介します。
休む
休むことなんて簡単、と思った人もいるかもしれませんが、就職活動中の学生にとって時間は何より貴重なもの。
「みんな頑張っているのに」、「自分だけ休んでいるなんて、自分は本当にダメなやつだ」、「自分に甘えているんじゃないか」など、ほかの学生がせっせと就活をしている中、自分だけ休むというのは意外と勇気のいることですし、自責の念に駆られてしまいがち。
しかし、自分の悩みに対して目をそらし続け結果、パフォーマンスを落とし続けることは、効率的ではありません。
悩みの原因を取り除くのは、逃げでも甘えでもないのです。
しっかりと期限を決めて休むことで、罪悪感も軽減できるでしょう。
就職活動とはまた別のことに時間を使い距離を置くことで、見えてくるものもあるかもしれません。
やみくもに、たくさんの企業を無理して受け続けることが本当に自分にとっての正解となるかどうかをしっかり見極めて行動することが重要です。
相談できる人をつくる
就活に関しての悩みを一人で抱えることは、不安を自分自身で蓄積していっているだけに過ぎません。
「どうせ自分のことなんか誰もわかってくれない」「誰も自分に興味なんてない」とバリアを張るのではなく、身近な友達や先輩、家族などに相談してみましょう。
特に先輩の体験談からは、同じく就活をしてきた人ならではの、さまざまな角度から見た視点を得られるチャンスです。
ただし、すべてを鵜呑みにする必要はありませんので、参考程度で聞くだけでも、思ったより効果はあるかもしれませんよ。
少なくとも、一人で抱え込むよりは数倍よかったりします。
もし「自分の話を聞いてくれる優しい人間は、周りにいない」というのであれば、大学での就活相談や就活エージェントなどを活用しましょう。
自分なりの考え方を誰かに聞いてもらうことで、客観的かつ的確な意見をもらうことができます。
結果をポジティブに考えてみる
結果をポジティブに考えてみる、つまり捉え方を変えてみましょう。
かなり精神論的に聞こえるかもしれませんが、実際、何事も捉え方次第なのです。
いろいろな企業から送られてきた度重なる不合格通知や自分の100%を発揮することのできなかった面接、ほかの就活生がもらっている内定…。
しかし、これらの企業は、星の数ある企業の中の一つでしかありません。
ある企業から必要とされていないからといって、イコール社会から必要とされていないことではありません。
むしろ、この企業からはお断りされたけれど、あの企業からはすぐに最終面接までたどり着けた、というケースも往往にしてあります。
就活はご縁とよく聞きますが、本当にそのとおりです。
あくまでも「この企業とは合わなかった」という視点を持つことを大事にしましょう。
もちろん、企業側も自社と「合う」かどうかを基準に採用を行なっているだけであり、その学生が「社会から必要とされているか」などという基準を用いているわけではありません。
不採用の結果を考えることも大切ですが、考えすぎる必要はないでしょう。
場に慣れる
何事も場の雰囲気を知ることや経験を積むことで、自信はつけられるもの。
ぶっつけ本番で望んだ自分の面接や選考が失敗だった場合、それがトラウマになってしまっている人も少なくありません。
ですが、それは単純に「慣れていなかった」からというだけの話もあります。
本番に強くなっていくためには、まずは模擬的に練習することも大切です。
今まで固執していた業界から一度目を逸らし、ほかの業界に興味を持ってみることで、本当に自分に合う企業が見つかることもあります。
そして、その企業の内定をもらうことができれば自信につながり、自分の中でどのような企業が不採用で、どのような企業が内定につながったのかを客観的に判断できる冷静さも持てるはずです。
今までは見ていなかった企業の視野を広げるためには、さまざまな企業を紹介してくれるサービスを利用することも必要になってきます。
エージェントサービスなどもいろいろな企業、特にあなたに合いそうな企業を教えてくれます。
相談ついでに利用してみるのもよいでしょう。
ほかの方法を探す(就活浪人、フリーターなど)
それでも就活できない場合、就活浪人フリーターなどの選択肢があります。
就活浪人をしてしばらくしてから新たに探す、アルバイトでつないでフリーターで生活するなどがあります。
就活浪人は、大学を卒業してから仕事を探すということです。
新卒の募集には応募できませんが、中途採用の募集は受けられます。
アルバイトは、飲食店の接客など新卒の募集よりは受かりやすいでしょう。
正社員での就職より収入は高くありませんが、最低限の生活が可能なくらいには稼げるでしょう。
フリーターをしながらやりたいことを改めて考え直すのも良い方法です。
しかし、新卒カードは重要なものであり、既卒募集より条件が良いものが多くあります。
また、新卒募集でしか、従業員を募集しない会社もあります。ほかの方法を探す前に立ち止まり、よく考えてから決断してください。
それでも困ったときには…
いろいろ試してみたけれど結局、「就活ができない」気持ちに戻ってしまう場合は、プロに相談することも考えましょう。
プロの相談先について紹介します。
カウンセラーに相談する
カウンセラーは、次のようなところがあります。
- カウンセリング専門のお店(1回5,000円ほどで話を聞いてくれます)
- インターネットのカウンセリング(さまざまなカウンセラーから合った人を選べます)
- 心療内科のカウンセリング(保険が適用されます)
カウンセリングは話を聞いてもらうことで、快復させていく方法です。
ある程度長い期間を要することもあります。
心療内科のカウンセリングは、薬を飲んでもよいですし、薬は今のところいらないといえば、薬は飲まなくても問題ありません。
しかし、心療内科のカウンセリングは混み合っていて、あまり長い時間話を聞いてもらえないということもあります。
就活アドバイザーに相談する
就活アドバイザーに相談するという方法もあります。
就活のプロなので抜け出す方法を丁寧に教えてくれるでしょう。
就活アドバイザーは人によってアドバイスが違いますので、違うなと感じたらほかのアドバイザーに相談してみてください。
ジョーカツでは、専門のアドバイザーがフルでサポートしています。ぜひご利用ください。
まとめ
少しでも今のあなたと重なるところがあれば、就職活動自体を見直してみてください。
突然一人の世界に放り出されて就活をしているわけではなく、あなたの周りにはいろいろな人がいて、就活という目的を掲げて行動しているはずです。
力を借りることもあれば、ときには貸すこともあるでしょう。
ライバルができることもあれば、苦楽を共にする親友ができることもあります。
しかし、大事なことはどのような形であれ決して一人で抱え込まないことです。
就活がうまくいかないだけで、人間的な価値が否定されるわけではありません。
今回は次のようなことを紹介しました。
- 就活ができない要因
- 就活ができないときの対処法
- 就活ができないときの相談先
ぜひ参考にしてください。
一つひとつ、目の前のあなたができることから達成していきましょう。