企業分析でやることは何?今すぐできる簡単なやり方やポイントを紹介

2024年3月20日更新

はじめに

就職活動において重要な作業の1つが企業分析です。

企業分析をする就活生は多いですが、何をやればいいのかわからない人も多くいます。

そこで本記事では、「企業分析のやり方」についてわかりやすく解説していきます。

  • 企業分析をどうやればいいのかわからない
  • 企業分析に役立つ情報を知りたい

上記のような疑問を抱く学生を対象に有益な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

また、業界一覧については以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。

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企業分析をする目的は?

企業分析をする目的

そもそも企業分析はなぜする必要があるのか、みなさんは知っていますか?

目的をわからず企業分析をしても効果は薄くなってしまいます。

まずは企業分析をする目的から学んでいきましょう。

自分に合った企業を見つけるため

企業分析をする1つ目の目的は「自分に合った企業を見つけるため」です。

経済産業省が発表した「令和3年経済センサス‐活動調査の結果」によると、令和3年6月1日現在の企業等の数は 368 万企業です。

みなさんは368万企業の中から1つを選ばなくてはなりません。

368万企業の中から自分に合った企業を見つけるために、企業分析が必要になります。

企業の情報がなくては、自分に合っているかの判断もできません。

企業について調べることで、いい面も悪い面も見え、自分に合っているか判断できます。

また、Panasonic、任天堂、ソフトバンクといった企業の名前は知っていても、具体的な事業内容や従業員の数、給与など詳しいことまでは知らないと思います。

自分の知らない情報を集めるためにも企業分析は必要です。

志望動機を深めるため

就職活動を進めていくと必ず「志望動機」を答えることになります。

志望動機はその企業をなぜ志望しているのか、他の企業ではなくその企業を選んだ理由を説明します。

つまり、企業について知らなければ志望動機が書けません。

企業分析をしていれば、企業の強み・弱み・魅力・他社との違いなどを知ることが可能です。

とくに他社との違いをアピールできれば「あなたの企業でなければいけない」という理由を明確に答えられます。

もちろん志望動機が明確であり、しっかりアピールできていればいるほど、採用される確率も高くなります。

そのため志望動機をより深く、アピールするためにも企業分析が必要です。

志望動機の書き方について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

志望動機ってどうやって書いたらいいの?書き方の4つのポイントと例文5選 | 就活ハンドブック 

企業分析をする前に必要な準備

就職活動をする際に、いきなり企業分析をするのではなく、準備を整える必要があります。

具体的には次の2つの準備をしておきましょう。

自己分析で自分を知る

まずは自分がどのような仕事に向いているのか知ることから始めましょう。

自分の向いている仕事を見つけるためには、自己分析が必要です。

自己分析では、自分の長所(強み)・短所(弱み)・好きなこと・得意なこと・性格などを分析します。

分析結果から自分に向いている仕事(職業)をある程度絞ります。

自己分析のやり方について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

自己分析って結局何をすればいいの?3つのやり方まとめ! | 就活ハンドブック 

まずは業界研究から始める

企業分析をする前に業界研究をしておくと、企業の数を狭められるので、企業分析がやりやすいです。

368万企業の中から見つけるよりも、食品業界の中から探す方が簡単に見つけられると思います。

また業界研究をすることで、その業界に属している企業の事業内容がイメージしやすくなります。

たとえば、アパレル業界であれば服やファッションに関する業務、IT業界であればシステムがパソコンを扱う業務などイメージしやすいです。

業界を絞っておけば、的外れな企業について分析する必要がなく効率よく企業分析が進められます。

業界研究のやり方について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

業界研究って何をするの?やり方やポイントをわかりやすく紹介 | 就活ハンドブック 

企業分析のやり方7選

企業分析のやり方

企業分析のやり方は全部で7種類あります。

7種類すべての方法で企業分析する必要はないので、自分に合った方法を見つけましょう。

企業のホームページを見る

1つ目の方法は「企業のホームページを見る」です。

企業分析において必ずやっておくべきことでもあります。

企業のホームページには多くの情報が記載されています。

たとえば、売上・従業員数・経営理念・事業内容・採用情報・福利厚生などです。

これらの情報がなければ企業分析ができないため、興味のある企業は何度もホームページを訪れましょう。

とくに見ておくべきポイントは「採用情報」です。

採用情報では、就職活動において役立つ情報が載っていることが多くあります。

採用担当者からのメッセージや求める人物像、社風などは選考にも関わる重要な情報です。

もちろん選考フローも記載されていることが多く、対策する上では必須の情報となります。

また先輩社員の生の声(インタビュー)などを載せている企業や社員のアンケートを載せている企業もあります。

採用情報のページに力を入れている企業も多くいるので、必ずチェックしておきましょう。

企業のホームページだけでは載っていない情報もたくさんあります。

そのため、他のやり方と併用してもいいでしょう。

また補足情報を追加したい人は「EDINET」を活用すれば、平均年収なども調べられるので、良ければ参考にしてください。

会社説明会・合同説明会に参加する

2つ目の方法は「会社説明会・合同説明会に参加すること」です。

会社説明会や合同説明会に参加すると、企業の社員や役員、場合によっては社長から直接話を聞ける場合があります。

もちろん質疑応答の時間もあるので、不安や疑問点などを直接質問できます。

従業員の生の声を聞けるのがメリットです。

また合同説明会であれば、一度に複数の企業について情報を集められます。

ネットには載っていない情報についても知れることは大きいでしょう。

しかし、移動時間や拘束時間を要するので、時間効率は悪くなってしまいます。

そのため、会社説明会に参加する前に情報をある程度調べておき、本当に参加すべきか調査しておきましょう。

たとえば上記で説明した「企業のホームページ」を見ておくことも1つの手です。

会社説明会に参加したけど、自分の思っている企業ではなかった場合、時間を無駄にすることになります。

就活生は企業分析以外にもやることが多いです。

時間を有効に使うためにも、企業分析の手順を間違えないように気を付けましょう。

インターンシップに参加する

3つ目の方法は「インターンシップに参加すること」です。

インターンシップに参加すれば、業務を体験できるので、実際に働いた感覚を得られます。

また社員と共に仕事をするので、業務内容だけでなく職場の雰囲気も知ることが可能です。

人間関係のトラブルで退職する人は多くいます。

人間関係のトラブルを避けるためにも、職場の雰囲気を知っておくことが大切です。

社風などはネットでも調べられますが、実際に自分が肌で感じた方がわかりやすいです。

とくにネットの口コミは個人の意見によるものなので、鵜呑みにできません。

ネットの情報だけでなく、現場の情報を集める手段としてインターンシップを活用してみてください。

OB・OG訪問をする

4つ目の方法は「OB・OG訪問をすること」です。

インターンシップと同じで、現場の雰囲気がわかることが大きなメリットです。

OB・OG訪問は実際に企業に出向いて話を聞く場合もあれば、オフィスの近くにあるカフェやレストランで話を聞く場合もあります。

先輩社員の話を直接聞けるので、良い面だけでなく悪い面まで気軽に相談できます。

また自分の仲のいい先輩であれば、裏話を聞くこともでき、より企業の詳しい情報が入手可能です。

主に自分の大学のOB・OGを訪問するので、志望する企業にOB・OGがいなければなりません。

ただし、場合によっては自分とは違う大学出身者の話を聞くケースもあります。

OB・OG訪問について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。

OB訪問とは?OB訪問のメリット・やり方完全ガイド | 就活ハンドブック 

業界地図や就活四季報など書籍を活用する

5つ目の方法は「業界地図や就活四季報など書籍を活用すること」です。

業界地図や就活四季報は、就活生に必要な企業の基本情報が記載された本です。

業界別に記載されており、5000社程度の会社情報が収録されているので、知りたい情報をまとめて見られます。

企業のホームページやインターンシップなどは、企業にとってプラスの印象を与える情報が多いですが、就活四季報などは第三者目線で解説されているので、客観的な意見が分かります。

また中小企業向けや女性向けなどもあり、自分の知りたい情報に特化した情報のみを集めることも可能です。

上記で説明した方法はどれも無料で得られる情報ですが、書籍による情報収集は有料なので、費用をかけたくない人は他の方法を選びましょう。

SNSで情報を集める

6つ目の方法は「SNSで情報を集めること」です。

近年では多くの人がSNSを活用しています。

企業の広報担当者がSNS運用している場合は、会社の情報をSNSで取得することが可能です。

企業のSNSがない場合でも、就活生の情報を共有できます。

たとえば「〇〇の会社説明会に行ったけど、説明がわかりにくかった」「〇〇(就活サイト名)を利用すれば、お得な情報が手に入るよ」といった情報を得られます。

また、自分の希望する企業のキーワードを検索すると実際に働いている従業員のつぶやき(愚痴など)も見られるかもしれません。

さまざまな情報を入手できますが、あくまでも個人の感想が多いです。

そのため、鵜呑みにせず参考程度にしておきましょう。

就活サイトを活用する

7つ目の方法は「就活サイトを活用すること」です。

就活サイトを利用すれば効率よく情報収集できます。

たとえば企業のホームページで業務内容や売上、従業員数などを調べる場合、いろんなページを検索しながら情報を集めるため、時間がかかってしまいます。

しかし、就活サイトであればそれらの情報がまとまっているので便利です。

【企業研究】日本銀行の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説 | 就活ハンドブック 

こちらの記事のように、会社概要から選考フロー、求める人物像など、企業分析に必要な情報がまとまっています。

10年後になくなる可能性のある仕事/職業とは! ランキングトップ10を大公開! | 就活ハンドブック 

また上記のように企業分析を進める上で、気になる情報をまとめた記事などもあり、効率よく企業分析が可能です。

企業分析シートを作成しよう

企業分析シートは、情報収集した企業の情報をまとめたものです。

簡単にいえば詳細に書かれたメモ帳みたいなものと思ってください。

企業の基本情報や採用情報などをまとめ、企業研究に役立てます。

具体的にどのようなものか見ていきましょう。

企業の基本情報
企業名あいうえお株式会社
業界食品業界
設立日1924年9月2日
本社所在地大阪府大阪市〇〇〇〇
営業所東京、愛知、京都、広島、熊本、海外
資本金3億円
売上53億8,000万円(2023年時点)
従業員数1129人
平均年齢38歳
平均年収754万円
事業内容冷凍食品、インスタント食品、スナック菓子などの研究および製造・販売
企業理念「食」を通じて世界に笑顔と感動を届ける
求める人物像
  • 主体的に行動ができる人
  • 何事にも挑戦できる人
  • 食べることが好きな人
社風社長を含め役職に関係なく「さん」付けで名前を呼べるような関係。上司との壁を感じさせないほど、コミュニケーションの絶えない職場
初任給大学・大学院 27万円

※超過時間は残業代として支給

福利厚生
  • 健康保険
  • 厚生年金
  • 雇用保険(失業保険)
  • 労災保険(労働保険)
  • 介護保険
  • 子ども・子育て拠出年金
  • 交通費支給
  • 住宅手当/家賃補助
  • 病気休暇制度
  • 健康診断/人間ドック費用補助
  • 社員旅行
  • 短時間勤務
  • フレックスタイム制度
  • 育児休業制度
  • 介護休業制度
勤務時間8時~19時(休憩2時間)
採用データ全国の大学
強み・弱み強み:海外進出もしている

弱み:転勤が多い

自分のデータ
興味を持った理由説明会に参加して魅力を感じた
インターンシップ
インターンシップの有無無し
参加した感想
その他メモ
会社説明会の感想実力次第で若手でもキャリアアップを目指せることに魅力を感じた
メモ

 

※ここに書かれている内容は参考例です。実際にある企業ではありません。

項目に関しては絶対この項目でなければならない、というものがないので、自分の好きなようにアレンジしましょう。

企業分析シートにまとめておけば、一目で情報がわかり比較もしやすくなります。

企業分析に役立つフレームワーク

企業分析に役立つフレームワークは以下の3つです。

SWOT分析

SWOT分析は会社の外部環境と内部環境の良い面・悪い面を分析する方法です。強み・弱み・機会・脅威の4つの項目に分けて分析し、いい面だけでなく悪い面も見たい人におすすめです。

プラス要因マイナス要因
内部要因強み弱み
外部要因機会脅威

財務分析

財務分析は、企業の経営の状況や将来性について分析する方法です。損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書の3つから企業の財務状況を判断します。経営状況を確認し、将来性を考えたい人に向いています。

3C分析

3C分析は、Customer(市場・顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)の3つを分析する方法です。企業の位置づけを踏まえた上で分析ができ、他企業と比較しながら企業分析したい人におすすめです。

企業分析をするときの注意点

企業分析をする就活生たち

企業分析をするときの注意点を3つ見ていきましょう。

企業のマイナス面も見ておく

企業にはプラスの面だけでなくマイナスの面もあります。

良いところだけを見て判断してしまうと、入社した後に「イメージと違う」といったギャップを感じる場合があります。

「残業が多い」「転勤が多い」など企業のマイナス面も考慮した上で考えましょう。

ネットの情報だけではなく生の声も聞く

ネットの情報だけでは信用性に欠ける場合があります。

とくに企業のホームページは自社の良いところを積極的にアピールしているので、よく見られがちです。

また社風などは文章だけではイメージがしにくい場合もあります。

会社説明会やインターンシップなどを利用して、実際に働いている人の声も聞きましょう。

時間をかけすぎない

就職活動のゴールは企業の情報を集めることではありません。

自分の理想の企業を見つけ、就職することがゴールです。

そのため、企業分析に時間を費やしすぎてもいけません。

就活生は企業分析以外にも自己分析・業界研究・エントリーシート対策・面接対策・選考などやることがいっぱいです。

他の対策にも力を入れなければ選考を突破することができないので、企業分析だけに力を入れないように気を付けましょう。

まとめ

企業分析をやる目的は①自分に合った企業を見つける、②その企業の志望動機を深めることです。

企業分析する方法としては、企業のホームページや就職サイト、インターンシップなどを活用して企業の情報を収集します。

いくつかの企業をピックアップ・比較し、自分の理想の企業(就職先)を見つけるのが企業分析のゴールです。

ただし、就活生は企業分析以外にもすることが多いので、時間をかけすぎてはいけません。

企業の情報を集める手段はいくつかあるので、自分にあったものを選びましょう。

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