TAKUMINOホールディングスのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/3/22更新
はじめに
この記事では、TAKUMINOホールディングス(以下TAKUMINO)の就職内定を目指している就活生へ向けて、エントリーシートの書き方やポイントについて、詳しく解説しています。
特にTAKUMINO特有のエントリーシートの書き方や、自己PRの方法、実際のエントリーシートを紹介した記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、TAKUMINOが求める人材の特徴、採用選考における重要なポイントも詳しくアドバイスしていますので、TAKUMINOに就職をしたいと考えている就活生は、ぜひ最後までご覧ください。
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TAKUMINOホールディングスの概要
初めにTAKUMINOとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
TAKUMINOホールディングスとは
TAUMINOは1889年、明治22年に創業しましたが、合資会社から株式会社になったのは1994年、平成6年です。
2015年から2019年にかけて8社と資本提携し、現在のTAKUMINOホールディングス株式会社が設立されました。
TAKUMINOは橋梁保全や補修、一般土木や道路舗装、地盤改良などをおこなう建設業界に位置する企業で、現在は11社のグループ会社があります。
すべてを取りまとめているTAKUMINOは、建設業界内においては数少ないM&Aを繰り返してきました。
2021年には、東北地方における社会資本の老朽化対策や後継者問題の解決を狙い、木戸建設と資本提携をしています。
持続的な社会基盤をつくるという経営理念のもと、100年後の暮らしを考え、先人が築いた社会資本を安定させ、日本の発展を支えています。
TAKUMINOホールディングスの採用難易度
TAKUMINOの採用難易度は高めです。
「年収が高く新卒がやめない企業TOP100」で26位にランクインしていることもあり、建設業界の中でも就活生から人気のある企業だと言えるでしょう。
採用実績の大学には上智大学などの早慶上智や、明治大学や青山学院大学などのMARCHがあり、関東圏の私立大学なら中堅層以上として一般的に高学歴と言われる就活生が採用されています。
飛び抜けて高学歴の就活生は少ないですが、一方で高い年収と環境の良い職場として人気のある企業のため、多くの就活生がエントリーすると考えられます。
つまり、膨大な数にのぼるライバルたちに差をつけなければ、TAKUMINOの内定は難しいのです。
TAKUMINOではグループ会社でも新卒採用をおこなっていますが、それぞれの採用人数は少なくなっています。
過去採用人数を見ても数人なので、就活生のエントリー数から考えるとTAKUMINOの内定は非常に狭き門と言えるでしょう。
TAKUMINOホールディングスの採用大学
TAKUMINOでは、以下のような採用大学の実績があります。
過去の実績から、MARCH大学を中心に採用されていると考えられるため、一定以上の学歴フィルターが存在している可能性があります。
<大学院> 中央大学大学院、法政大学大学院、大阪経済大学大学院 <大学> 青山学院大学、上智大学、日本女子大学、前橋工科大学、明治大学、大阪経済大学、東京国際大学 |
採用実績のある大学を参考にすると少なくともMARCHレベルの学力が必要であり、偏差値60前後の就活生がエントリーすると考えておきましょう。
TAKUMINOはグループ各社をリードし、サポートしている少数精鋭の企業です。
2019年に設立したばかりで、ベンチャー企業のような成長環境であることからも、率先力となる人材を求めていることが読み取れます。
ある程度のスキルや実力、そして学力などを含めた頭の回転の早さが求められることから、採用難易度は高めだと考えておくべきでしょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひご参考にしてください。
TAKUMINOホールディングスが求める人材とは?
TAKUMINOは、幹部候補やM&Aによるグループ拡大などに対応できる即戦力のある人材を求めています。
建設業界でも珍しい国内M&AをしてきたTAKUMINOは、今後もM&Aを繰り返しながら企業を成長させようとしています。
そのため、将来的に企業の中枢として働ける人材であるかどうかが、内定に大きく影響してくるでしょう。
参照ページ
M&Aを通じた待遇改善や設備投資で働きやすい環境を想像:TAKUMINOホールディングス-TCG REVIEW
近年の建設業は深刻な人材不足となっているだけでなく、2024年4月からの時間外労働の上限に対する規制が業界にも適用され、業界各社は人材確保に追われています。
TAKUMINOでは経営基盤の強化や生産性の向上のため、働き方改革による効果が顕著に現れています。
人材定着のために8.1%の賃金ベースアップや資格取得のサポートに加え、デジタル講座とリアル研修のハイブリット型教育「TAKUMINOアカデミー」を構築しています。
社員が高いモチベーションを持てるように配慮しているのです。
外国人の採用も不可欠だと考えていることからも、グローバルな活躍が期待できる人材を求めていることがわかります。
また、M&Aによりベンチャー企業のような成長を遂げるTAKUMINOは、学歴だけでなく向上心やコミュニケーション能力を持つ人材も重視しています。
就活生から人気のあるTAKUMINOの内定を獲得するためには、理想の人物像に近いことをアピ―ルし、志望動機を明確にしておくことが大切です。
「なぜ建設業界なのか」「なぜTAKUMINOを志望しているのか」が問われると考えておきましょう。
あわせて自己PRをしっかりおこない、他の就活生との差別化を意識したエントリーシートを目指すことが重要です。
参照ページ:求める人材-TAKUMINO
TAKUMINOホールディングス各社の採用方向性の違いは?
M&Aを繰り返して成長を遂げてきたTAKUMIONには、グループ会社が11社あります。
グループ会社を取りまとめるTAKUMINOと、グループ会社の1つである小野工業所は、新卒採用において、「向上心があり、責任感を持てる人」という共通の人材を求めています。
しかし、各社では採用予定の職種が異なっています。
TAKUMNOでは、経理・財務、人事、総務法務、新規事業に関わる職種を募集しています。
経営の中枢に関わり、社外のコンサルティングやサポートする会計士、弁護士などと連携していくため、コミュニケーション能力やスキル、ポテンシャルの高い人材が必要とされるでしょう。
一方、小野工業所では土木施工管理として技術者を募集しており、粘り強く挑戦し続ける人材が求められます。
また、社会インフラにかかわる事業を行う企業として、人々との暮らしを支える責任感と、妥協しない誠実さを備えた人材も重視されるでしょう。
どちらの企業でも、就職時に完璧なスキルを求められることはありません。
教育制度や実務の中で、豊富な知識や高い技術を身につける機会があるでしょう。
TAKUMINOではグループ会社も含め、福利厚生だけでなく人材を育てる教育や資格取得サポートが充実しています。
確定拠出年金制度により社員の将来への備えも可能で、社員が働きやすい環境が整っています。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、TAKUNIMOの採用ページでも案内されています。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートは、企業が就活生の特性や性格を知り、自社が求める人物像にどれだけマッチしているかを知るためにあります。
採用内定を決断する企業は、就活生がどのような人物で、将来どのように力を発揮してくれるのかという点を知りたいのです。
企業の求める人材と合致していなければ、採用しても将来性が見出せず、企業の文化や仕事にフィットしないでしょう。
採用の失敗を避けるためにも、エントリーシートは企業にとって重要事項なのです。
就活生がどれほどのモチベーションを持っているかも重要なポイントです。
高いモチベーションを保てる社員は、自己啓発により良いパフォーマンスを実現し、企業に貢献してくれる傾向があるでしょう。
企業にとって、高いモチベーションを持つ社員が増えることこそ将来に大きく影響してきます。
企業が重視するポイントを背景に、エントリーシートでは「なぜ他の企業ではなく、その企業を志望しているのか」という点を明確に提示することが重要です。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは、まず結論から書き始めることで説得力が強くなります。
以下の順番を意識して記入してみてください。
- まず結論を記入する
- 結論に至った理由を書く
- 具体例を用いて理由を強調する
- 最後に再び結論を強調する
この方法はPREP法と呼ばれるライティング方法で、結論から伝えることで、どのようなテーマに焦点を当てているのかが相手に伝わりやすくなります。
また、論理的な文章構成でもあるため、読み手の理解を深めることに繋がるでしょう。
エントリーシートの書き方は以下の例文を参考にしてください。
結論:個人の成果に応じた評価・報酬に重きを置いた評価制度に魅力を感じ、貴社を志望します。 理由:結果を出すことで高く評価されるとともに、より高い目標に挑戦する機会を得られることが、私のモチベーションの源泉だからです。 具体例:私は量販店での携帯電話販売のアルバイトで契約件数に応じて時給が上がり、さらにはより責任のある役割を任せてもらえることにやりがいを感じてきました。 結び:貴社においても、積極的に技術や知識を吸収しながら、評価される新しい技術の開発に貢献していきたいと思います。 |
TAKUMINOホールディングスの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートでは、「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすることが選考を突破する上で重要なポイントです。
TAKUMINOのグループ理念は、先人が築いてきた社会資本を維持・更新し、これからの日本の発展を支えることです。
人々の経済活動や文化活動を支え続けるTAKUMINOは、匠の技や知見を結集しており、100年後の未来を守るために、今目を向けるべき課題に立ち向かう「それでもやる。そこまでやる。」が基本理念です。
このような企業理念やビジョンに関する内容をエントリーシートの文章中に取り上げることで、高いモチベーションを持っていることをアピールできるでしょう。
もちろん、必ずしもエントリーシートに上記のような企業理念を含める必要はありません。
TAKUMINOはベンチャー企業のように勢いのある企業であり、多くのグループ会社を取りまとめる中心的な企業です。
即戦力になるための向上心やスキルをアピールすることも大切です。
自分の将来像と企業が求める人物像がマッチしていることが評価され、他の就活生と差別化できるでしょう。
エントリーシートの文章で大切なことは、数ある建設業界の中から、「なぜTAKUMINOを選んだのか」を説明することです。
また、もしTAKUMINOに就職したら「どんなことを達成したいのか」についても論理的に説明することが大事です。
参照ページ:経営理念・ブランド-TAKUMINO
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけは、就活生の論理的な思考力を試しているセクションと捉えるべきです。
もちろん文章の内容も評価の対象ですが、ビジネスに必要な論理的な思考が文章構造に反映されているか、論理展開に問題がないかなどは最も注目されるでしょう。
そのため、エントリーシートを企業に提出する前には、必ず論理的な展開と文章構構造に問題がないか徹底的に見直してください。
設問別の意図は以下のように分類されます。
設問 | 選考基準 |
志望動機 | 企業研究や熱意、将来像への積極性 |
過去の経験 | コミュニケーション能力、他者への思いやり |
未来目標 | 向上心や社会貢献性 |
価値観 | 個性や協調性、こだわり |
その他 | 長所や論理性、責任感 |
エントリーシートの対策としては、設問に対してどのような回答を求められているのかを確実に理解し、採用担当者に対して就職への強い思いを伝える文章を心掛けてください。
エントリーシートの対策で必要な情報を知りたいなら、「エントリーシート対策記事」にまとめているので、こちらもぜひ参考にしてみてください。
参照ページ:ジョーカツ エントリーシート
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
TAKUMINOの選考において、エントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
事務系職のエントリーシート
志望動機
・当社を志望する理由をご記入ください。
【記載例】
私の地元、岡山に中四国最大の商業施設が建設され、人々の心の拠り所となる環境が創出されました。 価値を世の中に提供できる、建物づくりに携わりたいと考えています。 そして、特に再開発にあらゆる側面から携わりたいと考えています。 私は、約2年間続けた国会議員インターンにおいて、代議士の後援会入会者を増やすための活動に力を入れてきました。 多くのお宅から突き返される中でも根気強く活動を続けた結果、徐々に入会者が増えました。 そして自分が担当した住民の方々が、一堂に姿を見せた際に、一種の合意形成を成し遂げた感覚を覚えました。 50年100年先を見据えた事業は、貴社だからこそできるものだと考えています。 そしてM&Aにより、数多くの匠の知識や技術を有する貴社でこそ、自分のスキルを磨き、人々の心の拠り所となる建物づくりに携わることができると考えています。 |
ポイント:結論ファーストで展開している点が評価できます。
また、M&Aにより成長を遂げた「TAKUMINOでしかできないこと」をもとに、将来TAKUMIOで何をしたいのか分かりやすく伝えています。
自己PR
・自己PR / 学業以外で力を注いだこと(クラブ・サークル・アルバイト等) について教えてください。
【記載例】
私の強みは、責任感が強く、やり遂げる意思を持って物事に取り組める点です。 サークルの新歓活動に取り組み、過去最高の25名を集めました。 私は、サークルで幹事長を務めています。 当時は11名しか会員がおらず、数年でサークルが消滅する危機にありました。 同期で話し合った結果「5名以上集める」ことが目標と定まり、私は新入生がよく使うTwitterに力を入れました。 ですが、最初の1ヶ月間は誰も入会しませんでした。 それでも目標を達成するため、3ヶ月間で約130回、Twitterに投稿しました。 結果として24名が入会し、強い気持ちで物事に取り組む意義を実感しました。 困難があっても、最後までやり遂げる意思を強く持ち、必ず結果に繋げます。 |
ポイント:TAKUMINOの選考では、将来どのように働きたいか、高いポテンシャルを持っているかという点から、就職への熱意が見極められます。
そのため、実際の経験をもとにポテンシャルの高さを評価する傾向にあるでしょう。
結論ファーストの文章構造は論理的だと評価され、結果を出すまで諦めない経験を具体的に説明していることは高く評価されるでしょう。
まとめ
この記事では、TAKUMINOの会社概要やエントリーシートの書き方について解説しました。
建設業界に属するTAKUMINOは2015年から2019年にかけてM&Aを繰り返し、2019年に現在のTAKUMINOホールディングス株式会社が設立されました。
11社のグループ会社を取りまとめる中心的な企業なので、他の専門職と連携を取る必要があります。
スキルや知識を豊富に取り入れて自己成長が期待できる企業と言えるでしょう。
M&Aを繰り返しながら成長しているTAKUMINOは、ベンチャー企業のように少数精鋭であるため、即戦力となる人材を求めています。
とはいっても最初から完全なスキルを求めているわけではなく、充実した研修制度があるため心配いりません。
このような背景を持つTAKUMINOでは、「高みを目指して成長し続ける」人材を求めています。
また、経営に携わる人材を採用する傾向にあるため、頭の回転の早さやポテンシャルの高さをアピールすると効果的でしょう。
エントリーシートを書く際は、TAKUMINOの価値観に沿った内容を心掛けてください。
この記事が、TAKUMINOの内定を獲得したい就活生にとって、参考になることを願っています。