株式会社ナカボーテックのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/3/22更新
はじめに
この記事では、株式会社ナカボーテック(以下、ナカボーテック)の内定を確定したい人や、エントリーシートの書き方で悩んでいる人に向けて、ナカボーテックに適したエントリーシートの書き方やポイントを重点的に詳しく解説しています。
特に、ナカボーテックならではのエントリーシートの書き方や、自己アピールの方法など、実際の記載例をもとに明確かつ分かりやすく紹介しています。
あわせて、ナカボーテックが求める人物像や、選考情報の重要なポイントも詳しくアドバイスしていますので、ナカボーテックの内定を目指している就活生は、ぜひ最後までご覧ください。
上京を志す地方学生ならジョーカツ!
あなたのキャリアを加速させるチャンス!
無料で利用できる快適な個室シェアハウス、
東京までの交通費サポート付き
首都圏の注目企業への就活ならジョーカツ
首都圏の学生ならスタキャリ!
理想のキャリアを実現へと導く第一歩!
あなたにピッタリのキャリアアドバイザーを選び、
自分にマッチする優良企業をご紹介
首都圏企業のES添削から面接対策まで、就活ならスタキャリ
株式会社ナカボーテックの概要
出典元:株式会社ナカボーテック
初めにナカボーテックとは、どのような企業なのかを簡単に紹介します。
ナカボーテックとは
ナカボーテックは、1951年に設立された建設・設備のメーカー会社で、人びとの生活環境を支える構造物において、腐食問題を解決する事業をおこない、業界シェア率は59%で国内トップを誇っています。
日本の周囲を囲む海洋構造物や生活基盤を支える地中のパイプライン、発電所や水門の陸上設備や塩害を受けるコンクリート構造物などには防食が必須です。
ナカボーテックでは、海洋・陸上・塩害・地中それぞれの環境下における、インフラ構造物の防食法の開発や防食関連事業に注力しています。
たとえば、コンクリート内部の鉄筋が腐食させないための「TCユニット方式」による防食工事では、道路橋などの構造物に外部から電気を流して、塩害による腐食防止をおこなっているのです。
現代には錆びない鉄はないため、コンクリート構造物における鉄筋腐食や、地中のガスや水道パイプラインが腐食して供給が停止しないよう、電気防食工法によって守られています。
参照ページ:会社概要-株式会社ナカボーテック
ナカボーテックの採用難易度
ナカボーテックの採用難易度は比較的高いといえます。
建設業界のなかでも比較的平均勤続年数も長く、社員にとって働きやすい企業だと考えられますが、創業年数や売上高の規模から考えると社員数が少ない企業となっています。
そのため、直近3年間の新卒採用人数を確認しても、直近2年における年度ごとの採用人数はわずか7名の採用となっているのです。
さらに、後述紹介する採用実績のある大学を見てみると、MARCHや工業大学などが目立ちますが、なかには一橋大学など一流と呼ばれる大学からも応募実績があります。
つまり、採用人数が少ないなか、ライバルのレベルも高いため、採用内定への道は簡単とは考えにくいのです。
ナカボーテックのワーク・ライフバランスを見ても充実しており、離職率は低く福利厚生もしっかりしているので、ホワイト企業と言っても過言ではありません。
このように、就活生にとって安心して働ける企業であることも、就職難易度を高めていると考えられるでしょう。
ナカボーテックの採用大学
ナカボーテックの採用大学の実績は以下の通りです。
過去の採用実績のある大学を見ても、全国の幅広い大学群から採用されているので、いわゆる学歴フィルターは存在していないと考えられます。
<大学院> 宇都宮大学、大阪工業大学、九州大学、東京理科大学、徳島大学、山口大学、琉球大学 <大学> 大阪学院大学、大阪工業大学、鹿児島大学、関西学院大学、北九州市立大学、九州工業大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、国士舘大学、上智大学、湘南工科大学、成城大学、専修大学、中央大学、中部大学、帝京大学、名古屋工業大学、日本大学、一橋大学、福岡大学、法政大学、明治大学、桃山学院大学、山口大学、琉球大学、早稲田大学 |
採用実績のある大学群を見てみると、MARCHや駅弁大学だけでなく、成成明学や日東駒専など工業大学を含め幅広い大学で内定を獲得しています。
しかし、なかには最難関大学と呼ばれる一橋大学や九州大学もあり、偏差値の高い大学からも採用されているため、内定を獲得しやすい企業とは言い難いでしょう。
とはいえ、理系・文系問わず応募資格があるので、誰にでも等しくチャンスがあると考えられますので、しっかりエントリーシートの対策をおこない内定獲得を目指しましょう。
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
ナカボーテックが求める人材とは?
結論から言うと、ナカボーテックでは金属の腐食に興味をもてる人を求めています。
また、将来のコンクリートクライシスを回避するためにも、コンサルティング能力や判断力のある人を重視し、チャレンジ精神やさまざまな技術を吸収したいなど、前向きな人材を採用したいと考えているのです。
ナカボーテックを目指す就活生には、人びとのインフラを守る社会貢献を意識しているひとが多く、新卒サイトでも、最初は漠然とした気持ちであっても、経験のなかでやりがいを見つけられるひとを採用したいと記載されています。
就活生に対して、入社前に知識やスキルを身につけることは求めておらず、入社後の研修や業務に携わりながら自己成長できる人材を重視しているのです。
取得資格数は非常に多く、福利厚生では充実した資格取得支援制度による補助があり、日本を縁の下から支えるナカボーテックに共感を持っている社員を大切にしています。
このような背景からも、金属の腐食や施工管理などの専門的な知識を持っていなくても良いと読み取ることができます。
参照ページ:
ナカボーテックの採用方向性の違いは?
ナカボーテックでは、技術職と営業職どちらかの配属となり、志望する職種によって求められる人材が少し異なります。
腐食防食について、日々研究・開発および施工している技術職は、さまざまな知識とスキルを身につけることが求められます。金属の錆びには電気工学、施工現場では土木、装置には電気・機械など、多方面にわたる分野を理解する必要があるのです。
そのため、技術職を志望する就活生には、スキルを身につける向上心や、すぐに効果が見えないなかでの忍耐や諦めないチャレンジ精神を持ち、チームワークを活かせる人材が求められています。
一方、営業職ではインフラ設備の腐食を防ぐことは、人びとや顧客の資産価値を守るだけでなく、災害から社会を守ったり、安心安全な暮らしを守ったりすることに繋がることの広報啓発活動をおこなうことがメインとなります。
無駄なコストをかけず、最適なプランを提案できる人材が鍵となり、70年以上も培ってきたナカボーテックの経験やノウハウを身につけ、提案力やコンサルティング力を発揮できる人材が営業職には求められます。
もちろん、マネジメント力やコミュニケーション能力も必須であると言え、定期点検や修繕に対するコストの必要性を、丁寧かつ論理的に説明できる人物が重視されるのです。
どちらの職種も学部・学科を問わず採用選考をおこなっており、スライド勤務制度や育児や介護による在宅勤務制度が取り入れられています。また、研修や資格取得制度をはじめとして、社宅や独身寮、福利厚生クラブや退職・企業年金制度、剤型貯蓄など福利厚生は充実しています。
勤務地は北海道から沖縄まで13都道府県にあるため、転勤なども視野にいれておく必要があります。
選考ステップやスケジュールに関する詳細は、ナカボーテックの採用ページで案内されているので、確認しておきましょう。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、就活生の能力や性格が、自社が求める人物像にどれくらいマッチしているかを重点的に確認しています。
就活生がどのようなことを学び経験してきたのか、就職後にどんな活躍をして力を発揮してくれるかを知りたがっているのです。
これは、応募者の能力や性格が、企業の文化や仕事内容にフィットしているかを見極め、採用後も企業理念に沿って仕事に携われるかを見極めるために必要としてるからなのです。
もちろん、就活生がどれくらいのモチベーションを持っているかも重要なポイントとなっており、高いモチベーションを持って働けるのかも見ています。
常に高いモチベーションを持って働ける社員は、常に自己成長を求め、高いパフォーマンスを発揮した仕事で企業に貢献してくれると考えられているからです。
そして、エントリーシートで特に重要なことは、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示すことで、このポイントをしっかり対策することで他の就活生との差別化を目指しましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートを書くときは、結論から書き始めると説得力が増します。
ぜひ以下の順番を意識して記入してみてください。
- 最初に結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この記入方法は、PREP法と呼ばれる文章構造で、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成にして読み手の理解を深めることができます。
PREP法を用いた文章を紹介するので、ぜひ以下の例文を参考にしてみてください。
結論:私の強みは提案力です。 理由:私は過去にアパレル店で販売のアルバイトをしていました。 商品の陳列レイアウトを社員の方と一緒に提案する場面があり、そこでエリアのモデルレイアウトとして紹介されるという成果をあげました。 具体例:普段から聞いていたお客様のお声だけでなく、店舗として押したい商品やセットアイテムとして購入していただき商品を近くにすることで、実際にセット買いの売り上げも増えたのです。 結論(結び):私はこのお客様目線に立った提案力という強みを生かし、貴社のお客様満足度をより向上させたいです。 |
ナカボーテックの価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで、特に重要なポイントの1つと言える「なぜこの会社を選んだのか」というポイントを明確にすれば、エントリーシート選考の通過率の上昇に期待できます。
たとえば、ナカボーテックであれば「ひたむきに防食技術を追求する」ことや「いまある価値を次代へ繋げる」ことがあり、これらを文章のなかで取り入れてみましょう。
施設や設備の資産価値、人びとの安心安全な日常生活を守るなど、社会貢献に対する思いを文章に含むことも効果があると言えます。
もちろん、ナカボーテックのエントリーシートでは企業理念への共感だけを記入する必要はありません。
ナカボーテックでは、電気防食工事にともなう腐食環境調査や付財調製造など、帯する総合的な事業が多数あります。
多分野にわたって力を発揮できる場所がナカボーテックには用意されているので、自分の強みや経験、性格を活かして将来像を論理的な文章で伝えることもできます。
エントリーシートで大切なことは、数ある建設業者のなかで、「なぜナカボーテックを志望したのか」ということを、論理的に説明することです。
参照サイト:事業紹介-株式会社ナカボーテック
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけとしては、主に就活生の論理的思考を試しているセクションだと捉えておきましょう。
もちろん、エントリーシートの内容も評価対象になっていると言えますが、特に文章の構造や論理的な展開となっているかに注目しています。
ナカボーテックの内定を目指すなら、まずはエントリーシートの選考突破が重要ですので、企業に提出するまえには必ず論地展開や文書構造を見直しておくことが推奨されます。
また、エントリーシートにおける企業の設問には、各項目ごとの回答で以下のように分類されて企業は確認しています。
設問 | 選考基準 |
志望動機 | 企業研究や熱意、成長意欲、社会貢献 |
過去の経験 | コミュニケーション能力や実績、研究 |
未来目標 | 向上心や社会貢献 |
価値観 | 個性や協調性、社会貢献 |
その他 | 長所や論理性、研究内容 |
エントリーシートを提出するときは、各設問で企業が注目しているポイントを意識して、対策しながら記入することが大切です。
なお、エントリーシート対策をする上で必要な情報が、下記のエントリーシート対策記事で詳しく紹介しているので、ぜひ合わせてご確認ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
ナカボーテックの選考において、過去のエントリーシート回答例はWEB上では見当たりませんでした。
しかし、ナカボーテックでは社会貢献を重視した企業であることから、ここでは社会貢献を中心にしたエントリーシートの書き方について紹介します。
ナカボーテックのエントリーシート
志望動機
・なぜこの企業を志望しているのかを教えてください。
【記載例】
私は、貴社の事業を通して地域に密接したサービスを提供したいと考えています。 貴社は、腐食の問題解決ができる技術と、59%のシェア率、また経営資源や仕組みを活用して地方との連携を図り、経済の活性化やインフラの安心安全を守っています。 私の住む地域は波浪の多い海岸線で、住民は塩害による防食に強い不安を持っています。しかし、近年は貴社の電気防食技術を取り入れた工事が進み、防食が目立つ街並みが変化し、少しずつ街全体が綺麗になり、明るく活気を取り戻してきました。この背景には、貴社の長年培ってきた経験と技術が大きく影響していると私は考えています。 貴社は、私たちが住むインフラを守るだけでなく、高度成長期における鉄鋼業の発展とともに引き継がれてきた日本の社会基盤を守るために、常に技術の発展や施工を進めている企業です。 企業研究を進めているうちに、鉄が錆びるということは避けられない現代の技術を知り、将来のコンクリートクライシスを避けるためには、貴社の技術が必要不可欠であると感じました。 私は、日本社会の高度成長期から今まで引き継がれてきた日本経済、人びとの生活のインフラを守る事業に少しでも携わりたいと思っています。 日本の経済を守る一員となって、社会課題に正面から向き合いたいと考えています。 |
ポイント:結論ファーストで展開された文章である点が評価できます。また、自分がどのような将来像を描いているのかという点や、企業研究をしっかりおこない、ナカボーテックの企業理念に共感している言葉も、高い評価を得られると考えられるでしょう。
自己PR
・自己PRをしてください。
【記載例】
私の強みは、他人がやりたくないことでも取り組める実行力です。困難な課題や、面倒なことでも、最後までやり抜くことができます。 コンビニでアルバイトをしていた際、誰も清掃をやりたがらず、店舗の汚れが目立っていることを感じていました。清掃は、汚れた床やトイレを掃除する、ゴミを捨てるなどの仕事です。最初は、汚れや臭いに慣れず、嫌になる時もありました。しかし、店が綺麗担っていく様子を見るうちに責任感が生まれ、次第に周りのアルバイトを誘って掃除をするようになりました。 その結果、店舗全体に掃除の習慣がつき、店長からも「清掃がきれいになった」と評価されました。 貴社に入社した際には、この実行力を活かして、困難なプロジェクトにも果敢に挑戦し、貴社の成長に貢献していきたいです。また、チームで働く際には、メンバーのサポートを惜しみなく行い、チームの目標達成に貢献していきたいです。 |
ポイント:結論ファーストの文章展開と、過去の経験をもとにした具体例は、強い説得力があり評価されます。就職後の活躍についても具体的に触れており、採用面接者がエントリーシートに目を通したとき、採用後のイメージがつきやすくなります。例文の文章構造のように、自己PRでは採用後のイメージも含めた文章にすれば、より強いアピールに繋がるので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
この記事では、ナカボーテックの会社概要やエントリーシートの書き方について、それぞれ詳しく解説しました。
ナカボーテックは、金属の腐食防止技術の発展に注力しており、70年を超える経験と知識で、私たちのインフラを守っています。
金属の腐食が避けられない現代において、腐食による社会問題はいつなんどきコンクリートクライシスを引き起こすかわかりません。
崩れ落ちてからでは莫大なコストがかかるからこそ、定期的な点検と修理が必要不可欠です。
しかし実際はこれらの腐食問題に気づいていない場合も多く、日本を縁の下から支える社会貢献の意識を高く持ち、一緒に働けるひとを求めています。
スキルや技術よりも、ナカボーテックでは「成長意欲」や「挑戦する意識」を強く持っている人材を重視しており、ポテンシャルや自己啓発に高い意識を持ち、社会の発展や次代に繋げたいという強い意思を持った人材が評価されています。
エントリーシートを書くときは、ナカボーテックの価値観や求める人物像に沿った内容を心掛けておくことが大切です。
この記事が、ナカボーテックの内定に一歩でも近づけるための参考になることを願っています。