【企業分析】東芝ライテックの就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説
2024年3月22日更新
はじめに
東芝ライテック株式会社は、神奈川県横須賀市に本社を置くLED電球・蛍光ランプ等の照明器具・管球および電気設備資材を製造する企業です。
東芝グループを構成し、照明事業に関して世代を超えて培ってきた発想力や技術力を結集させています。
「光」を起点とした幅広い事業領域に、ソリューション展開を続けています。
今回は、そんな東芝ライテックの企業研究を行うための基礎知識や社風、選考対策などをご紹介していきます。
東芝ライテックへの就職に興味がある以下のような就活生を対象に、企業分析を行っています。
ぜひ最後までご覧ください。
- 東芝ライテックの仕事内容が気になる
- 東芝ライテックの就職難易度を知りたい
- 東芝ライテックの選考対策として何をすれば良いかわからない
また、照明器具・管球および電気設備資材の製造以外の業界については、以下の記事で概観しているので、ぜひご覧ください。
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この記事の結論
先にこの記事の結論からお伝えすると、東芝ライテックの就職難易度は平均的です。
以下の参照記事で解説している就職偏差値を参考にすると、標準難易度といえるでしょう。
また、採用大学には様々な偏差値帯や種類の学校の実績があるので、選考対策をしっかり行えば内定を獲得できる可能性は十分にあります。
東芝ライテックは選考にあたり、書類選考(エントリーシート、適性テスト)を実施しません。
所定の期日までにエントリーシートの提出と適性テストの受検を終えた全ての就活生と、1次面接を行う方針です。
次の章から各内容や、その他就活に役立つ情報を紹介しますので、ぜひ最後まで読んでください。
東芝ライテックについて
出典元
会社概要
東芝ライテックは、LED電球・蛍光ランプ等の照明器具・管球および電気設備資材の製造メーカーです。
「東芝」という名称からも分かるように、東芝グループを構成する企業です。
東芝グループは、経営理念として「人と、地球の、明日のために。」を掲げています。
照明事業の価値を大きく発展させることを通じて、カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミーを実現することを目指している企業です。
東芝ライテックは具体的な取組みとして、一般照明事業では次世代照明である「Lighting5.0」を実現すべく、率先的な取り組みを行っています。
産業用光電事業では顧客の潜在的ニーズを具現化し、課題解決に向けて貢献しています。
さらに新事業領域では、長年培ったUV技術を応用したUVライティングの他、CPS(Cyber Physical System)によるソリューションサービスを提供することにより、新たな付加価値を提供しています。
このように、東芝ライテックは既存の照明事業を中心としつつ、さらに深く掘り下げて新たな事業領域に挑戦しています。
参照ページ
各事業別の売上規模
東芝ライテックの2022年度の売上高は715億400万円で、純利益は3億3,200万円でした。
東芝ライテックの売上高は、2018年度に994億4,000万円を記録したものの、それ以降は減少を続け、2021年は694億8,100万円となりました。
しかし、2022年度には上昇しています。
各事業ごとの売上高は非公開でした。
参照ページ
各事業セグメントの解説
東芝ライテックの主な事業セグメントは以下の通りです。
事業部門 | 活動内容・商品 |
UVライティング事業 | ウイルス抑制・除菌用UV照射器「UVee」。ウイルス抑制・除菌脱臭用UV‐LED光触媒装置「UVish」、水殺菌、鮮度維持等 |
サイバーフィジカルシステム事業 | クラウドAI画像解析サービス「View LED Solution」等 |
照明器具・電設資材事業 | カメラ付きLED照明「ViewLEDシリーズ」、新ワイドシリーズ配線器具「WIDE‐i」、屋外用配線器具「Exterio」等 |
システム照明事業 | 航空灯火システム、舞台・スタジオ照明システム、景観照明システム、照明制御システム等 |
車載用・産業デバイス用光源 | 小型電球、LED、自動車ヘッドランプ用光源、UV関連製品、UVライティング、IRヒーター関連製品 |
東芝ライテックは顧客の「快適・ワクワク・感動」を実現するため、上記のように様々な取組み・商品の開発提供を行っています。
以下参照ページを紹介するので是非確認してみてください。
参照ページ:
東芝ライテックで働いている社員は?
平均勤続年数は?
東芝ライテックの平均勤続年数は25年です(2022年3月末時点)。
製造業の平均勤続年数は11.5年~15.4年であることから、業界平均よりも社員が長く勤務する職場といえるでしょう。
平均年収は?
2022年度の東芝ライテックの平均年収は590万円でした。
全国平均の年収が458万円であることを考えると、 全国平均よりも高い水準です。
平均残業時間は?
東芝ライテックの従業員の平均残業時間は、1ヵ月あたり24.3時間でした(2021年度実績)。
製造業で働く従業員の平均残業時間は15時間のため、業界内では平均より多いといえます。
平均ボーナス額は?
東芝ライテックのボーナス額は、1,000,000円(年2回計)でした。
どんな文化なの?
東芝ライテックは、日本で初めて白熱電球を実用化した東芝のグループ会社であり、照明事業の技術を承継するメーカーです。
新しい技術の開発と新しい照明の提案に取り組み、夢を実現し、やりがいを持って働ける環境が整っています。
このように東芝ライテックは、社員の想いとやる気を重視する会社です。
自分が主役となり目標に向かって創意工夫ができるため、変革を恐れず、積極的に行動することができる人に向いています。
参照ページ
就職偏差値・難易度および業界での立ち位置
照明事業を展開する他の企業と比較して、東芝ライテックの立ち位置を紹介します。
売上高や就職偏差値なども参照し、競合他社と比較してみましょう。
まず売上高ですが、国内における照明事業のシェアトップはパナソニック株式会社であり、2022年度における「くらし事業」の売上高は3兆4,833億円です。
同社は別格として、東芝ライテックと似た企業の2022年度の売上高を見ると、株式会社遠藤照明は457億3,100万円、三菱電機照明株式会社は293億円でした。
会社名 | 売上高(2022年度) | 平均年収 | 就職偏差値 | 社風 |
東芝ライテック | 715億400万円 | 590万円 | 54 | 保守的 |
遠藤照明 | 457億3,100万円 | 561万円 | 53 | チャレンジ精神旺盛 |
三菱電機照明 | 293億円 | 511万円 | 51 | 保守的 |
東芝ライテックは東芝グループを構成する企業ですが、親会社である株式会社東芝の状況をご紹介します。
東芝は外国の投資ファンドであるアクティビストの経営介入を断ち、経営を安定させるために、日本産業パートナーズからの株式公開買付(TOB)提案を受け入れました。
応募は全体の78%を超え、2023年12月20日には東京証券取引所プライム市場および名古屋証券取引所プレミア市場で上場廃止となっています。
参照データ
東芝ライテックの新卒募集要項について
以下に東芝ライテックの新卒募集要項についてまとめました。
研修制度は、入社後1年間は先輩社員がメンターとなって直接指導を行うシステムです。
新入社員が陥りがちな不安は払拭されるでしょう。
また、東芝ライテックの研修だけでなく、東芝グループの研修も受講できて充実しています。
各項目 | 詳細 |
---|---|
職種 | ・技術系/研究開発職 開発設計職、生産設備開発職 ・営業職 ・スタッフ部門(総務、経理、調達等) |
給与(2023年4月入社 初任給実績) | 修士了:257,000円 – 大学卒:232,000円 – 高専卒:230,000円 備考:時間外手当、次世代育成手当、通勤手当、昼食手当(勤務地による)、単身 赴任手当等 |
賞与 | 年2回(7月、12月)業績連動型 |
研修制度 | 新入社員導入研修の後、1年間は先輩社員がマン・ツーマンで指導。職種別・階層別教育制度をベースにして、必要な時期に教育を受講可能。自己啓発支援制度が整備され、東芝グループの教育研修への参加も可能 |
福利厚生 | 退職手当金制度、社宅(借り上げ)、財産形成援助制度、社員持株会、選択型福祉制度、東芝保険制度、育児・介護休職制度、短時間勤務制度等 |
求める人材
東芝ライテックが求める人材として、下記のものを公表しています。
未来を思い描き、目標に向かって自己研鑽できる方
- モノづくりに興味があり、未来への夢を具現化しようと努力できる。
- 目標に向かって学び続け、創意工夫ができる。
- 常に課題意識を持ち、変革への情熱を抱ける方
- 探求心や向上心があり、根気強く課題解決に取り組める。
- 変化を恐れず、あらゆる機会を成長する場と捉えて挑戦できる。
- 周囲と協力し合い、誠実かつ積極的に行動できる方
- 様々な価値観を尊重し、チームワークと主体性を大切にできる。
- 自身の言動に責任と自覚を持ち、進んで行動できる。
これらは、東芝ライテックの経営理念である採用メッセージの『(お客様とともに)「快適・ワクワク・感動」を実現します』、「(パートナーとともに)従来の枠を超えた新たな価値を創ります」、「(従業員とともに)働く人の安全と健康増進を図り活気ある社会づくりに貢献します」につながってきます.。
エントリーシートや面接中にこれらの意識を持っている人材かどうかを見られるので、ぜひ意識して選考に臨みましょう。
新卒採用のフロー
東芝ライテックの選考は、下記の通りの選考フローとなっています。
面接では志望動機などのスタンダードな質問の他、他の応募者と比較して優れた事項の質問もされるのが特徴です。
選考対策として、入社意欲や将来のプランが明確であるかどうかも重視されます。
今後のキャリアを形成していく上で必須事項なので、明確にしておきましょう。
①会社説明会
Web上で必要事項を入力し、会社説明会参加の申し込みを行います。
会社説明会では、東芝ライテックのイメージを具体的に理解することを目的として行われます。
東芝ライテックの経営理念をはじめ、手掛けている事業の内容、取り扱う製品についての説明、福利厚生や新入社員の教育体系等についても説明されるでしょう。
会社説明会に参加するなら、事前に自身で東芝ライテックの企業研究を行っておくと有用です。
説明会当日、会社からの説明を通じて、自身が東芝ライテックで働く姿や成長していく姿を具体的にイメージできるでしょう。
可能であれば事前に質問事項を用意しておき、積極的に質問してください。
そうすれば、会社から意欲ある就活生だと認識してもらえるでしょう。
②エントリーシート提出・適性テスト受検(C-GAB)
エントリーシートはWeb上で記入します。
東芝ライテックを志望する理由や自己PRなど基本的な事項が中心となるでしょう。
必須項目はそれほど多くはありません。
自己PRは、その後の面接で面接官から深堀されたいことを記述しましょう。
言い換えると、あなたが会社に対してアピールしたいこと、得意なことなどを中心に記述するといいのです。
エントリーシートの提出は随時受け付けていますが、1次面接ではエントリーシートの提出と適性テストの受検を完了している必要があります。
期限ギリギリになって慌てることを避け、スケジュールを前倒しで準備することを意識しましょう。
そうすることで、面接においても落ち着いて面接官との対話ができます。
適性テストはテストセンターでの受検となり、科目は、言語、非言語、英語です。
テスト時間は全体で1時間程度です。
東芝ライテックは書類選考を行いません。
所定の期日までにエントリーシートを提出し、適性テストの受検を終えた就活生全員と1次面接を行います。
形式的な選考ではなく、面接を通じて広く有能な人材を採用しようとしているため、多くの応募を歓迎しています。
以下に参考になる記事を紹介します。
③複数回面接
1次面接
東芝ライテックでは、1次面接はグループ(学生2:社員1)で実施されます(オンライン形式)。面接時間は30分程度です。
エントリーシートに記載した事項を掘り下げる質問がされるため、わかりやすく答えられるようにしておきましょう。
東芝ライテックに入社し、何をしたいのか(研究開発・器具設計・回路設計、どのような製品に携わりたいか等)明確に応えられるように準備をしてください。
グループで行われる以上、面接官は他の就活生との比較を行います。
このため、志望動機を明確にすることはもちろん、プラスアルファとして趣味、アルバイト、部活など、他の就活生と差をつけられることをアピールしましょう。
これについては、事前に十分に時間をかけて自分なりに整理しておいてください。
2次面接
2次面接は、学生1:社員3で実施されます(オンライン形式)。面接時間は1時間程度です。
1次面接とは異なり、他の就活生の回答内容等を気にする必要はないでしょう。
志望動機については、「自分が東芝ライテックのどこに惹かれたのか」「なぜ東芝ライテックなのか」を自分に問いかけ、自分なりの答えを準備しておいてください。
結果は4~5日以内に通知されます。
3次面接(最終面接)
3次面接(最終面接)は、学生1:社員3で実施されます。面接官を務める社員は部長クラスになります。
最終面接まで来ると、質問内容もさらに深彫りされたものになり、業務への適性があるかを確かめるような質問に加え、経営目線からの質問も多くなります。
東芝ライテックは、照明・あかりを取り扱う企業です。日常生活において、「あかり」というものは、当たり前のように存在するので普段意識することが少ないかもしれません。しかし、「あかり」は、人々の生活に欠かせないものであり、また少なからず人々の気持ちに大しても影響を与えるものであることを考えてみることも有効です。
④内定
複数回の面接を突破して内定が決まります。
採用大学
東芝ライテックの採用大学の実績を以下に掲載します。
最難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えられるでしょう。
<大学> 青山学院大学、宇都宮大学、愛媛大学、大阪大学、関西学院大学、九州大学、京都大学、熊本大学、群馬大学、慶應義塾大学、神戸大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、芝浦工業大学、信州大学、上智大学、清泉女子大学、西南学院大学、専修大学、千葉工業大学、千葉大学、中央大学、東海大学、東京経済大学、東京工業大学、東京大学、東京電機大学、東京理科大学、東北大学、鳥取大学、同志社大学、名古屋大学、日本女子大学、日本大学、広島大学、佛教大学、法政大学、北海道大学、松山大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学 その他全国国公私立大 |
偏差値が高い大学も採用大学にありますが、東芝ライテックは多様な学生層からの就活生を積極的に採用しています。
さらに、東芝ライテックはエントリーシートと適性テストの受検結果をもとにした書類選考を実施せず、所定の期日までにエントリーシートの提出と適性テストを受検した全ての就活生と1次面接を行います。
よって、学歴が原因で不採用になることは考えにくいでしょう。
しっかりとエントリーシートや面接対策をして、内定を獲得してください。
就職偏差値・難易度
ここまでの内容を踏まえて、東芝ライテックの就職偏差値・難易度を見てみましょう。
結論としては、偏差値・難易度は標準的といえます。
その理由として以下の3点が挙げられます。
- 採用フローとして特別なステップがないから
- 採用大学を見る範囲では学歴フィルターがあまりないから
頻出質問である「ガクチカ」や「志望動機」など、基本的な事項をしっかりと対策をしていれば難しすぎることはないでしょう。
しっかりと対策を行い、内定を獲得してください!
就職偏差値・難易度については、以下の記事も参考にしてみてください。
参照ページ
まとめ
東芝ライテックは、LED電球・蛍光ランプ等の照明器具・管球および電気設備資材の製造メーカーです。
東芝グループに属しているため知名度が高く、特に理系の学生を中心に多くの学生の応募が予想されるでしょう。
選考に勝ち抜くためには、事前に企業研究を丹念に行い、他の就活生より秀でている部分はどこか自己分析しましょう。
エピソードを交えて明確に説明できるか、整理しているかで就活での結果は変わってきます。
とはいえ、学歴重視をする企業ではないので、全員に等しくチャンスがあるでしょう。
対策をしっかり行って選考に望んでください。
ぜひこの記事を参考にして内定を勝ち取ってください。
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