最終面接で失敗しないために気をつけること7選!逆質問時についても例文付きで解説
2024年3月26日更新
はじめに
いよいよ就活も大詰めの最終面接。学生のなかには、最終面接に進むと、内定が約束されていると考えている方も多いようですが、それは間違いです。最終面接=内定獲得とは限りません。
大手企業の最終面接倍率は2〜3倍といわれています。つまり、最終面接に進んだ人の半分以上は不合格になるのです。
せっかくここまで来たのに、最後の最後で足元をすくわれては元も子もありません。
そこで本記事では、最終面接を控えた学生に、最終面接の攻略法を解説します。
逆質問時の例文も紹介しますので、最終面接でつまずかないためにも最後まで読み進めてみてください。
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最終面接はほぼ受かるとは限らない!最終面接で失敗しないために気をつけること7選
結論、最終面接に進めば、内定が約束されているわけではありません。よく、内定面接は「入社後のすり合わせをするだけだ」という文言を聞くこともあるかもしれませんが、そんなことはありません。落ちる方は大勢いらっしゃいます。
「油断して失敗した!」とならないためにも、以下について解説します。
- 熱意を伝える
- マナーに気をつける
- 身だしなみに気をつける
- 面接官の情報を調べておく
- ハキハキとした受け答えでのぞむ
- これまでの面接内容を復習しておく
- 企業方針や理念に否定的な態度を示さない
後悔しないためにも、それぞれ詳しく見ていきましょう。
熱意を伝える
前回の面接で基本的な考え方を聞いているため、最終面接ではとくに人柄や貴社に入社したい、活躍したいなどの熱意が大切になってきます。
企業は単に能力が高いだけでなく、強い意欲を持って仕事に取り組む人材を求めています。
熱意を伝えるためには、企業理念や事業内容などの情報を取得しておきましょう。
取得方法には、以下があります。
- 企業の公式サイト
- ニュース記事
- 説明会
これらを調べてから、自分なりの考えを整理しておきましょう。
また、言葉だけではなく態度も重要です。
たとえば、身を乗り出すように面接官の目を見て話したり、声のトーンを上げたりするだけでも熱意は伝わります。
ただし、オーバーリアクションになってしまうと、かえって逆効果となってしまうのでやりすぎには注意しましょう。あくまでも自然にできることが大事です。
マナーに気をつける
最終面接では社長や部長といった重役クラスの面接官が多いです。
そのため、とくに社会人としての適性を判断する材料としてマナーについて厳しく見られがちです。
具体的な判断材料は、以下が考えられます。
- 時間に遅れない
- 入退室時のマナー
- 正しい言葉遣い
これらのマナーを厳守できれば、社会人としての適性をアピールできます。
また、入退室時も厳しくチェックされますので、基本的な流れを以下で復習しておきましょう。
- ドアのノックは3回
- 「失礼いたします」と言ってからドアを開ける
- 後ろを向いてドアを閉める(後ろ手で閉めないこと)
- 椅子の横まで移動し、「本日はよろしくお願いいたします」と挨拶をしてお辞儀をする
- 面接官に「どうぞ」と言われてから「失礼します」と言い、座る
退室時においても立ち上がる前に「本日はありがとうございました」と一礼し、ドア前まで移動してから振り返って「失礼します」と挨拶します。
これらのマナーがひとつも守られていないと「この就活生は事前にマナーを調べてこないのかな」と思われてしまいます。
基本的なことではありますが、気が緩んでしまうと普段のマナーが出てしまいますので、十分気をつけるように意識しましょう。
身だしなみに気をつける
最終面接では、身だしなみに細心の注意を払う必要があります。
清潔感のある身なりで面接にのぞむと、仕事に対する真剣さや社会人としての適性をアピールできるためです。
最終面接で身だしなみを整えることは、社会人としてのマナーのひとつであり、面接官の評価に大きな影響を与える部分です。特に、学生はフレッシュさが求められるので、だらしない身だしなみは減点評価となりますので注意してください。
ハキハキとした受け答えで臨む
最終面接では、質問に対してハキハキと受け答えすることが非常に重要です。
質問には必ず自信を持って答えるようにしましょう。
自信が持てず言葉が詰まったり声が小さくなったりすると、面接官への印象が悪くなってしまいます。
ハキハキと受け答えするためには、まず声の大きさやトーンに注意しましょう。
聞き取りやすい声の大きさを保ち、メリハリのある話し方を心がけ、目を見て話すことで自信がある印象を与えられます。
また、事前に聞かれるであろう質問をリストアップし、回答を準備しておきましょう。
回答の要点をまとめ、友人や家族に聞いてもらうなど練習が大事です。
「でも、答えに困ってしまう質問が飛んできたらどうしよう・・・」
その場合は、正直に「申し訳ありません。少し考えるお時間を頂いてもよろしいでしょうか」と素直に答えましょう。
当然、面接ではテンポよく答えることが大事です。しかし、それを意識するあまり、誤った発言をしたりごまかしたりすると、かえって印象が悪くなってしまいます。
ハキハキとした印象を持ってもらうためにも気をつけるべきポイントのひとつでしょう。
これまでの面接内容を復習しておく
最終面接に臨む際は、これまでの面接内容を入念に復習しておきましょう。
前回と同じ面接官であれば、内容を覚えているもしくは記録されている場合があるので、一貫性のある受け答えが重要になってきます。
企業研究の内容や志望動機は改めて聞かれやすい項目なので、再度確認しておきましょう。
また、最終面接では面接官から前回の内容を踏まえたうえで、さらに掘り下げた質問をされることがあります。
たとえば「前回おっしゃっていた〇〇について、もう少し詳しく教えてください」といった質問です。
そのため、前回の質問を復習しておき、プラスしてもう少し掘り下げた内容も考えておくと、より面接官への評価が高まると考えられます。
面接官の情報を調べておく
面接官の情報を事前にリサーチしておくことも重要なポイントです。
「事前に面接官ってわかるものなの?」と思いますが、最終面接の面接官はたいてい役員クラスなので、社長や専務・部門長あたりで目星をつけて情報を収集しましょう。
面接官の役職や経歴、専門分野などを把握しておくと、面接での話題選びや質問内容を適切に設定しやすくなります。
具体的な情報収集方法としては、企業の公式サイトやSNSアカウントをチェックしてみましょう。
役員紹介のページがある場合は、面接官の略歴や担当業務について確認しておくことが重要です。
また、専門分野に関連する記事や講演記録などがあれば、目を通しておくことをおすすめします。
ここまでできれば、面接官からも「そこまで調べ上げているのか」と感心され、他の就活生と差別化が図れます。
ただし、プライベートな内容に踏み込みすぎないように気をつけましょう。
あくまでも、公開されている情報を参考にするぐらいにとどめ、面接では自然な流れで会話におり交ぜるようにします。
企業方針や理念に否定的な態度を示さない
最終面接において、たとえ自分の価値観と一致しない部分があったとしても、企業の方針や理念に対して否定的な態度を取ることは慎むべきです。
そのため、企業の方針に理解を示し、前向きに捉えようとする姿勢が大切です。
とくに面接官の中には、その方針や理念の策定に直接関わった人物もいる可能性があります。
そのような相手の前で否定的な発言をすれば、面接官との信頼関係を損ねるだけではなく最悪の場合、内定までたどり着かない恐れもあります。
では、自分の価値観と企業の方針にズレがある場合、どのように対応すべきでしょうか。
ひとつの方法としては、企業の方針を尊重しつつ自分の価値観を活かせる部分を見出すことです。
たとえば「御社の〇〇という方針には深く共感しました。一方で、××という点については、自分の経験を活かしてこのように貢献できるのではないかと考えています」といった言い方ができるでしょう。
また、企業理念や方針に疑問がある場合は、入社後のミスマッチを防ぐためにも深く聞いてみることもひとつです。
最終面接では企業の方針や理念に対する姿勢が問われやすく、否定的な発言は面接官にとって悪い印象を与えてしまいます。
企業を尊重しながらも自分の価値観も大切にする、バランス感覚が求められるといえるでしょう。
最終面接の逆質問時で気をつけること4選【質問例付き】
最終面接で逆質問をする場合にも、気をつけるべき事項があります。たとえば、以下です。
- 価値観について聞いてみる
- 企業理念や方針について聞いてみる
- 面接中に思いついた疑問を質問してみる
- 事業内容について踏み込んで聞いてみる
質問例を挙げたうえで、それぞれ詳しく解説します。
価値観について聞いてみる
【有効的な質問例】
- 御社が大切にしている価値観を教えていただけますか?
- 御社が一緒に働くうえで求めるものやスキルはなんでしょうか。
最終面接の逆質問では、企業の価値観について尋ねてみると効果的です。
また、自分の価値観と合うかどうかを確認することもできます。
ただし、価値観について質問する際は、単に「御社の価値観は何ですか?」と尋ねるだけでは不十分です。
事前の企業研究で得た情報を踏まえたうえで、具体的な質問をすることが求められます。
たとえば、「御社の経営理念に『〇〇』とありますが、この価値観を実現するために、社員の方々はどのような行動を心がけているのでしょうか?」といった質問が効果的でしょう。
企業理念や方針について聞いてみる
【有効的な質問例】
- 御社の経営理念について、もう少し詳しく教えていただけますか?
- 御社が目指す将来像や、そこに向けての戦略について伺えますか?
最終面接の逆質問では、企業の経営理念や方針について尋ねるのも効果的なアプローチです。
企業の長期的なビジョンや目標を理解できるでしょう。
また、それらの理念や方針に自分が共感できるかどうかを見極める際の材料にもなります。
ただし、質問する際は表面的な内容に終始しないように気をつけましょう。
面接官に「この就活生は、弊社を調べていないのかな」と思われてしまいます。
そのため、公式サイトや企業説明会などで得た情報をより具体的に質問できると良いでしょう。
たとえば「御社の経営方針に『イノベーションの追求』とありますが、実際にどのような取り組みを行っているのでしょうか?」といった具合です。
先述したとおり企業理念や方針は、自身が共感できるかを知る機会にもなります。
形式的な質問とならないように気をつけながら質問をしてみましょう。
面接中に思いついた疑問を質問してみる
【有効的な質問例】
- 先ほど〇〇といったお話がありましたが、具体的にどのような内容なのかもう少しお聞かせいただいてもよろしいですか?
- 先ほどの〇〇のお話で、非常に興味があるのですが、必要なスキルや資格はありますか?
最終面接の逆質問では、面接の流れの中で生じた疑問点を質問に取り入れるのも効果的です。
ただし「なにか逆質問を考えないと」と思い、今聞かれている質問の回答がずれてしまっては逆効果です。
その場合は、無理に質問しようと考えずに「これあとで聞いてみよう」ぐらいの感覚で逆質問時に聞いてみましょう。
なかなか高度ではありますが、ここまで柔軟に対応できる就活生は面接官からの評価は高いです。
事業内容について踏み込んで聞いてみる
【有効的な質問例】
- 〇〇事業の強みや競合他社との差別化ポイントは何でしょうか?
- 〇〇の主力事業について、今後の展望があれば可能なかぎり教えていただけますか。
- 〇〇事業の立ち上げを進められているかと思います。非常に興味があるのですが、参加するためにはどういった条件が必要になってくるでしょうか。
事業内容について、深く掘り下げて質問するのも良いでしょう。
企業の将来性を知れるだけではなく、事業に対する理解度の高さをアピールすることもできます。
ただし、企業理念や方針と同様、公式サイトに載っている表面的な知識だけでは不十分です。
その場合は、業界の動向や競合他社の状況なども情報収集しておきましょう。
逆質問の内容が弱くなってしまうと、かえって面接官の印象を悪くしてしまうので、慎重に聞くべき内容を精査しましょう。
最終面接で受かるサイン5つ
最終面接では、受かったと思えるポイントを知りたいと思う方も多いはずです。
たとえば、以下の5つが考えられます。
- 前回の面接から最終面接までの期間が近い
- 面接時間が長い
- 第一志望か聞かれる
- 採用前提の質問をされる
- 会社の魅力について話される
これらのサインがあると、最終面接が通る確率は高まります。
とはいえ、まだ面接は終わっていません。最後まで気を抜かずにのぞむためにも、それぞれ詳しく解説していきます。
前回の面接から最終面接までの期間が近い
前回の面接から最終面接までの期間が短い場合、企業側があなたに高い関心を持っている可能性があります。
なぜなら、早く採用したいもしくは他に受けている企業へ気持ちが傾いてしまわないようにしたいからです。
ただし、早く最終面接が来たからと油断するのは禁物です。
謙虚な姿勢を保ち、最後まで全力でのぞむ気持ちが何より大切です。
面接時間が長い
最終面接の時間が通常よりも長い場合、企業側があなたに強い関心を寄せている可能性が高いと考えられます。
面接官があなたの経験やスキル、人柄などをより深く知りたいと考えている可能性があるためです。
面接の平均時間は、一般的に30分~60分ぐらいといわれています。
そのため、60分以上となる場合は、受かるサインのひとつの目安といってもいいでしょう。
また、長時間となるケースの場合は、質疑応答だけではなく、雑談の場が設けられることもあります。
その際も、気を緩まず言葉遣いや態度に気をつけて集中力を維持しましょう。
会社の魅力について話される
最終面接の場で、面接官から会社の魅力について積極的に語られた場合は、受かるサインのひとつです。
面接官の意図としては会社の魅力を伝え、あなたの入社意欲を高めようとしているのかもしれません。
このような状況では面接官の話に真剣に耳を傾け、共感する部分があれば積極的に伝えましょう。
ただし、会社の魅力について積極的に話があった場合は、内定に近づいたサインといえますが確約されたわけではありません。
そのため、最後まで謙虚な姿勢を崩さず、全力でのぞみましょう。
採用前提の質問をされる
最終面接で入社後の配属先や勤務地、研修プログラムなどについて具体的な質問を受けた場合は、採用を前提としているサインかもしれません。
採用候補者の最終段階で検討している証拠であり、企業側としてはスムーズな入社と活躍を期待している可能性があるためです。
配属先の場合は、自分の強みやスキルを活かせる部署があれば、具体的に伝えることが有効です。
また、勤務地に関しては、柔軟に対応する意思があることを示すと良いでしょう。
ただし、採用を前提に進め「絶対にその部署に配属してください」などと、強い要望を出すのは避けるべきです。
質問の回答次第では、他の候補者に内定が決まってしまう可能性もあるため、あくまでも謙虚な姿勢で柔軟性を示すことが大切だといえます。
第一志望か聞かれる
最終面接で「弊社が第一志望ですか?」と質問された場合は、企業があなたの採用に前向きであるサインといえます。
面接のこの段階で志望順位を尋ねるということは、あなたを入社候補者として真剣に検討している証拠だと考えられるからです。
企業側としては、内定を出す前に、あなたの入社意欲を確認したいと考えています。
このような質問を受けた際は、率直に「第一志望である」ことを伝えましょう。
また、他社の選考状況について問われた場合の対応も考えておくと良いです。
たとえば「他社様からもお声がけいただいておりますが、御社が最も魅力的に感じております。ぜひ御社で働かせていただきたいと考えています」といった形です。
答え方次第では「第一志望じゃないなら、別の面接者に内定を出そう」と思われてしまう可能性がありますので、ここは第一志望であることをしっかり伝えましょう。
第一志望であると伝える際には、必ずその理由までを話すようにしましょう。ただ「御社が第一志望です」と伝えると常套句にしか聞こえないので注意してください。
まとめ:最終面接でほぼ受かるからと気を抜かずに全力でやり切ろう!
本記事では、最終面接で気をつけるべきことや逆質問時、受かるサインについて解説しました。
最終面接は内定に近づく重要な関門ですが、ほぼ受かるからといって気を抜かずにひとつひとつ誠意を持って向き合うことが大切です。
また、就活では1つ内定をもらうだけで、かなり精神安定剤となります。
「最初の内定までは長かったが2社目からは早かった」という学生も少なくありません。
最後に内定を獲得して、これからの社会人ライフを豊かにしていきましょう。
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