【26卒】志望動機の書き方はラブレターと同じ!業界ごとの例文も徹底解説
2024年3月26日更新
はじめに
就活において、エントリ―シートの作成はとても時間がかかって大変ですよね。
なかでも、志望動機の書き方につまづいている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、
- 志望動機を書くのに時間がかかる
- 目立った動機が見つからない
という方に向けて志望動機の書き方を徹底解説しています。
業界別の例文についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
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志望動機を書くには情報収集が必須
志望動機を書くには情報収集が必要不可欠です。
志望動機はガクチカや自己PRとは違い、企業側の情報がメインとなっています。
そのため、企業についての情報収集をせずに志望動機は書けません。
また、情報収集の手段はいくつかありますが、有効なものとしては説明会に参加することです。
企業説明会では、必ず「その企業がアピールしている強み・得意分野」を学生にむけて紹介しています。
志望動機の書き方に悩む方の特徴として、「その企業でなければできないこと」がわからない傾向です。
しかし、説明会に参加することで、企業側が自社の強みをすべて語ってくれます。
また気になったことは社員の方に直接聞けるというメリットもあるので、興味のある企業の説明会には積極的に参加しましょう。
志望動機というのは、よくラブレターに例えられることがあります。
ラブレターではその人の好きな所から、付き合ったらこんな場所に行きたいなどを書きますよね。
志望動機も同じく、知ったきっかけや好きな所、入社後にはこんなことがやりたいとアプローチします。
好きになれば好きになった分だけ、書くことはたくさん増えるでしょう。
あなたが1番好きな人やものについて300文字書くことなんて簡単ですよね。
そのため、まずは企業を好きになり、そのあとに情報収集。
そのあとに志望動機を書き始めてください。
志望動機の書き方
志望動機の書き方には王道のテンプレートがあります。このテンプレートに情報を当てはめていきましょう。
今回は「書き出し」「本文」「締め」の3つに構成を分けました。
最後に、これら3つを組み合わせることで志望動機が簡単に作れるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
書き出し
まず志望動機の書き出しには王道のテンプレートが存在します。
- 私が貴社を志望する理由は○○です。
- 私が貴社を志望する理由は2つあります。
書き出しの注意点としては、まずは結論を先に書くことです。
結論から述べるというのは志望動機に限った話だけでなく、他の設問や面接などでも同じことがいえます。
動機を1つにするか複数にするかは、文字数によっても大きく変わるところです。
例えば、制限文字数が200文字の欄に対して、動機を2つ挙げてしまえば、1つずつの内容が浅くなってしまいます。
そのため、250文字を区切りとして、志望動機の数を決めてください。
制限文字数が250文字を超えるようでしたら、2つの理由で書き始める用にしてください。
本文
書き出しが完成したら、次は本文です。
本文では、書き出しで挙げた志望理由についての深掘りとなります。
以下は例文となっています。
書き出し:私が貴社を志望した理由は大きく2つあります。
本文:1つ目は貴社が金融・保険業界に特化したIT企業という点に魅力を感じたからです。
現在、FPを勉強していることもあり、クライアントの業界を知ることで業務を円滑にし、キャッシュレス化や進んだ医療により市場規模が拡大している金融・保険業界をITの面から支えたいと強く感じました。
2つ目は研修制度や資格支援制度の充実により、文系出身者でも活躍できると座談会の際に伺ったからです。
「高度SE人財」に基づき、スキルアップ研修が組まれており、入社後どういったキャリアプランが描けるのかを明確化されていることに将来性を感じました。
このように、志望動機を2つに設定した場合、強みとしている事業と自分の強みと親和性のある事業を挙げると効果的です。
志望動機の1つ目は、説明会やホームページに大々的に掲げている事業を取り上げましょう。
やはり企業側が前面に押し出している事業については、触れるのがセオリーだといえます。
ですが、これだけで終わってしまうと、周りの学生とは差がつきづらいです。
そのため、志望動機の2つ目には、自分の強みと親和性がある事業に触れることが効果的でしょう。
例えば、自分の強みがコミュニケーション力だとすれば、「貴社の営業職に魅力を感じた」とアピールできるはずです。
これは「入社後にやりたいこと」にも重なる部分があるので、志望動機にこういった情報が入っていると通過率はグンと上がります。
締め
本文を書き終えたら、最後に締めの文章を作成しましょう。
志望動機の締めの文章は「これらの理由により貴社を志望している」という旨を再度伝える必要があります。
例文は以下の通りです。
- 以上の理由により貴社を志望します。
- 以上が志望動機です。
- この2点が貴社を志望する理由です。
このように簡潔な文章ではありますが、締めを入れることでしっかりまとめることができるはずです。
文字数の調整
最後の仕上げとして、志望動機の文字数を調整する作業に入りましょう。
志望動機は、制限文字数のマイナス30文字以内に収めるのがベストです。
つまり、300文字が制限だとすれば270文字以上が望ましいといえます。
現在、締めの文章までを完成した段階で、この値に達していない場合は、書き加えましょう。
反対に制限文字数を超過している場合は、必ず文字数を削ってください。
内容を変えずに文字数を削りたい場合は、「ですます調」から「である調」に変えるという手法もおすすめですよ。
この文字数を調整する工程を終えれば志望動機の完成です!
志望動機のダメな書き方4選
ここでは、志望動機のダメな書き方について4つ解説していきます。
志望動機というのは、企業に対する熱量を判断する項目です。
以下の4つの項目に当てはまる志望動機であれば、「企業側に熱量がない」と判断されてしまいます。
動機がすべて抽象的で浅い
志望動機はより具体的に書くことを意識してください。
これは志望動機に限ったことではありません。
就職では、採用担当者に自分が働いている姿を想像させる必要があります。
そのためには、より具体的な言葉を用いた方が効果的です。
また、動機が浅くなってしまう原因として、志望理由を複数挙げているということがあります。
例えば、制限文字数が300字の志望動機に対して「私が貴社を志望する理由は3つあります」と書き出してください。
すると、1つの動機に使える文字数は60〜70文字程度となってしまいます。
これにより、志望動機が箇条書きのような形となってしまい、「浅い」志望動機となってしまうためです。
文字数が少なすぎる
志望動機を提出するにあたって、文字数が少ないのはNGです。
おおまかな目安としては、制限文字数のマイナス30字までだといわれています。
制限文字数が250字の場合は220文字、300文字の場合は270文字以上を意識してください。
余白がある状態で提出をしてしまうと、企業に対する熱量が弱いと判断されてしまいます。
もし、「もう志望動機に書くことなんてない」と感じた方は、再度企業研究を行ってみましょう。
主に労働環境・福利厚生に動機がある
労働環境や福利厚生を志望動機に持ち込むのはNGです。
もちろん、労働環境や福利厚生などは企業を選ぶうえで非常に重要な要素になります。
しかし、この点を志望動機にしてしまうと、企業に対する熱量が全く伝わりません。
採用担当者もやはり、企業に対して熱量も持っている人材を採用したいと考えており、新卒入社の場合は、特にその色合いが強いといえます。
労働環境などを志望動機で伝えるのは、「家柄が良いから好きです」と告白しているようなものです。
企業を取り巻く”外側”の部分ではなく中身に対してアプローチをしましょう。
「勉強したい」「学びたい」という気持ちが大きい
志望動機のなかに「学びたい」「勉強したい」という文言を用いている方は要注意です。
このような文言は、一見やる気がある学生をアピールできると思われがちですが、採用担当者からすると印象が悪くなってしまいます。
そもそも、企業は学校と違い、社員が物事を学ぶ場所ではありません。
もちろん多くの企業では研修などもありますが、ゆくゆくは必ず企業側に価値を与える立場となります。
また「入社後に学びたい、勉強したい」ということは、現時点ではなにもスキルや経験がないという証拠です。
このような学生を企業側が採用するメリットは1つもありません。
そのため、「入社してから○○します」というアピール方法はせず、「いまあるもの」で勝負をしてください。
【業界別】志望動機の書き方4選
ここからは、業界別の志望動機の書き方について解説していきます。
例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
メーカー業界
メーカー業界における志望動機の例文を紹介していきます。
私が貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目は、粉ミルクや流動食など、幅広い世代をターゲットとした商品を提供している点です。
消費者の需要や生活ニーズに合った商品を提供することで、顧客の一生涯を支えているという点に魅力を感じました。
2つ目は機能性食品をはじめとする付加価値型食品を多く提供している点です。
日本では高齢化が深刻な社会問題ですが、貴社が提供している付加価値型食品によって高齢者の健康維持、向上を図ることができるでしょう。
これらの理由から、貴社では美味しさと健康を届けられる商品を提供できると感じ、志望しました。
食品メーカーを例にした志望動機で、書き出しは2つの理由を立てています。
テンプレートと変わっている点を挙げるとするならば、締めの文では、本文の要約を入れながらまとめていきましょう。
このように、締めで伝えたいことを再度訴えかけることでより印象に残る志望動機が完成します。
金融業界
金融業界における志望動機の例文を紹介していきます。
私が貴行を志望する理由は、「お客様と社会の利益を優先する」という理念に強く共感したからです。
私は人々の目標や挑戦を支えることに強いやりがいを感じます。
そんな中、金融サービスを通じて人々の目標や挑戦を支える貴行に魅力を感じました。
また、貴行は日本初のメガバンクであり、グループ経営カンパニー制を導入した実績があります。
このように、常に新しいことにチャレンジする貴行を支える存在になりたいと考え志望しました。
金融業界のなかでも、銀行の志望動機を書く際には、貴社ではなく、貴行と書くようにしましょう。
この志望動機は、書き出しで企業理念に共感したという点から本文を広げています。
IT業界
IT業界における志望動機の例文を紹介していきます。
私が貴社を志望する理由は、社会の幅広い問題にアプローチできる点に魅力を感じたからです。
貴社は1つの分野に定まらず自動車、化学、バイオなど幅広く事業を展開しており、エンジニアを派遣することでトータルソリューション企業を確立しています。
この事業形態は、今後の「人手不足+IT化」の社会において非常に需要が高いと考えました。
またスキルアップに関して、充実した研修制度やWINスクール等のサポートを受け、自分に合ったスキルを習得できる点も志望する理由の1つです。
このような環境下で、様々な分野に関心を持ち、お客様のニーズに応えられる技術者になりたいと考えました。
以上が貴社を志望する理由です。
ここでは、テンプレートとは少し違う構成で志望動機を作成しています。
書き出しでは、1つの理由をあげ、それについて本文で深掘りしていきましょう。
そして、研修制度やスキル習得の環境も志望する1つの理由だと加えています。
このように深く掘り下げるほどではない項目の場合は、本文の途中で付け足すような形で書く方法もおすすめです。
マスコミ業界
マスコミ業界における志望動機の例文を紹介していきます。
貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目は、私の言語処理のプログラミング経験が貴社で活かせると考えたからです。貴社の技術部門は大手技術企業と遜色ない技術力を有しており、その中でも自然言語技術のレベルは非常に高いと考えています。
私は、文章要約・タイトル生成などのプログラミング経験があるため、貴社の技術力の発展に大きく貢献できると考えました。
2つ目は貴社が全国に放送網を持ち合わせていることに魅力を感じたからです。
この放送網により全国に活気を与えている貴社に私も貢献したいと考えました。
以上が貴社を志望する理由です。
この志望動機では、1つは自分の強みを活かした理由、もう1つは企業の押し出している強みについて触れています。
自分の強みと親和性がある事業を挙げることで周りとの差別化を図ることもできるのでおすすめです。
志望動機の書き方に関するよくある質問
ここでは、志望動機の書き方に関するよくある質問について解説していきます。
Q&Aとなっていますので、サッと目を通してみてください。
「ですます調」と「である調」はどちらがいいの?
結論、どちらでも大丈夫です!
ただし、志望動機だけをである調にするというのはNGです。
やるのであれば、全ての設問を統一してください。
また、それぞれのメリットとしては以下のようなことが挙げられます。
- ですます調:丁寧な雰囲気を与えることができる
- である調:文字数を短縮することができる
ですます調のメリットとしては、やはり丁寧な雰囲気を与えられることです。
例えば、である調の場合「私が貴社を志望する理由は○○に魅力を感じたからだ」となります。
この文章をみて、「少し上からな雰囲気があるな」と感じる学生はですます調を選択してください。
一方で、である調で文章を書くと、文字数を短縮することができるでしょう。
みっちり文章を書きたいという方には、である調がおすすめです。
私の場合、最初はですます調で書き、文字数がオーバーしてしまう場合はである調に書き直します。
当然、どちらの書き方を選んでも採用に大きく影響することはありません。
自分が書きやすいと感じた方を選んでください。
使いまわししても大丈夫?
志望動機を使いまわすのは絶対にやめましょう。
学生の皆さまは就活の時期でとても忙しいですよね。
エントリシート以外にも、企業研究やWEBテスト対策、面接対策とやることが多く、なかなか時間が取れないこともあるでしょう。
そのため、エントリシートでは文章を使いまわしたいという考えに陥りがちですが、それはNGです。
また、採用担当者いわく、使いまわしている志望動機は一発でバレてしまいます。それになにより、使いまわすということは、どの企業にでも当てはまる抽象的な志望動機ということになるのです。
自己PRやガクチカの使いまわしはまだ大丈夫ですが、志望動機の使いまわしは絶対にしないでください。
他社の名前を出して比較しても良い?
志望動機に他社の名前を出して比較する方法はかなり上級者向けです。
例えば、以下のような例文がそれに該当します。
私が貴社を志望する理由は○○分野に秀でていると感じたからです。
この分野に関しては、競合である○○株式会社や○○カンパニーのレベルはまだまだ低いため、今後も貴社が市場を独占できると考えました。
少し大げさに書きましたが、このように他社と比較をするような例文も存在します。
こういった志望動機を書く際には、かなり下調べが必要で、少し間違えてしまうと1発アウトの可能性がありますので注意してください。
当然、行き過ぎた批判をすることで「悪口をいう学生」と判断されてしまう可能性があります。
また、志望する企業と比較する企業が取引関係にある場合は、「クライアントのことを悪く言った学生」になってしまうのです。
そのため、このような志望動機はやはり諸刃の剣だといえます。
私が実際にみたエントリーシートのなかには、以下のような志望動機もありました。
〜そのため、これらの条件を満たしているのは貴社と○○社だけです。
しかし、○○社はこれまでに○○事件や労働環境のことで不祥事を起こしているため、企業内部に問題があると感じました。
そのため、私は貴社を志望します。
一見、かなり批判的な内容となっていますが、実際にこの志望動機は通過しています。
ちなみに、この志望動機は新聞社の選考で提出されたエントリーシートです。
新聞社の場合、少なからず批判する力や思想の偏りなども選考に反映される傾向にあるため特殊なのかもしれません。
やはり、万人にはおすすめできない方法ですが、周りの学生と差別化を図りたいと考えているのでしたら、取り入れてみるのもアリです。
まとめ:志望動機をみれば企業に対する熱量がわかる
志望動機の内容で、その企業に対する熱量は推し量れてしまいます。
志望動機を書く前には、しっかり下調べを行ったうえで書き始めるようにしてください。
また、志望動機はテンプレートから逸脱してしまうと、必然的に読みづらい構成となる傾向にあります。
ぜひ、本記事で紹介したテンプレートを用いて志望動機を作成してみてください。皆さまの就活が前に進むことを願っています!
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