エントリーシートは手書きなの?パソコンとの比較を解説!

2024/10/21更新

はじめに

就活で企業へ応募する際、提出を求められるのがエントリーシートです。

履歴書に比べ、就活生が自由に自分自身をアピールできるため、企業側も人となりや志望理由を深く理解することができます。

そんなエントリーシートですが、手書きで書くべきなのか、パソコンでも良いのか、迷った経験があるでしょう。

そこで本記事では、以下の内容について解説します。

 

この記事から分かること
  • 手書きで書くべきか、パソコンでも良いのかの疑問の答え
  • 手書きとパソコンのメリット・デメリット
  • それぞれの作成方法のポイント

エントリーシートを手書きで書くか、パソコンで書くか悩んでいる人の参考になれば幸いです。

エントリーシートは手書きとパソコンのどちらで作る?

エントリーシートは手書きとパソコンのどちらで作るべきか

エントリーシートを作成する際、手書きとパソコンのどちらが適切か悩むことがあるでしょう。

結論から言えば、どちらで作成するかは志望する企業や、業界によって変わるものの、最も重要なのはその内容です。

企業からの指定があった方で提出

エントリーシートの形式は、基本は企業から指定された方法で提出してください。

もし指定されたのと異なる方法で作成したものを提出すれば「ルールを守れない」「業務フローを無視する」とマイナス評価を与えてしまいかねません。

エントリーシートの作成に入る前に、いま一度指定されている形式を確認しましょう。

指定がない場合はパソコンがベター

エントリーシートの指定がない場合は基本的にパソコンでつくるのがおすすめです。

手書きかパソコンかで迷う方もいますが、指定がなければどちらでも問題ありません。

ここで大切なのは、見る側への配慮と説得力のある内容が書けるかどうかです。

すべての企業を手書きにすると、時間と労力がかかって結果的に質の低いエントリーシートを量産することになります。

合理性を考慮して、手書きとパソコンの両方を使うのがおすすめです。

志望度が高い企業は手書きにすべし

エントリーシートを手書きで書くと、それだけ相手に熱意や意欲が伝わりやすいです。

古くからの伝統がある企業などでは、いまだに手書きの方が良いという考えが根づいています。

そういった業界や職種の企業にエントリーする場合は、志望度の高さをアピールすべく手書きに徹したほうがよいでしょう。

企業が手書きのエントリーシートを求める理由

企業が手書きのエントリーシートを求める理由

中にはいまだに手書きのエントリーシートをよしとする企業もあると解説しました。

それらの企業はなぜいまだに手書きであることを重視するのでしょうか?

手書きかどうかで足切りをするため

当たり前ですが、エントリーシート作成の際はパソコンよりも手書きの方が手間や時間がかかります。

パソコンであれば楽にできる作業をあえて手書きで作成するということは、それだけその企業に対して熱意や意欲があると判断されることもあります。

手間と時間をかけてでも手書きにしてくれているかというところで、いくらかの足切りをする企業もあるようです。

学生の性格を見るため

採用活動で最も大切なのは、自社とマッチする人材を採用することです。

通常は面接での対話をとおして学生に対する理解を深めていくのが一般的ですが、ほかにも理解を深めるために提出されたエントリーシートを使います。

文字の形や大きさ、丁寧さなどさまざまな観点からその学生の性格を想像できるため、ここで自社に適した人材であるか判断しているのです。

履歴書を手書きで要求される理由について詳しく解説している記事もあるので、あわせてチェックしてみてください。

手書きのエントリーシートが評価される企業の特徴

それでは、具体的にどのような企業が手書きのエントリーシートを好む傾向にあるのでしょうか。

以下では手書きのエントリーシートが評価される企業の特徴について解説します。

手書きのエントリーシートが評価される企業の特徴
  • 伝統を重視する企業
  • 人間関係を大切にする企業
  • 年齢層が高い社員が多い企業
  • エントリー数が多い人気企業

 

伝統を重視する企業

農業林業水産業、そして介護系の業界は手書きが当たり前という考え方が強く残っています。

こういった業界ではいまだに「手書きこそ味がある」という伝統的な考え方が根づいているのです。

技術の発展に対応しきれず、パソコンで作業をすること自体に消極的な企業もあるようです。

人間関係を大切にする企業

たとえば業務でオンラインMTGではなく直接コミュニケーションを取るような対面での人間関係を重視している企業もあります。

手間と時間がかかる手書き方式だからこそ、相手からの信頼を勝ち取るカギとなるのです。

年齢層が高い社員が多い企業

上層部などに年齢層が高い社員が多いと、新しい技術の導入に消極的なケースが多いです。

社員の平均年齢が高いとエントリーシートを評価する人達の年齢も当然上がります。

伝統を重視する企業のセクションの内容とかぶりますが、こういった世代は「手書きの方が熱意が伝わる」と考える人も多いようです。

エントリー数が多い人気企業

エントリーする学生の人数が多い企業だと、エントリーシートの確認に膨大な時間がかかります。

パソコンによる提出が多い昨今で、手書きのエントリーシートは目立ちやすいです。

また手書きだと内容を読む前に直感的に興味を持たれやすく、好印象につながりやすいです。

パソコンのエントリーシートが評価される企業の特徴

それでは、逆にパソコンのエントリーシートを好む傾向にある企業の特徴も見ていきましょう。

パソコンのエントリーシートが評価される企業の特徴
  • ベンチャー
  • IT系
  • 若い社員が多い企業

 

ベンチャー

少数精鋭で事業展開するベンチャーは、スピードをもって業務をこなしています。

そのため、紙が必要な作業もすべてデジタル化して効率化を図っていることが多いです。

エントリーシートをパソコンで作成することで、企業側にも効率的に業務を遂行できる人材と判断してもらえるでしょう。

IT系

パソコンでの作成によって、基本的なITリテラシーがあることをアピールできます。

またIT系企業は紙で管理するような業務が少ないことが特徴です。

このような企業の風土をふまえてパソコンで作成すれば、その企業で活躍できる要素がある人材であることも表現できるでしょう。

若い社員が多い企業

年齢層が若い企業は、デジタル化に積極的な傾向が強いです。

スマートフォンやタブレット、パソコンによるデータ管理が当たり前となっているので、逆に紙による管理が煩わしく感じる社員も多いようです。

エントリーシートを手書きで作成するメリット・デメリット

エントリーシートを手書きで作成する場合のメリット・デメリットについて考えていきます。

エントリーシートを手書きで作成するメリット

手書きで作成するメリットは以下の通りです。

個性を表現しやすい

エントリーシートという選考段階において、個性を表現しやすい点はメリットです。

企業の採用担当者は、何百人あるいは何千人という応募者のエントリーシートを読む場合があります。

そのため、エントリーシートの中でも個性を出していくことが求められます。

 手書きの場合は自分の字体や大きさによって個性を自然と出すことができるでしょう。

また、文章に加えてイラストを書いたりすることでも、自分自身をアピールすることが可能です。

熱意が伝わりやすい

熱意が伝わりやすいこともメリットです。

「このご時世わざわざ手書きで書くなんて、よくやるなぁ」と採用担当者も感心する場合があります。

やはり活字より手書きの方が、字体や文字の大きさによって熱意が伝わりやすいのは事実です。

 誠実さをアピールできる

手書きのエントリーシートは、応募者の誠実さをアピールする良い機会です。
時間と労力をかけて丁寧に作成された手書きの書類は、「細部に気を配れる人材」という印象を与えます。
特に、きめ細かい仕事が求められる業界や企業では、このような姿勢が高く評価されるでしょう。
手書きでエントリーシートを作成することにより、自己管理能力や責任感の強さを間接的に伝えることが可能です。

記憶に残りやすい

手書きのエントリーシートは、採用担当者に強く印象を残す可能性があります。

手書きの文字やレイアウトは就活生ごとに異なるため、読む側にとっては一種の記憶フックです。

大量の応募書類を処理する中で、手書きのエントリーシートは他の就活生との差別化を図る手段となり、後々の選考でも有利に働くことがあります。

このように、手書きによる個別性の高いアプローチは、選考プロセス全体においてプラスに作用することが多いです。

 

エントリーシートを手書きで作成するデメリット

次に手書きで書く場合のデメリットについて解説します。

間違えた場合の修正ができない

間違えた場合の修正が効きません。

パソコンであれば、コマンド1つで修正できますが、手書きの場合は最初からやり直さなくてはいけません。

 修正テープや修正液も事実上使えないため、作成する効率が非常に悪くなってしまいます。

そもそも読みにくい、読めない場合がある

字を書くのが苦手な人もいるでしょう。

その場合、読み手にとっては読みにくかったり、そもそも読めない文字を書いてしまう可能性があります。

字体や文字の大きさが個性になると先述しましたが、書く人によっては悪い印象を与えかねないので注意しましょう。

時間と労力がかかる

手書きでエントリーシートを作成する場合、丁寧に書くことが求められるため、パソコンでの作成に比べて時間と労力がかかります。

内容を何度も推敲しながら書き進める必要がある場合、手書きだと一度書いた部分を修正するのに手間がかかります。

その結果、最終的な完成までに多くの時間を費やすことになるでしょう。

これが原因で、他の準備に使える時間が減少する可能性もあります。

見栄えにばらつきが出やすい

手書きの場合、文字の大きさや行間のバランスを均一に保つのは難しく、見栄えにばらつきが出やすくなります。

長時間にわたって書くと手が疲れて文字が乱れやすくなり、全体の印象を損ねてしまうことがあるのです。

対照的に、パソコンであればフォーマットを統一できるため、エントリーシート全体の見栄えを一定に保つことが可能です。

これらのデメリットを考慮すると、手書きでエントリーシートを作成する場合は、十分な時間を確保し、書く内容に集中することが重要です。

また、仕上がりのクオリティを高めるためには、細心の注意を払って作成する必要があります。

エントリーシートをパソコンで作成するメリット・デメリット

それでは次に、エントリーシートをパソコンで作成する場合のメリット・デメリットを解説します。

エントリーシートをパソコンで作成するメリット

パソコンで作成するメリットは以下の通りです。

効率良く作成できる

手書きのように、修正の時間をあまり取られないので、効率良くエントリーシートを作成できます。

間違えた場合、手書きであれば書き直しになってしまいますが、パソコンであればコマンド1つで修正することができます。

 また、一度データを保存してしまえば同じ内容を使い回すこともできます。

読み手にとって読みやすい

字体や文字の大きさが設定できるので、読み手にとってはパソコンで作成したものの方が読みやすいでしょう。

誰でも簡単に綺麗に作成できる点はパソコンの強みです。

一貫したフォーマットの維持

パソコンでエントリーシートを作成することで、フォーマットやレイアウトを統一することが容易になります。

手書きの場合、ページごとに微妙なズレが生じることがありますが、パソコンであればすべてのページが一貫したフォーマットで仕上げられます。

プロフェッショナルな印象を与えることができ、企業に対して自分の細部へのこだわりや組織力をアピールできます。

デジタルツールの活用が可能

パソコンを使うことで、表計算ソフトやグラフ作成ツールなどを活用して、視覚的に分かりやすい資料を簡単に作成が可能です。

例えば、売上実績やプロジェクトの進捗状況をグラフで示すことで、視覚的にアピールできるエントリーシートを作成できます。

また、文書校正ツールを利用して、誤字脱字や文法のミスを事前にチェックすることも可能です。

これにより、より完成度の高いエントリーシートを作成できるでしょう。

 

エントリーシートをパソコンで作成するデメリット

エントリーシートをパソコンで作る際のデメリットについてもしっかり理解しておきましょう。

企業によっては熱意が伝わらない場合がある

企業によっては熱意が伝わらない場合があります。

パソコンが普及するまでは、手書きのエントリーシートが当たり前でした。

そのため、人事担当者がパソコンに慣れていない場合は、「手を抜いた」と勘違いされてしまう場合があります。

データ紛失の可能性

データの紛失リスクがあります。

 紛失とまではいかなくとも、「面接の前にコンビニで印刷していこうと思ったけど、データ忘れちゃった」なんてこともあるでしょう。

もちろん紛失してしまえばやり直しです。

デザイン・フォントの選択が適切でない場合がある

パソコンで作成する際、フォントやレイアウトの自由度が高い反面、選択を間違えると、見た目が悪い印象を与えてしまうリスクがあります。

例えば、カジュアルすぎるフォントを使用したり、文字サイズや行間のバランスが悪いと、読み手にとって見づらいエントリーシートになってしまいます。

こうしたデザインの失敗は、応募者の意図とは裏腹に、印象を悪くする原因になりかねません。

パソコンに依存しすぎて内容が軽くなる可能性がある

パソコンを使うと修正やコピー&ペーストが簡単にできるため、内容を考える時間が短くなりがちです。

その結果、エントリーシートの内容が表面的で深みがないものになってしまうリスクがあるのです。

手書きに比べて労力が少ない分、文章を深く考えずに作成してしまうことがあり、結果としてエントリーシートの質が下がる可能性があります。

エントリーシートをパソコンで作成する場合、効率的に作成でき、一貫したフォーマットや視覚的に分かりやすい資料を作成できる点がメリットです。

また、文書校正ツールを活用することで、完成度の高いエントリーシートが作れます。

しかし、企業によっては熱意が伝わりにくいことや、データ紛失のリスクがあるほか、デザインやフォントの選択を誤ると印象が悪くなることもあります。

さらに、簡単に修正できる分、内容が浅くなりがちな点にも注意が必要です。

失敗なし!一発で手書きのエントリーシートを作成する4ステップ

手書きでのエントリーシートは、一回書き損じるとまた新しく作り直す必要があります。

そこで、失敗なしの1回で手書きのエントリーシートを作成するための4ステップをご紹介します。

失敗なし!一発で手書きのエントリーシートを作成する4ステップ
  • 内容をパソコンで作成する
  • 薄く罫線をいれる
  • 鉛筆で下書きする
  • 丁寧に清書する

 

内容をパソコンで作成する

まずはパソコンをつかって記載する文章を作成しておきましょう。

パソコンであれば何度もやり直しができるので、手書きよりも効率的です。

文章量や文字の大きさのバランスなどもみて、なるべく手書きはこのパソコンで作成↓内容を真似して書くだけの状態にするとベストです。

薄く罫線をいれる

内容ができたら、次は鉛筆で紙にうすく罫線を書いておきましょう。

罫線が引かれていない状態で文字をまっすぐ横に書くのはなかなか難しいです。

罫線を入れる際は定規とHBやHといった薄めの鉛筆を用意して、消した後に線がなるべく残らないようにしてください。

鉛筆で下書きする

罫線を引いたら、次はいよいよパソコンで作った内容を見ながら下書きに入ります。

下書きでは罫線と同様に薄い鉛筆で書きましょう。

清書に入る前の最終段階なので、ここでなるべく丁寧に書いておきましょう。

丁寧に清書する

ここまで来たら、あとは丁寧に清書するだけです。

一字一字丁寧に清書するためには、なるべく集中できる環境で作成しましょう。

鉛筆の持ち方や姿勢などにも注意して、時間をかけてもいいのでしっかり書くようにしてください。

エントリーシートを手書きする際の注意点

それでは、エントリーシートを手書きする際に注意しておきたいポイントについて解説します。

以下の内容をふまえて、最終チェックも兼ねてポイントが守れているかどうか確認してみてください。

インクが完全に乾いてから下書きを消す
下書きは必ず消す
誤字・脱字を確認する
修正液や訂正印は使わない
フリクション(消せるボールペン)は使わない
手書きのコピーはNG
文字の装飾は不要
指定がない限りイラストや写真は使わない

手書きで見栄えのいいエントリーシートを書くためのポイント

手書きで見栄えのいいエントリーシートを書くためのポイント

エントリーシートを手書きで作成する場合のポイントを説明します。

エントリーシートを手書きで作成する際は、単に文章を記入するだけではなく、読み手に好印象を与えるための細かな配慮が求められます。

ここでは、手書きエントリーシート作成時に、注意すべきポイントを4つに分けて解説します。

ポイントは以下の4つです。

箇条書きエリア
  • 文字の大きさ
  • 文字の丁寧さ
  • 適切な改行
  • 表記の統一

 

文字の大きさに注意する

文字の大きさは、エントリーシート全体の読みやすさに直結します。

小さすぎる文字は読みづらく、人事担当者にストレスを与える可能性があります。

一方で、あまりに大きな文字を使うと、空欄を埋めるためにわざと大きく書いているのではないかと思われ、内容が薄く感じられてしまうでしょう。

適度な文字の大きさを心がけ、バランスの取れた読みやすいエントリーシートを作成してください。

丁寧な文字を書く

手書きのエントリーシートでは、文字の丁寧さがそのままあなたの人柄や仕事に対する姿勢を反映します。

乱雑な文字は、採用担当者に「この人は仕事も雑にこなすのではないか」といった印象を与えかねません。

逆に、丁寧で整った文字は、細やかな配慮や真剣さを伝える力があります。

急がず、時間をかけて一字一字を丁寧に書くことが大切です。

適切な改行を意識する

改行のタイミングは、文章の見やすさやリズムに大きな影響を与えます。

パソコンでの作成では自動的に改行が調整されることが多いですが、手書きの場合は自分で考えて改行を行う必要があります。

改行がなく、文章が詰まっていると、全体的に重苦しい印象を与えてしまい、読み手にとって負担が大きくなります。

段落ごとに適切なタイミングで改行を入れることで、文章にメリハリが生まれ、スムーズに読んでもらえるでしょう。

表記の統一を心がける

エントリーシート全体で、用いる表記を統一することも重要です。

同じ意味を持つ単語を異なる表記で使うと、読み手が混乱しやすくなります。

例えば、「企業」と「会社」、「人事」と「採用担当者」、「Line」と「ライン」などの使い分けには注意が必要です。

また、略語の使用も避けたほうが無難です。

例えば、「就職活動」を「就活」、「アルバイト」を「バイト」と書くのは、ビジネス文書としては適切でない場合があります。

正式な言葉を使うことで、よりプロフェッショナルな印象を与えることが可能です。

エントリーシートを手書きで作成する際は、細かな部分にも気を配りながら、読みやすく整った内容を目指しましょう。

文字の大きさや丁寧さ、改行のタイミング、そして表記の統一など、これらのポイントを意識して書いてください。

採用担当者に好印象を与える、エントリーシートを仕上げることができます。

相手に伝わりやすく、そして自分の熱意がしっかりと伝わるようなエントリーシートを作成することが、就職活動の成功につながります。

パソコンでエントリーシートを作成するポイント

次は、パソコンでエントリーシートを書くときのポイントについてです。

パソコンを使ってエントリーシートを作成する際には、細かい部分に気を配ることで、より効果的な書類を作成することが可能です。

ここでは、文字サイズやフォントの選択、こまめな保存といった重要なポイントについて詳しく解説します。

パソコンで作成するときのポイント
  • 文字サイズ
  • 文字フォント
  • こまめな保存

 

文字サイズの選び方

エントリーシートの文字サイズは、読みやすさを大きく左右します。

一般的に、10pt程度の文字サイズが適切とされていますが、企業の指定がある場合はそれに従うのがベストです。

文字が小さすぎると、読み手が目をこらして読む必要があり、内容に集中できなくなってしまいます。

一方で、大きすぎる文字は、エントリーシート全体のバランスを崩す原因となり、プロフェッショナルな印象を損なう可能性があります。

文字サイズを調整する際には、まず全体の内容をまとめ、要点がきちんと10ptのサイズに収まるように心がけましょう。

特に、空白や余白の使い方も意識して、見やすく整ったレイアウトを目指すことが大切です。

文字フォントの選び方

文字フォントは、エントリーシートの印象を決定づける重要な要素です。

華美すぎるフォントや装飾的な書体は避け、読みやすさを優先した選択をしましょう。

例えば、明朝体やゴシック体は一般的にビジネス文書で使用されるフォントであり、エントリーシートでも無難な選択です。

フォントを選ぶ際には、企業文化や業界の特性を考慮することも重要です。

保守的な業界では、明朝体のようなフォーマルなフォントが好まれる傾向があります。

クリエイティブな業界では、少し個性を感じさせるゴシック体も選択肢に入るでしょう。

ただし、どんな場合でも読みやすさを第一に考え、過度に個性的なフォントは避けるべきです。

こまめに保存する

パソコンでエントリーシートを作成する際には、こまめな保存を習慣化することが不可欠です。

作業途中でパソコンが突然シャットダウンしたり、誤ってファイルを閉じてしまったりすることは、誰にでも起こります。

これに備えるため、一定の進捗があったらその都度保存するよう心がけましょう。

保存する際には、複数のファイル名を使ってバージョン管理を行うとさらに安心です。

クラウドストレージやUSBメモリなどの外部デバイスにバックアップを取っておくことも、データ紛失のリスクを最小限に抑える効果的な方法です。

パソコンでエントリーシートを作成する際には、文字サイズやフォントの選択に注意しましょう。

また、こまめな保存を心がけることで、よりプロフェッショナルで完成度の高い書類を作成することが可能です。

これらのポイントをしっかり押さえて、企業に自分の強みや熱意を効果的に伝えるエントリーシートを仕上げましょう。

パソコンで作成した内容をPDFにする方法が知りたい方は、以下の記事もどうぞ。

 

評価されるエントリーシートを作成する際のポイント

最後に評価されるエントリーシートを作成するポイントを、志望動機、自己PRそしてガクチカに分けて解説します。

志望動機

エントリーシートにおいて、志望動機は採用担当者にとって非常に重要な部分です。

なぜその企業を選んだのか、どのように自分がその企業に貢献できるのかを明確に伝えることで、他の就活生との差別化を図ることができます。

わかりやすく簡潔に伝える

志望動機はできるだけ簡潔に、そしてわかりやすくまとめることが重要です。

多くの情報を伝えたい気持ちは理解できますが、伝えたいポイントを絞り込むことが成功の鍵です。

何を最も伝えたいのかを明確にし、そのポイントを中心に文章を構成しましょう。

例えば、なぜその業界を選んだのか、その企業のどの部分に魅力を感じたのかを具体的に述べ、その理由を簡潔に説明します。

また、読み手である採用担当者は多忙であるため、限られた時間の中で多数のエントリーシートを確認しなければなりません。

そのため、長々とした文章よりも、シンプルで要点を押さえた文章が評価されやすいです。

志望動機を将来のキャリアイメージと結びつける

志望動機に説得力を持たせるためには、それを自分の過去の経験や将来のキャリアイメージと結びつけることが欠かせません。

単に「この企業が好きだから」や「業界に興味があるから」という理由だけでは、他の就活生と差別化することが難しいです。

具体的には、過去のアルバイトやインターンシップ、学校でのプロジェクトなど、自分が実際に経験したことを基にします。

その経験がどのように、志望する企業や業界に関連しているのかを説明してください。

例えば、顧客対応の経験がある場合、それをどう企業での仕事に活かせるかを述べることで、志望動機に具体性と説得力が加わります。

また、自分の将来のキャリアビジョンと企業のビジョンやミッションを結びつけることで、企業に対する長期的な貢献意欲を示すことが可能です。

これにより、採用担当者は、あなたが単に職を求めているだけでなく、その企業で成長し、貢献したいと考えていることを理解してくれるでしょう。

エントリーシートにおける志望動機は、ただの言葉の羅列ではなく、自分の過去と未来をつなげる重要なツールです。

簡潔でわかりやすく、かつ自分の経験やキャリアイメージと結びつけた、志望動機を作成してください。

これによって、採用担当者に強い印象を与えることができるでしょう。

これらのポイントを押さえた上で、しっかりとした準備を行い、自信を持ってエントリーシートに取り組んでください。

自己PR

エントリーシートにおける自己PRは、自分の強みや特性を企業にアピールする大切なパートです。

採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思わせるためには、自己PRを効果的に書くことが重要です。

自分の強みを明確に伝える

自己PRの中で最も重要なのは、自分の強みを明確かつ簡潔に伝えることです。

採用担当者は、多くのエントリーシートを短時間で確認しなければなりません。

最初の数行で「この人は何が得意なのか」が分かるように書くことが求められます。

強みを冒頭部分で書くことで、採用担当者がすぐにあなたの魅力を理解でき、読み進めてもらえる可能性が高まるでしょう。

「私はリーダーシップを発揮する力が強みです。」や「私は目標達成に向けて粘り強く努力する姿勢を持っています。」といった具体的な強みを最初に述べます。

その後にその強みを裏付ける具体的なエピソードを続けてください。

強みを裏付けるエピソードを添える

自分の強みを述べるだけでなく、それを証明するエピソードを添えることで、自己PRの説得力が増します。

強みがどのような状況で発揮されたのか、その結果何を達成したのか、具体的に説明することで、採用担当者にあなたの実力をアピールできます。

以下、例文を紹介します。

大学のゼミでリーダーを務めた際、メンバー全員の意見を取り入れつつ、チーム全体をまとめ上げ、最終的にプロジェクトを成功させました。この経験を通じて、リーダーシップとコミュニケーション能力の重要性を実感しました。
こういった具合にエピソードを具体的に描くことで、あなたの強みがよりリアルに伝わるのです。

企業でどのように強みを活かせるか示す

自己PRは、ただ自分の強みをアピールするだけでなく、その強みが志望する企業でどのように活かせるかを示すことも重要です。

企業側は、あなたが自社にとってどのような貢献ができるのかを知りたいと思っています。

そのため、自分の強みがどのようにその企業の業務に役立つのか、具体的なイメージを持って伝えることがポイントです。

以下、例文を紹介します。

私の強みであるリーダーシップを、貴社のプロジェクト管理業務で活かし、チームを円滑に運営することで、成果を最大化させたいと考えています。

 

このように具体的な貢献方法を示すことで、採用担当者にあなたの価値が伝わりやすくなります。

自己PRは、自分の強みを企業にアピールする絶好のチャンスです。

自分の強みを明確に、簡潔に伝えるとともに、その強みを裏付ける具体的なエピソードを添えましょう。

また、それが企業でどのように活かせるかを示すことで、説得力のある自己PRを作成することが可能です。

これらのポイントを押さえて、企業に自分の魅力をしっかりと伝えましょう。

ガクチカ

エントリーシートの中でも、「学生時代に力を入れたこと」(ガクチカ)は多くの企業が重視する項目です。

ガクチカを魅力的に伝えるためには、単に経験を羅列するだけではなく、読み手に響くようなポイントを押さえることが重要です。

わかりやすいエピソードを選ぶ

ガクチカでいくら素晴らしい経験をしていても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。

エントリーシートには通常、字数制限があります。

その限られた文字数の中で、担当者に自分の強みや成果を伝えるためには、エピソード選びが鍵です。

自分で「この経験なら他の人にはない独自の価値を表現できる」と感じるエピソードを選び、できるだけ簡潔でわかりやすく表現しましょう。

なお、エピソードが複雑すぎると伝えたいメッセージがぼやけてしまう恐れがあるため、ストーリーの構成にも注意が必要です。

成果をできるだけ定量的に示す

ガクチカを書く際には、何が課題で、その課題をどのように克服したかを説明することが求められます。

この時、成果を定量的に示すことが、読み手に具体的なイメージを持たせるための重要なポイントです。

  • ×「売上を増加させた」
  • 〇「売上を前年比で20%増加させた」

 

上記のように具体的な数字を用いることで、あなたの貢献度が明確になります。

定量的な成果を示すことで、読み手とあなたの間に共通の「ものさし」を持つことができ、説得力が増すのです。

エピソードの背景や動機を明確にする

ガクチカを評価してもらうためには、単に結果を述べるだけでなく、その背景や動機をしっかりと伝えることも大切です。

なぜその課題に取り組んだのか、どのような目標を持って行動したのかを明確にすることで、読み手にあなたの思考や価値観が伝わりやすくなります。

エピソードの背景をしっかり説明することで、結果として得られた成果がより説得力を持つようになります。

読み手に共感を呼ぶエピソードにする

ガクチカは単なる実績報告ではなく、あなたの人柄や価値観を伝える絶好のチャンスです。

そのため、読み手が共感しやすいエピソードを選ぶことが重要です。

 

  • チームワークやリーダーシップを発揮した経験
  • 困難を乗り越えた経験

 

上記のように、誰もが共感できるテーマを選ぶことで、読み手の心に響くエントリーシートを作成することができます。

ガクチカを通じて、あなたがどのような経験を積み、何を学んだのかを伝えることは、企業にとっても非常に重要な情報です。

エピソードの選び方や成果の表現方法を工夫し、読み手に伝わりやすく構成することで、評価されるエントリーシートを作成することができます。

ポイントを押さえたガクチカを作成し、自信を持って企業にアピールしましょう。

さいごに

この記事では、エントリーシートを作成する際に、手書きかパソコンを使うべきかについて解説しました。

エントリーシート提出は、企業と初めての接触となる場面です。

確かに内容が最も重要であることは疑いようがありませんが、第一印象も大切です。

良い印象を与えるためには形式にとらわれすぎず、読み手を意識した、丁寧なエントリーシートを作成しましょう。

この記事を参考にして、手書きやパソコンのどちらでも、企業に対して好印象を与えられる、エントリーシート作成をする手助けになれば幸いです。

自分に合った方法を選び、読み手に対する配慮を忘れず、最高のエントリーシートを作り上げてください。

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