就活で企業はアリ?メリットデメリットと成功する方法を解説
2024/10/22更新
はじめに
「将来、起業するぞ!!」
というような学生は就活も意欲的にこなす場合が多いです。
企業側もそういった意欲のある学生を求めています。
ただ、就活して就職して起業すべきなのか、学生で起業してしまって就活をしないほうが良いのかで悩むことも少なくないのではないでしょうか?
- 起業は就活に有利になるか
- 就活をしないで起業する場合のメリット・デメリット
- 就職して起業する場合のメリット・デメリット
そこで本記事では、就活すべきか起業すべきか悩んだ時に考えて欲しいことについて解説します。
就活or起業で悩んでいる学生には必見の記事です。
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就活or起業で悩むなら実際にやってしまえばいい
結論をいうと、「悩むくらいなら今すぐに起業してしまった方が良い」です。
起業と聞くと随分と高いハードルのように感じますが、特別難しい訳ではありません。
別にいきなり会社を作る必要もなくフリーランスとしてとりあえず初めてみる、なんてこともできます。
それで事業が大きくなってきて初めて会社を設立すれば十分です。
最初は形にこだわらずにとにかく事業を始めることを意識した方がいいでしょう。
逆にいうと、起業しようと思っているけど「今はまだ時期じゃない」などと適当な理由をつけて誤魔化している場合は起業すべきではないです。
おそらくその場合は、企業のアイデアややりたいことの具体化ができていないはずです。
その状態では起業すること自体が目的になってしまっています。
あくまでも起業は自分のアイデアやビジネスモデルを実現する手段であることを忘れないようにしましょう。
新卒フリーランスについては以下の記事を参考にしてみてください。
起業を経験していると選考で有利になる!?
学生時代に起業を経験していると、就活で有利になるのか?
そんな疑問を持っている就活生もいることでしょう。
ここでは、就活を有利に進められる2つの理由について解説していきます。
- 興味を持ってもらえる
- エピソードで他の就活生に差をつけられる
興味を持ってもらえる
「学生時代に起業する」という経験自体が珍しいため、自己PRなどでも面接官に興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
面接官も一日に何人もの就活生を相手に話をすることになります。
どんな内容を話したか、メモを取っている場合は別としても、詳細に覚えていることはあまりないでしょう。
しかし、そんな中で起業の経験があると言われたら、興味も湧くでしょう。
予めエントリーシートなどに記載しておけば、面接官のほうから話を振ってくれることもあるはずです。
他の学生がほとんど経験していないことだからこそ、アピールポイントになります。
エピソードで他の就活生に差をつけられる
面接では「学生時代に経験した大変な出来事」といった質問をされることもあるでしょう。
学業面での経験と違い、 起業ではより社会人に近い経験をするため、具体的なエピソードを話すことで面接官の共感を得やすくなります。
サークル活動と起業の2つをされた場合、社会人にとってどちらの方がより身近に感じるかを考えると理解しやすいでしょう。
例えば、起業で大変に感じる経験は、「会議の時間になってもメンバーが集まらない」ということや「学生だからと相手にされず、なかなか話を聞いてもらえない」というような内容です。
それらの出来事に対して、どうやって乗り越えたかを加えておくとなお、説得力も増します。
何より、面接ではどれだけ印象付けられるかも重要です。
そんな中で起業に関するエピソードを伝えることで、他の就活生と差をつけられるでしょう。
以下の記事でも、学生起業するメリットについて解説しています。
起業に少しでも興味のある就活生は、ぜひチェックしてみてください。
就活と起業の違いって?
就活と起業は、キャリアの出発点として大きく異なる選択肢です。仕事の性質や収入の安定性などさまざまな違いがあります。
違いを理解すると、自分に合ったキャリアパスを選択する手がかりを得られるでしょう。
就活と起業の違いについて表にまとめました。
以下では、就活と起業の違いについて詳しく見ていきましょう。
仕事のない「起業」
起業は、自ら仕事を創出する挑戦的な選択です。一般的な就職活動とは異なり、起業では最初から明確な仕事内容が用意されているわけではありません。
起業家は自らビジネスアイデアを考え、市場ニーズを見出し、それに応える製品やサービスを開発する必要があります。
たとえば、大学生が新しい学習アプリを開発する場合、アプリの企画から開発、マーケティング、顧客サポートまで、全ての業務を自ら構築していく必要があります。
既存の企業に就職して決められた業務をおこなうのとは全く異なるアプローチです。
起業では、自分で仕事を作り出す力が求められます。この過程は創造的で柔軟な思考を必要とし、起業家精神を養う絶好の機会となります。
しかし、仕事が安定的に存在しないことによる不安定さも伴います。
収入の違い
就活を経て企業に就職する場合と起業する場合では、収入の安定性と可能性に大きな違いがあります。
企業に就職すれば、定期的な給与が保証され、経験を積むにつれて昇給も期待できます。
一方、起業初期段階では収入が不安定になる可能性が高くなります。
起業の場合、最初は利益を出すのが難しく、個人の貯蓄や投資を元手に事業を運営することになります。
たとえば、IT企業の平均年収が400万円程度であるのに対し、起業1年目の収入はゼロ、もしくはマイナスになることも珍しくありません。
しかし、事業が軌道に乗れば、就職時よりも高い収入を得られる可能性があります。成功した起業家の中には、数億円の年収を得ている人もいます。
つまり、起業は高リスク・高リターンの選択肢といえるでしょう。
大卒初任給について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
リスクの大きさ
起業は、就職と比較して格段にリスクの大きい選択です。
就職の場合、基本的に安定した収入と雇用が保証されますが、起業ではすべてのリスクを自己負担します。
起業のリスクは、金銭的リスクや精神的なリスクがあげられます。また、失敗した場合の社会的評価の低下というリスクも考慮する必要があります。
しかし、これらのリスクは同時に大きな成長の機会でもあります。
リスクを適切に管理し、挑戦を楽しむ姿勢が、成功につながるでしょう。
学生ベンチャーの成功例
起業すること自体は簡単かもしれないけど事業を大きくするのは難しいからだと推測できます。
しかし、同じ学生でも成功した方も複数人います。
ここでは学生で起業して卒業後や退学後すぐに会社の上場に成功した事例もあるので紹介していきます。
株式会社パソナグループ
出典:株式会社パソナグループ
創業者:南部靖之
関西大学工学部在学中に株式会社マンパワーセンターを設立し、1979年に株式会社テンポラリーセンターに改称。
2001年に大阪証券取引所ナスダックジャパン市場に上場。
2003年には東証一部に上場。
【会社概要】
会社名 | 株式会社パソナグループ (Pasona Group Inc.) 法人番号 6010001114024 |
所在地 | 東京都港区南青山3-1-30 〒107-8351 |
創業 | 1976年2月16日 |
資本金 | 50億円 |
事業内容 | BPOソリューション(委託・請負) エキスパートソリューション(人材派遣) キャリアソリューション(人材紹介、再就職支援) グローバルソリューション(海外人材サービス) ライフソリューション(子育て支援事業・教育事業、介護事業、ライフサポート事業) 地方創生・観光ソリューション |
売上高 | 連結 3,567億円 (2024年5月期実績) |
従業員数 | 25,046名 (連結・契約社員含む) |
ぴあ株式会社
出典:ぴあ株式会社
創業者:矢内廣
1972年、中央大学法学部在学中に「ぴあ」を創刊し、1974年にはぴあ株式会社を設立。
2002年に東証二部へ上場、2003年には東証一部へと上場。
【会社概要】
会社名 | ぴあ株式会社 (英文社名:PIA Corporation) |
所在地 | 〒150-0011 東京都渋谷区東1-2-20 渋谷ファーストタワー |
創業 | 1972年7月10日 (月刊『ぴあ』創刊) |
資本金 | 64億44百万円 (2024年3月31日現在) |
事業内容 | 音楽・スポーツ・演劇・映画・各種イベント等のチケット販売 コンサートやイベントの企画・制作・運営 興行主催者(スポーツ団体・劇団・放送局など)やホール・劇場・スタジアムなどへの各種ソリューションサービスの提供 オリンピックなどの国際的なイベントのチケッティング業務全般の受託 「ぴあアリーナMM」をはじめとするホール・劇場の企画・運営 エンタテインメント・レジャー領域を中心とした出版物の企画・編集、ネットメディアの配信、スマートフォン向けアプリの運営 会員組織「ぴあ会員」の運営、PIAカードをはじめとする各種サービスの提供 「PFF/ぴあフィルムフェスティバル」「ぴあ総研」「チームスマイル」などのCSR活動への参画 などエンタテインメント全般に付随する各種事業 |
売上高 | 2024年度(2025年3月期)400億円 |
従業員数 | 448人 (2024年3月31日現在・連結) |
株式会社ミクシィ
出典:株式会社ミクシィ
創業者:笠原健治
1997年、東京大学経済学部系学科在学中にITの求人サイトを立ち上げ、1999年には有限会社イー・マーキュリーを設立し、オークションサイトの運営を開始。
2000年に株式会社への組織変更を行なったあと、2004年よりmixiの運営をスタート。
2006年には株式会社ミクシィに商号を変更し、同年東証マザーズへ上場。
【会社概要】
会社名 | 株式会社MIXI MIXI, Inc. |
所在地 | 〒150-6136 東京都渋谷区渋谷2-24-12渋谷スクランブルスクエア36F |
創業 | 1999年6月3日 |
資本金 | 9,698百万円(2024年3月末現在) |
事業内容 | ・スポーツ ・ライフスタイル ・デジタルエンターテインメント ・投資 |
売上高 | 2024年3月期:1468億6800万円 |
従業員数 | 1,645名(連結・正社員のみ) ※2024年3月末現在 |
クックパッド株式会社
出典:クックパッド株式会社
創業者:佐野陽光
慶應義塾大学環境情報学部卒業後の1997年に有限会社コインを設立。
1998年にはkitchen@coinを開始するが、収益システムを変更し翌年からはクックパッドに変更。
2004年にクックパッド株式会社に組織変更し、2007年には東証マザーズへ上場。2011年には東証一部へ上場。
【会社概要】
会社名 | クックパッド株式会社 (Cookpad Inc.) |
所在地 | 〒153-0044東京都目黒区大橋2-22-44 |
創業 | 1997年10月1日 |
資本金 | 50,000千円(2024年6月末) |
事業内容 | ・毎日の料理を楽しみにする事業 ・料理レシピ投稿・検索サービス「クックパッド」 ・クックパッドマート ・moment ・その他関連事業 |
株式会社リブセンス
出典:株式会社リブセンス
代表取締役:村上太一
2006年、早稲田大学政治経済学部1年生の時に株式会社リブセンスを設立。
同年に成果報酬型アルバイト求人サイトのジョブセンスの運営を始める。
その後もサービスを展開し2011年には東証マザーズへ市場最年少での上場を果たす。
2012年には東証一部に上場しこちらも最年少での上場。
【会社概要】
会社名 | 株式会社リブセンス (Livesense Inc.) |
所在地 | 〒105-7510 東京都港区海岸1-7-1 東京ポートシティ竹芝10階 |
創業 | 2006年2月8日 |
資本金 | 237百万円 (2024年6月30日現在) |
事業内容 | インターネットメディア運営事業 |
従業員数 | 正社員 222名 臨時従業員 45名 (2024年6月30日現在、リブセンス単体) |
株式会社Gunosy
出典:株式会社Gunosy
代表取締役:福島良典
2012年の東京大学大学院工学系研究科在学中に株式会社Gunosyを設立。
その後、サービスを変更するなどはあったが2015年に東証マザーズへ上場。
やはり人材事業やIT事業のような学生からでもマネタイズがしやすい領域での起業が多く確認できますね。
そして何より、学生のアイデアが今の世の中になくてはならないサービスを生み出していることもわかります。
【会社概要】
会社名 | 株式会社Gunosy |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-24-12 |
創業 | 2012年11月14日 |
資本金 | 4,099百万円 |
事業内容 | 情報キュレーションサービス ネット上に存在する様々な情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けを行い、ユーザーに届けます。 |
従業員数 | 249名 |
学生起業で成功している企業の共通点
学生起業から成功している起業には、いくつかの共通点があります。
例えば、今回紹介した最年少で東証一部に上場を果たした株式会社リブセンスを見てみると、「持っていたアイデア」をとりあえずやってみるというところから、始まっているのです。
学生時代のうちに、企業に就職するメリットよりも自分の事業を伸ばす関係を作り上げることができたため、起業と言う結論に行きついたわけです。
「起業するか就職するか悩んでいる」のであれば、結論を出す前に自分のアイデアを元に行動してみることが大切です。
就活せずに学生で起業する場合のメリット3選
就活をすることなく学生で起業した場合のメリットについて解説します。
まずは、メリットを理解することで、本当に起業するべきかの参考にすることができるでしょう。
- 起業という経験が手に入る
- コミュニティに参加できる
- リスクが少ない
起業という経験が手に入る
学生時代に起業することで、ビジネスの立ち上げから運営までの貴重な経験を若いうちに得られます。
起業経験は、将来のキャリアにおいて大きな強みとなるでしょう。
起業プロセスでは、事業計画の立案、資金調達、チーム構築、顧客獲得など、多岐にわたるスキルが要求されます。
たとえば、学生がオンライン学習プラットフォームを立ち上げる場合、教育コンテンツの開発からマーケティング戦略の実行まで、幅広い業務を経験できます。
起業経験は、問題解決能力やリーダーシップスキルの向上につながります。
仮に失敗しても早期の起業経験は、就職活動時にも独自の強みとなり、他の候補者との差別化につながる可能性があります。
リスクが少ない
学生時代の起業は、社会人になってからの起業と比較して、リスクが比較的小さいといえます。
これは、経済的・社会的な責任が比較的軽いためです。
学生の場合、生活費や住居費などの固定費が少ないため、事業が軌道に乗らなくても深刻な経済的打撃を受けにくいです。
たとえば、アプリ開発に挑戦する学生起業家の場合、開発コストの多くは自身の時間投資で賄うことができ、金銭的リスクを最小限に抑えられます。
また、失敗した場合でも「若気の至り」として許容される社会的風土があり、再起を図る上で大きな利点となります。
学生時代は実験的な試みが許される時期であり、大胆なアイデアの実現に挑戦しやすい環境にあります。
このように、学生時代の起業は、将来の大きな成功につながる可能性を秘めつつ、リスクを最小限に抑えられる貴重な機会といえるでしょう。
低コストで始められる
学生時代の起業は、社会人の起業と比べて低コストで始められる大きな利点があります。
近年、多くの大学が学生の起業をサポートする仕組みを整えています。
東京大学の「アントレプレナープラザ」や早稲田大学の「WASEDA-EDGE」のような施設が、無料または低価格でオフィススペースを提供しています。
上記の施設ではメンタリングプログラムや起業セミナーも実施されており、学生起業家向けの資金援助プログラムも用意されています。
さらに、産学連携プログラムを通じて、企業や投資家とのネットワーク構築も可能です。
学生であるからこそ支援環境が整っており、低コストでの起業を始められるでしょう。
就活せずに学生で起業する場合のデメリット3選
学生起業には多くのメリットがありますが、同時に以下のようなデメリットも存在します。
メリットだけではなく、デメリットも理解した上で起業という選択をしましょう。
- 学業との両立
- 学生といって舐められる
- プライベートな時間がなくなる
学業との両立
学業と起業を両立させるのは、多くの学生起業家にとって課題の一つです。
時間とエネルギーの配分が難しく、どちらかが疎かになるリスクがあります。
たとえば、重要な試験や課題の締め切りと、商談が重なるのも珍しくありません。
この場合、学業成績の低下や、ビジネスチャンスの逃失といった問題が生じる可能性があります。
実際、多くの学生起業家が睡眠時間を削って両立を図ろうとしますが、長期的には健康面でのリスクを伴います。
また、大学での学びがビジネスに直結しない場合、学業へのモチベーション維持が難しくなるのもあります。
しかし、大学での幅広い学びは、将来的に思わぬ形でビジネスに活きてくる可能性がある点を忘れてはいけません。
両立のためには、時間管理と優先順位付けが不可欠です。
場合によっては、休学や長期休暇の活用など、大学側の理解と協力を得るのも検討する必要があるでしょう。
学生だからといって舐められる
学生というだけで経験不足や若さを理由に仕事がもらえなかったりします。
特に最初の信頼を得るまではかなりの努力が必要です。
経験豊富なメンターや顧問を迎え入れることで、ビジネスの信頼性を高めるのも有効な戦略です。
学生であることのデメリットを、柔軟な発想力や新しい視点といった強みに変えていく努力も重要です。
プライベートな時間がなくなる
起業と学業の両立を図ろうとすると、必然的にプライベートな時間が圧迫されます。
友人たちとの時間が合わなくなる可能性があります。
その結果、自分の友人たちとの話が面白くなくなり疎遠になってしまうかもしれません。
今の友達も大切にしたいと思っている人は、週に一度は必ず友人と過ごす時間を設けるなど、意識的にプライベートな時間を確保する努力が必要でしょう。
就職後に起業する場合のメリット3選
それでは次に、就活を経て就職し起業する場合のメリットについて解説します。
- 経験値を高めることができる
- 様々なビジネスモデルに触れる機会が増える
- 人脈を得ることができる
それぞれのメリットについて詳しく解説していきますので、参考にしてください。
経験値を高めることができる
就職後に起業するメリットは、実務経験を積める点です。
企業での仕事を通じて、ビジネスの基本的なスキルや知識を習得できます。
また、企業での失敗や成功体験は、起業後の意思決定や戦略立案に大きく役立ちます。
大規模プロジェクトの運営方法や、効率的な業務プロセスの構築など、組織運営に関する貴重な知見を得られます。
社会人での経験値の蓄積は、起業後の成功確率を高める要素となります。
実際、過去の就業経験がある起業家の方が、成功率が高いという統計もあります。
様々なビジネスモデルに触れる機会が増える
就職すると、自社だけでなく、取引先や競合他社など、さまざまな企業のビジネスモデルに触れる機会が増えます。
将来の起業に向けた貴重なインスピレーションの源となります。
たとえば、コンサルティング会社に就職した場合、さまざまな業界のクライアントと仕事をする中で、各業界特有のビジネスモデルや課題を学べます。
また、自社の成功事例や失敗事例を間近で観察することで、ビジネス戦略や、避けるべき落とし穴についての理解を深められるでしょう。
人脈を得ることができる
就職をつうじて構築される人脈は、将来の起業に大きな資産となります。
社内外のさまざまな人々とのつながりは、起業時の協力者や顧客、投資家の獲得につながる可能性があります。
また、同僚や上司との関係は、将来的な事業パートナーや従業員の獲得につながる可能性があります。
業界内でのネットワークは、市場動向や技術トレンドに関する情報収集にも役立ちます。
こうした人脈を通じて得られる情報や支援は、起業初期の困難な時期を乗り越えるうえで重要になるでしょう。
就職後に起業する場合のデメリット2選
就職後に起業する場合のデメリットを2選紹介していきます。
- 会社に染まってしまう可能性があること
- 年齢を重ねてしまうこと
就職後に起業することを考えている方は、デメリットを理解しておきましょう。
実際に起業する際の参考となるでしょう。
会社に染まってしまう可能性があること
会社での居心地がよくなった結果、起業に魅力を感じていない状態になる可能性は十分にあります。
実際に学生時代に「一旦就職して起業しよう」と考えていた人が起業するケースは稀です。
会社に染まってしまうのを防ぐためには、常に批判的思考を持ち、新しいアイデアや方法に対してオープンな姿勢を保つのが重要です。
また、業務外でも積極的に起業家コミュニティに参加したり、新しい技術やビジネストレンドに触れたりすると、柔軟な思考を維持できるでしょう。
年齢を重ねてしまうこと
就職後に起業を選択する場合、必然的に起業時の年齢が高くなります。
体力や柔軟性、リスクを取る姿勢などの面でデメリットとなります。
また、結婚や出産によって自分の周りの状況が変わってしまうことでリスクを取りにくい環境で生活する可能性もあります。
しかし、年齢を重ねることのデメリットは、豊富な経験や人脈によって相殺されるのも多いです。
重要なのは、年齢に関わらず、常に学び続ける姿勢と、変化に適応する能力を維持する点です。
さいごに
ここまで就活か企業かで悩んだ際に考えるべきことについて解説してきました。
色々書いてきましたが、悩むくらいなら行動した方が良いのではないでしょうか?
事業の成功や失敗はともかく、起業のしやすさでいうと大学生である今が1番簡単です。
就職すると時間もなくなりますし、家庭を持つと金銭的なリスクも増してきます。
その結果、起業のハードルは大学生と比べて上がってしまいます。
そして何よりも大学生であれば、失うものもないでしょう。
一旦行動してみてダメなら就活してもいいですし、休学して事業にコミットしてみてもいいでしょう。
本記事が起業か就活かで悩んでいる人の参考になれば幸いです。