【信用金庫の面接対策】よくある質問&回答例!求められる人材像も解説
2024/5/8更新
はじめに
この記事では、就職活動における信用金庫の面接対策について、解説しています。
この記事は、次のような方におすすめです。
- 信用金庫に就職したい
- 信用金庫の基礎情報を知りたい
- 信用金庫の面接対策でなにをすればいいかわからない
この記事を最後まで読むと、信用金庫の面接対策でなにをすればいいのかがわかります。
くわえて、信用金庫の就職活動に必要な基本情報もご紹介。
信用金庫で求められる人材像や、信用金庫の面接でよくある質問例についても解説します。
信用金庫への就職を志望している方や、信用金庫に興味がある方は、ぜひ最後までお読みください。
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この記事の結論
結論からいうと、信用金庫の面接対策としては、志望動機をしっかり練ることがもっとも重要です。
信用金庫は地域貢献のために運営されている組織のため、「なぜこの地域の信用金庫で働きたいのか」「なぜこの地域の繁栄に貢献したいのか」をしっかり伝えなければいけないからです。
また、信用金庫では利用者の大切な財産を扱う仕事を行うため、真面目で誠実な人柄であることが求められています。
そして、地域の人と密に関わる仕事はコミュニケーション能力の高さも必要です。
そのため、誠実で人当たりのよい雰囲気が伝わるよう、面接練習をじゅうぶんに行う必要があるでしょう。
面接練習を重ねることで、落ち着いて面接に臨めるようになります。
この記事では、面接対策で行うべき3つのことや、信用金庫で求められる3つの人材像について詳しく紹介しています。
信用金庫への就職に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。
信用金庫とは?まずは基礎知識を身につけよう
就職活動においては、志望業界についてきちんと理解しておくことがまず重要です。
面接のなかでも、業界に関する基礎知識は当然あるものとして扱われるため、基本情報を知っていなければ話についていけないおそれもあります。
そのため、まずは基本的な情報をしっかり理解しておきましょう。
【仕組み】信用金庫は銀行と同じ「間接金融」
まずは、信用金庫の仕組みについて解説します。
信用金庫は、銀行と同じ「間接金融」というビジネスモデルを採用しています。
間接金融とは、調達金利(利用者が信用金庫へ預け入れたときに支払う金利)と、貸出金利(利用者に金利を貸し出したときの利益)の差額で利益を生じさせるという仕組みです。
前述のとおり、この間接金融という仕組みは、信用金庫と銀行で違いはありません。
【銀行との違い】信用金庫は非営利法人
次に、信用金庫と銀行の違いについて解説します。
信用金庫と銀行の違いは、主に、活動の目的にあります。
信用金庫は非営利法人で、利益ではなく、地域の繁栄を目的として運営されていますが、銀行は株式会社のため、利益を生み出すことを目的として運営されています。
信用金庫は地域の繁栄のために設立・運営されているため、信用金庫の生み出した利益は地域の活動や、地域の中小企業の運営に活かされているのです。
【将来性】少子高齢化や競争が打撃を
信用金庫の基礎知識として、信用金庫の将来性についても解説します。
信用金庫は現在、少子高齢化の打撃を受けています。
信用金庫は地域の繁栄を目的としている団体で、地域に根差した存在です。
そんななか、少子高齢化によって地方の過疎化が進んでおり、地域に根差した活動を行っている信用金庫は、少子高齢化の打撃を大きく受けています。
また、信用金庫は地方銀行との激しい競争も余儀なくされています。
ネットバンキングも台頭してきているなか、強力な資金力を武器としている数々の地方銀行と、激しい顧客獲得競争が行われています。
少子高齢化や銀行との競争といった課題を抱えている信用金庫は、地域企業との提携や地方ならではの魅力のアピール、公共性のアピールなどを積極的に行っていく必要があるでしょう。
信用金庫で求められる人材像
信用金庫で求められやすい人材像は、次の3つのポイントにまとめることができるでしょう。
- 地域貢献に関心がある
- 誠実な人柄
- コミュニケーション能力が高い
1つずつ解説します。
人物像①地域貢献に関心がある
信用金庫で求められる人材像としてもっともよくあるものは、地域貢献に関心がある人材です。
信用金庫は、地域の繁栄のために設立・運営されている団体で、地域に根差した活動をしています。
その設立・運営の目的から、地域貢献に関心をもっていることはかならず必要な要素だといえるでしょう。
また、ただ地域貢献に関心があるだけでなく、その信用金庫が拠点としている該当地域の繁栄に興味をもっていることが重要です。
そのため、自身の出身地にある信用金庫への就職を目指すのが、もっともおすすめです。
あるいは、現在住んでいる地域や、通っている大学のある地域で信用金庫を探すのもよいでしょう。
「数ある信用金庫のなかから、なぜその地域の信用金庫を選んだのか」を説明できれば、それ以外の地域の信用金庫でも問題ありません。
人物像②誠実な人柄
信用金庫で求められる人材像として次に挙げられるのは、誠実な人柄の持ち主であるということです。
信用金庫は、利用者の大切な財産を扱う仕事です。
お金を扱う仕事のため、細かなことまでよく気がつき、いつも緊張感をもって業務に当たれる、真面目で誠実な人材が求められています。
また、万が一職員の不祥事などがあれば信用金庫全体の信用問題に関わってくるため、不祥事を起こさないような誠実さも求められているでしょう。
それにくわえて、利用者の方から信頼されるような、誠実そうな雰囲気も大切です。
面接の際には、誠実な人柄に見えるよう、笑顔ではきはきと話すように心がけるとよいでしょう。
人物像③コミュニケーション能力が高い
信用金庫で求められる人材像として、コミュニケーション能力が高い人物というのも挙げられます。
信用金庫は、地域の繁栄のために、地域に根差した活動をしている団体です。
地域の人と密に接する仕事のため、老若男女問わずどのような人とでも上手に関われるコミュニケーション能力の高さが求められています。
また、地域の人に親しまれるような、朗らかで温かみのある雰囲気も求められているといえるでしょう。
くわえて、信用金庫では同僚との協働も大切です。
利用者の方だけでなく、上司や先輩、後輩、同僚の職員とうまく協働できるようなコミュニケーション能力も必要です。
主な信用金庫の求める人材像
主要な信用金庫の「求める人材像」をご紹介します。
主要信用金庫の「求める人材像」を概観することで、信用金庫で求められている人材像について大枠を理解することができるでしょう。
ぜひ、面接対策のための参考にしてください。
- 地域のお客さまの夢や目標に共感し、ともに考え新たな価値を創造できる人
- あらゆることに挑戦し、自ら学び成長し続けることができる人間力豊かな人
- 前向きな姿勢とゆたかな想像力
- コミュニケーション能力
- 共感力・課題解決力
- 主体性・発信力
- 社会性
- お客様から信頼され、良き相談相手となれる方
- 努力を惜しまず、情熱をもって仕事に取り組める方
- 金融業を通じて、地域経済に貢献したい方
- 時代の変化に対応し、新しいことにも積極的に挑戦できる方
- 地域やお客さまの豊かな未来を思い描き、その実現に向けて自ら考え、行動する「考動力」
- 「明るさ」「素直さ」「挑戦」「主体性」「熱意」
- 人との関わりを大切にし、業務知識を高め続けられる人
- 誰にでも誠実に向き合い、相手の気持ちになって寄り添える人
- お客さまや地域の課題に対してより良い解決方法を提案できるよう、自己研鑽を続け熱意をもって取り組める人
信用金庫の面接でよくある質問と回答例
信用金庫の面接でよくある質問と、それに対する回答例をご紹介します。
面接対策をする際の参考にしてください。
質問①志望動機
【志望動機を教えてください。】
私の志望動機は、生まれ育ったこの街の発展に貢献したいと考えているからです。
私はXX市で生まれ、高校生までずっとXX市で育ちました。都市部の便利さと山間部の自然豊かさを併せ持ったXX市に私は強い魅力を感じていますが、同時に、年々20~30代の若者の数が減少していることを危惧してもいます。
私は、若者の数が増えれば、町がよりいっそう活性化すると考えています。そのため、御金庫に入社し地元の中小企業と協働したり、XX市をブランディングしたりすることによって、XX市に暮らす若い人たちの数を増やしたいと考えています。
ポイント:生まれ育った町に地域貢献がしたいという内容を、論理的かつ簡潔に伝えられています。
地域の魅力だけでなく課題についても触れることで、地域愛だけでなく、地域を心から良くしたいと考えている誠実さも伝わるでしょう。
質問②ガクチカ
【学生時代に力を入れていたことについて教えてください。】
私は、大学1年生のころから現在まで、カフェのアルバイトをしています。
カフェには老若男女問わずさまざまな人が来てくださるため、お一人おひとりのニーズを汲み取り、気持ちに寄り添うことに苦労しました。自分からお客様へ積極的に話しかけたり、仕事をしながら常にフロアを観察したりするよう努力を重ねました。すると、ちょっとした心配りによってお客様から感謝していただけたり、いつも来てくださるお客様に「ずっとここで働いてね」と言っていただけたりするようになりました。御庫に入社したあかつきには、この経験を活かし、利用者様お一人おひとりにしっかり寄り添える職員になりたいと考えています。
ポイント:カフェのアルバイトでの経験をとおして、利用者の方に寄り添ってくれそうな、誠実かつ丁寧な人柄を伝えることができています。信用金庫で求められやすい人材像に合致しています。
質問③ストレス耐性
【これまでに挫折した経験があれば教えてください。】
私は、高校時代のサッカー部で、ずっとレギュラーメンバーだったのにあるとき突然メンバーから外れてしまうという挫折を経験しました。
私は、小学生のころからサッカーをしていたこともあり、高校1年生のときからずっとレギュラーメンバーでした。しかし、そのことにあぐらをかいてしまったせいか、練習に身が入らなくなる時期があり、あるときレギュラーメンバーから外されてしまいました。
外された瞬間は非常に悔しく、そこから再び練習を頑張るようになりました。一度開いた実力差はなかなか埋まらず、その後1年間ほどレギュラーに戻れませんでしたが、自分のせいだと言い聞かせて地道に努力を積み重ねました。その結果、2年生の秋、引退直前にレギュラーへ戻ることができました。
私はこの経験から、努力を怠るおそろしさと努力する素晴らしさの両方を知ることができました。社会人になってからも、努力の大切さを忘れず、地道に成長していきたいと考えています。
ポイント:挫折経験をとおして、失敗から学べる誠実さや向上心の高さを伝えることができています。
また、結果が出ないなかでも1年間努力できる忍耐力やストレス耐性もアピールできているでしょう。
信用金庫の面接対策
信用金庫に特化した面接対策を解説します。
対策①志望動機を練る
信用金庫の面接に際しては、志望動機をしっかりと練ることが非常に重要です。
なぜなら、信用金庫の選考では志望動機が特に重要だからです。
信用金庫は、利益を追求する一般的な株式会社とは異なり、利益ではなく地域貢献を目的とした団体です。
そのため、株式会社の選考以上に、志望動機が重要視されます。
信用金庫の面接の際には、次のようなポイントを意識しながら、志望動機を練ってみるとよいでしょう。
- なぜ銀行ではなく信用金庫を志望しているのか
- なぜこの地域の信用金庫を選んだのか
- なぜこの信用金庫を選んだのか
- 地域貢献に対してどのような思いがあるか
上記のポイントすべてを志望動機に盛り込む必要はありません。
しかし、上記内容について質問されたらしっかりと答えられるようにしておく必要があります。
そのため、面接準備の際に自分の気持ちをしっかり整理しておきましょう。
対策②業界研究と企業研究を深める
信用金庫に就職したいのであれば、業界研究と企業研究は必要不可欠です。
特に、信用金庫の選考においては業界研究をしっかり行いましょう。
なぜなら、信用金庫は一般的な株式会社とは異なる業界のため、ほかの業界の常識が通用しないことがあるからです。
他業界ともあわせて就職活動を行っている場合は、信用金庫の業界研究はしっかり力を入れて行う必要がありそうです。
また、企業研究もしっかり深めておくことが大切です。
信用金庫は地域に根差した団体のため、組織ごとの特色を大切にしています。
「なぜその地域で働きたいのか」「なぜその信用金庫を志望しているのか」という点に答えるためにも、志望している信用金庫ならではの特色をしっかりと理解するようにしましょう。
銀行にはない信用金庫の強みや魅力を理解しておくことはもちろん、ほかの信用金庫にはない、その信用金庫ならではの強みもきちんと言葉で説明できるようにしておくのがおすすめです。
対策③落ち着いて話せるよう面接練習を重ねる
最後に、信用金庫の面接対策としては、面接練習も非常に重要です。
どの企業への就職活動でも、面接練習はとても大切です。
なぜなら、どれだけしっかり回答を練っていても、いざ会話で伝えようとすると、なかなかうまく伝えられないことが多いからです。
しかしそのなかでも、信用金庫の面接は特に練習が必要です。
信用金庫は、人柄やコミュニケーション能力が重視されることが多いからです。
信用金庫では、窓口業務や電話業務などをとおして、利用者の方と接することが多くあります。
地域の人々と密に接する仕事のため、利用者の方から信頼してもらえるような、誠実な人柄が大切です。
そのため、面接でも、以下のような点がチェックされているといえるでしょう。
- 信頼できそうな人か
- 人当たりのよい雰囲気か
- 礼儀やマナーがしっかりしているか
- だれとでも話せるコミュニケーション能力があるか
そして、人当たりがよく信頼できそうな人柄だと面接担当者に思ってもらうためには、次のような点を意識するとよいでしょう。
- 明るい笑顔:
基本的には口角をあげましょう。真剣な話のときは笑顔である必要はありません。笑顔に自信のない方は、鏡の前で練習するのがおすすめです。話すときは、基本的に相手の目を見て話すのがポイントです。 - 丁寧で礼儀正しい振る舞い:
正しい言葉遣いやビジネスマナーをしっかり勉強しておきましょう。面接の際の座り方や姿勢にも気をつけてください。 - 明瞭でハキハキとした話し方:
小声でボソボソとした話し方や、なにかをごまかすような語尾はNGです。言葉を一つひとつクリアに発音し、語尾は基本的に「~だと考えています」「~だと感じました」などはっきりと言い切るようにしましょう。 - 落ち着いていて朗らかな態度:
相手が聞き取れないような早口や小声、高圧的な態度、無愛想な態度は面接の場ではNGです。だれでも「感じがいい」と思うような、落ち着いて朗らかな振る舞いを心がけます。緊張しやすい方は深呼吸をしてみましょう。 - 論理的でわかりやすい言葉遣い:
だれにでもわかるような平易な言葉遣いと、論理的で明瞭な話し方を心がけましょう。 - 清潔感のある爽やかな身だしなみ:
信用金庫の職員としては、身だしなみも大切です。頭髪はシンプルにまとめ、服のシワやほこり、靴の汚れなどにも気を配りましょう。女性の場合、メイクは清潔感とナチュラルさを重視してください。男女ともに、面接の前にお手洗いの鏡などで身だしなみの最終チェックを行いましょう。
上記のような点に気をつけながら面接練習を行うことで、本番の面接に落ち着いて臨めるようになるでしょう。
まとめ
この記事では、信用金庫の面接対策で大切なことや、信用金庫で求められる人材像などについて解説してきました。
信用金庫の面接では、「なぜこの地域の繁栄に貢献したいのか」という志望動機をしっかり答えられるようにしておく必要があります。
また、誠実かつコミュニケーション能力の高い人物だという印象をもってもらうため、面接練習をじゅうぶんに繰り返すことが大切です。
信用金庫は、地域の繁栄に貢献し、地域をサポートしている存在です。
この記事が、信用金庫の内定獲得のための一助となることを祈っています。