くら寿司株式会社のエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/5/24更新
はじめに
この記事ではくら寿司株式会社(以下くら寿司)への就職を目指しているものの、エントリーシートのライティングに不安を感じている方へ向けて、エントリーシートの書き方のポイントについて詳しく解説しています。
特にくら寿司ならではのエントリーシートでのアピール方法から実際の記載例まで、明確かつ分かりやすく紹介しています。
また、くら寿司が求める人材の特徴や、選考情報の重要なポイントについても詳しくアドバイスしていますので、くら寿司の内定を目指す就活生は、ぜひ最後までお付き合いください。
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くら寿司の概要
出典元:くら寿司
初めにくら寿司とはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
くら寿司とは
くら寿司は、日本全国で親しまれている回転寿司チェーンの代表格です。
そのコンセプトは「100円で本物」。
つまり、リーズナブルな価格でありながら、品質に妥協しない本格的な寿司を提供することです。
この価格設定は、広く日本の消費者に受け入れられ、多くの人々に親しまれる一因となりました。
さらに、くら寿司は安全性と健康にも配慮しています。
全ての食材において、化学調味料や人工甘味料、合成着色料、人工保存料などの添加物を一切使用せず、そのための安心感は多くの客を引き付けています。
この姿勢はくら寿司が始まった当初から変わらず、海外展開においても貫かれています。
これらの理由から、くら寿司は日本国内外で幅広い層に愛され、今後もその人気と信頼をさらに高めていくことでしょう。
くら寿司の採用難易度
くら寿司の採用難易度はやや高いとされています。
これは、採用倍率が 4.6 倍であることと、2020年春の新卒採用では、入社1年目から年収1000万円の幹部候補生を募集したことなどもあり、難易度を高めています。また、全国で毎年約200名程度の採用人数となっていて、応募に対しては少なめな募集であることも要因になっております。
くら寿司の採用大学
くら寿司の採用大学の実績は以下の通りですが、難関大学から標準的なレベルの大学まで幅広く採用されており、いわゆる学歴フィルターはないと考えます。
<大学> 愛知大学、愛知学院大学、愛知淑徳大学、青山学院大学、石巻専修大学、浦和大学、江戸川大学、愛媛大学、追手門学院大学、桜美林大学、大阪大学、大阪大谷大学、大阪学院大学、大阪経済大学、大阪芸術大学、大阪工業大学、大阪国際大学、大阪産業大学、大阪商業大学、 |
以下の記事に学歴フィルターに関する内容を記載しているので、ぜひ記事を参考にしてください。
くら寿司が求める人材とは?
結論から言うと、くら寿司のパーパスに共鳴し、その価値観に沿って行動できる人材を求めています。
パーパスやビジョンなどは非常に重要視される内容なので、改めて参照ページから確認してください。
各採用プロセスにおいても、就活生と求める人材像がマッチングしているか否かをよく確認していることが分かります。
チームプレイヤー
くら寿司では、仲間と協力して目標に向かうことを重視します。
新メニューの導入や混雑時の対応など、チーム全体で力を合わせて仕事に取り組む姿勢が求められます。
誰かが困っていれば手を差し伸べ、お客様の満足を共に追求することが大切です。
喜びを共有する人
お客様が笑顔で帰ることができたとき、それが最大の喜びです。
喜びを共有し、他者の幸せに心から共感することができる人材が求められます。
仕事の成果を共に喜び合い、チーム全体で成長していく姿勢が重要です。
コミュニケーション能力
くら寿司では、お客様とのコミュニケーションが重要な役割を果たします。
明るく挨拶できるだけでなく、お客様の要望や意見を丁寧に聴くことが必要です。円滑なコミュニケーションを通じて、お客様との信頼関係を築くことが求められます。
食に興味を持つ人
くら寿司では、食に関する情熱を持つ人材が重宝されます。
食べることを楽しむだけでなく、食材や料理に対する好奇心が旺盛な人が求められます。
新しいメニューの開発やお客様への提案など、食に関する知識と情熱を活かして業務に取り組んでいただきます。
チャレンジ精神
くら寿司では常に改善を求める姿勢が重要です。
新しいアイデアや手法に積極的に挑戦し、業務の効率化やサービスの向上に取り組むことが求められます。
困難な課題にも果敢に取り組み、成長と発展を目指すチャレンジ精神が重視されます。
リーダーシップ
チームの中心として周囲を引っ張り、お客様満足を追求するリーダーシップが求められます。
自らのビジョンを明確にし、チームメンバーを鼓舞し、共に成長していくことが期待されます。
リーダーとしての自覚を持ち、積極的に行動する姿勢が必要です。
ふれあいと喜びを求める人
くら寿司では、お客様とのふれあいや彼らの喜びを実感できることが魅力の一つです。
仕事を通じて人々の笑顔を作り出し、喜びを共有することができる人材が求められます。
お客様とのコミュニケーションを通じて、やりがいを見出すことができる方を歓迎します。
変化を楽しむ姿勢
飲食業界は常に変化しています。
新しいメニューやサービスの導入、顧客のニーズの変化など、様々な変化に柔軟に対応できる姿勢が求められます。
変化を楽しむことで成長し、業務の効率化やサービスの向上に貢献することが重要です。
これらの特性を持つ人材が、くら寿司の成長とお客様満足の追求に貢献できると考えられます。
エントリーシートで企業がチェックしているポイント
ポイントの概要
エントリーシートでは、企業が応募者の能力や性格が自社にマッチしているかを重点的にチェックしています。
企業は、応募者がどのような人物であるか、そして自社でどのように力を発揮できるかを知りたがっています。
これは、個々の能力や性格が、企業の文化や仕事にどうフィットするかを見極めるためです。
また、応募者がその企業で働くモチベーションが十分かどうかも重要なポイントです。
常に高いモチベーションで働ける社員は、より良いパフォーマンスを発揮し、企業に貢献する傾向があるからです。
そして、「なぜ他の企業ではなくその企業を志望したのか」という点も明確に示す必要があることを覚えておきましょう。
選考を通過しやすいエントリーシートの書き方
エントリーシートは結論から書き始めると説得力が増します。
以下の順番を意識すると良いでしょう。
- まず結論を提示する
- 結論に至った理由を書く
- 理由を強調するために具体例を用いる
- 最後に再び結論を強調する
この方法で書くことで、どのようなテーマに焦点を当てているかが伝わりやすく、かつ論理的な構成であるため読み手の理解が深まります。
以下の例文を参考にしてください。
結論:外食・レストラン・フードサービス業に志願する理由は二つあります。
理由:1つ目は、私は人と接することを喜びとしているからです。
人々との交流が私にとっての生きがいであり、笑顔や満足の表情を見ることが何よりも嬉しい瞬間なのです。
具体例:以前、友人と一緒にレストランを訪れた際、素晴らしい接客に出会いました。
従業員の暖かい笑顔と親切な言葉に触れ、その場で感じた幸福感は忘れられません。
結び:その経験から、私もそのような素晴らしいサービスを提供することに情熱を燃やしています。
理由:2つ目は、料理の世界に魅了されているからです。
具体例:幼い頃から、母の手料理や地元のレストランで出会った美味しい料理が、私の舌を虜にしてきました。
結び:料理の魔法に魅了され、自らもその世界に飛び込みたいという思いが日々強まっています。
料理は単なる食事の提供以上のものであり、創造性や情熱が詰まった芸術作品でもあると考えます。
私は常に新しい料理のアイデアや味の組み合わせに興味を抱き、お客様に感動と満足を提供するための新しい方法を模索しています。
くら寿司の価値観やカルチャーを文章に取り入れる
エントリーシートで大事なポイントの一つでもある「なぜこの会社を選んだのか」を明確にすると、通過率が上昇するでしょう。
例えばくら寿司であれば「安心・美味しい・安い」であったり、その他バリューやビジョンだったりを文章の中で取り上げましょう。
もちろん上記のような基本理念が必ずなければいけないわけではありません。
例えばくら寿は、回転寿司業界において後発企業であるにも関わらず、その独自性と存在価値を追求し、着実に発展を遂げています。
伝統的な回転寿司のイメージを超え、先進的なオリジナルシステムを導入することで、顧客に新たな価値を提供しています。
この独創的なアプローチにより、業界全体に革新的なスタンダードを確立する役割を果たしています。
くら寿司は、商品・店舗・運営方法において常に新しいアイデアを創り出しています。
例えば、独自のシステムを活用した注文方法や、革新的なメニューの開発など、お客様により快適で満足度の高い体験を提供するための取り組みが数多く見られます。
その結果、くら寿司は単なる食事提供の場所にとどまらず、ファミリーや友人同士の集まる場としても定評を得ています。
くら寿司は明確な存在価値を創出し、提供し続けることで、回転寿司業界において重要な役割を果たしています。
革新的なアプローチと積極的なマネージメント戦略は、業界全体に大きな影響を与え、お客様にとってもより充実した食体験を提供し続けることを約束しています。
その強みを活かし、自分のやりたいことや、将来像にマッチする形で文章を作成することもできます。
大事なのは数あるファームや代替可能業界がある中で、なぜ「くら寿司」を選ぶのかを論理的に説明することです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
エントリーシートの位置づけに関しては、主に就活生の論理的思考力を試しているセクションと捉えるのが良いでしょう。
勿論文章の内容も評価の対象になっているものの、一番は文章の構造に問題が見られないかであったり、論理展開に問題がないかを最も注目しています。そのため、企業に提出する前に必ず論理展開や文章構造の見直しをすることを推奨します。
また、設問別に企業が見ている点は以下のように分類されます。
- 志望動機系(見られている点:熱意、情報収集能力)
- 過去の経験系(見られている点:コミュニケーション能力、リーダーシップなど一般的な資質)
- 未来目標系(見られている点:大局観、未来志向、社会貢献性)
- 価値観系(見られている点:個性的か、コンサルタント適性があるか)
- その他(長所・研究内容)
設問で見られている点を意識して、エントリーシートの対策をしましょう。
また、対策をする上で必要な情報がエントリーシート対策記事にまとまっておりますので、そちらもご参照ください。
過去のエントリーシートの質問内容と記載例
くら寿司の選考においてエントリーシートで問われたことがある質問と記載例を紹介します。
くら寿司のエントリーシート
志望動機
・くら寿司を志望する理由をご記入ください。(500文字)
【記載例】
私が貴社を志望する理由は2つあります。
1つ目は、『アイデンティティのある商品・店舗づくり』にとても魅力を感じます。
くら寿司は「Food Revolution = 食の変革」を掲げ、独自性と存在感を明確に示した企業です。
その意志に共感しており、自らも食の世界に革新をもたらす存在になりたいと考えます。
くら寿司の独自性を追求し、新しい価値を生み出すチームの一員として、自らの成長と企業の発展に貢献したいと思います。
2つ目に、『存在価値の創出・提供』に関心があります。
くら寿司は後発企業ながら、先進的なオリジナルシステムを導入し、業界で独自の存在感を示しています。
私は常に新しいアイデアを生み出し、他とは異なる価値を提供することに興味を持っています。
くら寿司であれば、そのような環境で自らの能力を発揮し、お客様にとって特別な体験を提供できると信じています。
また、くら寿司のコンセプトである『安心・美味しい・安い』に共感します。
化学調味料や人工添加物を一切使用せず、安全で健康的な食事を提供することは、食品業界における責任ある取り組みであり、社会的使命でもあります。
私も食の安全と健康を大切にし、お客様に安心して食事を楽しんでいただけるよう、貢献したいと考えています。
以上の理由から、くら寿司での働きが自分のキャリアにとって有意義であり、企業にとっても価値ある存在になれると確信しています。
ポイント:志望理由を記述する際のポイントは以下の通りです。
具体性と具体例の提供
抽象的な表現だけでなく、具体的な例や経験を挙げて理由を裏付けます。
くら寿司の独自性や存在価値について、具体的な取り組みや事例を挙げて説明しましょう。
企業の理念やビジョンへの共感
くら寿司のビジョンや理念に共感する理由を述べます。
企業の掲げる目標や価値観に共感することが、志望動機の一つとして重要です。
自身の強みとのマッチング
自身のスキルや経験、志向性をくら寿司で活かせるという具体的な点を示します。
自身の強みと企業のニーズや文化とのマッチングを示すことが重要です。
将来展望と貢献意欲
くら寿司での経験が自身のキャリアや成長にどのように寄与するか、将来展望や貢献意欲を示します。
自身の目標や志向性と企業の発展や目標とを結びつけることが重要です。
企業研究の反映
くら寿司のビジョンやミッション、展開している事業などを事前に研究し、その内容をエントリーシートに反映させることが重要です。
企業の特徴や取り組みに関する正確な知識を持ち、それを自身の志望理由に結びつけます。
自己PR
・自己PR(何かご自身でやり遂げた経験を具体的にご記入ください)(500字)
【記載例】
大学生活での経験は、学生自治会の役員としての活動です。
役員としての責任を果たす中で、チームワークやリーダーシップの重要性を学びました。
例えば、学園祭の企画や運営では、メンバー間での意見調整やスケジュール管理が必要でした。
特に、予算配分やリスク管理などの責任を持ちながら、チーム全体の協力を得て成功させることができたことは、大きな成長の機会でした。
もう一つの経験は、研究プロジェクトへの参加です。
大学生として、特定の研究グループに所属し、新しい技術の開発に取り組みました。
このプロジェクトでは、チームメンバーと協力して問題解決に取り組むことが求められました。
また、プレゼンテーションや論文執筆など、コミュニケーション能力や専門知識の習得も重要でした。
この経験を通じて、自らの専門分野での成長と、チームでの協力の大切さを学びました。
これらの経験は、くら寿司のコンセプトとも密接に関連していると感じます。
くら寿司は、「存在価値の創出・提供」「食の本来あるべき姿を提供する」というコンセプトを掲げています。
大学での経験は、くら寿司の求める価値観や能力を培うのに役立ちます。
私は自らの経験を通じて、チームワーク、リーダーシップ、努力、そして顧客志向の重要性を理解し、それらを実践する意欲と能力を持っています。
ポイント:まず、自身の経験を振り返り、その経験から学んだことや、得た成果を明確にします。
これは、他者に伝える際に重要な情報を整理するためです。
経験の背景や具体的な活動内容を端的に記述しました。
この段階で、経験の概要を理解しやすくしました。
次に、その経験から得られたスキルや成長した点に焦点を当て、具体例を交えて説明します。
たとえば、チームワークやリーダーシップなどの能力を挙げ、それぞれの能力をどのように発揮したかなどの説明です。
最後にこれらの経験がどのように企業に貢献できるかを示します。
たとえば、問題解決能力やコミュニケーション能力は、チームでのプロジェクトにおいて重要な役割を果たすことができるなどを書きました。
まとめ
この記事では、くら寿司の会社概要やエントリーシート(エントリーシート)の書き方について解説しました。
くら寿司の強みは、食の本来の姿を提供するコンセプトにあります。
創業当時から化学調味料や人工甘味料、合成着色料、人工保存料を一切使用せず、「安心・美味しい・安い」をモットーに掲げています。
その戦略として、四大添加物排除、新AIカメラシステムによる迷惑行為の防止、抗菌寿司カバー鮮度くんによる衛生面の向上、二刀流回転寿司の導入、持続可能な漁業の実現、そして未来の回転寿司の展開などが挙げられます。
これらの取り組みは、お客様に安心で美味しい食事を提供するだけでなく、食の安全性や環境への配慮にも貢献しています。
エントリーシートを書く際は、これらの価値観に沿った内容を心掛けることが重要です。
この記事が、くら寿司の内定に一歩近づくための参考になることを願っています。