【企業分析】小田急電鉄の就職難易度・採用大学・選考対策を徹底解説

2024/5/18更新

はじめに

小田急電鉄株式会社とは、1923年5月創業の、東京都新宿区および神奈川県海老名市を拠点とした、鉄道関連事業を中心に展開している企業です。

鉄道路線の開通からスタートし、現在では不動産賃貸業、開発事業、広告業、その他事業を幅広くおこなっています。

新宿を起点とした神奈川方面への居住エリアを経由し、箱根、江の島・鎌倉エリアとのアクセスに貢献、通勤・通学に限らず観光路線として広く利用されているのが特徴です。

それらの沿線上における商業施設を含めた都市開発にも力を注ぎ、東京および神奈川の生活の基盤にもなっています。

先進的な欧米企業のテクノロジーを国内企業へ紹介する技術商社としてスタートしました。

本記事は、小田急電鉄株式会社への就職を検討している就活生のために、企業分析を中心に解説していきます。

首都圏をつなぐ重要な役目を果たす小田急電鉄の選考対策として、事業内容、新卒選考フロー、就職難易度・偏差値などを中心にした、選考対策ポイントについて紹介する内容です。

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この記事の結論

小田急電鉄株式会社は、Aランクに位置する難易度高めな企業です。

採用大学は、全国より国公立大学から始まり幅広い採用実績があります。

学歴フィルターは一切ありませんが、30名程度の採用枠となるので競争率はかなり高くなるでしょう。

日々の安全性を重視するので、ルールを守れる人が望ましい企業です。

選考対策としては、自己分析・企業分析をしながら堅実な自己アピールをするとよいでしょう。

新卒応募枠は総合職、エキスパート職の2種類です。

採用情報を公式ホームページにてチェック後、マイナビおよびリクナビからエントリーしてみましょう。

小田急電鉄について

小田急電鉄のロゴ

出典元

小田急電鉄HP

会社概要

小田急電鉄株式会社とは、1923年創業の鉄道事業を中心とした企業です。

東京都新宿区を中心に、現在は神奈川県海老名市にも拠点を設け、東京と神奈川の首都圏を結ぶ主要な鉄道事業として拡大していきました。

他にもグループ会社は、2023年4月1日現在で84社があります。

小田急グループは、立地や環境の特性を踏まえながら土地活用策を検討し、遊休地・再開発事業による商業・サービス施設なども展開中です。

大規模な社会インフラの一環として、およそ100年を越える関連事業を続けています。

また、交通事業、不動産事業、生活サービス事業とともに、デジタル事業として地域の問題解決にも携わり始めました。

「WOOMS」と呼ばれるインフラ事業の共創プロジェクトにて、ごみ収集・排出・資源循環のサポートまでおこない、MaaSアプリ「Emot」では、シームレスな移動ができる社会のために、他の地域との交通事業連携を目指しています。

 

各事業別の売上規模

小田急電鉄の事業別売上規模グラフ

出典元

日経経済新聞

事業セグメント売上高(2023年通期)
運輸事業1,496億円(前年比+16%)
流通事業949億円(前年比-4.8%)
不動産事業773億円(前年比+4.4%)
その他事業733億円(前年比+30.8%)

 

2023年度3期通年での小田急電鉄株式会社の総売上は、3,951億5,900万円です。

2019年度の売上高5,266億7,500万円と比較すると、かなり落ち込んだ状態とみなせます。

コロナ禍の影響をかなり受けましたが、徐々に上昇の兆しが伺えるのが特徴です。

各セグメントは「運輸事業」「流通事業」「不動産事業」の3つとその他の事業を含めた4つとなります。

やはり主軸となるのが運輸事業で、流通と不動産がついで業績を上げ、その他の事業が、毎年やや流動的な印象です。

 

各事業セグメントの解説

小田急電鉄のセグメント別営業収益グラフ

出典元

note

 

小田急電鉄株式会社の主な事業セグメントは以下のような内容です。

事業名活動内容
運輸事業小田急電鉄および江ノ島電鉄、箱根登山鉄道による鉄道事業、高速バスによる路線展開するバス事業、タクシー事業など
流通事業新宿小田急百貨店の百貨店事業を中心とした、沿線の住民向けスーパーマーケット、フランチャイジーとしてのコンビニエントストアの展開など
不動産事業小田急線沿線での不動産の分譲・賃貸を展開する小田急不動産の運営、小田急ハウジングによる住宅事業やマンション管理事業など
その他事業上述に含まれないホテル業、レストラン飲食業、旅行業、ゴルフ場業、鉄道メンテナンス業など

 

小田急電鉄株式会社の各事業セグメントは、主に4区分によって展開されています。

運輸事業は、この企業の中核とされる鉄道事業です。

東京都神奈川の間を結ぶ小田急線の運行をおこなっています。

その延長にある江ノ島電鉄、箱根登山鉄道も含めた通勤・通学・観光のための業務です。

流通事業は、新宿の小田急百貨店による百貨店事業が中心となります。

また小田急商事による住民向けスーパーマーケットや、セブン&アイグループとの提携によるコンビニエンスストアの運営も含んだ内容です。

不動産事業では、沿線における不動産の分譲・賃貸を展開しています。

小田急不動産と小田急ハウジングによる住宅・マンション管理事業などが中心です。

その他事業としては、主要3セグメントに含まれないホテル・レストラン・ゴルフ場などの運営、新規でのデジタル事業の画策などが含まれます。

 

小田急電鉄で働いている社員は?

小田急電鉄で働いている社員像

ここでは、小田急電鉄株式会社で働いている社員の詳細について紹介します。

小田急電鉄の平均年収、平均勤続年数、平均ボーナス、社風などのカルチャーな側面を中心に、小田急電鉄を志望する就活生にとって気になる社内の実態を解説していきましょう。

平均勤続年数

小田急電鉄の平均勤続年数は20. 0年とされています。

国税庁の「令和2年分 民間給与実態統計調査」にて、一般企業全体の平均勤続年数が12.4 年とされている中で、小田急電鉄の勤続年数は比較的平均値より高いことが分かります。

 

平均年収

小田急電鉄の平均年収は717万円とされています。

その他の運輸事業と比較してみるとやや高い水準で、日本の平均年収443万円から見ても274万円も高い計算です。

小田急電鉄の収入面については、かなり高い水準であると考えられます。

 

平均残業時間

小田急電鉄の平均残業時間は月19. 4時間です。

鉄道業務が中心となり、シフト制度での勤務のため変動が多い特徴があります。

しかし毎月20時間を上限とした残業時間への制限の取り組みを開始しました。

おそらく今後も徐々に残業時間が少なくなる傾向です。

平均ボーナス額は?

小田急電鉄のボーナス平均金額は112万円とされています。

業界平均数値は85万円とされていることから、27万円程高い金額です。

小田急電鉄は、収入面に関してかなり充実した設定を考えています。

 

どんな文化なの?

小田急電鉄は、良くも悪くも古い体質を維持している特徴があります。

年功序列に基づいた社内体制から、完全に抜けきれていない印象です。

ただし近年では少しずつ動きがあり、社内環境保全やワークライフバランスへの取り組みを始めました。

「社内事業公募制度」と呼ばれるものがあり、誰もが応募できるシステムです。

女性や若い社員の意見なども重視しようとしています。

就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

小田急電鉄の就職偏差値・難易度および業界での立ち位置

小田急電鉄の就職偏差値・難易度と業界での立ち位置は、以下のようになります。

会社名売上高平均年収就職偏差値・難易度社風
小田急電鉄株式会社3,951億5,900万円約717万円69 Aランク創業100年の旧態とした企業運営、近年より改革を展開中
東急電鉄株式会社9,632億円約796.9万円69 Aランク法令遵守で、ルールを守る環境
京王電鉄株式会社3,833億円約710万円68 Aランクトップダウン重視、古い体質

 

小田急電鉄の就職偏差値および難易度は、69でAランクと考えてよいでしょう。

一般企業と比較しても鉄道業界そのものが高い数値のため、小田急電鉄の就職難易度や採用倍率も、自然と高い傾向を示しています。

同業他社中では全32社で下位に位置しますが、企業自体は安定している状態です。

ほぼ同じ位置に属するのが、東急電鉄株式会社と京王電鉄株式会社の2社です。

偏差値の数値上では、どちらも68および69でAクラスとなっています。

鉄道業界自体が人気の高い業界

小田急電鉄の新卒採用はかなり難易度が高いものと判断できます。

これは特別この企業に限ったことではなく、鉄道関連の全業界にいえることです。

毎年の採用人数は、近年で30名程度の数値です。

コロナ以前は100名を上回っていましたが、一旦下降気味になり、再び盛り返してきています。

それでも、採用倍率は常に高めであると考えたほうがよいでしょう。

 

小田急電鉄の新卒募集要項について

小田急電鉄の新卒募集要項

小田急電鉄の新卒応募は、自社ホームページにて採用ページを設けています。

他にも、マイナビ2025、リクナビ2025の専用ページにてプレエントリーも可能です。

募集している職種は総合職、エキスパート職の2種となっています。

総合職

職種事務系:

グループ事業、開発、不動産、鉄道、総務、人事、経理部門などにおける+企画・立案業務など

技術系:

鉄道・開発部門における企画・立案業務、施工管理業務など

給与大卒:月給24万5,500円

大学院卒:月給25万6,500円

賞与年2回(6月・12月)
勤務形態・福利厚生休日休暇:

週休2日制 ※曜日は所属によって異なる

年間休日:

122日

有給休暇:

10日~10日 ※次年度以降最高22日

諸手当:

健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険

福利厚生:

<全職種共通>

サービスマインド研修、マーケティング研修、通信教育制度、資格取得支援制度、各種セミナー派遣ほか

<鉄道係員養成教育>

電車運転科、車掌科、信号科ほか

<総合職社員研修>

ビジネススキル研修、経営戦略研修、各部門の経営幹部とのディスカッションほか

自己啓発支援制度 制度あり

各種セミナー派遣、通信教育制度、資格取得支援制度ほか

エキスパート職

職種運輸:

運転士・車掌・駅業務

車両:

鉄道車両の整備

土木・建築:

保線・土木建築物の維持管理

電気:

電力・通信設備の保守業務

IT: 

システムの企画業務

給与短大/専門/高専卒:月給21万7,700円

大卒:月給22万3,700円

大学院卒:月給23万2,900円

賞与年2回(6月・12月)
勤務形態・福利厚生休日休暇:

週休2日制 ※曜日は所属によって異なる

年間休日:

122日

有給休暇:

10日~10日 ※次年度以降最高22日

諸手当:

健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険

福利厚生:

<全職種共通>

サービスマインド研修、マーケティング研修、通信教育制度、資格取得支援制度、各種セミナー派遣ほか

<鉄道係員養成教育>

電車運転科、車掌科、信号科ほか

<総合職社員研修>

ビジネススキル研修、経営戦略研修、各部門の経営幹部とのディスカッションほか

自己啓発支援制度 制度あり

各種セミナー派遣、通信教育制度、資格取得支援制度ほか

 

求める人材

小田急電鉄の求める人材

小田急電鉄が求める人材像に関しては、具体的には掲載されていません。

ただし、公式ホームページの内容を閲覧してみると、時代のニーズと人々の動向に対応できるよう、アップデートを繰り返せる人材を望んでいるようです。

小田急電鉄が掲げている企業理念とは、以下の通りの内容です。

  • 小田急グループは、お客さまの「かけがえのない時間」と「ゆたかなくらし」の実現に貢献します。

鉄道業務を中心とした事業展開なので、仕事の正確さや安全性などに誠実に考えて動ける人が理想です。

責任感、提供、貢献といったキーワードに注目しながら、自分のビジョンを描いてアピールする必要があるでしょう。

また、このような表現で謳っているページもあります。

  • 人々の「かけがえのない時間(とき)」と「ゆたかなくらし」を時代に即した手段とサービスで実現していくこと。

あくまでも企業側として顧客へサービスできる人材を求めているといえます。

これらの考え方に共感し応募する必要があります。

 

新卒採用のフロー

小田急電鉄の新卒採用のフロー

マイナビ2025に掲載されている内容によれば、小田急電鉄の新卒採用フローは、以下のような流れになると考えられます。

  1. エントリー
  2. 説明会・セミナー
  3. 適性検査
  4. 複数回面接
  5. 内々定

①エントリー

小田急電鉄への応募は、まずエントリー登録してから書類選考へと移ります。

プレエントリーの際は、マイナビ2025およびリクナビ2025からもできます。

最新情報はホームページ、マイナビ各サイトをこまめにチェックしておく必要があるでしょう。

エントリーシートにて聞かれる質問は、一般的なものが目立ちます。

エントリーを決意した志望動機は必ず聞かれると思った方が良いでしょう。

常に自分の考え方を論理的思考から説明できるようにしておくことが大切です。

②説明会・セミナー

小田急電鉄へ応募した場合は、グループワーク・グループディスカッションの機会があります。

必ず日程調整して参加することをおすすめします。

詳細は、エントリー登録をしてチェックしておくようにしましょう。

③適性検査

筆記試験・Web試験が実施される予定です。

④複数回面接

詳細は公開されていませんが、一次面接はグループ面接になる可能性があります。

二次選考についても詳細は不明ですが、面接官とおこない、ガクチカや自己PRなどの基本的な質問事項が予測できるでしょう。

最終の三次面接で役員面接をおこないます。

⑤内々定

複数回の面接を通過して内々定が決まります。

属性としては全学部・全学科の学生を対象とした募集事項です。

30名前後が水準なので、かなり厳しい選考倍率が予測できます。

 

採用大学

小田急電鉄の採用大学

小田急電鉄の採用大学実績校の詳細情報はまったく公開されていません。

マイナビ2026によれば、以下のような大学から採用されています。

青山学院大学、桜美林大学、お茶の水女子大学、神奈川大学、学習院大学、埼玉大学、首都大学東京、昭和女子大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、大東文化大学、千葉大学、千葉工業大学、中央大学、帝京大学、東海大学、東京大学、東京経済大学、東京電機大学、東京農業大学、東京理科大学、東北学院大学、日本大学、日本女子大学、日本体育大学、一橋大学、明治大学、横浜国立大学、立教大学、早稲田大学、駒澤大学、専修大学、東京女子大学、明治学院大学、京都大学、法政大学、関東学院大学、関西学院大学、慶應義塾大学

 

国公立・早慶上智、MARCHなど含めた全国各地の大学から採用実績があります。

そのため、学歴フィルターは一切存在しません。

文系理系で隔たりもなく、大学院卒、短大、専修学校からも受け入れています。

採用大学のランクに関しては以下の記事を参考にしてください。

就職偏差値・難易度

小田急電鉄の就職偏差値や難易度は、標準よりも高めで厳しいと考えておくとよいでしょう。

偏差値としてはAランクに属し、60以上あります。

明らかに採用枠の少なさからも、競争倍率を高くしている要因になっているでしょう。

小田急電鉄の新卒採用の特徴は、以下の3点が見受けられます。

  • 学内活動の経験が豊富な人
  • チームワークを重視する人
  • 冷静に物事を判断できる人

首都圏の交通インフラに関わる重要な役目を持った企業なので、常に安定感があることが特徴です。

そのため、決められたルールは安全を保つために厳守しなくてはなりません。

向上心を持って新しい取り組みをする姿勢も大切ですが、その前に、協調性や正確で機敏な動きができる人材のほうが向いています。

小田急電鉄への内定を志望する場合は、企業の社風・理念を理解し自身の個性をいかに発揮できるのかを、エントリーシートでアピールしましょう。

まとめ

小田急電鉄は、首都圏をつなぐ鉄道事業として確立されました。

100周年を迎えた企業で、常に安心・安全で快適な輸送をすることと、その界隈で暮らせる環境つくりをモットーにしています。

顧客のかけがえのない時間とゆたかなくらしの実現が理念として考えられる以上は、社会貢献に付いて関心を寄せられる人を求めています。

毎日のように多くの人々が交流する現場がフィールドです。

伝統と革新的な部分とを臨機応変に対応できることを目指しています。

採用枠は少ないですが、内定を志す就活生は、企業分析・自己分析をしながらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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