憧れの職業や会社を追いかけるべき?就職活動=叶えたい夢の場合に注意すべきこと

2024/5/25更新

はじめに

就職活動で、憧れの職業や会社を目指している方はいるでしょうか?

結論からいうと、「憧れ」にはいくつかパターンがあるため、あなたがどの憧れに相当するかを確認したうえで、本記事では、あなたの動機に厚みを持たせるアドバイスをお伝えしていきます。

本記事は、以下のような方に向けたものです。

対象
  • 憧れの職業や会社への就職を考えている
  • 製品やサービスが好きだからその会社で働きたいのは良いことか?
  • 志望動機に会社の憧れを表現する際の注意点を知りたい

本記事を通して、皆さんにとってより良い就職活動ができることを願っています。

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「憧れ」は曖昧。あなたはどの「憧れ」かを分析する

憧れの職業や会社を追いかけるべきか

「憧れ」の多くは、その正体がベールがかって曖昧であるからこそ価値が高くなるともいえます。

その憧れの起源は何か、何をそうさせているのか、そういったことを深掘りしていくことは野暮ったい部分があるかもしれません。

しかし、就職活動をする場合は、しっかりと自己を分析して理解すること、そしてそれを他人にも理解できるように表現することがどうしても求められます。

分析し明確にできる人が、評価され、内定へとつながっていくのです。

ここでは、まず、あなたのもつ「憧れ」が一体どのような種類なのかをかみ砕いていきましょう。

お客さまとして製品やサービスに感銘を受けた

この種類の憧れは、エンタメ業(タレント、テーマパーク、ゲームなど)、マスコミ業(出版、新聞、放送)、各種メーカーや鉄道会社などが該当します。

つまり、個人顧客向けの広く世間に周知されている企業が対象で、必然的に認知度も高く、就職活動となれば大きく倍率が高くなる特徴があります。

就職してみようかと思い立つ最初のきっかけとしてはありふれていますが、まず認識しないといけないのは、就職活動で求められているのはお客さまとしての立場ではなく、その組織の一員として役割を果たし貢献をするという、これまでとは違う立場であることです。

この種類の志望者で最も陥りやすい罠が、志望動機が自分事になっておらず「モノ言うお客さま」止まりの立場で挑んで、結果、選考から脱落してしまうというタイプです。

モノ言うお客さまがダメだという意味ではなく、この傾向の場合、そもそも自分のやりたいことや自分自身の特性・個性と、その会社が求めていることには一致せず、「ファンなのはわかったが…」止まりとなってしまうでしょう。

ちなみに、受からないかもしれないけど記念的にとりあえず試験受けてみようかな、ということはおすすめしません。

なぜなら、人気企業であれば、恐らくあなた以外の多くの人で、あまり真剣に企業分析や自己分析に取り組んでいないミーハーな受験を同時期にたくさん経験し、そういった人たちがあまり深く考えずに採用に臨んでいることは、エントリーシートの書き方や面接の初動でだいたい把握できるからです。

もしかしたら、あなたは書類選考すら進めず、実際の面接でもそういった雰囲気が出て微妙な空気になった結果、選考から落とされてしまう可能性もあります。

その会社を志望するだけで満足したなら良いですが、不採用となったときは少なからずショックを受けるものです。

よく、ファンだった会社に採用面接を受けたら不遜な態度をとられて失望し、逆にその会社を嫌いになった、というエピソードをSNS上で見かけます。

受験者にそういう気持ちを抱かせてしまう企業側には当然大きな失点がありますが、上記のような企業側の背景や可能性を考えると、そういったエピソードにはやや企業側に同情の余地があるようにも思えてしまいます。

「ほかと違うことができるかも」の理想が高い

急成長しているベンチャーやスタートアップ企業、地方出身者からみる首都圏企業、あるいは都市圏出身者からみる地方企業の志望で、よくあるパターンです。

ほかではできないことができるかもしれない、自分の個性を踏まえてやりたいことができるかもしれないといった漠然な理想を抱いているケースがあります。

外見からは奇抜で輝かしく、特別なことを成し遂げているように見えるかもしれません。

もしくは、ただ泥沼のように猛烈に働くのではなく、牧歌的な雰囲気やおしゃれさがあるなどのような観点の憧れもあるかもしれません。

そういう側面を持つ会社が存在することも事実ですが、実際のところ、外見から見える美しさや理想と、現場で取り組む仕事に大きな違いはないことが多いです。

むしろ、そういった外見からおしゃれなように見える会社ほど、どんな会社よりも泥臭く努力をしている場合すらあります。

そのため、採用する際も、何か新しいことに取り組もうとしている人や奇抜な人ではなく、地道に仕事に取り組むような人が必要とされていることがよくあります。

人付き合いでも、いかにも努力をせずスマートに立ち回っている人が、実は誰よりも隠れて努力をしていた、というエピソードがないでしょうか?

その企業に興味を持つきっかけが上記のような独特なことでもよいですが、それが採用活動の最中、志望動機の一番上位にくるのは、企業分析や自己分析が不完全で、やはりそのまま内定し就職できるか問われれば、難しいのではないかという回答です。

「憧れ」が志望動機の一番の理由なら厳しい…

就職活動が進み、ある程度自己分析や業界研究が進んだ段階で、自己PRや志望動機に箔をつけるという意味で、きっかけとなった「憧れ」を含んでもよいか、ということがよく議論になります。

結論からいうと、「憧れ」を【決め手】にする志望動機はどうしても「弱い」と感じられるので、志望動機の軸にはせず、使うとしてもエピソードの補強や補足の意味合いで用いるようにしてください。

経緯やエピソードを深めるためであれば効果があるかもしれませんが、「憧れ」が一番のテーマになることは避けましょう。

採用活動で求められる自己分析や自己PRは、大学生活を基にした直近1〜2年であることが望ましいですが、それより前(高校生以前)のエピソードは、取り上げる話題としては古すぎると感じます。

さらに、そこから現在に至るまで何もないのはアピールとしては弱いです。

絶対に取り上げてはいけないというわけではないですが、せめて直近までのエピソードに対して地続きである必要があるでしょう。

憧れ自体がつい最近、大学生活にも十分影響を与えた出来事であるなら、まだ活用の可能性がありますが、それなら「憧れ」という曖昧なキーワードに頼らず、しっかりあなたの経験や体験に基づいた分析をして、具体的な表現に変えていきましょう。

本当に「憧れ」だったとしても、この言葉を表現に使うことは、焦点をぼかすことになり、実際そういった目的で悪い意味で使われる用語になり得ます。

単体の言葉の意味としては美しいのですが、実務的、とりわけ就職活動としての使いどころはとても難しいと心得ましょう。

なお、「憧れ」をもとに志望してきた人は、採用する会社側も少し警戒するケースがあります。

先ほど述べた通り「もの言うお客さま」レベルのケースもありますが、実態を知ったときに理想とかけ離れていたら、その人のモチベーションを大きく下げる可能性があります。

その理想がどの程度かは、書類選考や面接だけでは測りきれないため、ミスマッチを起こしたまま入社した結果、最悪離職することは、企業側も望んではいません。

イメージとしては、地方の小さな工場を「この会社を世界的に名の知れた企業へ押し上げる、自分にはその実力がある」という人が志望してきたと考えてください。

その工場が世界的に名の知れた企業になろうとする意思がなければ、その人がいくら実力があっても採用することはなく、入社できたとしても自分と組織のギャップに苛まれることでしょう。

あくまで極端な例ですが、過度な憧れを持って入社することが、志望者も採用する会社も「賭け」のようなものになってしまうことを、ぜひ意識してください。

「憧れ」を具体化して自己分析や志望動機に厚みを持たせる

「憧れ」を具体化して自己分析や志望動機に厚みを持たせる

あなたが憧れをもって入りたいと思った職業や会社に、その憧れがどんなものかの簡単な分類と、それだけで内定までたどり着くには困難があるということまでは前章でお伝えした通りです。

分析を通して、やはりそれでもそこで働いて仕事をしたいという意志が明確なのであれば、ここでは、それを実現するためのさらなる深掘りについてアドバイスをします。

本当に入りたい会社を定めて内定や入社にこぎつけるには、具体的な行動が不可欠です。

志望動機がふんわりとした「憧れ」で終わることのないよう、現実感をもって着実に取り組んでいく必要があります。

業界研究は必須!なぜその業界か、なぜその会社なのか

ある会社に憧れている、ある業界に憧れているなら、徹底した業界研究が必要です。

その会社が業界においてどのような立ち位置なのか、その会社でなければならない理由を明確にしなければ、選考に残ることは難しいでしょう。

あなたは単に会社の名前を知っている、その業界を知っている程度にとどまっていては、その他大勢の記念受験や志望優先度が低い人に先を越されてしまいます。

憧れる理由が業界1位・シェア1位の会社だから、というのも志望理由としては弱いでしょう。

業界でトップだからというのは誰しも理想とする環境ですが、それは受け身の動機であり、採用する会社はもっと積極的な理由を求めています。

志望する会社が身を置く競合や業界そのものを調べていけばいくほど、世の中にはさまざまな会社があることがわかります。

業界トップの会社は確かに素晴らしいですが、その業界の中堅にいる企業をみていけば、大企業ではできないような特色や一点突破の特技を強みにして取り組んでいます。

そういった業界の構図を知っていくことで、その業界が求めているニーズや動向も少しずつわかってくるでしょう。

もしかしたら、あなたが最初にもっていた憧れの仕事は、あなたの知っている会社ではなく、こうした中堅どころのほうが実は的確である可能性もあります。

そういった調査をし尽くした結果、やはりあなたが憧れていた会社に戻るのであれば、その気付いたことをしっかりと伝えて「だから、この会社に入りたいと考えた」と明確に伝えることができればよいのです。

あらためて「業界1位・シェア1位だから」は、憧れた会社に入る理由にならないことをまずはしっかりと認識し、自分なりの志望動機の結論を導いていきましょう。

自己分析と自己PRの洗練が必須、それができていないと記念受験になる

憧れの会社であろうとなかろうと、内定にたどり着くためには的確な自己分析が必要です。

本当に入りたい会社への採用に臨むなら、徹底して自己分析と自己PRを洗練する必要があります。

自己分析と自己PRの洗練は、かっこいい言い回しや感動のエピソードの語り手になるということではなく、しっかりと整合性がとれて話す内容が一貫しており、それをシンプルに相手へと正確に、伝えたいことがしっかりと伝えられるかどうかにかかっています。

それが満足にできない状態で挑むのは、結果としてあなたの憧れは「記念受験」止まりです。

自己分析や自己PRを磨き上げることは、ほかの誰かにとってかわることはできません。

ちょっとした小手先のテクニックならば、面接対策を特集した記事や動画コンテンツなどから得ることはできます。

エントリーシートなどの書類提出は、猶予があるなら第三者に事前に見てもらい協力を受けられますが、リアルタイムでやりとりを行う面接では、あなた自身が理解し表現しなければならず、慣れていないと思った通りに進めないことも多々あります。

あなたを知っているのはあなた自身です。

それを確実にするためには、場数を踏んで自分自身で振り返りと改善を微調整していくしかありません。

確実に実力を出しきりたいなら、本命の企業を受ける前にたくさんの面接を経験するか、限りなく実践に近い模擬面接で繰り返しシミュレーションしながら改善を繰り返していくなど、地道な方法が求められます。

誰よりも行動をする、会社説明会やインターン参加、OB訪問や会社訪問など

憧れている会社だからというわけではないですが、誰よりも行動していくことで、少なくともチャンスをつかむ可能性は高まっていきます。

会社説明会、インターンの参加、OB訪問など、与えられている機会を最大限に活用しましょう。

OBがいない場合も、問い合わせてみると意外に会社訪問などに取り合ってくれる場合もあるかもしれません。

上場企業であればインターネット上からすべての投資家向け情報が参照できます。

投資家向け情報は会社の現在の業績だけではなく、中長期の展望や事業の状況が詳細に記載されています。

決算などの数字の読み取りには多少の知識が必要ですが、それ以外は比較的わかりやすく記載されており、その情報はこれからそこで働こうとしているあなたにとってもとても重要なものです。

こういった地道な情報収集なども、内定に結び付く積み重ねとなるので、積極的に取り組んでいきましょう。

【補足】憧れは、憧れのままにするという考え

憧れは、憧れのままにするという考え

最後に「補足」と記載している通り、ここではむしろ「憧れ」をそのままにしておき、就職活動とは別軸で考えてはどうか、という提案です。

ここまで読んで、やっぱり憧れの会社を目指そうと心に決めてしまった人も、一旦冷静になって目を通していただければ幸いです。

憧れに対して理想と現実のギャップを見たときに耐えられるか?

憧れというからには、大抵は高い期待値を持っているはずです。

もちろん憧れるに相当する実力を持った会社かもしれませんが、それはあくまでも外から見える姿にすぎません。

例えば、名が知られていて売上もその業界の中では高いシェアを誇っている企業があり、さぞ立派な拠点を持っているかと思ったら、その実態は中堅企業が集まるような雑居ビルで、備品も年代物でくたびれた環境だった、ということがあったとします。

その程度なら自分はガッカリはしないとは思っても、こういう「小さな期待のズレ」の積み重ねが、あなたにとって少しずつストレスとなっていくことがあります。

また、会社は選べても、上司や取引先など人間関係までは選べないともよくいわれます。

憧れの会社で起こる、多少の人間関係のこじれに、あなたは耐えられるでしょうか。

何事においても、期待を上回る結果を得たときはともかく、期待を下回ったときに受けるショックやモチベーションの低下は思いのほかダメージがあり、挽回するには時間もかかります。

憧れの存在は憧れとして残しておき、一方であなたの生計を支える仕事を別に持っておくというのも、一つの生き方です。

社会人になってあなたが稼げるようになったとき、憧れの会社へ稼いだお金を積極的につぎ込むことで、これまで通り応援し続けるという関わり方も選択肢に含めておくとよいでしょう。

お客さま目線で見える世界と内情は異なる可能性は高い

記事中で「もの言うお客さま」という表現でデメリットを示したものの、実際に客やアルバイトとして過ごすなかで会社の仕組みを変えたいと思った人が、その会社に就職し上級層にまでなったという話はよくある話です。

また、企業に入るとどのような業界であっても「顧客や取引先の気持ち」を考えるようにいわれることになるでしょう。

お金を落とすのは客や取引先なので、彼らがお金を落とさなくなることは損失、だからその会社にお金を出してくれるような期待に答えるという考え方自体はとても重要です。

しかし、客の立場である限りはどこまでいってもお客さまなのです。

世の中は複雑に構成されているので、いま目の前に見えることを「こうすればよい」と思ったとしても、簡単には進まない現実がある場合があります。

良くも悪くも、表の事情しか知らない「もの言うお客さま」のままでいたほうが、その企業やサービスを好きであり続けられるかもしれません。

まとめ

憧れの職業や会社を目指すことは良いかどうかということについてご紹介しました。

「憧れ」という言葉は美しいものの、それを就職活動で使うには弱いと考えます。

自己PRとして「憧れ」の言葉を使うなら、自己を深掘りして表面化させ、自己分析や具体的な志望理由に落とし込む必要があります。

そして本当に憧れの会社に入りたいのなら、誰よりも地道な努力を重ね、しっかりとその業界や会社の立ち位置を理解する必要があります。

この記事では、いくつかの具体的な施策についてもお伝えしました。

あなたの就職活動における考え方の手助けになれば幸いです。

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