ダイワボウホールディングスのエントリーシートの対策法を徹底解説
2024/6/21更新
はじめに
ダイワボウホールディングス株式会社は、1941年に創業されたOA機器販売商社および繊維メーカーの統括をする持株会社です。
大阪を本拠地に、古くは紡績業からスタートしてきました。
その流れを継承しながらも、現在ではITインフラ流通事業を主軸にし、各事業領域にて独自の強みを発揮しながら展開中です。
とくに近年では、多様なアプローチを試みながら、「バリューチェーン」による価値創出に取り組むことを経営理念としています。
ITインフラ流通事業としてダイワボウ情報システム株式会社を中心にしながら、産業機械事業のオーエム製作所の2つの事業セグメントを統括している企業です。
本記事では、ダイワボウホールディングスへ就職を志望する就活生を対象にした、エントリーシート作成上のチェックポイントと、内定獲得への対策方法を解説します。
ダイワボウホールディングスに興味のある就活生は、ぜひ参考にしてみてください。
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ダイワボウホールディングスの概要
出典元
初めにダイワボウホールディングスとはどんな企業なのかを簡単に紹介します。
ダイワボウホールディングスとは
ダイワボウホールディングス株式会社の歴史は、1941年よりスタートします。
大阪にて、錦華紡績、日出紡織、出雲製織、和歌山紡織の4社が合併し、大和紡績という社名で紡績業を営んできました。
やがて、工作機械・紡績機の製造にも着手し始め、現在のオーエム製作所が誕生します。
名称を含めて、大和紡績からダイワボウホールディングスへと変貌を遂げたのは、2000年代に入ってからのことです。
現在では、IT系インフラの情報産業のほうが主軸となり、国内最大級のディストリビューターとしてIT関連商品・サービスと、世界有数の立旋盤メーカーとしての技術を応用した産業機械事業を展開しています。
各事業は、「ダイワボウ情報システム」と「オーエム製作所」の2つの会社に区分し、各々にて採用選考がおこなわれる予定です。
会社全体の経営理念は、公式ホームページにて掲載されています。
「バリューチェーンで人をつなぐ、社会をつなぐ、未来へつなぐ」
これは、同社グループのパーパス(存在意義)としても捉えていて、事業環境や価値観の変化の中で、社会を快適に変えて幅広く貢献したいという願いがあります。
ITはすでに社会的インフラであるという観点から、社会に役立つ事業展開をしている企業です。
ダイワボウホールディングスの採用難易度
ダイワボウホールディングスの採用難易度や偏差値は、一般企業の標準よりも高めなレベルだと考えてよいでしょう。
とはいっても、決してハイレベルな難易度ではなく、中の上くらいと捉えておくとよいでしょう。
拠点である関西方面を中心としながら、全国の各大学からの採用実績を持っています。
そのため、学歴フィルター自体は一切存在しません。
採用枠は毎年100名くらいの大幅な人数を予定しているので、応募者も集中する状況です。
採用予定学科についても幅広く、文理に関係なく広く採用を考えている企業といえるでしょう。
ただし、ダイワボウ情報システム・オーエム製作所のどちらを志望するのかを、最初の地点でよく検討する必要があります。
同じ系列でありながら事業内容は異なっているので、得意分野や志望動機とのすれ違いがないようにしましょう。
選考フローは、会社説明会、エントリーシート、適性検査、複数回の面接といった一般的な進行をしていきます。
グループディスカッションはしていない様子です。
面接などの詳細は非公開ですが、概ね、志望動機についての質問などが考えられるでしょう。
ダイワボウホールディングスの採用大学
ダイワボウホールディングスの採用大学にて学歴フィルターは一切存在しません。
大阪を拠点としていることもあり関西付近の大学出身者が多い傾向ですが、全国の各大学からの採用も幅広いことで、かなり公平な内定を出す方針だと思われます。
以下が、主な採用大学です。
<採用大学>
室蘭工業大学、筑波大学、埼玉大学、千葉大学、電気通信大学、富山大学、福井大学、岐阜大学、静岡大学、名古屋大学、三重大学、滋賀大学、京都大学、大阪大学、大阪教育大学、神戸大学、和歌山大学、岡山大学、鳥取大学、広島大学、山口大学、徳島大学、香川大学 |
ダイワボウホールディングスが求める人物像とは?
ダイワボウホールディングスが求める人物像は、公式ホームページ内のダイワボウ情報システムの採用欄にて語られています。
以下のような内容です。
- 現状に甘んじることなく、失敗を恐れず、自分にできることが何なのかを最大限に考えられる人
- 自分1人ではできないことも様々な方の協力を得ながら実行できるバイタリティーのある人
まずは前向きな姿勢で自ら取り組める人物
将来のことも見据えながら、長く安心・安全な会社発展を遂げるにはどうすべきかをを考えられる人が望ましいとしています。
その上で、自らの役割を前向きに考えながら、課題にチャレンジしていける人材が理想的です。
今までの自分を洗い出して、どんなポテンシャルを持っているのかを理解しておく必要があります。
周囲の人々との協調性を大切にできること
最初は一人でチャレンジしている課題でも、中には解決に至らないケースも考えられます。
そのような状況になったら、周囲との協力体制も惜しまない柔軟性を持つことが大切です。
日常の暮らしを安心して過ごせるために、関連企業および業界そのものがWin-Winの関係になれることを考え、双方向で必要な供給をしながら、社会貢献できる人材です。
チームで動けることやリーダーシップを取れることをアピールできると理想的です。
採用方向性の違いは?
ダイワボウホールディングスで実施されている新卒採用は、以下の2職種に分類できます。
IT系インフラ事業の「ダイワボウ情報システム」と産業機械事業の「オーエム製作所」とに分かれていきます。
各々が関連会社ではありつつ、募集要項が違っているので注意しておきましょう。
応募方法は、マイナビなどの就職サイトにてプレエントリー制です。
ダイワボウ情報システム
ダイワボウ情報システム(DIS)は、日本国内最大級のIT専門商社とされています。
パソコン・サーバ・ネットワーク機器などにおける国内トップクラスの流通シェアを占めている企業です。
法人でのパソコンの占有シェアは37%を誇ります。
流通関係を中心に、ITでのインフラ整備、運用、保守などを扱っている企業です。
募集する職種は営業職と技術職の2つとなっています。
営業職では、IT関連商品(情報機器、ソフトウェア、サービスなど)の提案と販売をメインに展開中です。
一方、技術職では、システムエンジニアとして販売管理保守・運用、イントラネット、EDIなどの構築・保守、ネットワーク構築およびソフトウェアなどの開発・提案をしています。
オーエム製作所
創業時からの紡績に関する技術、専門機器の取り扱いのノウハウを生かした立旋盤、鉄道車輪旋盤のトップメーカーです。
産業機械事業としてBtoB向けの製品開発と提供をしています。
航空・宇宙分野や多くの産業マザーマシンとして利用する立旋盤は、長年の経験と技能の伝承が行き渡っていて厚い信頼を得ている分野です。
事業所および工場は、国内に限らず中国にも進出している企業です。
営業職、開発設計職、機械設計職、電気設計職といった職種の中から選べます。
ESで企業がチェックしているポイント
ダイワボウホールディングスでのエントリーシートでは、一般的な志望動機や自分の強み、自己PRといった内容の質問がほとんどです。
エントリーシートの段階では、基本的な対策を押さえて、自分の声で意見ができれば問題がないものと予想できます。
一般的な就活生として振る舞えているかが問われることでしょう。
では、さらに具体的に内容を解説をしていきましょう。
志望動機の信ぴょう性を問う
ダイワボウホールディングスでは、個人として意見やアイデアを持って取り組める人材を探しています。
個人としての目標、業務上で達成させたいことなどが、具体的に示せる人が有利に働ける企業です。
そのためにも、ベーシックの部分で、この企業を志望する理由が明確にあることが重要となるでしょう。
エントリーシートや面接での一般的な質問ではありますが、志望動機の回答について、嘘がないように自分の声としてまとめ上げておくようにしましょう。
2社のうちどちらに特性があるか
ダイワボウホールディングスは、前述したようにダイワボウ情報システム、オーム製作所の2社で別々に採用選考をします。
この2社は同じ系列でありつつ、業務内容もやや違っているのが特徴です。
IT系インフラ関連の事業展開をするダイワボウ情報システムと、設計などの技術的内容を重視するオーム製作所という見解ができます。
大まかに言ってしまえば、文系はダイワボウ情報システム、理系はオーム製作所と考えたほうが無難です。
ただし、どちらも営業職、技術職の職種が存在します。
自分がどちらのタイプなのかを前提にしながら、自己分析をしましょう。
その上で、必ず企業研究をしっかりおこない、どちらかに決定させることです。
エントリーシートの位置付け、及び対策方法
ダイワボウホールディングスは採用人数が多いので、一見すると内定獲得しやすい企業の1つといったイメージがあります。
しかし、現状は必ずしもそうではありません。
内定を勝ち取るためには、事前の入念な準備をする必要があります。
エントリーシートに関する位置づけとしては、オーソドックスではありつつも誠実に回答しているか厳しく判断していると思われます。
ダイワボウホールディングスでのエントリーシートで聞かれる主な内容として、以下の2つは頻度が高いものです。
自己PR
志望動機と同じくらい、必ず自己PRをするように質問してきます。
言い換えれば、自分の強みに関してです。
どれくらい自分を深堀りできているかにかかってくるでしょう。
当たり前な準備ですが、自己分析をしっかりおこなっておく必要があります。
ダイワボウホールディングスのエントリーシートの質問は、かなりオーソドックスであることから、むしろ基本的な対策の難しさを知ることになるでしょう。
得意な分野・科目、研究課題について
ダイワボウホールディングスのエントリーシートでは、得意分野や研究課題に関する質問が頻繁にあるのが特徴的です。
とくに理系の学部生には、自分が取り組んだ研究テーマの詳細を問いかけてくるでしょう。
企業側としては、熱意を持ってものごとに取り組める姿勢がある人材かどうかを判断していると思われます。
研究テーマそのものには、さほど関心はないはずです。
むしろ論理的思考や説得力、発言力の優劣を判定しているといえます。
過去のESの質問内容と記載例
ここでは、ダイワボウホールディングスの採用選考での、エントリーシートの質問内容と回答事例について解説します。
エントリーシートでの質問事項は、2つの会社とも毎年共通した質問を繰り返している傾向です。
ひねりのある複雑な質問を投げかけることはほぼないと考えてよいでしょう。
また、各会社だけの特有な質問もないようです。
とにかく、基本的なエントリーシート対策と面接対策を、しっかりと行っておく必要があります。
共通質問
・志望動機を教えてください。(300文字前後)
回答例
私が御社を志望した理由は、自分の強みを活かして、情報化社会の波の中でチャレンジしながら、人々の暮らしの安心・安全に貢献したいからです。自分の好きなことが社会に役立つこと、これほどやりがいになるものはないだろうと判断しました。御社の得意な分野は、地域密着型による顧客第一の営業姿勢を組んでいる点だと思います。今後もITはますます切っても切れないインフラになるので、すべての人々が最適なサービスを受けられるように努めてみたいと感じました。
ポイント
志望動機は、ダイワボウホールディングスでの質問の鉄板ともいえます。
多くのエントリーシートおよび面接対策でも、かならず登場する質問と回答なので、基本的なポイントを押さえながら、いかにして個性を発揮するかが問われるでしょう。
ダイワボウホールディングスのエントリーシート対策では、必ずこの質問の適切な回答を準備しておきましょう。
ダイワボウ情報システム
・学生時代にがんばったことをお聞かせください。(300文字前後)
回答例
学生時代におこなったアルバイト先での勤務について提案をしたことです。当時の職場での離職率が約半数で、少なくとも3か月以内で辞めてしまうスタッフが多かったことに言及しました。離職する理由を洗い出し、現状の見直し、直したあとの期待できる効果などを店長に提案したところその内容が採用されたのです。結果として離職率が激減しました。
ポイント
「ガクチカ」についてもあらかじめ検討しておく必要があります。
これも一般企業ではよく聞かれる質問です。
学生時代にあったエピソードとして、インパクトのある経験を洗い出しておき、アピールできるポイントを押さえて説明できるように準備しておくことです。
オーエム製作所
・学生時代の取り組んだ研究課題について(300文字前後)
回答例
私の研究テーマは、「食生活と免疫力」についての研究です。マウスでの実験にも取り組んだことがあり、食事バランスの偏り方を観察しながら免疫力の低下との関係性を実証しました。その過程においては、かなり単調で退屈な作業を繰り返す機会が多かったのですが、地道に研究を繰り返した分だけ、コツコツと何かを継続させる忍耐力の大切さを知りました。御社に入ったら、根気をもって作業に当たらせていただきます。
ポイント
とくに理系学部生は、専門スキルに関する質問があると思ってよいでしょう。
ポイントは、忍耐強く成果を得るまで頑張る姿勢と自信をアピールすることで、
長く企業のために勤務できる人材であることを訴求することができるでしょう。
まとめ
ダイワボウホールディングスでのエントリーシートでの注意点は、オーソドックスな質問が繰り返されるので、かえって難しく考えてしまいがちなところがあげられます。
奇をてらった回答をしないとインパクトがないのではと、考えすぎてしまう懸念があるのです。
もちろん表面的で凡庸な回答をするのはNGですが、虚偽の内容を盛り込むのは避けましょう。
素直に、今の自分が考える企業との関わり方、将来的ビジョンを打ち立てるよう、事前に入念な準備をしておくことです。
実は、ダイワボウホールディングスのミッションには、以下の内容があります。
- 社会に有用で安全な商品・サービスを提供する企業グループとし て持続可能な成長とともに、社会課題の解決に貢献します。
- 社会的規範や各種法令を遵守し、公正で透明性のある自由な競争ならびに適正な取引条件を確保の上、自己責任に基づいた行動を実行します。また、不適切な行為を惹起せしめない仕組みと風土を確立します。
ITを通じた社会的インフラの確立こそがこの企業の仕事なので、安易な成果よりも信用を得ることが大切だと考えています。
その側面からいえるのは、自分の誠実さをアピールできるか否かです。
ぜひ、ダイワボウホールディングスの内定獲得のために参考にしてみてください。