大手化学メーカーを解説|大手企業の平均年収、勤続年数、賞与なども紹介

2024/6/22更新

はじめに

就活をしていく上で大手化学メーカーに興味を持つ就活生は多いでしょう。

大手化学メーカーについて適切に理解することで、効果的に就活を進められます。

今回は、大手化学メーカーについて解説してるので、参考にしてください。

対象
  • 大手化学メーカーとは
  • 大手化学メーカーで働く社員について知りたい
  • 大手化学メーカーの将来について知りたい

上記の悩みを解消して、満足いく就活にしましょう。

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化学メーカーとは

化学メーカーとは

化学メーカーとは、化学反応を利用して製品を製造する企業のことです。

大手の化学メーカーでは、原材料の仕入れ、研究、開発、販売を包括的に担っています。

製造される製品には、石油、ゴム、医薬品とさまざまで、企業ごとに強みの分野があります。

化学メーカーに興味のある就活生は、以下の章を参考にしてください。

大手化学メーカー

大手化学メーカーの紹介

日本を代表する大手化学メーカーを5社紹介します。

それぞれの売上や、経常利益、初任給、社風、求める人材を表にまとめているので、ぜひ参考にしてください。

企業ごとの特徴や違いを理解しておくことで、エントリーシートや面接で頻出質問の志望動機について説明できるでしょう。

また、入社後にやりたい業務なども明確になるため、把握しておくことをおすすめします。

三菱ケミカルグループ

化学メーカーの1つ目は、三菱ケミカルグループです。

1994年に三菱化成と三菱油化が合併し、三菱化学となりました。

2017年4月には三菱樹脂、三菱レイヨン、三菱化学が合併し、三菱ケミカルグループが誕生しました。

品質NO.1の高機能フィルム、世界NO.1シェアを誇るアクリル樹脂原料が強みです。

売上4兆6345億3200万円
経常利益1351億5000万円
初任給博士:328,000円
修士:280,000円
学士、高専専攻科:260,000円
高専本科、専門学校:221,000円
社風出る杭は伸ばす社風
求める人材0を1にするスキル
誠実なスタンス
利他的マインド

 

選考難易度はかなり高いため、選考対策はしっかりと準備しましょう。

以下で、詳しく企業分析とエントリーシートを解説しているので、ぜひ参考にしてください。

 

住友化学

化学メーカーの2つ目は、住友化学です。

住友化学は1913年に創業しました。

自動車、家電製品、IT関連、建築、土木、工業化学品、医薬品など、さまざまな分野の製品を研究開発しています。

売上2兆8952億8300万円
経常利益△468億6500万円
初任給学部卒:245,400円
修士了:268,500円
博士了:311,000円
社風誠実、真面目
求める人材目標に対する意欲的な取り組み
あくなき探究心

 

選考難易度はかなり高いため、注意が必要です。

住友化学の採用人数が100〜200名に対してプレエントリーが10,000人弱いるため、しっかり自己分析と企業分析を使い、ほかの就活生と差別化を意識しましょう。

 

富士フイルムグループ

化学メーカーの3つ目は、富士フイルムグループです。

1934年に富士写真フイルムとして誕生しました。

カメラ分野はもちろんのこと、写真フィルムで培った技術を活かし、ヘルスケア、マテリアルズ、イメージングの3つの分野で活躍しています。

売上2兆8590億4100万円
経常利益2194億2200万円
初任給高専本科卒 :237,000円
高専専攻科卒:249,700円
学部卒   :280,000円
修士了   :307,900円
博士了   :331,900円
社風オープン、フェア、クリア
求める人材謙虚に学ぼうとする姿勢
本質を学び抜く思考力
自分の強い想いを伝える人
最後までやり抜く人

 

富士フイルムグループは、東洋経済ONLINEが発表した「入社が難しい有名企業ランキング」の16位です。

会社説明会、エントリーシート、適性検査の段階から気を抜かずに挑みましょう。

 

旭化成グループ

化学メーカーの4つ目は、旭化成グループです。

1922年に創業され、マテリアル、住宅、ヘルスケアの3つを展開しています。

マテリアル事業の主な製品は、自動車、化成品、ロボットなどです。

住宅では、不動産、流通、金融を担当し、ヘルスケアでは医薬、医療機器の開発をしています。

売上2兆8088億2400万円
経常利益1215億3500万円
初任給大卒:233,180円
修士:258,040円
博士:302,440円
社風ONE AK(旭化成は1つ)
求める人材高い理想と独自の「発想力」
周囲を巻き込みながら変革を起こし、やりぬく人財

 

旭化成グループの就職難易度は高いです。

募集人数は200名以上と多いものの、プレエントリー数は20,000名以上です。

旭化成グループへの就職を考えている就活生は、インターンシップに参加し、職場の雰囲気、文化、技術の体験をすることをおすすめします。

 

信越化学工業

化学メーカーの5つ目は、1926年に創業した信越化学工業です。

主要商品は塩化ビニル樹脂、半導体シリコン、樹脂加工製品です。

売上2兆7264億8500万円
経常利益1兆202億1100万円
初任給総合職
学士:月給272,450円
修士:月給296,850円
博士:月給338,000円
一般職
学士:月給227,750円
社風後輩の支援や設備投資をいとわない
求める人材主体性
柔軟性
対人関係能力

 

信越化学の採用大学は、全国の国公立から地方私大と幅広いです。

しかし、関関同立やMARCHなどの有名私立大学出身の学生が目立つ中、面接対策は欠かせません。

一人での対策に不安がある方は、就活支援サイトやキャリアセンターなど、プロの力を借りることをおすすめします。

化学業界の職種

化学業界の職種

化学業界に就職した場合に、配属される職種を5つ紹介します。

それぞれの特徴を理解しておくことで、入社後のミスマッチを防げるでしょう。

研究職

職種の1つ目は、研究職です。

研究職は、新しい製品を開発する応用研究と、既存製品を研究し他の分野への転用を目指す基礎研究に分かれます。

製品性能の向上や環境への配慮、エネルギー効率の向上などを目指し、改良も行います。

新しい分野への挑戦には時間がかかるため、根気強さとコツコツとした努力が求められるでしょう。

また、研究職はチームで行われるため、コミュニケーション能力が重要です。

研究職のメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット自分の好きな分野を仕事にできる。
研究が形になった時のやりがいが大きい。
デメリット異業種への転職が困難。
企業の業績悪化で、研究規模が縮小する。

 

研究職に興味がある就活生は、ぜひ参考にしてください。

 

開発職

職種の2つ目は、開発職です。

研究職で行われる応用研究と基礎研究をもとに、新しい製品を開発する職です。

開発には、新しい技術や価値観を生み出すだけでなく、世間のニーズに応える役割もあります。

開発職は大きく3つに分かれます。

まず、新製品を研究・開発する研究開発職です。

次に、技術を専門に開発する技術開発職があります。

そして、製品を販売するために開発を行う商品開発もその一環です。

開発という点では同じですが、企業の規模や専門分野によって異なります。

開発職に就くメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット自分の好きな分野を仕事にできる。
ゴールが明確にある。
デメリット異業種への転職が困難。
商品開発はマーケティング、販売戦略などのスキルも求められる。

 

開発職に興味がある就活生は、参考にしてください。

 

品質管理

職種の3つ目は、品質管理です。

品質管理は、研究職や開発職が完成させた製品、商品が安全で品質に問題ないかを管理する仕事です。

とくに化学メーカーは、製品開発の際に国際規格や日本政府が定める基準を守る必要があります。

ルールを遵守した製品が製造されたかどうかを管理し、顧客の安心安全を担保しているのです。

現在の化学メーカーでは機械を利用して製造するため、同じ品質の製品を一貫して製造できる体制が整備されています。

しかし、不具合や基準に満たない製品は依然として一定数存在します。

そのため、リスクを回避することが不可欠な品質管理の職種があります。

品質管理に就くメリットとデメリットは以下の通りです。

メリット顧客の満足度に直結する。
世間からの信頼を得られる。
デメリット一度のミスで信頼を大きく失う。
責任重大な職種である。

 

品質管理に興味がある就活生は、参考にしてください。

 

技術職

職種の4つ目は、技術職です。

研究職、開発職が開発したものを実際に製造する職種です。

ものづくりと考えると理解しやすいでしょう。

どのように製造すれば効率よく生産できるか、コストカットできるポイントはないかなども担当します。

品質管理に就くメリットとデメリットは以下です。

メリット手に職がつく。
転職しやすい。
デメリット工場によっては夜間勤務がある。
危険がともなう。

 

技術職に興味がある就活生は、参考にしてください。

 

営業職

職種の5つ目は、営業職です。

営業職は、技術職が製造した製品を実際に顧客に販売するポジションです。

営業職は、取引経験のある既存顧客、新しい取引先を獲得する新規顧客と大きく2つに分けられます。

顧客の悩みを丁寧に聞き取り、解決できる製品を提案しなければなりません。

また、販売後のアフターフォローをしっかり行うことで、顧客から信頼を勝ち取れるでしょう。

営業職に就くメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリット売上に直結する。
成果が数字で目に見える。
デメリット顧客に合わせた勤務になる。
顧客と会社で板挟みになる。

 

営業職に興味がある就活生は、参考にしてください。

大手化学メーカー業界で働いている社員は?

大手化学メーカー業界で働いている社員像

大手化学メーカー業界で働く社員の平均年収、勤続年数、残業時間、賞与についてそれぞれ紹介します。

化学メーカーで働く上で必要な情報になりますので、就活生の方は参考にしてください。

就職先を選択する要素の1つは、自分が納得できるかどうかです。

志望する企業の情報は大切ですが、業界全体の平均を理解しておくことで、より納得した状態で入社できるでしょう。

平均年収

大手化学メーカーの平均年収は、920万円と予想できます。

上記の数値は、今回紹介した5社の平均給与から算出しました。

5社以外の企業でも近い金額が支給されているため、全体像を掴むための参考にしてください。

今回採用した5社の平均給与は、以下のとおりです。

企業名平均給与
三菱ケミカル1,045万円
住友化学910万円
富士フイルム1,032万円
旭化成751万円
信越化学工業876万円

 

全国平均の年収458万円と比較すると、 どの企業も高い水準です。

働く上で給与を重要視する就活生であれば、大手化学メーカーが視野に入るでしょう。

 

平均勤続年数

大手化学メーカーの平均勤続年数は、17.92年です。

上記の数値は、今回紹介した5社の平均勤続年数から算出しました。

5社以外の企業でも近い勤続年数になるため、全体像を掴むための参考にしてください。

今回採用した5社の平均勤続年数は、以下のとおりです。

企業名平均勤続年数
三菱ケミカル19年
住友化学15.5年
富士フイルム20.2年
旭化成14.6年
信越化学工業20.3年

 

厚生労働省が2024年3月に発表した「令和5年賃金構造基本統計調査の概況」によると、平均勤続年数は12.4年でした。

そのため、大手化学メーカーが全国平均を大きく上回る結果です。

一つの企業に長く勤めたい就活生は、参考にしてください。

 

平均残業時間

大手化学メーカーの平均残業時間は、19.32時間です。

上記の数値は、今回紹介した5社の平均勤続残業時間から算出しました。

5社以外の企業でも近い勤続年数になるため、全体像を掴むための参考にしてください。

今回採用した5社の平均残業時間は、以下のとおりです。

企業名平均残業時間
三菱ケミカル20.3時間
住友化学20.7時間
富士フイルム16.2時間
旭化成20.5時間
信越化学工業18.9時間

 

厚生労働省が2023年2月に発表した「毎月勤労統計調査令和4年分結果確報」によると、平均残業時間は13.8時間でした。

そのため、大手化学メーカーの残業時間は平均を上回る結果です。

仕事とプライベートを両立させたい方は、慎重に検討してください。

 

平均賞与

大手化学メーカーの平均賞与は、147.4万円と予想できます。

国税庁の民間給与実態統計調査によると、平均給与に占める賞与額の割合は約16%だったため、これを参考に平均年収から算出しました。

今回採用した5社の予想賞与額は、以下のとおりです。

企業名予想賞与金額
三菱ケミカル167万円
住友化学145万円
富士フイルム165万円
旭化成120万円
信越化学工業140万円

 

賞与は労働者にとって期待する要素の一つです。

平均給与が高い企業であれば、賞与も高くなる可能性があります。

したがって、賞与を期待する方は、この点を参考にしてください。

 

化学メーカーの将来

化学メーカーの将来展望

化学メーカーの将来について解説します。

今後キーワードになるのは、脱炭素社会と持続可能社会です。

この2つを理解しておくことで、化学メーカー企業のエントリーシートや面接の対策になるでしょう。

脱炭素社会

化学メーカーは、脱炭素社会の実現に向けて活動しています。

脱炭素社会とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出削減を目指す取り組みのことです。

化学産業の二酸化炭素排出量は、5,450万トンで業界2位に位置しています。

そのため、大手化学メーカーは独自の目標を立て行動を始めました。

例えば三菱ケミカルグループは、「2030年度までに温室効果ガス排出量を29%削減(2019年比)」が目標です。

目標達成に向けて、各工場での環境に配慮した再生可能エネルギーの導入し、石炭火力発電の脱却に挑戦中です。

ほかにも、住友化学は温室効果ガス排出量ゼロを目指しています。

脱炭素社会の達成はグループ全体の責務と考え、液体天然ガス発電所の建設や、高効率なガスタービン発電設備を導入予定です。

上記のように、今後の化学メーカーは売上だけでなく、どのように社会や地球に貢献しているかをアピールしていく必要があります。

持続可能社会

次に、化学メーカーは持続可能社会の達成を目標にしています。

持続可能社会は、2015年9月に国連で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された国際目標です。

現在の日本ではSDGsとして多くの企業が賛同し、行動しています。

富士フイルムは、環境に配慮した素材を用いた印刷や、印刷会社への人材育成と組織開発のサポートに注力中です。

ほかにも、旭化成グループでは環境重大トラブルゼロ、産業廃棄物の発生抑制、再生資源の促進に取り組んでいます。

上記のように、化学メーカーのみが発展していくのではなく、地球環境に配慮しながら関連企業の発展に協力していかなければなりません。

 

まとめ

大手化学メーカーは、日本全体の平均給与、賞与より多い業界です。

その反面、残業時間が多くなるため、化学メーカーを志望する就活生は注意してください。

また、化学メーカーの職種は、多岐にわたります。

自分のやりたい分野や強みが生かせる箇所を自己分析、企業分析を通して明確にしておきましょう。

化学メーカーの将来は、脱炭素社会や持続可能社会がキーワードです。

自社のみが発展するのではなく、業界や地球全体で発展できる仕組み作りが求められます。

本記事を参考に、大手化学メーカーの業界全体を把握し、就活に役立ててください。

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