【例題8選】選考突破する自己PRをA4自由形式で簡単に書ける5STEP
2024/7/23更新
はじめに
選考のステップとしてエントリーシートを提出させる企業がほとんどですが、中にはA4用紙のまっさらな紙に「自由に自己PRしてください」と指定している企業もあります。
A4用紙の自由形式での自己PRは、自由であるがゆえに「何を」「どのように」「どのくらい」書けば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
しかし、いくつかコツをつかめばA4自由形式でもしっかり自分の強みをアピールできるようになります。
本記事ではA4用紙で自己PRを作成するための方法5STEPと例題を紹介します。
印象的なアピール内容にするためのコツやNG例題もあわせて紹介するので、ぜひ選考対策の一環に役立ててください。
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A4自由形式の自己PRとは
A4自由形式の自己PRとは、学生がA4サイズの用紙を自由に使って自分の強みや経験を表現する方法です。
文字だけでなくイラストや写真、グラフ、図表などの視覚的な要素を自由に取り入れることができます。
この方法は自己表現の幅を広げるだけでなく、個性や創造性を最大限にアピールするための手段でもあるのです。
文章だけでは伝わりにくい熱意やエネルギーを効果的に伝えて自分らしさをアピールし、ライバルとの差別化を図りましょう。
通常の自己PRとの違い
通常の自己PRと自由形式の自己PRとの一番の違いは「表現方法の違い」です。
面接会場で「自己PRをお願いします」と促されて回答する場合は、話し方・表情・動きの違いでしか差別化を図ることができません。
一方、自由形式では表現方法に制限がありません。
自分の魅力をもっとも伝わりやすいと思う方法でアピールできるのが最も大きな違いと言えるでしょう。
A4自由形式の自己PRだからこそできること
A4自由形式の自己PRでしかできないことは以下の通りです。
- 太字や見出しによる最も伝えたいことの強調
- イラストや写真を使った視覚的なアピール
- 形式ばらない個性のアピール
これらは通常の自己PRではできないアピール方法なので、よりほかの学生と差別化しやすい反面で自由度が高く表現が難しいという面もあります。
企業がA4自由形式の自己PRを課する目的
自己PRは、就職活動における重要な要素の一つです。
企業が自由形式の自己PRを求める背景には単に学生のスキルを知るだけではなく、その人の本質や個性を把握したいという意図があります。
以下では、企業がA4自由形式の自己PRを課する目的を探っていきましょう。
差別化の工夫ができているか
企業が求めるのは、単にスキルや経験の羅列ではありません。
多くの学生の中からどのようにして自分の存在を際立たせるか、その工夫こそが求められています。
たとえば、具体的なエピソードを交えた話し方やユニークな視点からのアプローチが有効です。
ライバルとは異なる切り口で自身をアピールすることで、企業に対して強い印象を与えられるでしょう。
表現力があるか
A4自由形式の自己PRは、学生の表現力を見極めるための判断材料でもあります。
文章の構成や言葉選び、視覚的なプレゼンテーションなど、多岐にわたるセンスが試されます。
特にデザインや広告業界などクリエイティブな分野では、その表現力が重要視されやすい傾向にあります。
たとえばビジュアルエレメントを効果的に使ったプレゼン資料やポートフォリオで自分の感性やアイデアをアピールしなくてはいけません。
どのような経歴や専門性があるか
自由形式の自己PRは、学生のバックグラウンドや専門性を深く知る手段でもあります。
学業やアルバイト、インターンシップなど、これまでの経験から得たスキルや知識を具体的に示すことが求められます。
特に応募する企業や職種に関連する経験や専門性を強調することで、即戦力としてのアピールが可能です。
また自身の成長過程や目標設定の方法を具体的に語ることで、企業に対して自らのビジョンやキャリアプランを明確に伝えられます。
志望度・熱意があるか
A4自由形式では学生がどれだけ自分の個性や強みを表現できるかが重要で、それらによって企業に対する強い志望度や熱意を示すことができます。
特に自由形式では単なる文章だけでなく、視覚的な要素や創造的なアイディアが求められるため、学生の真剣さややる気も浮き彫りになります。
A4自由形式の自己PRは、熱意ある人材を見抜くための重要なツールでもあるのです。
企業とのマッチ度を図りたい
A4自由形式では、応募者が自分の価値観や強みをどのように企業のビジョンやミッションに結びつけるかを自由に表現できます。
つまり企業側は学生が自社の文化や価値観に合致しているか、また自社の業務や目標に対してどれだけ貢献できるかを見極めるためにこの形式を活用するのです。
自己PRでどのようなビジュアルや伝え方を使うか、どのような内容を強調するかを通じて、企業はその人が自社の求める人物像に合致しているかを判断します。
学生の価値観や思考の傾向を深く理解し、長期的に共に成長できる人材を見つけることができます。
A4自由形式の自己PRを作成する5STEP
それではいよいよ、A4自由形式の自己PRを作成する5つの手順を解説します。
これからエントリーシートを作成する学生は、ぜひ以下の内容に沿って作ってみましょう。
①自己分析でアピール内容を決める
自己分析は自己PR作成の基礎となる準備です。
以下のステップを参考にして、自己分析を進めてみましょう。
- 過去の経験や成果を振り返り、自分の強みをリストアップする
- 強みが発揮できたエピソードを洗い出す
- 強みによって得られた成果・経験を伝える
- 入社後の強みの活かし方を伝える
詳しい自己分析の方法は以下の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
②アピール内容が伝わりやすい構成を考える
効果的な自己PRにするためには、以下に分かりやすく相手に内容を伝えられるかが重要です。
伝わりやすい構成は以下を参考にしてください。
- 導入部分…自己PRのテーマや目的を簡潔に述べ、読み手の興味を引きます。
- 本論部分…具体的なエピソードを用いて、自分の強みや成果を詳述します。起承転結を意識し、ストーリー性を持たせます。
- 結論部分…強みを入社後にどう活かすかを述べ、企業への貢献意欲を示します。
相手に分かりやすく伝えるためには、内容に一貫性を持たせることが大切です。
以下の記事では一貫性を持たせる自己分析の方法を紹介しているので、あわせてチェックしておきましょう。
③レイアウトを設計する
視覚に訴えかけるようなデザイン性あるレイアウトも重要です。
特にA4自由形式の自己PRは文章だけでなくイラストやグラフ・表、配色なども組み合わせてレイアウトを設計しましょう。
レイアウトを考える際のポイントは以下の通りです。
- 見やすさを調整…フォントサイズ、行間、余白などを調整して、読みやすさを確保します。
- 情報の整理…重要な情報を目立たせるために、見出しや箇条書きを活用します。
- バランスの取れた配置…テキストと画像のバランスを取り、視覚的なバランスを意識します。
④イラスト・写真を取り入れる
イラスト・写真を使った視覚的な要素を取り入れることで、自己PRのインパクトを高めます。
イラストや写真を取り入れる際の注意点は以下の通りです。
- 適切な画像選び…自己PRの内容にマッチする画像を選びます。
例:プロジェクトの成果を示す写真や、自分が取り組んだ活動のイラストなど - 画像の品質…高解像度で鮮明な画像を使用しましょう。
- 画像の配置…テキストとのバランスを考慮して、画像の配置場所を決めます。
⑤インパクトのある見出しと文章を作り込む
見出しと文章は自己PRの骨格とも言える非常に重要な部分です。
見出しと文章の作り方は以下のポイントを押さえて作成しましょう。
- キャッチーな見出し…読み手の興味を引くような簡潔で魅力的な見出しを考えます。
- 具体的なエピソード…具体性のあるエピソードを盛り込み、説得力を持たせます。
- 簡潔な表現…長文にならないよう、簡潔で分かりやすい表現にしましょう。
A4自由形式の自己PRを作成する際のポイント
ここでは、A4自由形式の自己PRを作成する際に意識して欲しいポイントを解説します。
本来の自己PRの形式に沿って作る
自己PRの形式は自由ですが、基本的な形式を守りつつ中身で差別化を図ることが重要です。
基本的な形式はこちらです。
- 結論ファーストで強みを伝える
- 強みを活かした具体的な経験を述べる
- 経験から学んだことを記載する
- 入社後に強みから学んだことをどのように活かすのかをアピールする
経験では他の学生とは異なる独自のエピソードを選んで、個性を際立たせましょう。
また具体的な成果や数字を用いることで、より説得力が増します。
企業が求めている像を想像する
企業が求める理想の人物像と自分がマッチしていることをアピールすることも大切なポイント。
まずは企業研究でコーポレートサイトや新卒採用サイトをリサーチして、求められるスキルや人物像を把握しましょう。
そして企業が求めるスキルや特性に合わせて、自己PRのアピールポイントを調整します。
具体的に入社後にどのように貢献できるか、具体的なアイデアを提示できると説得力がグッと上がります。
詳しい企業研究のやり方は以下の記事で紹介しているので、合わせてご覧ください。
提出前に確認したい!A4自由形式の自己PRセルフチェック
A4自由形式の自己PRを一通り書き終えたら、このまま提出して良いのか最終チェックをしましょう。
以下のチェック項目を参考にして、今一度作成した自己PRを見直してみてください。
内容は詰め込みすぎていないか
自己PRは伝えたいことをひとつだけに絞って、内容の詰め込み過ぎに注意しましょう。
まずはアピールしたいポイントを絞り、無駄な情報を排除します。
長文にならないようにするには、一文を短くして主語と述語を近くに置くのがおすすめです。
修飾語を適度に使い、無駄な言葉を省いてみましょう。
最後に余白や行間を適切に取り、読みやすさを意識してみてください。
色づかいや配置が適切か
読みやすさを意識する際は視覚的なデザインも重要です。
配色のバランスを考えて、カラフルすぎるデザインは避けましょう。
また見出しや箇条書きを使い、全体的な配置もチェックしてみてください。
見やすいイラストや図表になっているか
イラストや図表が見づらいと、間違った認識につながって上手に自己PRできなくなる可能性があります。
イラストや図表のサイズを適切に設定して見やすさを確保したり、自己PRの内容と関連しているか意識してみてください。
要注意!こんなA4自由形式の自己PRはNG
自分では完璧と思っていても、実際は面接官に伝わりづらいNG自己PRになっている可能性もあります。
以下ではA4自由形式のNG自己PRを解説するので、自分の自己PRと照らし合わせてチェックしてみてください。
インパクトだけで中身がない
インパクトだけで中身が伴わない自己PRは避けましょう。
デザインやキャッチコピーだけでなく内容もしっかりと充実させて、具体的なエピソードや成果を盛り込んで内容に具体性を持たせてください。
文字が読みづらい
配置やデザインが完璧でも、文字が読みづらければ相手に内容が伝わりません。
まずは読みやすい丁寧な文字と適切なサイズで記載し、行間や余白もチェックしましょう。
さらに背景色と文字色のコントラストも意識することで、視認性が高くなります。
デザインやイラストのクオリティが極端に低い
デザインや絵のクオリティがあまりにも低いと、読み手に「適当に作ったのではないか?」という印象を与えてしまいます。
デザインソフトを活用したりシンプルで分かりやすいデザインにしたり工夫して、クオリティが下がらないように気をつけましょう。
指定のルールが守れていない
企業の指定したルールやフォーマットを守ることは基本です。
指定のルールが守れていないと「この学生は入社後もルールを守れないのではないか」とマイナス評価につながる可能性もあります。
企業の指定したルールやフォーマットを事前にしっかりと確認し、その内容どおりに作成しましょう。
A4用紙で自由形式の自己PRを作成する際の注意点
A4用紙で自由形式の自己PRを作成している最中の学生にチェックしてほしい注意点をご紹介します。
ここでの内容を踏まえて、自己PRの内容やレイアウトをブラッシュアップしましょう。
自由であることのメリットを最大限利用する
ただ単に文章を書き連ねるだけでは、通常の自己PRと変わりません。
A4用紙の自由形式であることのメリットを活かし、自分の個性を表現しましょう。
自分のスタイルや個性を反映した内容にして、フォーマルな形式に固執せず自分らしさを発揮してください。
また、企業の文化や求める人物像に合わせたアプローチを取り入れましょう。
スペースを無駄にしない
あまりに空白があると、学生の入社意欲が低いとマイナス評価につながるおそれもあります。
そのため、A4サイズの限られたスペースを最大限有効活用するのがおすすめです。
ただギチギチに内容を書くのではなく、重要な情報を優先的に配置して無駄なスペースを作らないようにします。
また適切な余白を設け、コンパクトで効果的な表現で情報を過不足なく伝えるよう心がけましょう。
レイアウトだけに時間をかけない
レイアウトにこだわりすぎると、肝心の内容が疎かになることがあります。
まずはレイアウトよりも内容を最優先にして、レイアウトは内容を補完するものとして考えます。
またシンプルで分かりやすいデザインを意識して、テキストとイラストや図など視覚要素のバランスを考えて読みやすさを確保しましょう。
【6選】A4用紙で自由形式の自己PRの例
それでは最後に、A4用紙で自由形式の自己PRの例10選を紹介します。
こちらの内容を参考にして、取り入れられるものは実践してみましょう。
①図や表で説明する
図や表を使った説明は、複雑な情報を簡潔かつ視覚的に伝えられます。
例えばプロジェクトの進捗状況や成果を表形式で示すことで、一目で全体像を把握できます。
またプロセスや関係性を示すフローチャートやマトリックス図は、論理的な流れや構造を分かりやすくしてくれます。
複雑な情報を分かりやすく整理することで読み手の関心を引き、重要なポイントを効果的に伝えられるでしょう。
②写真を使用する
写真は視覚的なインパクトを与え、アピールポイントを効果的に伝えるための有効な手段です。
文章では伝えきれない感情や状況を瞬時に伝えられるのが大きな魅力。
イベントやプロジェクトの写真を使えば、その場の雰囲気や活動の様子をリアルに伝えられるでしょう。
またプロジェクトの成果物やチーム活動の様子を写真で示すことで、実績やチームワークの重要性も強調しやすいです。
視覚的な要素を効果的に活用すれば、自己PRの内容をより印象深くできます。
③イラストで独自性を演出する
イラストは自己PRに独自性を加え、他の学生との差別化を図ることができます。
たとえば手描きのイラストやデジタルアートを用いることで、自分のクリエイティブな一面をアピールし、読み手に強い印象を与えることができます。
また、イラストでプロジェクトの流れやアイデアを視覚的に説明することも可能です。
複雑な情報をわかりやすく伝えると同時に、視覚的な楽しさを提供できます。
創造力や表現力をアピールし、自己PRをより魅力的に演出しましょう。
④コミック風にストーリーを伝える
コミック形式では登場人物や対話を通じて、自分の経験や成果を物語として伝えられます。
たとえば自分のプロジェクト経験をコミックにすることで、問題解決のプロセスやチームワークの重要性を視覚的に表現しやすいです。
またユーモアや感情を交えることで、読み手の共感を引き出しやすくなるでしょう。
このようにコミック風にストーリーを伝えることで自分の個性や創造性をアピールし、読み手に強い印象を与えられます。
⑤新聞風に情報を整理
この形式では見出しやリード文を使って重要な情報を強調し、読み手の興味を引きます。
具体的には自己PRをニュース記事のように書くことで、自分の経験や実績を客観的かつ魅力的に伝えます。
自分のプロジェクト成果を「成功事例」として紹介し、その背景や具体的な取り組みを記事風にまとめたりするのもおすすめです。
また写真や図表を添えて視覚的な要素を加えることで、読みやすさとインパクトを両立させられます。
⑥年表を用いて自分の歴史を紹介
年表を使った方法は、自己PRにおいて時間の流れに沿った一貫性を持たせるのに効果的です。
自分の主要な経験や成果を時系列で示すことで、成長過程や重要な出来事を視覚的にわかりやすく伝えられます。
学業や職務経験、プロジェクトの達成などを年表形式で整理し、それぞれの項目に具体的なエピソードや成果を添えることで、読み手に対する説得力を高めます。
年表は一目で全体像を把握できるため、読み手が自分のキャリアパスや経験のハイライトを把握しやすいです。
さらに特定のスキルや能力がどのように発展してきたかを示すことで、自己PRに一貫性と深みを持たせてみましょう。
まとめ
今回は、A4用紙で自己PRを作成するための方法5STEPと例題を紹介しました。
自己PR作成の4STEPをおさらいしておきましょう。
- 強みを決める
- 強みが伝わる構成を考える
- 読みやすいレイアウトを設計する
- イラストや写真を取り入れる
- 見出しと文章を作成する
内容を詰め込みすぎず、適切な配色や配置で作成できているかどうかもポイントです。
文章だけでなくイラストや表など視覚的な情報を取り入れることで、よりオリジナリティあふれる自己PRになります。
A4自由形式の自己PRは自由であるがゆえに何をどう書けばいいか悩んでしまいますが、今回のポイントを抑えれば面接官の心に響く内容になるでしょう。
ぜひ本記事の内容を踏まえライバルと差をつけて、書類選考を突破してください。