グループディスカッションの議題50選!実際の例文やグループワーク突破のポイントについて解説!
2024/7/23更新
はじめに
選考プロセスでグループディスカッションを採用している企業は、数多く存在します。
グループディスカッションは、選考の序盤に行われるケースが多いのが特徴です。
これは、多くの就活生を一度に選考することができ、面接で直接話しを聞いてみたい学生を効率的に選ぶことができるからだと思われます。
また、グループディスカッションには明確な正解はなく、「しっかり意見を言えた」と手応えを感じていても不合格だったり、反対に「あまり意見を言えなかったなぁ」と手応えがなくても合格していたりするという経験をしたことがある就活生もいます。
本記事では、以下のような就活生を対象に、グループディスカッションの議題の具体例やグループディスカッションの突破率を向上させるコツを紹介しているので、ぜひご覧ください。
- グループディスカッションで出題される議題についてどんなものがあるのか知りたい
- グループディスカッションを突破するコツを知りたい
- どうすれば合格できるかわからないので対策は必要ないと思っている
本記事を読めば、グループディスカッションの議題を把握することができます。
また、選考突破のポイントを理解することで、グループディスカッションでうまく立ち回ることができるでしょう。
本記事を参考にして、グループディスカッション選考を勝ち抜いてください。
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グループディスカッションとは?
グループディスカッションとは、数名の就活生が一つのグループとなり、提示された議題に沿って議論を交わし、与えられた制限時間内で結論や成果物をプレゼンする選考スタイルです。
結論や成果物はもちろんですが、結論に至るまでのプロセスを重要視しているケースが多いでしょう。
また、グループディスカッションには明確な答えはなく、選考基準がそれぞれ異なりますので注意が必要です。
通常の面接選考とは異なり、議論の中で自分の良さをPRしていかなければなりません。
グループディスカッションの4つの形式
ここからは、グループディスカッションで採用されている4つの形式について紹介します。
多くのグループディスカッションはいずれかの形式に該当しますので、それぞれの形式にどのような特徴があるのか頭に入れておきましょう。
グループディスカッションの形式について理解しておけば、議論の進め方についてイメージでき、余裕を持って選考に臨むことができるでしょう。
①課題解決・問題解決型
「課題解決型・問題解決型」のグループディスカッションは、最もポピュラーな形です。
企業側から議題を示され、その問題や課題を解決に導くべく議論を行います。
議題については社会問題を題材にしたものなどが多く、明確な正解がないのが特徴です。
しかし、限られた時間の中でグループとしての結論を示す必要があります。
まず、問題点を洗い出し、その問題点に対する具体的な解決策を準備しましょう。
②ディベート形式
ディベート形式は、討論形式とも呼ばれます。
「仕事で大切なのは効率?もしくは質?」といったように、甲乙つけ難い内容について議論を行うのが特徴です。
グループとして全員が納得するように意見を出し合い、最終的に一つの結論を出せるかどうかがポイントです。
他の就活生を論破するための選考ではないので注意しましょう。
③新規ビジネス立案型
「新規ビジネス立案型」のディスカッションでは、文字通り新たなビジネスアイデアを生み出すことが求められます。
テーマや設定に沿って、市場動向やターゲットを分析し、新たな事業のアイデアをプレゼンするのです。
この「新規ビジネス立案型」の議論では、協調性やリーダーシップ、人間性などの基本的な選考ポイントに加え、創造性や発想力もチェックされるでしょう。
明確な正解はないので、柔軟な発想で提案を行うようにしてください。
④ブレインストーミング型
この「ブレインストーミング型」では、与えられたテーマに対して、自由に討論を行うのが特徴です。
自由に意見を交わすことができますが、スタイルが決まっていないので議論が乱れないように、論点の整理や時間配分を工夫することが求められます。
もともと「ブレスト」とは、自由に意見を出し合い、新たなアイデアを生み出すための会議手法として知られています。
就活のグループディスカッションでも採用されていることがありますので、知っておきましょう。
グループディスカッションで企業がチェックしているポイント
グループディスカッションにおける企業の評価ポイントは以下のとおりです。
- 身だしなみ・最低限のマナー
- 人間性
- コミュニケーション能力
- リーダーシップ
- 論理的思考力
- 創造力・発想力
- 協調性
- 傾聴力
グループディスカッションでは、上記のようにさまざまな能力を見られています。
チェックしているポイントは選考を行う企業によって異なるものの、最低限のマナーや就活生の雰囲気、コミュニケーション能力などはチェックされる可能性が高いでしょう。
選考の際は、一瞬たりとも気を抜くことなく立ち回るよう意識してください。
グループディスカッションの議題50選!
ここでは、グループディスカッションの議題について紹介していきます。
ディスカッションの形式別に分けて紹介しますので、ぜひご覧ください。
①課題解決・問題解決型
- コンビニの売り上げを増やすには?
- 潰れそうな居酒屋に客を集めるには?
- 選挙の投票率をアップさせるには?
- 交通事故を減らすためにできることは?
- 教育業界の人材不足を改善するには?
- エコバッグの利用者を増やすには?
- リモートワークは企業にとってコスト削減や生産性向上などのメリットがありますが、コミュニケーションの課題や社員のモチベーション維持などの課題もあります。これらの課題をどのように解決していくべきか?
- 海外進出におけるリスクを分析し、対策を提案してください
- 企業が抱える課題を分析し、解決策を提案してください
- コスト削減に向けた具体的な施策を提案してください
- 食品企業が抱えるリスクを分析し、対策を提案してください
- 食中毒などの危機発生時の対応策を議論してください
- 金融機関のグローバル化に向けた課題を議論してください
- 顧客満足度向上のための顧客対応を議論してください
- 企業のリスクを分析し、対策を提案してください
- プロジェクトを成功に導くための方法を議論してください
- 物流2024年問題の解決策について議論してください
グループディスカッションで採用される多くの議題は「課題解決型」です。
議題はさまざまですので、結論を出す際は必ず根拠を示し、論理的に決定しましょう。
事前の情報収集である程度議題が予想できる場合は、アイデアを準備しておくのもいいかもしれません。
②ディベート形式
- 仕事で大切なのは効率?それとも質?
- 人は外見と中身のどちらが大切か?
- 女性と男性はどちらが得か?
- 日本で外国語教育は必要か?
- 子どもにスマホを持たせるべきか?
- プログラミングの義務教育化の是非についてどう考えるか?
- 働くうえで重要なのは「やりがい」か「お金」か?
- お客様か会社かどちらの利益を優先すべきか
ディベート型の結論は2択の場合が多いので、結論を示すことは簡単です。
ですが、意見は高確率で割れるので、どのように結論にたどり着くかの過程が重要です。
ときには意見を譲ることも必要ですが、「じゃあ〇〇でいいか」と適当に決めるのではなく、「Aさんの意見は根拠があってわかりやすかったので、〇〇を結論としましょう」とディスカッションの内容を盛り込んで結論へと導くようにしましょう。
③新規ビジネス立案型
- 配送業が新しいビジネスを始めるなら?
- 〇〇株式会社のイメージアップ戦略は?
- 農業関連の新しいビジネスアイデアは?
- 物流関連の新しいビジネスモデルを提案してください
- あなたは弊社の社員です。アメリカ、ヨーロッパ、中国、中東の中で、どこかに進出して、〇〇業界で新規事業を行います。国を選んだ理由と、どんな事業をやるかをあわせて教えてください
- AIの進歩は産業と社会に大きな影響を与える可能性があります。最もインパクトがあると思われる産業を挙げたうえで、弊社のビジネスと接点を持たせてサービスを提案してください
- AIの成長は小売業に大きな変化をもたらしています。その変化とはどのようなものなのでしょうか? また、その変化の中で弊社が参入できる新規事業を提案してください
- 弊社のブランド価値を高めるための新規事業を提案してください
- 東南アジア市場で展開する新規事業を提案してください
- 持続可能な社会実現に向けた企業の新規取り組みについて提案してください
- 市場のトレンドを分析し、効果的な広告戦略を提案してください
- ターゲット層に合わせた新規メディアを提案してください
- 海外市場への進出戦略を提案してください
- 新規事業である〇〇企画の効果的なマーケティング戦略を提案してください
新規のビジネスを立案したり、ブランディング戦略を考えたりする議題が中心です。
限られた時間ですので、結論を出す際はニーズやターゲットを明確にすることや、リスクヘッジもあわせて行うように意識しましょう。
④ブレインストーミング型
- 働くことの意味は?
- 社会人と学生の違いは?
- 社会人に大切な心構えは?
- この業界の10年後を予想するなら?
- どんな会社で働きたいですか?
- どんな上司と働きたいですか?
- 理想のオフィスのアイデアは?
- 海外市場の情報収集方法を議論してください
- 顧客を獲得するための営業スキルを議論してください
- 海外市場で活躍するために必要な語学力を議論してください
- 複数の仕事を同時並行で進めるための時間管理能力を議論してください
ブレインストーミング型は、自由討論するスタイルだけあって、単純な議題からコンサルティング要素が強い議題までさまざまです。
結論を出すことが困難で明確な正解がない議題が多いので、意見を出しすぎて収集がつかなくなったという事態にならないように、しっかりと議論内容を軌道にのせましょう。
グループディスカッションを突破するコツとは?
ここからは、グループディスカッションを突破するコツについて解説します。
漠然とグループディスカッションに臨むのではなく、以下で解説しているコツを意識して臨むとよいでしょう。
選考はグループディスカッション開始前から始まっている
グループディスカッションは「開始前からすでに始まっている」ということを意識しましょう。
これは、採用担当による選考が始まっているという意味ではなく、下準備するところからという意味です。
できる対策はしっかりと行い、少しでもグループディスカッションの通過率を高めていきましょう。
選考に関連する情報収集を行う
まずは、選考に関する情報収集を徹底して行いましょう。
現在はインターネットでさまざまな情報を得ることができます。
就職活動に関する情報サイトを見て、予定されている選考は「面接」なのか「グループディスカッション」なのかをチェックしておきましょう。
また、グループディスカッションであるならば、どのような議題で行われるのかリサーチしておいてください。
事前に情報を得ることで、当日の議論をイメージできるのでおすすめです。
また、OB訪問や内定者に話を聞くことができるのであれば、選考突破のポイントを聞いておくといいでしょう。
インターネットで得た情報よりも、信ぴょう性が高く、的確なアドバイスをもらうことができるはずです。
参加メンバーの性格を把握する
グループディスカッションの当日、会場に到着したら当日ディスカッションを行うであろうメンバーの把握に努めましょう。
参加メンバーの性格を把握することで円滑に議論を進めることが可能となります。
「初対面の見ず知らずの人の性格なんてどうやって把握するの?」と思った方は多いでしょう。
参加メンバーの性格を把握するには、選考前の「雑談」がポイントになります。
グループディスカッションの当日の流れとして、試験会場に到着すると、選考前に控室に案内され、開始時刻まで各々の時間を過ごすパターンがほとんどです。
参加メンバーの性格を知るために、待機している控室でほかの就活生と雑談してみましょう。
控室での雰囲気を見ながらになりますが、以下のように話しかけてみてはいかがでしょうか。
- どこの大学ですか?
- どんな企業を受けているのですか?
- 今日はグループディスカッションらしいですね。頑張りましょうね
- グループディスカッションの経験はありますか?
このような感じであれば、気軽に話せそうな気がしませんか?
雑談をすることができれば、「よく話す人」「おとなしい人」「リーダーシップがある人」など性格をおおまかに把握することができるでしょう。
それぞれの性格を把握すると議論の運営がスムーズになるのでおすすめです。
グループディスカッションのメンバーは、運命共同体なので、全員で選考を突破するという意識を持ち議論を行いましょう。
ディスカッションが始まってから意識すべきこと
ここからは、グループディスカッションが始まってから意識すべき点について解説していきます。
チームのルールを決める
議論に入る前に、チーム内でのルールを決めましょう。
以下のようなルールを設定しておくのがおすすめです。
【グループディスカッションで設定すべきルール】
グループ内のルール | 期待できる効果 |
発言する時ときは必ず挙手してから発言する | 勝手な発言を防止する |
他社の発言はしっかりと傾聴する | 勝手な発言を防止する 発言者の権利を守る |
残り◯分になったら、結論を決める | 時間に対する意識を高める |
お互いを呼ぶときは必ず名前で呼ぶ | コミュニケーションが充実し、雰囲気が良くなる |
上記のようなルールをグループディスカッション開始後、速やかに設定するのがおすすめです。
どのような就活生とグループになるかは当日の運です。
輪を乱す就活生がいると、グループの議論が成立せずに、「全員不合格」といったこともあり得ます。
そのような事態をさけるためにも最低限のルールを設定しましょう。
与えられたテーマを分析し、定義付けを行う
グループディスカッションで議論するテーマの設定や、定義が曖昧なケースも想定されます。
その場合は、議論に入る前にテーマを分析し、定義付けを行うようにしてください。
グループ内で定義付けを行ったときは、プレゼンを行う際に「この点については〇〇であると定義し、議論を行いました」と説明しましょう。
明確な定義がないと、結論や議論の内容がブレてしまうおそれがあるので注意が必要です。
議論が逸れないように軌道修正を行う
議論が脱線しないように軌道修正を行うことを常に意識してください。
グループディスカッションでは、限られた時間の中で結論を導き出す必要があるため、関係のない話に時間を使う余裕はありません。
軌道修正を行う役目を担うことで、「この就活生は本旨を理解している」と採用担当者に良い印象を与えることができるはずです。
グループディスカッションでのおすすめの立ち位置は?
グループディスカッションでのおすすめの立ち位置は、「議論の軌道修正を行う立場」だと考えています。
リーダー、タイムキーパー、書記など役割を決める必要はありません。
グループディスカッションに入る前の段階からメンバーとコミュニケーションを取ること。
また、グループディスカッション開始直後に「まずルールを決めましょう!」と提案することで、グループ内で主導権を握りましょう。
そうすることにより、「議論の軌道修正を行う立場」に就きやすくなり、選考を優位に進めることができます。
まとめ
本記事では、グループディスカッションの形式別に議題を紹介してきました。
グループディスカッションの選考では明確な正解がなく、合格や不合格の理由を就活生が知ることは少ないでしょう。
上記の理由から、行き当たりばったりで選考に臨もうと考えている就活生は多いのではないでしょうか。
しかし、そんなグループディスカッションにも選考を突破しやすくするコツが存在します。
本記事を参考にポイントを押さえてから選考に臨むようにしてください。
また、形式別の議題をチェックし、自分だったらどのように結論へ導くか、どのように議論を進めるかをイメージしてみましょう。
本記事が、グループディスカッションを控えている就活生の一助になれば幸いです。