【業務内容】経理とはどのような仕事か?概要と魅力的なポイントを紹介!

2024/7/23更新

はじめに

規模の大きさに関係なく、あらゆる企業内にて経理業務として機能する部署があるはずです。

経理と聞かされると、会社のお金を管理するイメージが最初に浮かぶことでしょう。

しかし、具体的な業務内容となるとよくわからない人が多いのではないでしょうか。

経理とは、会社経営で必要不可欠な部門です。

企業にとって自社のお金は、事業の存続にも関わる重要な経営資源でもあります。

その重要な部分を司るのが経理です。

主な業務内容として、経営者が最終判断をするために確認する決算書の作成、スタッフの給与計算など多岐にわたります。

そこで本記事は、経理の業務内容についての特集です。

会計・財務との役割や違いから、経理の業務内容に役立つ資格まで含めて紹介していきます。

これから経理を目指そうとする就活生は、とくに参考にしてみてください。

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この記事の結論

営業職とは異なり、経理の業務内容は地味な印象が持たれやすい傾向です。

専門学校などで勉強をしてきた人物にだけ採用枠があるようなイメージもあるようです。

ただし、経理の仕事は幅広く奥があります。

法律や会計学などにも関連することがあるので、知識を正しく理解し、実践で鍛え上げていくのが王道的なルートです。

また適性とも関係があり、数字に強いことやコミュニケーションスキル、前向きに学習する積極性も問われてきます。

決して地味で誰でもできる仕事というわけではないことを理解すべきでしょう。

また、経理関連に生かせる資格はたくさんあり、国家資格から民間資格まで、仕事に役立つもののほうが多いのも特徴です。

まずは無理のない程度に、自分の実力に見合ったグレードの検定試験などにチャレンジしながら、徐々にブラッシュアップしていくことが望ましいでしょう。

一般的に経理とはどんな業務内容か

一般的に経理とはどんな業務内容か

経理の業務内容とは、企業のお金を管理するためにある仕事です。

もともと経理という用語は、「経営管理」を略したものとされています。

それだけ、経営上の意思決定に影響を与える重要なポジションでもあるといえるでしょう。

事業を成立させるためには、「経営資源」を考えなくてはなりません。

経営資源とは「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」の4つに区分され、経理こそが企業の「カネ」の部分を取り扱うために存在します。

では、さらに経理とは何かを突き詰めていきましょう。

経理と会計とは何が違うのか

経理に類似した言葉として「会計」があります。

一見すると同じことを意味していそうですが、厳密には異なる役割も含まれているのです。

経理とは、毎日の業務の流れや取引によるお金の流れを管理します。

一方で、会計とは、会社全体を総括した上で、お金を管理する仕事です。

また、経理では、取引が正常に進捗するための支援をします。

一方で、会計では、お金の使い道が適性で正しいのかを管理する業務です。

ただし、双方は厳密に区分しないケースもあり、その企業の規模や考え方により異なってきます。

経理業務と会計業務を同じ部署が担当する会社も多いのが現実です。

経理と財務は何が違うのか

さらに経理に似た言葉に「財務」があります。

財務とは、経理と比較して明らかに質や内容が違うのが特徴です。

経理の場合は、会社が使用したお金を管理する業務内容であり、財務の場合は、会社が「これから先に使おうとするお金」の管理をする業務内容といった違いがあります。

主な業務内容は、銀行や株主からの資金調達と管理、運用などに関わり、企業の資産を管理するのが役割です。

また、会計業務では「財務会計」「管理会計」の2種類があります。

財務会計とは、企業外部の投資家や債権者といった利害関係者向けにおこなう会計のことで、管理会計は、企業内部にいる経営者向けの会計です。

大手企業などの場合、経理と財務は役割や業務内容が異なるため、部署を分けています。

 

経理の代表的な業務内容

経理の代表的な業務内容

主な経理の業務は、売上管理、仕入管理、各種帳簿記帳、決算書作成などです。

その成果は、目標達成および経営課題改善をする上でも重要なデータとして保管されていきます。

また、「日次」「月次」「年次」といった3つのサイクルに則ったものです。

日次業務をしっかりおこなえば月次業務へとつながり、さらに年次業務として成立します。

では、さらに具体的な経理の業務内容を紹介しましょう。

日次の業務内容は取引記録や請求書・領収書の処理

経理業務の基本となる仕事は、日々展開されている取引記録です。

預金などの現金管理や、伝票起票を中心に、売上(売掛金)と仕入(買掛金)の記録、現金出納帳のチェック、未払金・立替金の処理といった複数の内容があります。

他にも請求書や領収書の処理も日常的です。

記帳については、後でまとめて済ませようとするとミスになりかねません。

そのため、日頃から帳簿をつける習慣や規則が大切です。

同時に、伝票処理などで漏れがないよう、帳簿上の残高と実際の残高との突き合わせをしていきます。

月次の業務内容は毎月の締め作業や残高確認・記帳作業

日々の帳簿記録は月末に一旦締めとなるのが普通です。

月ごとに発生した収支をまとめる仕事をします。

現金出納帳・預金出納帳などの帳簿も、月末での残高確認をすることになるでしょう。

それらに加えて、各スタッフへの給与支払いの業務もあります。

請求書の作成や売上の記帳、社会保険料などの納付と記帳、在庫管理なども業務の一つです。

他にも、月次で決算をする企業なら、それに応じた経理処理もします。

年次の業務内容は決算書作成や年末調整・賞与計算など

年次の業務内容で重要なのは期末決算です。

事業的規模にかかわらず、年度ごとでの決算をすることが義務化されています。

その際には日次、月次で作成した帳簿から年間の取引をまとめ、決算書作成を行うのが仕事です。

普通は年1回ですが、企業によっては半年・四半期に1度という場合もあります。

他にも、年末調整や賞与計算などの業務もおこなうのが常です。

年末調整は、各スタッフへ支払った1年の給与と源泉徴収した所得税をもとに、所得税の過不足調整をする手続きをします。

賞与計算は、多くの企業が年2回(3回以上もある)スタッフへ支払うボーナス支給額や控除額を計算する業務です。

また、法人税申告書の作成もします。

ただし法人の税務申告は手続きが複雑なので、税理士などに依頼することが考えられるでしょう。

 

経理の業務内容に向いている人の適性

経理の業務内容に向いている人の適性

経理の業務内容は広範囲に及ぶことから、専門スキルと知識が求められます。

そのため、この仕事の特徴を掴んでしっかり遂行できる適性のある人が望ましいでしょう。

経理に向いている人にはどのような特徴があるのか、ここでは、経理に向いている人の条件を解説します。

経理に向いている人
  • 数字に強いタイプ
  • きめ細やかな作業ができる人
  • コミュニケーションスキルがある人
  • 専門スキルを持った人

数字に強いタイプ

経理の仕事に就くための、数字に対する適性を持った人が理想的です。

毎日のように確認と処理を中心とするため、「数字に強い」人が向いています。

単に計算が得意という意味ではなく、数字の意味を理解しながら分析する能力がある人です。

経理の仕事は精度が要求されます。

報告書を作成する際も、数字が意味することはなにか、どのような影響を与え改善できるかなどを考えられる人です。

ある程度のポストに就く頃には、予算案作成やコスト分析など利益に直結する重要な判断もすることになるでしょう。

きめ細やかな作業ができる人

経理の仕事をするためには、できれば細かい作業が得意な人のほうが向いています。

レシート入力、支払い管理、経費精算などの細かな作業を日常的に実施するからです。

簡単な作業でありつつも、放置すると繁雑な作業に変化してしまいます。

しかも、金銭に関わるため正確さが要求されるのも特徴の一つです。

ミスが少ないだけではなく、効率的に取り組む姿勢を持った人が理想的でしょう。

分類や整理などにも常に気配りしながらデータ管理をするので、細部にわたって注意力が働き、正確性を保てるスキルを持った人物です。

コミュニケーションスキルがある人

実務では、経理担当者はコミュニケーション能力が問われます。

ただ単に黙々と与えられた作業をこなすのではなく、他部署・外部のステークホルダーとやり取りすることも頻繁にあるからです。

他部署との連携などもデータを渡すだけでなく、その意味や重要性を分かりやすく説明する場面も登場します。

疑問や要望が出た際には丁寧な対応が求められ、経理の専門スキルを持っていないスタッフへ、効率的にわかりやすく解説することになるでしょう。

明確に情報を伝えるための、適切な対話能力やコミュニケーション能力のある人物が適しています。

専門スキルを持った人

経理に就くためには、最終的に専門性の高さが必要です。

知識を実践に活かしながら、課題解決や業務改善に貢献できる人材が求められます。

財務諸表の見方、税法の知識など含めて、経理業務は奥が深く専門性が高い分野です。

企業の財務状況や業績を正しく把握しながら、経営陣や株主へ適切な報告や提案をすることになるでしょう。

税負担を最小限に抑える対策や節税策などを考えるためにも、専門的知識を得ながら最新情報へとアップデートし続けられる人材が望ましいです。

 

経理の業務内容で大変なこととは

経理の業務内容で大変なこととは

経理の仕事の印象は、比較的簡単な事務作業だと思われています。

ところが、実務経理は安易な考えだけで勤まる内容ではありません。

経理業務を志望するにあたっては、業務の特性上でのマイナス部分にも注目しておくことです。

経理業務の大変なこと
  • 常に専門知識が問われる
  • 決算時期は多忙になる
  • 失敗できないストレスがある

常に専門知識が問われる

経理の業務内容で最も大変なことは、会計や法律なども含めた専門知識が求められることです。

しかも一度身につけた専門知識は、常にアップデートさせていく必要があるため、最新の情報についても入手していく姿勢をキープし続けなければなりません。

また、簿記などは、知識よりも慣れることで成立する業務です。

いろいろな知識を広範囲に知っていかなければならない点は、大変な作業になるかもしれません。

決算時期は多忙になる

経理は、決算時期の多忙さからは逃れられない大変さを感じることでしょう。

年間を通じて経理が最も忙しい時期が決算時期です。

主に1年間の成績を確定する作業ですが、決算期は企業によって異なり、半年ごとや四半期ごとの場合もあります。

その時期に差し掛かると、業務量が集中していく傾向は否めません。

しかし、決算期以外は比較的業務が少なくて緩やかな日常になることも考えられます。

もし、大手の上場企業の経理に採用されれば、四半期決算が義務付けられているので、その点を予め知った上で臨むようにしましょう。

失敗できないストレスがある

経理の業務内容は、企業のお金を取り扱うことで、失敗が許されません。

失敗した場合、その度合いによっては企業に多大な損失を与えかねないからです。

そのため、仕事の一つ一つに責任を持って取り組む姿勢が大切です。

ただし、一人の人間が全くミスをしない状態など不可能なので、組織やチームでのチェック体制を整えて臨む必要があります。

 

経理の業務内容に役立つ資格7選

経理の業務内容に役立つ資格7選

ここでは、今後経理として業務をおこなう上で、所持しておくと役立つ資格について紹介します。

経理や会計関連の資格はたくさんあるので、中でも有効性があり実践にも役立つ資格を7つ厳選しました。

日商簿記2級

経理業務を始めるに当たっては、まず日商簿記検定の受験をおすすめします。

2級のレベルであれば、財務諸表の読解、一般的な会計知識が身につく内容です。

経理業務において必要な基礎的知識があるかを判断できるでしょう。

正しく記帳し計算をしながら、財産、資産、負債の増減を確認するレベルです。

企業の現場で通用するレベルとしては2級以上と思ったほうがよいでしょう。

一般的に、中途採用などで企業が評価するのは2級以上です。

取得する以上は、2級を目安にスタートするようにしましょう。

給与計算検定

給与計算検定とは、内閣府認定の一般財団法人職業機能振興会が主催する、給与の計算に関するスキルを認定する資格です。

一般的企業での給与計算の基本、社会保険、労働に関する法律、税務知識なども学ぶことができます。

資格取得後に2年毎の資格更新手続きがあるので、その点だけ注意が必要です。

ビジネス会計検定

会計知識が身につく検定試験で、ビジネスパーソンのすべてに適しています。

受験資格の設定がないので、1級から3級までのどこから受験をしても構わないというルールです。

そのため、自分の経理や会計の知識レベルに合わせながら、受験するグレードを選んで効率よく勉強できます。

ファイナンシャルプランナー

近年では略称で「FP」とも呼ばれているのがファイナンシャルプランナーです。

試験形態は複数あり、国家資格認定の「FP技能士」と、民間資格「AFP(アフィリエイテッド・ファイナンシャル・プランナー)」、国際資格CFP(サーティファイド・ファイナンシャル・プランナー)の3種類があります。

まずはFP技能士を目指す方がよいでしょう。

合格すれば更新の必要がないため人気が高い資格です。

FP技能士のグレードは3級、2級、1級の3区分で、2級以上所持していれば実務に生かせるレベルとしてみてくれます。

なお、2級FP技能士合格者は、日本FP協会認定の研修を受講して登録すれば、AFP取得も認定されるのでおすすめです。

マイクロソフトオフィススペシャリスト

通称「MOS」とも呼ばれ、マイクロソフト社が提供するWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookなどのオフィスソフトについてスキル証明する資格です。

大きくはスペシャリスト(一般)・エキスパート(上級)でレベル分けされています。

また、ソフトのバージョンによって区分されている点も特徴です。

マイクロソフトによる公式の国際資格に認定されているので、国内に限らず世界中でも通用するのがメリットとなっています。

FASS検定

FASSとは、「Finance Accounting Skill Standard」の略称で、経理・財務部門の日常業務にて実務スキルを備えていると認定する資格です。

日商簿記の資格と比較した場合、さらに実務レベルの高さが問われるものと考えられます。

出題範囲が、資産・決算・税務・資金の4つの分野に区分され、出題範囲もかなり広いことが特徴です。

この資格は大手の有名企業が奨励し導入しています。

もしFASSを取得していれば、実務レベルの業務ができる即戦力と見なしてくれるでしょう。

最近では、かなり企業も注目し始めている資格です。

経理事務パスポート検定(PASS)

経理事務パスポート検定は、日本CFO協会とパソナにより共同開発された資格です。

経済産業省が基準とする「経理・財務サービススキルスタンダード」を基にして設定しています。

試験はレベルごとに3段階に分かれ、3級は、業務が初めての人向け、2級は、請求・支払・経費の取引や仕分を理解し、通常の経理業務をこなすレベルです。

1級にもなれば、取引の事務処理、月次決算などのすべての一連処理を単独でもこなせるレベルとして見なします。

 

まとめ

経理の業務内容は幅広く、かつ奥深いものなので、実務によって次第に鍛え上げられていく部類の職種だと考えておくほうがよいでしょう。

しかも個人のスキルが問われるので、その後の年収や待遇などにも大きく影響が出てくるのが特徴です。

新卒採用で最初から経理に配属されるケースは少ないかもしれませんが、全く皆無ということではありません。

採用選考までに、どのような向き合い方をして、経理を目指しているのかを示すことで、内定を導くこともありえます。

まずは、数字に対して強く、新しい資格にも積極的に挑む姿勢、失敗を恐れないで業務へ真摯にあたる心構えが大切です。

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