【就職活動】SPIの回答は適当に埋めると落ちるってホント?落ちる原因や効果的な対策方法も含めて解説しています!
2024/7/23更新
はじめに
本記事では、複数の就活サイトやSNS投稿でテーマとなる「SPIを適当に埋める」ことについて様々なテーマを設けて解説しています。
- SPIの回答は適当に埋めると落ちるの?
- SPIに落ちてしまう原因を知りたい!
- SPIの効果的な対策方法は何?
上記のような様々な悩みを持つ就活生に対して有益な情報をまとめてますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
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SPIの概要
SPIとはリクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査の名称です。
現在でいうと年間約15,000もの企業が新卒採用の選考でSPIを用いていて、200万人を超える学生がSPIを受検していると言われている、就活市場でもっとも有名な学力検査の1つです。
そんなSPIですが、受検形式は3種類あります。
- テストセンター形式
- Webテスト形式
- ペーパーテスト形式
従来であれば「テストセンター形式」でSPIを受検することが主流でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年の就職活動市場(2021年卒)では多くの企業テストセンター形式から臨時で「Webテスト形式」に変更し、緊急事態宣言下でのSPI受検に着手。
以降、従来はテストセンター形式を利用していた企業がWebテスト形式に流れ、現在はテストセンター形式とWebテスト形式の割合が約「1対1」と表すことができる程、Webテスト形式のSPIも主流になりつつあります。
またSPIは先ほど「適性検査」と記載しましたが、適性検査は具体的に「能力検査」「性格検査」の2種類に分類できるケースが大半です。
能力検査とはいわゆる「学力検査」を指し、SPIの場合は4種類の学力検査が設けられています。
- 言語(国語)
- 非言語(数学)
- 英語
- 構造把握
※構造把握…物事の背後にある共通性や関係性を読み解く論理的思考力を測るものです。
また上記で挙げた言語と非言語については、すべてのSPIで必須受検科目になります。
一方で英語と構造把握は企業によって受検する必要がない企業も多々あり、英語や構造把握の受検を課す企業の場合は一般的に就職難易度が高い企業が該当する傾向があります。
「SPI 適当に埋める」に関する就活生の口コミ
先ほどは就職活動の適性検査で多くの企業が用いるSPIの概要を紹介しました。
もちろんSPIにも他の試験と同様に制限時間が設けられているため、学生によっては問題を解き終えることができないケースも想定されます。
その場合の選択肢として、「とりあえず全ての回答を適当に埋める」パターンが挙がりますが、インターネットで「SPIを適当に埋める」と検索すると「SPIを適当に埋めると落ちる」と記載されたサイトが複数ヒットします。
そのため本記事では、SPIは適当に埋めるべきか否かについても後に言及しますが、ここではまず「SPI 適当に埋める」ことに関する就活生の口コミを紹介します。
口コミ①SPIは適当に埋めると詰む?
・spi正答率重視→適当に埋めると詰む
・玉手箱 得点重視→時間なくても全部埋 める方がいい
合ってる???
口コミ②SPIの非言語は適当に埋める
金曜、適性検査と面接あるんだけど、
SPIなら終わった。
数学できないし適当にマークシート埋めるしかない(笑)
何年も勉強とかしてないんだからそんなもんできない。。
口コミ③SPIは適当に埋めるのが吉
spiなら、問正解率じゃなくて、得点しか出ないから適当に埋めるが吉やでー
口コミ④時間がないから適当に埋める
SPI受ける→ほとんどの大問が時間切れで残りを急いで適当に埋める→あ、これだめだわ→志望動機を書けと言われる→どうせ落ちたからそれっぽくして書こ→通る→絶望
口コミ⑤SPIを適当に埋めようか迷う…
SPIや玉手箱など、様々な筆記試験がありますが、時間が無くなったとき空欄を適当に埋めるかどうか迷ってしまいます。
正当数と誤謬率のどちらを見られているのでしょうか?またそれは筆記試験の種類によって異なるのでしょうか?
口コミ⑥空欄のところには適当に埋めるようにしてる
とかくSPIは時間が無くなるから空欄の所には適当に選んだ答えを埋めるしか無くなってきます。
分かる所から埋めてはいるんですけどね。
口コミ⑦SPIが使いまわしだから適当に解くと痛い目を見る!?
確かここのインターンは有給だったはず。
去年聞いた話では5万円ほどだった気がする!
注意点としてはSPIテスセンが夏インターンのやつをずっと使いまわしなので適当にやると痛い目を見る
SPIは適当に埋めると落ちる?の真相
上記では、X(旧:Twitter)で投稿されていた「SPI 適当に埋める」に関する就活生の口コミを紹介しました。
SPIの試験を受けた学生は「適当に埋める」を実施している学生は多く、その原因の多くは時間が足りないことが最も該当していました。
またSPIは適当に埋めてでも全ての回答を埋めるべきと主張する方がいた一方で、「適当に埋めると落ちる」という発言も複数確認できました。
SPIを適当に埋めるべきかどうかという問いについては、結論として「適当に埋めるべきかどうかはテスト形式による」ということになります。
Webテスト・ペーパーテストの場合は適当に埋めて問題なし
Webテスト・ペーパーテストのSPIの場合は偏差値ではなく、正答率などを踏まえた「点数換算」によって試験結果を出しています。
またそもそもSPIは5つの選択肢があらかじめ用意され、その中から回答を選ぶ形式です。
選択式の試験のメリットは「適当に答えても回答する可能性がある」ことで、点数換算の場合は「正解すればするほど点数が上がる」ため、すべての回答を埋めることで点数アップが狙えます。
適当に埋めるという表現だと学生によってはあまり良い印象を持たないかもしれませんが、適性検査を通過するための効果的な戦法だといえるでしょう。
そのため、もし時間内で全ての問いに手を付けられないことがあらかじめ想定できる場合は、「テストの残り時間が2分なったら回答を適当に埋める!」などあらかじめ作戦を立てておくことをおすすめします。
テストセンターの場合は偏差値換算のため、適当に埋めるべきでない
一方テストセンター受検のSPIは「偏差値換算」で、あらかじめ全ての問題が用意されているWeb・ペーパーテストと異なり、試験中に学生がした回答の正確性の度合いによって問題の難易度が変動します。
具体的には問題に正解すると次に出題される問題が難しくなり、逆に不正解だと出題される問題のレベルが下がり、簡単になります。
このように難しい問題に正解していくことがより良い試験結果を獲得することに繋がり、また「低い難易度の問いをしっかり正解する」ことで難しい問題が出題されていく仕組みで、結果も偏差値で換算されます。
そして「時間内に全ての問題を解き終えていないと高い偏差値が出ない」ということは決してなく、試験終了までに「全体の4分の3」程度が終了していれば最も高い偏差値を獲得できるでしょう。
またテストセンター形式のSPIは「難易度が高いとされる問題の特徴」があり、以下に述べるような、難しい問題が出ると特徴の問題が出題されれば「高い偏差値の可能性がある」と捉えられます。
試験結果の偏差値の開示はないものの、ある程度の結果の推測が可能なためぜひ参考にしてみてください。
- 長文の内容一致問題がチェックボックス
- 長文が2 or 3題
- 非言語の1問目「表の読み取り問題」が4タブ
- 推論の問題でチェックボックス
- 推論ばかりが出題される(非言語問題全体の6割以上)
点数換算だけではない!SPIの各試験における相違点について
先ほどはSPIの回答を「適当に埋める」ことは問題ないのか、その結論と理由について紹介しました。
SPIもテスト形式によって3種類に分類され、かつ参考書によっては「Webテストに特化した教材」も販売されるなど、全く違う試験のように捉えている出版社もいるため、少なくとも各々のテストの相違点を把握することは重要といえます。
またテストの相違点を把握することで、高得点を取るために効率的な対策ができることに繋がるでしょう。
そのため、ここでは「点数換算」以外に挙げることができるSPI試験の違いを解説します。
WebテストのSPIは試験結果の使いまわし不可
SPIの各検査における相違点の1つ目は、「WebテストのSPIは試験結果の使いまわし不可」である点です。
テストセンターのSPIの場合は試験結果の使いまわしが可能な一方で、Webテストの場合は企業ごとで毎回SPIを受検をしていく必要があります。
例えばSPIのボーダーラインが高いとされる企業の選考でSPIをテストセンターで受け、その後面接に呼ばれた場合はその「高いボーダーラインを突破するほどに偏差値が良かったSPIの結果」を他企業の選考で流用することが可能です。
そのため、WebテストのSPIは企業ごとに毎度高得点を狙っていく必要があるのに対して、テストセンターは一度高得点を獲得すれば良い、ということになります。
電卓の使用可否
SPIの各試験における相違点の2つ目は、「電卓の使用可否」についてです。
WebテストのSPIの場合は電卓使用が可能ですが、テストセンターとペーパーテスト形式のSPIの場合は電卓の使用が不可で、あらかじめ会場で用意された白紙あるいは問題用紙の空白スペースを用いて自力で計算する必要があります。
そのため、非言語の試験対策を事前に実施する場合にはSPIがWebテストか違うのかをしっかり把握したうえで対策を行いましょう。
能力検査における言語・非言語以外の分野の有無
SPIの各検査における相違点の3つ目は、「能力検査における言語・非言語以外の分野の有無」についてです。
WebテストのSPIの場合は、能力検査においてはどの企業の場合でも「言語と非言語のみ」が出題分野となります。
一方でテストセンターのSPIの場合は企業によりますが、能力検査時に言語と非言語に加え、「英語」と「構造把握問題」も追加で受けなければいけない場合があります。
制限時間の違い
SPIの各検査における相違点の4つ目は、「制限時間の違い」です。
WebテストのSPIの場合は、いかなる場合でも言語が12分・非言語が20分と固定されています。
一方、テストセンターのSPIの場合は言語・非言語合わせて制限時間が35分という違いがあります。
そのため例えば言語を5分で完了させることができた場合に、WebテストのSPIの場合は時間が固定されているため非言語は20分ですが、テストセンターの場合は試験時間の「合計が35分」であるため、残りの30分をすべて非言語に費やすことが可能です。
「適当に埋める」だけではない!SPIに落ちる理由
先ほどは、SPI試験の3種類(テストセンター・Web・ペーパーテスト)における試験形式の違いについて紹介しました。
SPIの種類ごとで試験形式に差があるため、上記で紹介した内容を踏まえて十分な対策をする必要があります。
またSPIをはじめとした適性検査は選考フローの初期段階(面接前など)で実施されるため、もしSPIで十分な点数を獲得することができなければ面接を受ける切符すら与えられません。
一方で難関大学出身の学生ですら、毎年一定数の学生がSPIなどの試験に落ちてしまっている現状があります。
もしテストセンター形式のSPIで不合格になった場合は回答を「適当に埋める」ことが1つの原因になると考えられますが、他にもいくつかの理由が考えられるため下記で紹介します。
時間が足りない
SPIで落ちる原因の1つ目は、「時間が足りない」です。
試験中に回答を適当に埋める動機になる最たる理由ですが、適当に埋めたと問に正解出るかどうかは運次第です。
そのため高い正答率は期待できず、また時間が足りないからといって1問に時間をかけすぎるのも良くありません。
SPIで出題される問題のレベルは「中学生レベル」と紹介するサイトがあるものの、十分な対策をしていない学生は難易度が高いと感じ、結果的に「対策不足」が時間が足りない主な原因になるでしょう。
「捨て問」という概念を持たずに全ての問題を全力で解いてしまう
SPIで落ちる原因の2つ目は、「捨て問という概念を持たずに全ての問題を全力で解いてしまう」です。
SPIは問題数に対して時間が短いため、全ての問題に対して的確にアプローチするのは困難なケースも十分に想定されます。
そしてある1つの問題に時間をかけすぎてしまうと、本来自分が正解できるレベルの問題の回答を考える時間もなくなり、結果的に焦ってケアレスミスを誘発するパターンになる可能性もあるでしょう。
そのため、自身が苦手と感じたり難しいと捉えた問題を「捨て問」として回答を適当に埋めてしまうのも1つの手段といえます。
性格診断の結果が「ウソ」だと捉えられた
SPIで落ちる原因の3つ目は、「性格診断の結果がウソだと捉えられた」です。
これは稀なケースですが、例えば性格診断の問いに対する回答に一貫性が全く感じられない、矛盾した回答をしている学生は企業が疑いたくなるでしょう。
「企業の求める人物像に合わせないと!」という同期のもとで自身を誇大して回答しようとする意識が矛盾した回答を誘発してしまう1つの原因になるため、気を付けるべき内容です。
これで適当に埋める必要はない!SPIの効果的な対策方法とは
先ほどは、SPIに落ちてしまう原因について紹介しました。
SPIの試験の難易度自体はとても高くないため、対策を十分に行えればボーダーラインを通過できる一方で、就職活動は適性検査だけでなく「エントリーシート」や「面接」など複数の対策を同時並行して行う必要があります。
またそもそも就職活動は大学3~4年時に行うため、学業はもちろんのことアルバイト・課外活動もいつも通り行われていきます。
そのため、適性検査対策にはできるだけ時間をかけたくない、あるいはかけることができないというのが学生の本音といえるでしょう。
そのため、最後にSPIの効果的な対策方法を紹介していきます。
先に何度も試験を経験する
SPIの効果的な対策方法の1つ目は、「先に何度も試験を経験する」です。
第一志望の企業のSPIを受ける前に、他社にエントリーして何度もSPIを受けることで試験に慣れることができ、またどのような問いに時間がかかり、苦手に感じたかなどを把握できるでしょう。
また試験の問いは「使いまわし」のため、SPIを何度も受けた学生は「この問題知ってる!」という経験をすることができる可能性が高いです。
SPIなどの適性検査は「エントリーシート提出」「エントリーのみ」で受検できる企業が複数あるため、それらの企業にエントリーしてSPIを多く受け、試験に慣れていきましょう。
試験後すぐの復習を徹底する
SPIの効果的な対策方法の2つ目は、「試験後すぐの復習を徹底する」です。
SPIの試験を受けて見つかった「弱点」の改善のため、少なくとも試験を受けた当日中に参考書を用いて対策を行うべきです。
また試参考書で問題に触れる中で、自身にとって「どのような解き方が合っているか」を事前に考えましょう。
具体的な内容としては例えば「言語理解」「英語」の場合、先に回答の選択肢を読んでから本文を読む、などです。
これは先に回答を読むことで、問題として提示された長文の中から答えに直結するような重要な内容に気付きやすくする狙いがあります。
このように「どのように問題に取り組むか」も事前に考え、正答率のアップと試験時間の有効活用につなげていきましょう。
まとめ
本記事では、【就職活動】SPIの回答は適当に埋めると落ちるってホント?落ちる原因や効果的な対策方法も含めて解説しています!というテーマで、就活生に役立つ情報を紹介しました。
SPIに限らず、就活で実施される適性検査は事前に対策を講じないと突破できないケースが大半です。
現在はスキマ時間で対策ができるようなアプリなども開発されているため、SPI対策を工夫して行うようにしましょう。