工学部を出たら何になれる?活躍できる職種や主な就職先を解説

2024/9/28更新

はじめに

工学部の学生の中には、工学部を出たら何になれるんだろう?と具体的な就活先をイメージできないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、工学部の学生が卒業後に活躍できる職種や、主な就職先をご紹介していきます。

この記事では、以下のような方をターゲットに解説しています。

この記事の対象
  • 工学部生だけど、どの業界に就職するか決めかねている
  • 工学部生に有利な職種が知りたい
  • 工学部生の主な就職先を知りたい

また、工学部の就職先については、以下の記事も参考にしてください。

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【業界・業種別】工学部の主な就職先10選

【業界・業種別】工学部の主な就職先10選

工学部の主な就職先を業界・職種別に10個ご紹介します。

業界・業種別の工学部の主な就職先は下記の通りです。

工学部の主な就職先10個
  • 自動車・輸送機器業界
  • 電気機器業界
  • 鉄鋼業界
  • エネルギー業界
  • 医薬品業界
  • 化学業界
  • 建設業界
  • IT業界
  • 食品業界
  • 官公庁・公務員

それぞれを解説していきます。

自動車・輸送機器業界

自動車・輸送機器業界では、車やバイク・船・飛行機・電車・建設用車両などの乗り物を製造しています。

人やモノを運ぶ乗り物を製造しているため、陸・海・空で需要があり、日本の製造業を代表する業界です。

有名な企業を挙げると、トヨタ、ホンダ、Suzuki、日産、三菱重工、川崎重工、YAMAHAなどがあります。

中でも、トヨタ自動車の世界自動車販売台数は1,123万台にのぼり、4年連続で世界1位を誇ります。

工学部で学んだ知識・スキルは主にエンジニアや整備士において活かせるためおすすめです。

また、国内大手自動車メーカーであれば高収入が狙えます。

しかし、国内大手自動車メーカーは学部を問わず多くの就活生から人気があるため、倍率が高く就職難易度が高いです。

そのため、国内大手自動車メーカーに就職したい場合は、しっかりと企業分析やエントリーシート対策を行う必要があります。

エントリーシート対策については下記の記事を参考にしてください。

電気機器業界

電気機器業界では、スマホや家電・PC・コピー機などの身の回りのものから、工場内の電気機器を研究・開発し、販売を行っています。

有名なメーカーを挙げると、ソニー、パナソニック、東芝、NEC、日立製作所、富士通、キャノン、東京エレクトロン、日本電産などがあります。

従来の電子機器業界では、ソニーグループやパナソニックホールディングスを筆頭に、日本メーカーが世界シェア上位を独占していましたが、現在では中国や韓国などの他国メーカーが上位になっています。

その要因としては、低価格かつ高性能な製品が多く製造されたことが考えられます。

しかし、日本メーカーが他国メーカーに比べて技術力で劣っているわけではなく、IoTのような新技術の普及によって、市場規模の拡大が期待されています。

また、電気機器業界は、主に以下の5つに分けられます。

電気機器の主な業界5つ
  • 家電業界
  • OA機器業界
  • 重電業界
  • 半導体業界
  • 時計業界

鉄鋼業界

鉄鋼業界は世界トップクラスの技術力を誇る業界で、鉄鋼の製造・加工・販売を行っています。

鉄鋼は、ビルやマンション、道路、電化製品などさまざまなものに活用されており、私たちの生活になくてはならない存在のため社会貢献度が高いです。

また、鉄鋼業界は主に鉄の製造や加工を行う鉄鋼メーカーと、販売会社に分類され、鉄鋼メーカーはさらに、製造方法や取り扱う原料の違いによって、下記の3つに分けられます。

鉄鋼メーカーの種類
  • 電炉メーカー:鉄スクラップを原料として鉄鋼製品を製造する
  • 高炉メーカー:高炉という設備で鉄鉱石などの原料から鉄鋼製品を製造する
  • 特殊鋼メーカー:鉄スクラップを原料として、特殊な鋼材を製造する

鉄鋼メーカーの中でも高炉メーカーは、高炉の建設や維持に巨額なコストを要するため大手企業が多いです。

工学部出身の就活生におすすめな就職先は、研究開発職や製造・生産管理職を募集している企業です。

それらの企業であれば、理系学生の採用に積極的なため有利に就活できるでしょう。

エネルギー業界

エネルギー業界は、石油や天然ガスなどの天然資源を、電力のような人々が利用できるエネルギーに変えて供給しています。

日本は資源の大半を海外から輸入しており、エネルギーを安定供給しているエネルギー業界は社会貢献度の高い業界であるといえます。

エネルギー業界で工学部出身者の就活生に有利な職種は、研究・開発職です。

近年増加傾向にあるエネルギー需要の増大に対し、石油や天然ガスの埋蔵量の調査や、風力・太陽光発電のような新しい発電技術の研究などを行います。

エネルギー業界で有名な企業は、東京電力、大阪ガス、コスモ石油、JXホールディングス、出光興産などです。

医薬品業界

医薬品業界は、医薬品の研究開発や効果の確認・販売までを担っており、主に医薬品メーカーによって構成されています。

医薬品メーカーのメイン事業は、新薬の開発とジェネリック医薬品の開発です。

医薬品メーカーにおいて新薬開発は、存続に関わってくるほどの重要な事業ですが、新薬開発には10年単位の長い期間と莫大な費用を要するため、ハイリスクであるといわれています。

しかし新薬が開発できれば、年間1,000億円超えの利益を生み出せるため、開発に成功した場合はハイリターンであるとされています。

工学部出身者が医薬品業界に就職するなら、研究・開発職がおすすめです。

研究職は医薬品の有効性や安全性の分析、薬の合成実験を行い、開発職は臨床試験を通して医薬品開発を行うのが主な業務内容となります。

医薬品業界で有名な企業は、大塚製薬、第一三共薬品、小林製薬などです。

化学業界

化学業界は、原料を調合したり組み合わせたりして化学品を開発・製造し、さまざまな産業に販売を行っています。

原料は石油や天然ガスなどが挙げられ、それらをもとにプラスチックや合成繊維・ゴム・化粧品などの幅広い製品を製造しています。

化学メーカーはさまざまありますが、主に下記の3つの分野に分けられます。

化学メーカーの主な種類
  • 総合化学メーカー:原料の調達から製品の企画・開発・製造までを自社で一貫して行う
  • 電子材料メーカー:半導体や電子材料の製造・販売を行う
  • 誘導品メーカー:化学製品の製造に必須な中間材料を販売する

工学部出身者が化学業界に就職するなら、メーカーの生産技術職や研究開発職がおすすめです。

特に化学を専攻している場合、知識を直接活かせます。

自分の専門分野や興味のある化学製品をチェックして、就職先を検討しましょう。

建設業界

建設業界は、ビルや住宅の建築から、道路や水路の整備などの大型工事までを担っています。

建設業界は、大規模ビルや商業施設・住宅を作る建築分野と、道路や鉄道などのインフラを作る土木分野に分けられます。

国土交通省によると、全体の建設投資である58.4兆円のうち、22.5兆円が土木分野、35.9兆円が建設分野であることから、規模に違いが見受けられます。

しかし、どちらの分野も民間と国の両方から投資されるという点は変わらないため、業界全体を通して安定しているといえるでしょう。

工学部出身の就活生に有利な職種は、設計職や技術開発職です。

設計職は建造物の設計をして図面におこし、技術開発職は建設業のシステム関連の新規開発を行います。

設計職を目指すなら、建築士資格を取得しやすい建築学科であればさらに就職に有利になります。

有名な企業は、積水ハウス、住友林業、清水建設、鹿島建設、三菱地所、三井不動産などがあります。

IT業界

IT業界は、情報技術に関連するサービス・ネットワーク・製品を展開しており、人々の生活に欠かせない社会貢献度の高い業界です。

国内総生産(GDP)は総務省の発表によると、情報通信産業は商業・不動産に次いで3位となっており、全体の9.3%にのぼり、近年ではAIや5Gなどの新技術の登場によってさらに発展が期待されています。

IT業界を細分化すると以下のように分類できます。

IT業界の主な種類
  • WEB業界:WebサービスやWebサイトなど、インターネットを利用したサービスを提供する
  • 通信業界:インターネットを使用する際に必要な、通信インフラの設置や運用を行う
  • 情報処理業界:大量のデータを効率的に処理・分析するための、システム開発・運用・保守などを行う
  • ソフトウェア業界:OSやアプリケーションなどのソフトウェアを開発する
  • ハードウェア業界:パソコンやスマートフォンなどのハードウェアを設計・製造する

工学部出身の就活生は専門性を直接活かせるため、就職に有利です。

食品業界

食品業界は加工食品や食品原料の製造・販売を行っています。

食品業界では清涼飲料水やアルコール類、お菓子や冷凍食品、大豆製品、乳製品、調味料まで、幅広いものを製造しています。

日本では、近年の人口減少や高齢化に比例して業界規模は縮小していますが、海外では拡大傾向にあるため、海外進出する企業が増えています。

世界の飲食料市場規模は、農林水産省によると2015年で890兆円でしたが、2030年には1,364兆円に増加すると予想されているほど、世界規模で見れば非常に需要の見込める業界です。

また、食品業界は工学部から就職しやすい業界の一つであり、主に商品開発や既存商品の味・食感の改良などを行う研究開発職で需要があります。

官公庁・公務員

工学部出身者は、官公庁や公務員を目指すことも可能です。

工学部出身者が公務員になる場合におすすめしたいのが、専門知識を活かせる理系職の技術系職員と研究員です。

技術系職員は、建築や土木などのインフラ整備や、統計調査などを行い、研究員は、国立研究所や地方公共団体などの公的研究機関で研究を行います。

公務員として技術系職員になるには、公務員試験の理系区分に合格する必要があります。

省庁の技術職員を目指す場合は、国家公務員試験に加えて各省庁の採用試験もパスすることが必須です。

また、研究職は新卒採用が少ないため、かなり難易度が高いです。

公務員試験だけでも難易度が高いため、さらに狭き門となることは肝に銘じておいてください。

 

工学部が活躍しやすい職種9選

工学部が活躍しやすい職種9選

上記では業界をメインに解説してきましたが、ここでは職種に絞って工学部生が活躍しやすい職種を紹介していきます。

研究系職種2つ

ここで紹介する研究系職種は下記の2つです。

研究系職種
  • 電気・電子系研究者
  • ロボット研究者

電気・電子系研究者

電気・電子系研究者は、PCやスマートフォンなどの電子機器や電化製品の開発・製造を行います。

業界では「電気・電子製品は生物であり、鮮度はすぐに失われる」といわれており、激しい技術開発競争が繰り広げられています。

そのため、電気・電子系研究者には効率良くスピーディに新製品を開発することが求められており、日々の業務も忙しいことが多いです。

電気・電子系研究者は、電化製品が好きで開発に専念できる人や、好奇心や探究心のある人に向いていると言えます。

ロボット研究者

ロボット研究者は、人や社会に役立つロボットを製造・開発する職種です。

例えば、医療や介護の現場では人の世話をするロボットや、製造業では工場で使われる産業用ロボットが導入されています。

ロボット開発は設計・プログラミング・本体の製作など、どの工程を担当するかによって必要なスキルは異なります。

ロボット研究者になるためには、工業系の知識が必要です。

また、ロボット開発は自分の好きなように開発するわけではなく、人や社会のニーズに合った物を作るため、本当にロボットが好きだという気持ちが大切になります。

海外メーカーや大学の研究室などと共同開発を行うケースも多いため、英語をはじめとした語学力も必要になります。

モノづくり系職種5つ

ここで紹介するモノづくり系の職種は下記の5つです。

モノづくり系職種
  • 機械設計・開発職
  • 自動車整備士
  • システムエンジニア
  • サービスエンジニア
  • セールスエンジニア

機械設計・開発職

機械設計・開発職は機械を動かすための仕組み作りをする仕事で、機械工学の知識が必要になるため、工学部出身者の就職は有利になりやすいです。

具体的な業務内容は、CADやCAMを使用して設計図作りをしたり、製品開発に必要な部品・素材の選定などを行います。

普段から設計図を見たり書いたりすることや、プラモデルの組み立てが趣味だという人に向いているでしょう。

自動車整備士

自動車整備士は、車の修理・点検を行う仕事です。

詳細な業務内容としては、車検に際しての整備や、故障時の緊急整備、顧客に対して車の状態に関するヒアリング、整備箇所の説明などがあります。

自動車整備士になるには国家資格が必要となり、自動車整備士資格には等級があるため、その等級によって担当できる整備内容も異なります。

工学部生の中でも特に、自動車工学のような自動車に関連する学科を卒業すれば、実務試験が免除されるため、自動車整備士になりやすく就職に有利です。

システムエンジニア

システムエンジニアは顧客のニーズをヒアリングして、システムの設計やプログラミングを行いシステムを開発する仕事です。

システムエンジニアに必須の資格はなく、理系・文系を問わずどんな学科からでも就職できますが、論理的思考力やコミュニケーション能力などが必要になります。

サービスエンジニア

サービスエンジニアは、製品の運用・保守やシステムサービスを行う仕事で、サービスの問題点を解決したり、サービスに関する顧客サポートや問い合わせ対応を行います。

サービスエンジニアは工学部生の中でも特に、情報工学に関する知識や技術がある学生が就職に有利になります。

セールスエンジニア

セールスエンジニアは、専門知識をもとに技術面で営業職をサポートする仕事です。

製品やサービスを販売する営業職とペアになり、顧客に向けて製品やサービスの説明、実演などを行います。

エンジニアの中でも顧客と直接話をする職種になるため、営業寄りな仕事であるといえます。

管理系職種2つ

ここで紹介する管理系の職種は下記の2つです。

管理系職種
  • 品質管理
  • 生産管理

品質管理

品質管理とは、製品やサービスの品質を一定に保つように管理する仕事です。

不良品をなくすことで、製品やサービスの信頼を保つ役割を担います。

一般的には生産過程において品質管理を行う企業が多いですが、企画段階や納品後の品質保証も行う場合もあります。

品質管理はどの業界においても重要な役割を担っており、工学部生は特に、機械や電気機器メーカーが専門知識を活かせるためおすすめです。

生産管理

生産管理とは、主に製造業の生産体制を構築・改善する仕事です。

具体的には、スケジュール通りに必要な数量の製品を生産するために、工場の新設計画、生産工程の決定、人員の配置、在庫管理を行います。

生産管理は、研究・開発職ほど専門知識が必要な仕事ではないので、工学部生であれば誰でも就活に有利です。

工学部生の中でも特に、生産工学の知識がある学生であればさらに有利に就職できます。

さいごに

工学部を出たら何になれるんだろう?と具体的な就活先をイメージできない工学部生に向けて、卒業後に活躍できる職種や、主な就職先を紹介していきました。

工学部生は専攻分野にこだわらずに、業界や職種を広く見て就活することが大切です。

気になる業界や職種があるなら、専攻を直接活かせられなくても候補として検討するのも一つの手です。

なるべく就活の範囲を狭めずに、幅広い企業に応募する心構えを持ちましょう。

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