留年は就活にどう影響する?不利にならない伝え方やポイント解説

2024/8/24更新

はじめに

「留年すると就活にどう影響するの?」

「留年が就活に不利に影響するって本当?」

さまざまな理由で留年を経験したことがある就活生の中には、留年したことが就活に不利に影響しないか不安な方もいるでしょう。

留年が就活に不利に影響するかは、企業の採用方針ごとに異なります。

また、留年した理由によって、どの程度影響するかが変わってくるでしょう。

企業によってはそこまで留年を問題視せず、それよりも熱意やスキルがある人材を採用したいと考えています。

留年したことを伝える際は適切な順序を守り、自分を採用するメリットを魅力的に伝えることが大切です。

本記事では、留年が就活に与える影響について詳しく解説しています。

留年したことが不利になるのではと不安な就活生に向けて、適切な伝え方やポイントも紹介しますので、ぜひご覧ください。

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1.留年が就活に与える影響3つを紹介

留年が就活に与える影響

留学や部活動・病気や単位不足など、さまざまな理由で留年をしてしまう学生が多いです。

就活前や就活中に留年が確定した方であれば、留年したことが就活に不利な影響をもたらさないか、一度は不安に感じたことがあるでしょう。

結論から伝えると、留年したからと言って就活が不利になることはありません。

ここでは、留年が就活に与える影響を3つ紹介します。

具体的には以下3点です。

留年が就活に与える影響
  • 企業や担当者によって留年への捉え方が異なる
  • 書類選考が通過しにくくなる可能性がある
  • 留年した理由によってネガティブな印象を与えてしまう

1つずつ詳しくみていきましょう。

1-1.企業や担当者によって留年への捉え方が異なる

企業ごとに、留年に対する捉え方は異なります。

留年を重大事項として捉え、選考から落としたり、内定を取り消したりする企業もあります。

反対に、留年したことをあまり深く捉えず、選考過程で考慮しない企業も存在します。

企業の採用方針によって留年の捉え方が異なるため、留年が必ずしも就活に不利な影響をもたらすとはいえません。

ただし、油断はできません。

採用担当者ごとに留年に対する捉え方はさまざまであり、留年をネガティブに捉える面接担当者にあたる可能性もあります。

留年に良いイメージを持っていない担当者にも、自分を採用するメリットを的確に伝えて、留年をカバーしていくことが大切です。

1-2.書類選考が通過しにくくなる可能性がある

留年したことにより、書類選考が通過しづらくなる可能性があります。

留年したという事実そのものを、選考可否の判断に用いることはないでしょう。

しかし、ポジティブな面として判断されることはまずありません。

前述したように、留年にネガティブなイメージを抱いている採用担当者であれば、留年経験のある人材を積極的に採用しようとは考えないでしょう。

仮に留年を明記した履歴書・エントリーシートが選考に通過した場合は、留年した事実を含めた経歴が、採用基準をクリアできていると考えられます。

逆に、もし書類選考が通過しづらいと感じている場合は、留年が就活に不利な影響をもたらしている場合があります。

企業の採用基準をクリアできるエントリーシートを作成するためにも、志望動機や自己PRで、自分の魅力を簡潔にわかりやすく伝えることが大切です。

1-3.留年した理由によってネガティブな印象を与えてしまう

留年した理由によっては、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。

留年した理由が留学や部活動・家庭の事情など、明確な理由や仕方のない理由であれば、留年が就活に不利になることは少ないです。

反対に、「遊びすぎた」「授業がつまらなかった」など、志望者の意欲や計画性のなさが理由であれば、留年はネガティブなものとして捉えられてしまうでしょう。

これでは、選考に不利な影響が出てきます。

面接で留年について問われた際は、スムーズに回答できるように留年した理由を客観視してください。

そして、自分の落ち度や非を認めた上で、改善方法や経験をどう活かしていくかを整理しておきましょう。

また、志望動機や自己PRで、留年した事実をカバーできるような自分の魅力を伝える準備を行い、面接に臨んでください。

2.留年が不利にならない2つの理由

留年が就活で不利にならない2つの理由

「留年」した事実が、直接就活に不利な影響をもたらすケースはほとんどありません。

企業の新卒採用では、経歴や過去の経験よりも、志望者のポテンシャルを重視する傾向があるからです。

ここでは、留年が就活に不利な影響をもたらすことがほとんどない理由を2つ紹介します。

具体的には以下2点です。

①留年をそこまで問題視していないから
②留年の事実よりも、長期間自社に貢献してくれるかを重視しているから

2-1.①留年をそこまで問題視していないから

留年したから落とすといったように、「留年」自体を問題視する企業は少なくなってきています。

企業にとっては、志望者の経歴よりも、自社での就職に熱意があるか・業務を問題なく遂行できるかといった部分が重要だからです。

どんなに優秀な経歴で学業面で優れていても、入社後に人間関係や業務内容に違和感を覚え、退職してしまう人はいます。

早期離職する人材を採用するほうが、企業にとってデメリットです。

そのため、留年などのマイナス面が経歴にあっても、熱意や能力がある志望者であれば、採用を前向きに検討する企業は多いのです。

「留年」=不採用、と直接的に問題視する企業は減少傾向にあるため、留年しても前向きに就活を進めましょう。

2-2.②留年の事実よりも長期間自社に貢献してくれるかを重視しているから

企業は、長期間自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えています。

そのため、選考過程では留年を含めた経歴よりも、主体性やコミュニケーション能力・柔軟性・向上心など志望者のポテンシャルや熱意があるかを重視するのです。

留年した事実を重く受け止める企業も確かにあります。

しかし、留年をカバーできるような強みや、留年した経験を自己成長に変えられることをアピールできれば、選考突破のカギとなります。

また、留年したこと自体が、自己成長のためになったという方もいるでしょう。

例えば、語学留学や学業のためにあえて留年を選んだ方であれば、留年した経験をどのように自己成長に繋げたのか、アピールすると良いです。

留年した経緯や理由・今後への活かし方をどのようにアピールできるかで、選考可否が変わってきます。

3.留年が就活で不利にならない伝え方4ステップ

留年が就活で不利にならない伝え方4ステップ

ここまで、留年が就活にもたらす影響や、不利な影響を与えない理由についてお伝えしました。

ここからは、留年が就活に不利な影響を与えないための適切な伝え方について紹介します。

この4ステップを守った伝え方をすることで、留年をポジティブなものとしてアピールできるでしょう。

留年が就活で不利にならない伝え方
  • ①結論(留年した理由)を端的に伝える
  • ②留年に至る具体的なエピソードを伝える
  • ③留年したことへの反省と改善方法・克服過程を伝える
  • ④留年から学んだことを入社後どう活かすのか展望を伝える

1つずつ詳しくみていきましょう。

3-1.①結論(留年した理由)を正直に伝える

留年した理由について企業から問われた際は、なぜ留年したのかを初めに伝えましょう。

留年した理由で嘘をつかず、正直に伝えてください。

「単位不足」「遊びすぎ」が原因で留年した場合、そのまま伝えたら選考を落とされるのではないかと心配になるでしょう。

このように、自分の意欲や計画性のなさが原因で留年したとしても、理由を偽ることは避けてください。

嘘をつくことで発言に一貫性を保てず、結果として企業に嘘がバレてしまい、嘘が原因で選考を突破できない恐れがあるからです。

留年自体が選考過程で大きな影響をもたらすわけではないため、正直に理由を伝えましょう。

3-2.②留年に至る具体的なエピソードを伝える

結論を伝えたら、留年に至るエピソードを具体的に伝えましょう。

どうして留年してしまったのかという背景を、時系列に整理して相手にわかりやすく伝えてください。

あまり長くなると冗長なイメージを与えてしまうので、簡潔に伝えましょう。

ここで述べる具体的なエピソードは、自己分析を通じて客観視すると、整理しやすくなります。

就活の基本となる自己分析には早めに取り組み、多角的な質問にもスムーズに答えられるスキルを身につけておくと良いです。

3-3.③留年したことへの反省と改善方法・克服過程を伝える

具体的なエピソードを述べたら、留年したことへの反省と、改善方法や克服過程を伝えてください。

単に留年した理由と背景を伝えるだけでは、留年した事実をどのように受け止めているのか、自己成長に繋げられているのかが不透明です。

留年した経験を自分でどのように受け止め、どのように改善・克服しているのかを簡潔に伝えましょう。

留年した事実を反省し、今後同じようなことを繰り返さないために努力していることを伝えてください。

そうすれば、担当者は「何事も自分の成長に繋げられる人材」と考え、ポジティブな印象を持ってくれるでしょう。

3-4.④留年から学んだことを入社後どう活かせるのかを伝える

最後に、留年から学んだことを入社後どのように活かせるのか、展望を伝えましょう。

企業は、長期間自社に貢献してくれる人材を採用したいと考えています。

選考過程では、志望者の強みや経験から得たことを、自社にどのように活かしてくれるのかを重視しているのです。

留年した経験を反省し、学んだことを今後どう活かせるのか伝えることで、留年をプラスに変えていけるでしょう。

4.留年が就活に不利な影響を与えないためのポイント

留年が就活に不利な影響を与えないためのポイント

留年自体が就活に不利な影響を与えることは少ないですが、選考が通過しづらく、ネガティブな印象を与えてしまう場合があります。

留年した経験を企業に伝える際は、以下2つのポイントを確認して適切に伝えることが大切です。

①留年した理由が他責思考になっていないか
②留年したという「自分の非」を認め、反省していることを伝えているか

①留年した理由が他責思考になっていないか

留年した理由が他責思考になっている場合、留年が就活に不利な影響をもたらす可能性があります。

「授業に面白みを感じられなかった」「専攻科目に興味がなかった」など、他責思考で留年した理由を述べるのは避けましょう。

他責思考の理由を伝えてしまうと、採用担当者に「他人に責任をなすりつける人」といったネガティブな印象を与えてしまいます。

留年した理由を伝える際は、自分の落ち度を認めた上で、留年に至った経緯を簡潔に伝えるのがおすすめです。

②留年したという「自分の非」を認め、反省していることを伝えているか

どのような理由であっても、留年したことを反省している旨を伝えましょう。

語学留学や部活動など、自己成長に繋げるための留年であっても、計画性のなさや、学業をおろそかにしたという事実があります。

学業を一番に考えていなかった自分の非をしっかりと認め、反省していることを必ず伝えましょう。

5.就活中に留年した場合の行動プラン

就活中に留年した場合の行動プラン

もし就活中に留年が確定してしまったら、どのように行動すればいいのでしょうか。

就活中に留年してしまった場合の行動プランを2つ紹介します。

①選考途中や内定を頂いている企業に謝罪の連絡をする

就活中に留年が確定してしまったら、まずは選考途中や内定を頂いている企業に謝罪の連絡をしましょう。

留年することで今年度の就職が不可能になってしまったことについて、メールではなく電話で丁寧に謝罪してください。

その際は、「本当は入社したかったが、やむを得ず留年してしまった」というニュアンスを含め、採用活動に迷惑をかけてしまったことにお詫しましょう。

②卒業までのスケジュールを計画的に立てる

留年が確定した場合は、次年度に必ず卒業できるよう、単位取得に向けて計画的なスケジュールを立てましょう。

語学留学や部活動・遊びすぎなど留年する理由は人それぞれですが、やはり留年に良い印象を持つ企業は少ないです。

次年度にしっかり卒業するためにも、スケジュールを立てて計画的に行動することをおすすめします。

6.留年した理由を就活で伝える際の例文を紹介

6.留年した理由を就活で伝える際の例文を紹介

企業から「留年した理由」について問われた際は、適切な順序を守って簡潔に伝えましょう。

ここでは、留年した理由を就活で伝える際の例文を紹介します。

留年の伝え方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

6-1.語学留学を優先して留年した場合

私は海外への語学留学に力を入れすぎた結果、大学3年生のときに留年してしまいました。

もともと得意だった英会話力を軸に現在の所属先である〇〇大学に入学しました。

入学当初から「大学生活の中で1年間海外へ語学留学をして、自分の英会話力を高めたい」と強く願っていたのです。

そのため、留学実行のために情報収集や申し込みをしてきました。

その結果、大学2年生の夏から10カ月間の留学を実行し、現地で多くの友人を作って自分の英会話力を高めることができました。

現地で聞くリアルな英語から、英会話力の向上に活かせる文法や発音・単語などを学びました。

そして今では、英語を母国語とする友人と何不自由なく英語でコミュニケーションが取れるようになっています。

しかし、語学留学に力を入れすぎた分、学生の本分である学業をおろそかにしてしまい、留年してしまいました。

一つの物事に集中しすぎるあまり、本質的な部分が見えなくなってしまう、視野の狭さが原因だと痛感しています。

同じようなことを2度と繰り返さないよう、現在はタスク管理に重きを置き、やるべきことを整理してバランスよく取り組む意識を持って生活しています。

貴社に入社後は、留学で培った英会話力を活かして、貴社の海外事業に貢献できる社員になりたいと考えています。

留年した理由が語学留学である場合は、本人の明確な理由による意図的な留年として捉えられます。

この場合は、留年した事実が就活に不利な影響をもたらすことはほぼないでしょう。

しかし、留年したという事実は変わらないため、留年したことに対する反省の意や、実際に取り組んでいる改善方法についてしっかりと述べてください。

最後に入社後の展望を述べると、留年した経験を自己成長につなげていることをアピールでき、企業にポジティブな印象を与えられます。

6-2.遊びすぎて留年した場合

私は恥ずかしながら、友人と会うことや遊ぶことを優先しすぎたために、留年してしまいました。

大学を卒業したら自由な時間を取りづらいと、よく社会人の姉から話を聞いていたため、大学生活では思う存分遊ぼうと考えていました。

そのため、大学1、2年生では友人と毎日遊んだりキャンプや遠出をしたりして、楽しい思い出をたくさん作りました。

しかし、遊びに時間を使いすぎた結果「留年」が確定してしまったため、自分を見つめ直す時間を設けました。

留年は、自分の学業に対する意識の低さや、タスク管理・スケジュール管理の未熟さが原因だと考えています。

2度と同じ過ちを繰り返さないために、社会人の姉から教えてもらったタスク管理のコツを生活の中で実践しています。

これにより、次年度卒業に必要な単位の取得は終了しました。

社会人になると、今よりももっとタスク管理やスケジュール管理の徹底が求められると思います。

留年した経験から身につけたタスク管理を実践し、物事の本質的な部分に目を向けながら、業務遂行に注力したいと考えています。

「遊びすぎた」「授業がつまらなかった」など、自分本位な考え方が原因で留年してしまった場合も、正直に理由や経緯を伝えましょう。

理由を偽って伝えてしまうと、自分の発言に一貫性が保てず、結果として企業に嘘がバレてしまう可能性があります。

「留年」した事実が、直接就活に不利な影響を与えるわけではありません。

そのため、正直に理由を伝え、反省と改善方法を述べましょう。

まとめ

本記事では、留年が就活にどう影響するのかを詳しく解説しました。

企業ごとに留年の捉え方は異なり、必ずしも留年自体が就活に不利な影響をもたらすとは限りません。

留年した理由や背景を伝える際はポイントを理解し、適切に伝えることが大切です。

留年した理由が他責思考になっていたり、留年したことを軽視しているように伝えたりしてしまうと、不利な影響が出る恐れがあります。

企業に留年した理由を伝える際は、自己分析を通じて留年した理由を明確にし、自分の落ち度を認めて反省していることをしっかり伝えましょう。

その上で、留年した経験から学んだことをどのように活かせるのか、入社後の展望までを伝えることで、企業にポジティブなアピールができます。

就活中に留年してしまった場合は、選考途中や内定を頂いている企業に謝罪し、卒業まで計画的なスケジュールを立てて行動しましょう。

留年してしまったことをネガティブに捉えすぎず、自己分析や企業研究などできることから就活に取り組んでみてください。

この記事があなたの役に立つことを願っています。

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