【例文付き】就活の「他に受けている企業は?」の対処法!

2024/8/26更新

はじめに

就活の面接で「他に受けている企業は?」と聞かれた経験はありますか?

この質問は、選考がある程度進んだ段階で聞かれることが多いのですが、その質問の意図を理解しておかないと、適切に答えるのは困難です。

一方で「本音で回答していいのかな…」「他社の選考状況を説明して評価が下がることが怖い」など、この質問に対して苦手意識を持つ学生は少なくありません。

この記事では以下のような悩みや疑問を解決します!

対象の読者
  • 就活の面接で「他に受けている企業は?」という質問の意図がわからない。
  • 他に受けている企業を聞かれたら、どんな答え方をすればいいの?
  • ESにおける「選考中の企業」欄の書き方は? など
この記事でわかること
  • 「他に受けている企業は?」という質問の意図
  • 内定に近づく考え方と回答例
  • ESにおける「選考中の企業」欄の書き方
記事を読むメリット
  • 「他に受けている企業は?」の質問に対して、内定に近づく答え方、書き方が身につく!

答えづらい質問を事前に対策しておき、他の就活生に差をつけてしまいましょう!

 

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就活の面接で「他に受けている企業は?」と質問する意図

就活の面接で「他に受けている企業は?」と質問する意図

面接官が「他に受けている企業は?」と質問する意図は何なのでしょうか?

この質問の意図は、自社への志望度の高さを判断することにあります。 

自社への志望度の高さの判断材料となるのは、

「受けている企業に一貫性があるか」
「自社と同業他社との違いを理解しているか」

の2つです。

それぞれの詳細は後述します。

まずは質問の意図が「自社への志望度の高さを判断すること」であることを押さえておきましょう。

この質問の意図は以下の3点を知るためと言えます。

「他に受けている企業は?」と質問する意図
  • 志望度の高さ、内定を出せば入社するかを知るため
  • 就活の軸を知るため
  • 学生の就活状況を知るため

志望度の高さ、内定を出せば入社するかを知るため

企業側は採用者の早期退職のリスクを恐れています。

早期退職を恐れる主な理由は以下の通りです。

企業が早期退職を恐れる理由
  • 採用コストの高騰
  • 既存社員のモチベーション低下
  • 企業のイメージダウン など

そのため他に受けている会社があるのか、志望度は自社と比較して高いのかなどを確認することで、自社に対する志望度を確認したい意図があります。

就活の軸を知るため

企業側は応募者がほかの企業を受けている場合、企業選びに一貫性があるのかを知りたいと考えています。「この人が本当にしたいことは何なのか」、「受かればどこでもいいのか」など応募者の就活の軸をみることで判断します。

やりたいことを明確にして、企業や職種の選択をすることが重要です。

就活の軸について知りたい方は以下の記事に詳細がありますのでご確認ください。

 

学生の就活状況を知るため

人事担当者が今後のスケジュールを把握しイメージすることや、他社で最終選考に残っている場合には「他社からも評価を受けている」と好印象を持たれる可能性があります。

具体的な先行状況を聞かれた際には、他社の選考の段階や今後のスケジュールについても返答するとよいでしょう。

 

「他に受けている企業は?」質問にうまく答えるための考え方

質問の意図がわかったところで、うまく答えるための考え方を知っておきましょう。

以下4つの観点から解説します。

「他に受けている企業は?」質問にうまく答えるための考え方
  • 受けている業界の一貫性を意識する
  • 同業他社との違いを理解していることをアピールする
  • すべてを包み隠さずに話す必要はない
  • 入社の意思を確認されたら即答すること

受けている業界の一貫性を意識する

自社への志望度の高さの判断材料の一つは、「受けている業界の一貫性」です。

他に受けている企業の業界がバラバラで一貫性が無い場合は、自社への志望度が低いと判断され、一貫性があれば自社への志望度が高いと判断されます。

NG回答例
  • 不動産業界の企業の面接で、食品業界や金融業界の企業も受けていると答える。
  • →受けている業界に一貫性がなく、自社への志望度が低いと判断される。

自社とまったく別の業界の企業を受けている就活生からは、自社で働きたいという熱意は感じられない。

至極当然のことですよね。

一貫性を示すためには、同業他社の名前を挙げる必要があるということです。

多種多様な業界がある中で、自分の志望する業界がどんな立ち位置にあるのか、他にどんな業界があるのか確認しておきたい方は、以下の記事もご参照ください。

 

同業他社との違いを理解していることをアピールする

就活生が同業他社を受けることは当然のことですし、企業もそれはわかっています。

大事なのは、同業他社を受けているが、その中でも「御社への志望度が高い」ことをアピールすることです。

一方、例えば下記のような「抽象的な」内容で志望動機を述べてしまうと、企業研究ができていないとマイナスイメージを与えてしまうでしょう。

NG回答例
  • 社風が合うと思う
  • 働きやすそうな環境 など

そのためには業界研究、企業研究を重ねて、同業他社とその企業を差別化できるポイント、言い換えればその企業だけの魅力を抽出しておかなければなりません。

「その企業にしかない魅力があるからこそ、同業他社ではなく御社に入社したい」ということを示しましょう。

言い換えれば、「御社への志望度が高い根拠」を提示する必要があるということです。

すべてを包み隠さずに話す必要はない

「他に受けている企業は?」と質問されたとき、すべてを包み隠さずに話す必要はありません。 

この質問の意図は、あくまで自社への志望度の高さを測ることなので、その意図を理解した上で面接官を満足させられる回答ができれば良いのです。

すなわち、志望度の高さをアピールできることだけを回答し、選考上不利になりかねない要素は話す必要がないということ。

NG回答例
  • 若いうちから裁量を持って働ける点を志望動機に「ベンチャー企業」の面接を受けていたが、他に受けている企業を聞かれて挑戦する機会が少ない「公務員」と回答してしまう。 など

一貫性がなくなってしまう企業の名前をわざわざそれを自分から伝える必要は無く、同業他社の名前だけを答えれば十分なのです。

質問に対して嘘をつくことはNGですが、事実の内どの部分を語るのかを判断しましょう。

入社の意思を確認されたら即答すること

他社の選考状況を確認された後には、「当社が内定を出したらどうするか」といった質問をされがちです。

NG回答例
  • 御社は第2希望です
  • 少し考えさせていただいてもいいでしょうか など

これはマイナスイメージになってしまいます。

ここでは御社が第1志望であることと、内定を頂いた際にはそこで就職活動を終了する旨を伝えましょう。

また、入社の意思を確認されるということは、選考の終盤戦に差し掛かっている証拠かもしれません。最終段階で気にしておくべきことを以下の記事にまとめていますのでご興味があればご覧ください。

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選考において、どのように面接対策を立てるのは難しいですよね。

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ここからは「他に受けている企業は?」という質問に対する回答例を記載・解説します。

就活生の状況について、以下の3つを想定した内容になっています。

「他に受けている企業は?」の回答パターン
  • 他の企業の選考を受けている場合
  • すでに他の企業から内定をもらっている場合
  • 他に受けている企業がない場合

他の企業の選考を受けている場合

【回答例】

◯◯業界への就職を志望しておりますので、御社の他にA社、B社、C社などの選考を受けております。

A社とB社は2次面接を控えており、C社は今度最終面接を受けることになっています。

いずれも同じ◯◯業界の企業ですが、私は御社の◇◇という他社には無い特徴に大きな魅力を感じており、今回御社の選考に応募させていただきました。

解説
  • A、B、C社はすべて面接を受けている会社と同じ業界の企業名を答えることで、受けている業界の一貫性を示すことができ、志望度が高いと判断される。
  • 具体的な選考の進行状況を織り交ぜることで、内容のリアリティが増すとともに、面接官の質問に対して正直に答えているという印象を与えられる。
  • 同業他社との差別化ポイントである◇◇に魅力を感じている旨を伝えることで、会社への熱意、志望度の高さをアピールできる。

【注意点】

選考に落ちた企業の名前を出さないようにする。(「選考に落ちる」ことは他企業が学生に対してマイナス評価を下したことを意味するため)

すでに他の企業から内定をもらっている場合

【回答例】

◯◯業界への就職を志望しておりますので、御社の他にA社、B社、C社などの選考を受けております。

A社とB社、C社は2次面接を通過している状況です。

内定を頂いているとはいえ、あくまで私の第一志望は御社です。

私は御社の◇◇という他社には無い特徴に大きな魅力を感じており、今回御社の選考に応募させていただきました。

仮に御社から内定を頂けた場合は、ぜひ御社で働かせていただきたいと思っております。

解説
  • 先ほどと同様に、ここでもA、B、C社は面接を受けている企業と同じ業界の企業を挙げることで、業界の一貫性を示せる。
  • 同業他社から内定をもらっている状態で面接を受けていること自体が、その企業への熱意、志望度の高さを示している。
  • なぜなら内定をもらった企業が第一志望だとしたら、そもそも選考を辞退していてもおかしくないため。
  • その上で、同業他社ではなく御社で働きたいという熱意を、根拠(=◇◇)とともに伝えることで、志望度の高さを効果的にアピールできる。

【注意点】

本当は内定をもらっていないのに、もらっていると嘘をつくのは絶対にやめましょう。

他に受けている企業がない場合

【回答例】

現時点では他に受けている企業はございません。

私は◯◯業界への就職を志望しているのですが、業界内で最も魅力を感じたのが御社でした。

◇◇という同業他社には無い特徴を持つ御社で働かせていただきたいと強く思ったのです。

したがって、御社の選考を受けさせていただいてから、同業他社の選考についても検討したいと考えております。

解説
  • 「他に受けている企業がない」というのは、面接官に不信感を抱かせてしまう可能性が高いため、原則としてはNGな答え方。
  • 就活生が1社しか受けないのは不自然であり、リスク管理の観点からも本来は避けるべき事態。
  • ただし、何らかの事情があって本当に他の企業を受けていないのであれば、嘘をつかずに正直に答えること。
  • その際は「なぜ他の企業を受けていないのか」という面接官の疑念を晴らすために、理由を併せて答える。

エントリーシートにおける選考中の企業欄の書き方

エントリーシートで選考中の企業を問われることもありますが、先述した考え方に基づいて書けば問題ありません。

つまり、「自社への志望度の高さを測る」という意図に沿って、「受けている業界の一貫性」などを示す書き方をすれば良いのです。

具体的な書き方
  • A社:1次面接通過
  • B社:2次面接通過
解説
  • 同業他社の名前を挙げて「受けている業界の一貫性」を示す。
  • 具体的な選考の進行状況を織り交ぜることで、内容のリアリティが増すとともに、質問に対して正直に答えているという印象を与えられる。 

【注意点】

同業他社以外の企業や、選考に落ちた企業の名前は書かない。

「将来転勤があっても大丈夫か?」という質問に対する答え方

「将来転勤があっても大丈夫か?」という質問に対する答え方

面接の際に将来の転勤について聞かれることもあります。

質問の意図としては下記内容が考えられます。

「将来転勤があっても大丈夫か?」で考えられる質問意図
  • 企業側は応募者の働き方や仕事への希望を知りたい
  • 転勤がある場合でも自社で働きたいほど、高い志望度があるかを確認したい

企業側からすれば転勤可能な社員のほうが採用したいと思う可能性は高いでしょう。 

転勤が可能な場合にはそのまま答えればいいのですが、家庭の事情などで転勤が難しい場合もあると思います。

その場合には正直に伝えるのがいいでしょう。入社したいがゆえに、その場ではできると返答しても、実際に入社後に転勤となってしまうと困ってしまいます。

会社にも迷惑が掛かりますので避けたほうが無難です。

できないときにはあいまいな返答よりも、はっきりと伝えたうえで理由を述べるようにしましょう。

勤務希望地の答え方については、下記の記事で徹底解説しているため、気になる方はぜひ目を通してみてください!

【面接頻出質問集】100種類の回答例を
いつでもスマホからチェックできる!

選考において、どのように面接対策を立てるのは難しいですよね。

そんな方にピッタリの面接頻出質問集を用意しました。

「どんな質問をされるのか知りたい」「模範解答はあるのか?」そんな思いを抱えた就活生のための質問集です。

質問と回答例は、全部で100種類あります。

面接に不安を感じている方は、ぜひチェックしてみてください!

面接頻出質問集

よくある質問

よくある質問をまとめました。

よくある質問
  • Q.他社の選考状況や企業名を言わないのはどうなの?
  • Q.就活でほかに受けている企業はないと答えることに関して、知恵袋のアンサーは?
  • Q.面接で「ほかに受けている企業は?」と就活、転職、バイトの選考で聞かれたときの答え方は?
  • Q.ESにおける「志望企業名」や「当社以外に志望している企業」の欄の書き方は?
  • Q.面接でほかに受けている企業を聞く意図は?
  • Q.面接でほかに受けている病院を聞かれたら正直に答えていいの?
  • Q.面接でほかに受けている企業を聞かれたとき、公務員試験を併願している人はどう答えればいい?
  • Q.他社の選考状況を聞かれて、その1社のみで他には受けてない場合はどう答えればいい?
  • Q.面接でほかに受けている企業を問われたとき、業界がバラバラなのはダメ?
  • Q.就活でほかに受けている企業を聞かれたとき、他の企業に落ちた場合はどう答えればいい?

Q.他社の選考状況や企業名を言わないのはどうなの?

A.面接官に不信感を抱かせる可能性が高いので避けるべきです。

 

Q.就活でほかに受けている企業はないと答えることに関して、知恵袋のアンサーは?

A.1社しか受けないことは、面接官に対して不信感を抱かせるため避けるべきという趣旨のアンサーが多いです。

 

Q.面接で「ほかに受けている企業は?」と就活、転職、バイトの選考で聞かれたときの答え方は?

A.ほかに受けている同業他社を正直に答えつつ、その企業が第一志望であることをアピールできる答え方をしましょう。

 

Q.ESにおける「志望企業名」や「当社以外に志望している企業」の欄の書き方は?

A.同業他社の名前を正直に書いて大丈夫です。

その際、「A社:2次面接通過」といったように、選考状況も記載しましょう。

まったく別の業界の企業名を書くのはNGです。

 

Q.面接でほかに受けている企業を聞く意図は?

A.自社への志望度の高さを測る意図があります。

 

Q.面接でほかに受けている病院を聞かれたら正直に答えていいの?

A.正直に答えるとともに、この病院が第一志望であることを示しましょう。

 

Q.面接でほかに受けている企業を聞かれたとき、公務員試験を併願している人はどう答えればいい?

A.同業他社の名前を挙げるだけで十分です。

 

Q.他社の選考状況を聞かれて、その1社のみで他には受けてない場合はどう答えればいい?

A.正直に答えるとともに、他に受けていない理由も伝えましょう。

 

Q.面接でほかに受けている企業を問われたとき、業界がバラバラなのはダメ?

A.受けている業界に一貫性が無く、自社への志望度が低いと判断されるためNGです。

 

Q.就活でほかに受けている企業を聞かれたとき、他の企業に落ちた場合はどう答えればいい?

A.落ちた企業の名前は挙げないようにしましょう。

 

入社の意思を表示する、志望度の高さをアピールするという観点では、逆質問の機会が効果的です。以下の記事も参考にご覧ください。

おわりに:質問に対して落ち着いて対処を

今回は、就活で他に受けている企業を聞く意図や、対処法について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

記事の内容を簡単にまとめます。

本記事のまとめ
  • 就活で他に受けている企業を聞く意図は、自社への志望度の高さを測ること。
  • 自社への志望度の高さの判断材料は、「受けている企業の一貫性」や「同業他社との違いへの理解」。
  • 志望度の高さをアピールできることだけを回答すれば良く、選考上不利になりかねない要素は話す必要がない。
  • 答えるときは、別業界の企業名は出さない。
  • 同業他社ではなく御社で働きたいという熱意を根拠とともに伝えることが大切。

この記事を読んでいただいたあなたは、今後の就活でこの質問を投げかけられても落ち着いて対処できるはず。

また本記事は「他に受けている企業は?」についての対策について解説しましたが、就活でよくある他の質問についても紹介しているため、気になる方は確認してみてください!

あなたの就活がうまくいくことを願っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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